こんにちは!宮城県角田市で農業を営んでいる「かくだ山本農園」の山本重人です。就農のきっかけとなったのが、東日本大震災です。震災の翌年に体調を崩した農家さんのお手伝いをした事で、農業の大切さ、野菜の本当の美味しさを知りました。

今年で脱サラをして就農6年目です。農業の楽しさを日々実感する一方、市場にコントロールされる農業のあり方に疑問を持つようになりました。そこで、野菜を食べてくれる消費者の方々に、もっと直接貢献できる農家になれるよう、今回クラウドファンディングに初挑戦いたします。どうぞ皆様ご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします。


今回のプロジェクトでは、仕事をしながら家事や育児、介護で忙しい方のために、野菜農家がつくるミールキット(※1)の試作品を開発します。私の友人でも仕事と家事で忙しい方が多く、これは農家である私がチャレンジすべき問題かもしれないと、ピンときました。採りたて新鮮野菜をつかった時短料理のセットをつくる事で、日々の活力をつけてほしいという想いが沸き上がりました。旬の本当に美味しい野菜を、季節ごとにミールキットにしてお届けするプロジェクトに育てていきたいと考えています。

※1ミールキットとは、食事をつくるのに必要な材料一式、レシピが同梱され、献立を考える事や、調理手間を減らすセットです。

■プロジェクトのゴールは
農家と料理人でつくるミールキットを身近で買えるように
手始めとしてお店に陳列してもらうことを目指します。
食べた人の感想や意見要望を集めて次回春キット開発へ反映させます。
つぎに夏、秋、冬バージョンとつなげていき四季折々の食の魅力と元気を届けます。
その進捗を随時ご報告していきます。

■MYゴール
地方の農家と料理人がつくるミールキットで
家庭に元気を届け、時短で少しでも余裕をもってもらいたい。
また、ミールキットで地方の食の魅力と文化を発信して、地方へのインバウンドへつなげ
人口減少社会にあっても田舎でも生活が維持でき、田舎が機能する社会を実現したい。

将来は、高齢者や介護者向けのミールキットにも挑戦し生活の質の向上に役立ちたいと考えています。
そこも視野に農家が美味しい野菜を食卓まで届けられるように頑張っていきたいと思っています。
どうぞ応援よろしくお願いします。



今回のミールキットの主役は、山本農園特産の春菊です。「春菊」の一般的なイメージは香りがきつく苦く、鍋料理の脇役と思われがちですが、そんな印象をすっかり変えてしまう春菊をお届けします。

・山本農園の春菊3つの特徴

①苦味が少ない    ②茎が甘くて旨い   ③香りまろやか 

嫌いな人も食べられる、なぜかまた食べたくなるような、クセになる春菊です。お客様からは「こんな春菊食べたことない!」「これが本当に春菊!?」という大変うれしいお声をいただいており、なかには春菊を買い占められる方もいるほどです。


生でも食べれる春菊を使い、忙しい方々の食卓のお役に立てるようミールキットの開発を進めています。ミールキットにして野菜をお届けすることで、いい事がたくさんあります。

●時短:20分以内で主菜と副菜の2品が調理でき、食材と献立の準備が不要です。
●健康:新鮮で安全な野菜は、味・うまみ・香りを感じやすいため、カロリーの低いお野菜をたくさん食べることができます。
●バリエーション:ワクワクするいつもと違うメニューを食卓にプラスできます。

地域の生産者がつくるミールキットだからこそできる、こだわりや特徴を以下の3点に詰め込みました。


1. 徹底的に非効率な生産方法
美味しさと安心安全を追求するために、非効率な生産方法を行っています。例えば、殺虫剤農薬の使用を減らすために、テントウムシなど肉食の昆虫を採取しては、ハウス内に放虫して害虫を食べてもらっています。葉っぱなどに隠れて見えない虫がいるときは、収穫後に野菜を水に浸して虫を浮き上がらせて取り除くこともあります。食べてくれる人の食卓を想像しながら、毎日“ひと手間”を惜しまずに生産しています。


2. 新鮮な朝採れ野菜
生産者がミールキットをつくることのメリットは、野菜の品種を選べることです。マーケットの都合上ご家庭の食卓では目にする機会が少ない、農家が本当においしいと思える品種を栽培して提供できます。また、おいしいタイミングで収穫してすぐに包装や加工することで、畑で食べる感覚に近づけると思っています。


3. 地域でつくるミールキット
ミールキットは同じ地域のRestaurant&Bar Panchの料理人とアトリエデリスのシェフと試行錯誤しながら、レシピを開発しています。打ち合わせの度に、「食材をつくるプロ」と「食材をいかすプロ」の相性の良さに驚いてばかりです。職業の枠を超えた人材を多く巻き込むことで、地域の良さを生かしたオリジナル商品を提供できると確信しています。


食卓まで考えて野菜をつくる
農家である私が、ミールキットの開発に至ったのは、もっとお客様の生活や食卓に寄り添った農業にしたいと思っているからです。いつも野菜を買ってくれるお客様からは、野菜を美味しく食べれるレシピが欲しいなどの声をよく頂戴します。そこで、日々を忙しく過ごす料理に時間をとれない皆さまに、旬な美味しい野菜を簡単に調理できるミールキットにしてお届けします。野菜を単につくって売るだけの農家を卒業し、食卓まで考えて野菜をつくる農家があってもいいと思っています。



原点である「本当に美味しい野菜を届けたい」
台風19号が私の住む角田市にも甚大な被害を残しました。多くの励ましやご支援は、心が折れそうな私を支えてくれました。その中で、農園の野菜を心待ちにしている人がいることも知りました。そこで、そういった皆様に恩返しがしたくてたまらなくなりました。食べてくれる人を思いながら農業をする。マーケットの規格や価格に左右されない、本来の自分らしい農業。本当に美味しい野菜を皆様に届けたいという原点に戻ろうと決意をしました。


●リターンのご紹介

ミールキットの内容は地元食材を使用しています。

「春菊ペースト」は農園の春菊をたっぷりと使用しており、パスタだけでなく、いろいろなものに塗って食べられ、簡単なおつまみにもなります。食べ方をあれこれと想像しながら楽しめるペーストとなっております。

「ドレッシング」は県内の玉ねぎ、リンゴ、大根を使用。宮城県柴田町の奥野醸造の米酢、白石市の森昭醤油店の醤油なども使用して、宮城県県南エリアの食材を食べるのにふさわしいタレに仕上がっています。


●資金の使い道・実施スケジュール

春菊のミールキットの試作品を開発し製造するために、総額90万円程かかる見込みです。しかし、自己資金ですべてを賄うことが難しいためクラウドファンディングに挑戦し、皆様にミールキット試作品の製造にお力添えいただきたいと思っております。

【資金の使い道】
皆様にいただいたご支援は、試作品開発とその製造費用、クラウドファンディングにかかる経費に充てさせていただきます。

レシピ開発費 ¥110,000
試作品製造費 ¥95,000
パッケージ費 ¥170,000
広告宣伝費 ¥140,000
リターン経費 ¥240,000
消費税・手数料 ¥160,000

【スケジュール】
2020年 2~3月 レシピ開発
2020年 3月 試作品
2020年 3月 パッケージ最終調整
2020年 4月 試作品製造着手
2020年 4月 返礼品(リターン)発送
2020年 7月 返礼品(リターン)発送・開催


さいごに

食卓まで考えて野菜をつくる農家があってもいいと思っています。

なぜなら、食べることについては農家がスタート位置にいるからです。

多くの野菜嫌いの人がいることは美味しい野菜が届いていない。そもそもつくった野菜がおいしいのかも不明です。理由は様々ありますが、これは食べた人の声が直接農家に聞こえてこないため、お客様の評価が分からなかったのだと思います。また、家庭で調理する人を考え、最適な野菜提供も試みてこなかった。挑戦することのリスク面ばかり見ていて、自身が変らなかったと反省しております。

だから、食べることのゴールである「人」を想像しながら関れる農家になりたいです。

今回はミールキットという形で野菜をお届けします。ぜひ美味しく食べていただきたいです。そして食べたときの感想やご意見をぜひ私へ伝えてほしいです。そのことで農家自身も反省でき成長できると思います。将来、みなさんの健康向上、食卓の豊かな時間のお手伝いがキットできると思います。農家が地域の料理人とコラボして挑戦するミールキットの開発に応援のほどよろしくお願いいたします。


FAQ
Q1 野菜の配送はいつ頃になりますか?
A1 ミールキットや春菊など葉物は4月頃です。その他の野菜は7月頃を予定しています。

Q2 配送は冷凍便または冷蔵便ですか?   
A2 冷蔵(クール)便でお届けいたします。届きしだい冷蔵保存をお願いします。

Q3 ドレッシングや春菊ペーストの賞味期限は?
A3 保存料を使っていませんので、到着後2週間以内に使い切ってください。

Q4 不作の時、野菜はどのようになりますか?
A4 野菜の作柄は気象の影響を受けるので、もし野菜の出来が出荷に耐えられない場合は、他の野菜に変 更になります。その場合も低農薬で低化学肥料のものに代えさせていただくことをあらかじめご了承をお願いいたします。

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