はじめに・ご挨拶
はじめまして。バックパッカーズホステル燕之宿の大澤康正と駄菓子ツバメの大澤裕香です。
バックパッカーズホステル燕之宿は、旧東海道の宿場町「蒲原宿」に新たにできたドミトリータイプの宿泊施設です。
また、駄菓子ツバメは現在蒲原にある自宅の一画で営んでいる小さな駄菓子屋です。
バックパッカーズホステル燕之宿:https://www.instagram.com/tsubamenoyado_shizuoka_japan/
〈OPEN写真 2020年2月〉
駄菓子ツバメ:https://www.instagram.com/dagashitsubame/
〈OPEN写真 2017年5月〉
”ツバメ”という名前には、私達なりの想いを込めています。
同じところに戻ってくるツバメに喩えて、
蒲原にいる子ども達が成長しここを離れても、また戻ってきて欲しい。
また、観光で訪れた旅行者も、蒲原のファンになって、再び足を運んで欲しい。
そう思ってもらえる駄菓子屋と宿にしたい。
この想いを出発点に、このプロジェクトもスタートさせます。
私達の住む蒲原
私達の住む蒲原は、歌川広重が描いた有名な浮世絵、
「東海道五拾三次」の名作”蒲原 夜之雪”の舞台です。
歴史や文化が深く、古い建物や富士山・駿河湾・富士川に囲まれたの美しい景色、桜えびやイワシの削り節など食文化も豊かな温暖でのどかな町です。
〈富士山と桜えび 富士川での天日干し〉
〈生桜えび〉
江戸時代に東海道の宿場町としての役割をになった蒲原は、江戸と京都・大阪の人や物、情報や文化の往来の中継点として賑わい栄えました。色々な役割を果たす宿場の機能の中で、旅籠(宿)もその一つでした。しかし、現在蒲原には1件の宿も残っておらず、町並みでの面影を残すのみとなっています。
そこで、蒲原の歴史や文化、魅力をゆっくりじっくり味ってもらえるように、宿泊施設を作りました。
それが、BACKPACKERS HOSTEL 燕之宿です。
宿は先日2020年2月3日に無事開業しました!
〈燕之宿ロゴ〉
今回のチャレンジは、この宿の隣にある築200年の醤油醸造蔵を、町の歴史を感じてもらうスポットとして活用し、ゲスト(宿泊者及び観光客)と地域住民とのコミュニティの場所にすることを目指しています。
ぜひ多くの方に、見て読んでいただき、賛同していただきたいです。多くの方々に蒲原を楽しんでもらえるようがんばります。
よろしくお願いします。
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このプロジェクトで実現したいこと
私達がこのプロジェクトで実現したいことは次の2つです。
1、築200年の醤油醸造蔵を新しい形で活用し保存すること。
2、蒲原宿内に気軽に立ち寄れる憩いの場を作り、ゲスト(宿泊者や観光客)と地域住民の交流が生まれるコミュニティスポットとすること。
この2つを実現させるため、醤油醸造蔵の修繕工事を実施します。
〈醤油醸造蔵外観〉
このプロジェクトの背景
背景1 「醤油蔵に新しい価値を持たせ復活」
静岡県内の旧東海道で、唯一残っている醤油醸造蔵。
志田邸の奥でずっと物置となり、使われていません。
築200年ほどと言われるこの醸造蔵は、内部にはレンガの竃跡のようなものも残っており、当時の生活や歴史を感じさせてくれます。
宿にする建物をお借りする際にオーナーさんから「醤油醸造蔵は何も使っていない。古くなるばかりで困っている。どうしたら良いか。」と相談がありました。壊した方が良いかという話にもなったそうですが、蒲原の町の中で歴史を刻んできたこの建物をどうにか活用したいと思いました。
“築く”のは200年、壊すのは一瞬。
ここでの“築く”とは、「建築する」ということだけでなく、当時の生活の中で色々な人が携わり、繋いできた歴史や風土といったものも含めてを指します。
蔵は確かに古く、ボロボロな部分もありますが、何か感じるものを将来へ残せる建物と感じます。
そういう想いで、この醤油醸造蔵を新しい町のスポットとして復活させたいのです。
背景2 「気軽に一息つけるスポットがない!」
蒲原は、新蒲原駅と蒲原駅の2つのJR駅があり、バイパスや高速道路も近いため、交通の便の良い地域です。逆に、それが理由で今は通過点となってしまい、ほとんとが住宅地になりました。ただ、町並みは戦火や災害に遭うことなく、宿場町の面影を残しています。
その宿場町は、登録有形文化財に指定された建築物に加え、昔からの町屋(古民家)が数多く残り、訪れた人をどこか懐かしい世界へ連れて行ってくれます。蒲原に残る町屋や蔵は、江戸や明治、大正、昭和初期の空気を閉じ込めていて、時間が移り変わる経過を肌で感じることができます。
〈街並み〉
その風情や情景を楽しめるスポットは数多く存在しますが、一休みしたりちょっとお茶をしたり、地域の人と触れ合ったり会話をしたりできる場所は、残念ながらほぼありません。(※文化財施設内で簡易的に提供している飲食は若干あり)
そのため訪れた人達は、歩いて通り過ぎてしまい、ゆっくりと蒲原の魅力を楽しめずに帰ってしまうのです。
これはとてももったいない!
一息つきながらゆっくり蒲原の空気を感じてもらい、暖かい地域の方達と話をしながら、素敵な時間を過ごしてもらいたいと思います。
背景3 「ゲストと地域住民の交流を生み出す!」
はじめの方で記載した通り、蒲原宿は人や物、情報や文化などの往来の中継点として栄えました。当時は、全国から江戸と京都・大阪間を人や物が移動し、大変賑わいました。しかし時代が進み現在は大きな街に商店は移り、蒲原は次第に住宅街へ変わっていきます。その結果、せっかく外から人が観光や散策に来ても、商店も少なく、地域の人と接点を持つことも難しくなっています。
街道の風情は残っても、見物だけでは楽しめません。
有名な千葉のテーマパークをイメージしてください。一緒になって楽しんでくれるキャストと呼ばれる人々がいるから思いっきり楽しめるのです。蒲原の魅力をよく知っている地域の人々との、何気ない交流が、その時間をより一層楽しくすると考えます。
だからこそ、地域産品の出店やワークショップの開催、イベントや軽食など、ゲスト(外から来てくれた人達)と地域の人々が、自然と会話できる環境を整えるために、明確な場所を作り上げたいのです。
詳しい趣旨は動画で解説しています。
ぜひご覧ください。短い動画(2-3分)を7本YouTubeにUPしました。
これまでの活動
実は私達、蒲原に住み始めて4年の新入りです(笑)
しかし、蒲原の皆さんは気軽に声をかけてくださり、とても楽しく毎日を送っています。
長崎県出身の僕が蒲原に引っ越したきっかけは、偶然散歩で通ったことでした。
「町並み、そして人がいい。」
散歩中に見た景色とふれあった地域の人々のお陰で、帰り道では「いつか住めたらいいね」と二人で話しました。
4年ほど前にたまたま今の家が空いていることを知り、購入を決め、リフォームして住んでいます。築50年を過ぎた小ぢんまりした町屋です。
蒲原に住んで最初に始めたのが駄菓子屋です。(裕香が店主)
私がずっと思い続けていた駄菓子屋をやる夢は、蒲原に移り住んで現実のものになります。蒲原は高齢化が進み、子どもが減っています。それでも、子どもたちの声が聞こえるだけで明るくなれる。そう考え、子ども達だけでなく親世代やお年寄りとも顔を合わせられる場所を目指し開業します。
おかげで私達もたくさん知り合いが増え、色々な形で協力していただいて続けられています。
次に始めたのが、古民家鑑定士の資格取得です。(康正が取得)
僕が古い木造建築(古民家)が好きで蒲原の町並みに惹かれたこともあり、古民家の維持や管理、利用法の提案、魅力の発信など役立つと考え資格を取得しました。古材鑑定士の資格と含め、今後町屋の困りごとにも相談に乗れるようにしていきたいと考えています。
そして、蒲原に宿を作りました。
外国人と仲良くなるのが好きな私達は、外国人バックパッカー(長期個人旅行者)と知り合っては、自宅に招いて蒲原や静岡を案内し、友達を作ってきました。
蒲原の町を案内をすると、彼等はとても喜んでくれます。
こちらでの当たり前が当たり前でない。お互いにそんなカルチャーショックを受けながら、楽しく蒲原ファンを世界に増やしたいと考えています。
〈オーストラリア人 アレックスを招いて〉
〈ドイツ人 セイフィを招いて〉
そして、蒲原の魅力をよりたくさんの人に知ってもらい、交流人口が増えることで、地域課題の解決に少しだけ貢献できたら嬉しいです。
そんな私達を、小学生が授業で取り上げてくれました。ありがとう!
より一層地域とのつながりを深くしていけるようにこれからもコツコツ続けていきます。
資金の使い道
皆さんからいただいた資金は次のように使わせていただきます。
・修繕工事
仮設足場、既存屋根解体処分、木下地工事
板金屋根葺き工事、内部壁補修、電気水道引き込み
・宿泊施設備品準備
お客様が快適に過ごしていただけるよう、もう少し備品が必要です。
リターンの説明
リターンでサイズを選ぶものがあるので、ここで紹介します。
・スケーターソックス
チューブソックスなので、かかと部分がなく、色々な履き方ができます。
長さが10インチ、14インチ、19インチの3種類です。
※カラーは選べません。
・T-シャツ
UnitedAthleの6.2ozです。
カラーは白ボディに、黒ロゴの予定です。
・スェットパーカー
UnitedAthleの9.3ozです。裏起毛ではありません。
カラーは、グレーのボディに白のロゴの予定です。
お楽しみに。
最後に
蒲原という町は、ものすごいポテンシャルを秘めた町です。
富士山、駿河湾、富士川、東海道、浮世絵、宿場、桜えび、削り節、登録有形文化財の旧五十嵐歯科医院・志田邸・和泉屋(お休み処)・吉田邸・木下邸(旧岩邉邸)、木屋江戸資料館(渡邊家土蔵)、青山荘(田中光顕邸)、蒲原城跡、狼煙場、複数の神社やお寺、一般住宅でも築100年を超える立派な古民家が複数あり、風土や文化、そしてとにかく人が楽しく優しい。
見る物、食べる物、感じること、知ること、そして会ってもらいたいたくさんの地元の人々。
このプロジェクトは、宿と旧醤油醸造所を通して、蒲原当たり前の風景にスポットを当て、
町の価値を少し高めることができれば、本当の意味での成功と言えると思います。
是非、多くの皆様にご賛同いただき、プロジェクトが成功するまでの一部始終を見届ける”証人”になっていただきたいです。
どうかご支援よろしくお願い致します。
ここまで長文をお読みいただき、ありがとうございました。
大澤康正、大澤裕香
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