はじめに・ご挨拶

はじめまして!NPO法人シニア演劇ネットワーク理事長の鯨エマです。舞台役者です。2006年から都心で高齢者と一緒にかんじゅく座というシニア劇団を旗揚げしました。まったくの素人である60歳以上の座員たちが、肩書や価値観の違いを乗り越えて舞台本番に挑む姿は、予想をはるかに超えた、面白さと逞しさがあり、あっという間に14年目に突入しています。ひとりの演劇人として、誇りを持てる活動になっています。


このプロジェクトで実現したいこと

全国シニア演劇大会は2011年から隔年で開催してきた、アマチュア高齢者の演劇祭です。5回目の今回は、全国から12のシニア劇団が集まります。

2020年6月4日

  前夜祭 15時 かんじゅく座プレビュー公演「パリテ!」

      16時半 

ドキュメンタリー映画「ぼくらのハムレットができるまで」

(2004年/46分/監督:山本良子)

アフタートークを予定しています。


5日  15時 開会式

    15時半 シニアミュージカル発起塾(大阪)「花のクッキー売り娘」

    17時  BB★GOLD(愛知)「音 女子高版」

    18時半 劇団ひとりっこ(宮城)「花いちもんめ」

    20時  劇団サンシャイン(埼玉)「セカンドステージ」

6日  15時  劇団かぶつ(八丈島)「女護ヶ島ものがたり」

    16時半 かっこん党(福岡)「走るなメロス」

    18時 表現集団ホワイトモス(伊豆大島)「TOKYOアリンピック

    19時半 劇団大阪シニア演劇大学豊麗線(大阪)

「広島第二県女二年西組」

    交流会

7日  11時半 仙台シニア劇団まんざら(宮城)「縁側倶楽部の秋」

    13時  劇研GO!楽座(埼玉)「誇鶏克考(コケコッコー)」

    14時半 石見国くにびき18座(島根)「戦後ゼロ年ここから」

    16時  かんじゅく座(東京)「パリテ!」

    17時半ごろ~閉会式・審査発表

今回は例年とは違う3つの挑戦をします。参加者約150人の全員が、その挑戦をクリアし、演劇祭で交流して得たものを肥やしにして、また地元に戻っての演劇活動に弾みをつけてほしい・・・・そんな願いを込めた演劇祭です。
3つの挑戦とは
挑戦①東京島嶼部からシニア劇団を旗揚げ、上演すること。
挑戦②課題テーマ「若い世代に伝えたい!」にそって作品を持ち寄る。
挑戦③審査員をいれて、審査を受ける。
①は、一昨年から準備をはじめました。既存のシニア劇団が大島、三宅島、神津島、青ヶ島を巡演し、島での劇団旗揚げを呼びかけました。その結果、伊豆大島でシニア劇団が誕生し、この大会を目指して、目下、稽古に励んでいるところです。
②これまでのシニア演劇大会では、各劇団がやりたい演目を自由に持ち寄ってきました。しかし、今回は、やるからには自己満足的に終わらせない、次世代に伝えたいことをレガシーとして遺す演劇をしようと、このテーマを掲げました。
③切磋琢磨に拍車をかけるため、審査員を入れます。アマチュアであることに甘えない、表現者として質を高め、高みを目指します。そして審査員の評価を、明日への希望にして行きます。

演劇は生ものです。その場かぎりの表現活動だからこそ、心に残るものをつくりたいと参加者一人一人が思っています。その達成感は、充実感となって、高齢者を元気にしています。シニア演劇は、高齢者にとどまらず、これから高齢になる全ての方へ、生きる希望となることでしょう。なお、今年はオリンピックパラリンピックにあわせた文化企画の助成対象企画となっています。普段演劇に触れることのない方にも、足をお運びいただければ幸いです。


プロジェクトをやろうと思った理由

演劇は、交流と対話を作る。交流と対話は、人を元気にする!
第1回目の大会は、東日本大震災の年の10月でした。宮城県の高齢者劇団が参加取りやめを撤回し、夏から稽古を積んで参加してくださいました。震災被災という悲しみをのりこえ、会場は笑いでいっぱいに、客席と舞台が一体になる瞬間がありました。
人は年齢を経るほどに他者との間に壁が厚くなり、すぐに仲良くなったり、頼ったりできなくなってきます。しかし、「演劇」という共通項で、参加している150人近い高齢者たちがあっという間に童心に帰り、肩を組み、お互いの労をねぎらい、また次の演劇祭で会おうと約束する姿をみたとき、この演劇祭は継続してゆくべき価値のあるものだと確信しました。
以来、演劇祭のない年にも、例えばどこかで台風の被害があれば「あの劇団の人たちは大丈夫だろうか」と思いをはせるなど、切れない繋がりをつくっています。
今回は、開催地を東京にしました。オリパラの機運にのって、この活動をより多くの方に知っていただきたいと思い、準備に3年をかけました。シニア世代の夢が、舞台の上で満開の花となり、社会に熱いメッセージが発信されることを願っています。


これまでの活動

2006年 都心で60歳以上の劇団かんじゅく座を旗揚げ

2011年 はじめての全国シニア演劇大会を東京都豊島区で開催
2012年 法人化。NPO法人シニア演劇ネットワーク設立

2013年 2回目を南アルプスで開催

2015年 3回目を仙台で開催

2017年 4回目を福岡で開催

開催地では、そのつど新たなシニア劇団を旗揚げし、地元に住む若手の演劇家に講師、演出、などの仕事を作ってきました。
過去大会に参加したシニア劇団は、延べ53団体になりますが、大会で他のシニア劇団を観劇したことで様々なノウハウを学び、地元に戻って作品創りに生かしています。また、近隣県のシニア劇団とジョイント公演をして、普段演劇に触れることの少ない地元市民に、観劇の機会を提供しています。

大会は毎回マスコミで取り上げていただき、全国的に自治体が「認知症予防と社会参加」を目的に高齢者の演劇活動を進めるきっかけにもなっています。

資金の使い道

リハーサル、前夜祭、本番を含めた6日間の日程を、安全にこなしてゆくために、プロスタッフの支えと、宿泊施設の確保が必須です。

①参加劇団の宿泊費
会場である東池袋の「あうるすぽっと」に徒歩10分以内の場所で、ビジネスホテルを借ります。
②スタッフ人件費
参加劇団がスムースに上演をするため、そしてお客様に快適に観劇していただくために、プロスタッフを手配しています。舞台監督1名、助手3名、照明プランナー1名、助手3名、音響プランナー1名、助手1名、制作スタッフ2名、以上12名のギャランティと、当日ロビー・楽屋のお手伝いをするスタッフへの謝金が必要です。


リターンについて

【リターン】

3,000円  ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載

5,000円  ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載&コーヒー1杯プレゼント

10,000円 ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載&コーヒー1杯プレゼント&シニア演劇グッズ1つプレゼント

20,000円 ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載&コーヒー1杯プレゼント&シニア演劇グッズ1つプレゼント&大会1日分のチケットまたは地元のシニア劇団招待券プレゼント(選択できます)&交流会ご招待

50,000円 ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載&コーヒー1杯プレゼント&シニア演劇グッ

ズ1つプレゼント&大会2日分のチケットまたは地元のシニア劇団招待券プレゼント(選択できます)&交流会ご招待&ホテル1泊(限定数あり)

100,000円 ⇒ 当日パンフレットにお名前掲載&コーヒー1杯プレゼント&シニア演劇グッ

ズ1つプレゼント&大会3日分通しパスポートまたは地元のシニア劇団招待券プレゼント&交流会ご招待&ホテル2泊(限定数あり)


実施スケジュール

2020年

6月4日 15:00プレビュー公演/16:30ドキュメンタリー映画上映&講演

6月5日 【1日目】15:00開会式/15:30シニアミュージカル発起塾(大阪)/17:00BB★GOLD(愛知)/18:30劇団ひとりっこ(宮城)/20:00劇団サンシャイン(埼玉)
6月6日 【2日目】15:00劇団かぶつ(八丈島)/16:30かっこん党(福岡)/18:00表現集団ホワイトモス(伊豆大島)/19:30劇団大阪シニア演劇大学豊麗線(大阪)
6月7日 【3日目】11:30仙台シニア劇団まんざら(宮城)/13:00劇研GO!楽座(埼玉)/石見国くにびき18座(島根)/かんじゅく座(東京)/17:30閉会式・審査発表

最後に

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、必ず計画を実行し、リターンをお届けします。
個性的な劇団員たちが、過去の肩書や個々の価値観を乗り越えて、ひとつの目標をめざし、互いにリスペクトしながら舞台表現に心血を注ぐ姿をみると、世界平和も夢ではないと感じます。この大会は、演劇に興味がなかった人にも、なにかを感じていただける価値があると、信じています。よろしくおねがいいたします。


  • 2020/04/25 07:00

    みなさま、ご支援をありがとうございました。ここにお礼を書くのが遅くなってしまい申し訳ありません。手数料のことで不可解なことや、当初聞いていなかったことがいくつかあり、その確認で時間がかかってしまいました。目標金額には遠く及ばなかったとはいえ、これだけのご支援を集められたことに感謝の気持ちでいっ...

  • 2020/04/15 18:24

    あと5時間半となりました。今日は、たくさんの方にお力添え頂き、本当にありがとうございます。時期的に、コロナの影響、延期になったことなど考え合わせると、非常に厳しい状況だったにもかかわらず、本当に感謝に絶えません。あと5時間ですが、金額より、支援者の数が増えることを目指し、最後まで宣伝に励んでま...

  • 2020/04/15 07:30

    最終日となりました! 金額は目標に遠く届きませんが、それでもたくさんの方のご支援、感謝に絶えません。あと少しです。もうひとまわり、ご支援を広げていただければ幸いです。金額は小さくても、支援者の人数がより多くなれば、当日の楽しみはもっと大きく膨らみます。今日の写真は、かんじゅく座が緊急事態宣言に...

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