はじめに・ご挨拶

 福祉施設で20年以上仕事をしてきた仲間が、子育て・介護・仕事に奮闘している親を助ける事業を立ち上げます。令和2年4月1日オープンです。

私たちがします。

 具体的には、子ども預かり・介護での困りごとのお助け等、「ほんの30分だけでも誰かに助けてほしい」と思ったことをお手伝いする事業です。市町村やこども園・学童などの公共機関は子ども預かり時間や休日が決められているため、利用したい時には閉まっていることも多いです。私たちは基本的にいつでも利用できる事業として、「子どもを預けるところがなくて困っている」「親の通院へ付き添ってほしい」「高齢になった親を旅行へ連れて行ってほしい」「子どもを学校やこども園に迎えに行ってほしい」などの要望を叶えるサービスを提供したいと思っています。また、長年障害者福祉に携わってきたので、障害のあるお子さんがいる親御さんの相談にのり、子どもさんの特性に合わせた子育て方法を一緒に考えるコミュニティーも構築していきたいと思っています。

 本来は皆さんを助けたいとの思いから立ち上げる事業なので無償でサービス提供をしたいのですが、今はどこからの協力も得られていないため当面は有償で事業を行っていきます。しかし、事業を進める中で市町村などの協力機関を増やしながら、最終的には無償もしくは安価な額でサービスが提供できる事業になっていきたいと思っています。


プロジェクトを立ち上げた背景

 私は長年仕事する中で、一緒に働いてきた仲間が子育て・親の介護・仕事に苦慮している姿を見てきました。特に女性は30~40歳代になると仕事ではある程度の役割を任される一方で、子育てや介護も同時に忙しくなる時期でもあります。

 そんな彼女たちは、時に疲れ切った様子で仕事をしていることがあります。特に福祉の仕事をしていると変則勤務が多く、福祉の仕事上、施設を利用されている方の安全を守るために職員の最低限配置人数が決まっており、簡単には休むことができないものです。福祉の仕事に限らず、どんな仕事をしていても急に仕事を休むことには気が引けることでしょう。

 そんな中「介護が必要な親の体調が悪く通院に付き添わなくていけない」「子どもの体調が悪く学校へ迎えに行かないといけない」という状況がでてきます。また、学校が休みの日曜日や祝日に仕事をしている親も多く、子どもが通える学童も休みとなってしまい、「子どもを誰かに預けなくてはいけない」と悩むこともあると思います。

 その親の様子を見てきたことで、「福祉サービスを利用している障害者や高齢者はサービスに守られているけれど、それを支えている職員(特に母親たち)は守られているのだろうか。」「核家族化が進んでいる今、若い人たちが楽しく子育てや仕事ができる環境が整っているのだろうか」「体が元気で仕事をしている人でも困っている人はいるのではないか」と考えるようになりました。

 そう考えるようになり色々と地域の状況を調べると、市町村では子育てや介護の必要な人の利用できるサービスは用意されていますが、それは基本的に予約制となっています。しかし、子育ても介護も急に必要となることが多いのに、予約制であり「今すぐ」の利用ができない、介護サービスを利用したいけれど介護認定の申請をする時間がなく介護サービスが受けられないといった悩みが多く聞かれます。

 ならば私たちが、急な要望や小さな困り事にもすぐに手を差し伸べられる役割をしようと思いました。

 そして、子育てをしている親を手助けする中で、障害を持っている親の力にもなりたいと思っています。障害福祉の仕事を長くしていと、障害がある子どもはなるべく早めに療育を始める方が、大人になってからの苦労が少しでも少なくなると感じています。障害があるお子さんがいると、正直なところ親は人一倍忙しくなります。障害についての専門知識がない親の相談に乗りながら、障害のある子どもの療育にも関わっていきたいと思い、障害児の学習支援の事業も同時に行います。

 とにかく、頑張っている親を助けたいのです。

 親が少しでも余裕ができることは、「子どもたちに関わることが増え優しくなれる」「親との関係も良好になる」、それが家族の幸せにもつながります。障害児も学習支援等の療育を行うことで、少しでも「幸せを感じて生きていける」そんなお手伝いをしたいと大きな夢を持っています。


私たちの地域のご紹介

私たちの地域は、高速道路や鉄道がないため交通の便は不便ですが、海と山そして温泉もある自然の多い街です。季節の良い時には、釣りやキャンプといった自然を楽しみ、その後は温泉に行くのが楽しみの一つとなります。

子育て支援に力を入れている地域で、保育料等は他の市町村より安価なため若い世代の方の人口が増えている地域となります。

  ↑近くに日本海があり、夏は海水浴ができる!  ↑恐竜で町おこしもしているよ


事業で取り組んでいく内容

・子ども預かり。その中で障害のあるお子さんも積極的に預かります。

・介護のお手伝い。買い物や病院へ一緒に行ったり、家の片づけができない方には掃除のお手伝いもします。また、足腰が悪くなるとなかなか墓掃除もできなくなるので、そのようなお手伝いもします。

・障害のある方の学習支援。学校の授業に遅れてしまった部分をその子に合わせて教えます。遅れたままにしているとどんどん自信がなくなっていくけれど、障害があるからといって自信をなくすことを放っておいていいわけではない。できることを少しでも増やしていきたい。

・学校へ行けない子どもの日中受け入れ。学校が行けない子どもたちの居場所として、好きな時に好きな時間に通える場所を作る。その中で、農作業などの体験的な活動を一緒に行い、社会との繋がりを作っていく。



資金の使い道・実施スケジュール

 賃貸物件の修繕20万円

 ↑ 修繕前。個室を広くするために下記のように小上がり設置し部屋を広げます

  ↑ 修繕中の写真

学習に使用するPC・タブレットの購入5万円、イス・机・本棚・書庫・コピー機購入10万円

HP・チラシ作成・看板設置15万円、電話設置費4万円

家賃18万円、手数料13万円

合計85万円

※元居酒屋さんを借りるため、部屋の個室化や厨房の改造等が必要となります

※なるべく備品は中古を購入したり人からもらい受けたりします。また、自分たちで修繕できることはして費用を抑えるようにしています。


リターンのご紹介

活動の一つとして子どもたちと畑作りをします。そこで取れたサツマイモ・かぼちゃ・Tシャツを送らせていただきます。

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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