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白川郷・明治創業の小さな宿の大きな夢、『お客様のために館内にお風呂を作りたい』

世界遺産・白川郷にある創業130年以上の老舗旅館・城山館。もともと館内にあったお風呂場が15年前に雪害によって壊れて以来、今日までお風呂場のない旅館でした。館内にお風呂があることは宿としての必須条件ともいえる今。売上がない中での大きな投資に覚悟がいりましたが、皆々様のご支援を力に実現させてください!

現在の支援総額

2,806,000

112%

目標金額は2,500,000円

支援者数

128

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/07/30に募集を開始し、 128人の支援により 2,806,000円の資金を集め、 2021/09/28に募集を終了しました

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白川郷・明治創業の小さな宿の大きな夢、『お客様のために館内にお風呂を作りたい』

現在の支援総額

2,806,000

112%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数128

このプロジェクトは、2021/07/30に募集を開始し、 128人の支援により 2,806,000円の資金を集め、 2021/09/28に募集を終了しました

世界遺産・白川郷にある創業130年以上の老舗旅館・城山館。もともと館内にあったお風呂場が15年前に雪害によって壊れて以来、今日までお風呂場のない旅館でした。館内にお風呂があることは宿としての必須条件ともいえる今。売上がない中での大きな投資に覚悟がいりましたが、皆々様のご支援を力に実現させてください!

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はじめに・ご挨拶

世界遺産・白川郷にある「味と心の宿 城山館」、四代目館主の松古卓也(マツフル・タクヤ)と申します。創業130年以上、重要伝統的建造物にも選定されている歴史と由緒ある4組限定の小さな旅館を、妻、長女夫婦、長男、次女、三人の孫たちと家族で切り盛りしています。(写真右から3番目が私です)


「館内にお風呂を作りたい」・・・宿としては当たり前のことですが、お風呂が長い間なかった私たちにとっては長年の夢でございました。少し長くなりますが、このプロジェクトへの想いを書かせて頂きましたので、一読頂き私たちの想いが、皆様に伝われば幸いです。


私たちの地域のご紹介

まず簡単に私たちが暮らす白川郷と城山館の紹介をさせて下さい。

岐阜県大野郡白川村の荻町(おぎまち)は、大小100棟以上の合掌造りが残っている山里です。今でも人々はそこで生活を営んでいます。日本の原風景のような美しい合掌集落が評価され、1995年には富山県の五箇山とともに、ユネスコの世界遺産に登録されました。

近年では知名度の向上と交通網の整備によって国内外から年間170万人もの観光客が訪れる人気観光地となっております。日本の古き良き文化を守り・継承しながら、皆で協力して頑張っている村です。


そして、私たちの営む城山館は世界遺産に登録されている合掌造り集落内にあります。創業は明治末期で、現館主の私で4代目になります。

(写真は昭和20年代の当館の様子)

現在の外観はこのようになっており、文化的価値の高い重要伝統的建造物にも選定されています。

スタッフは全員、私の家族がやっているので、家族ならではのあたたかなおもてなしと、手前味噌ですが私が創る日本料理が自慢の料理旅館となっております。

当館では「白川郷の魅力を少しでも伝えたい!」との想いから、私がガイドをつとめる観光ガイドツアーを毎日開催してきました。もう18年目になります。「普通に観光していたら分からないことを知れて良かった!」と好評をいただいております。(残念ながらコロナ禍の今は三密回避のため、ツアーは中止させて頂いておりますので、ご了承下さい)

また、地元で採れた食材を出来る限り堪能して頂きたいとの想いから、当館のお食事には、お米、エゴマ、飛騨牛、岩魚、ニジマス、こんにゃく、漬物、りんご、油揚げ、豆腐、ネギなど、たくさんの白川村や飛騨地域で採れた食材を使用しております。

上の写真が夕食でA5等級の飛騨牛ステーキをメインとした会席料理、下の写真が朝食で自家製の朴葉味噌焼きをメインとした野菜豊富な体に優しい和食となります。

当館にお泊りの際は、ぜひともお召し上がり下さい。

味と心の宿 城山館【公式サイト】


今回のプロジェクトの経緯

どうして、今のコロナ禍による不安定な経済情勢の中で、大きな出費となるお風呂工事をを行うのか。そもそも、旅館にどうしてお風呂がなかったのか。今回のプロジェクトをご理解頂くためには、この説明からさせて頂きたいと思います。


①ずっとお風呂のない旅館だった 

もともと当館には小さいですが下記の写真ようにお風呂場があり、お客様にはこのお風呂をご利用いただいておりました。

しかし、さかのぼること15年前の冬、その年は例年以上の大雪となり、お風呂場を覆いつくすように雪が積もりました。

(写真は今年の冬の大寒波による大雪の様子。これを超えるような大雪でした)

その結果、風呂場は雪に押しつぶされて壊れてしまい倒壊。浴室だけの雪害ならまだ良かったのですが、浴室の下にあるボイラー設備もすべて雪に圧し潰されて壊れてしまいました。

写真は現在の壊れたままのお風呂場の様子 

修復するにも多額の費用がかかったため、とてもすぐには直すことができませんでしたが、少し落ち着いたら直していこう、そう思っていました。

②妻のうつ病による経営危機

そんな矢先に妻がうつ病を発症。経営状況はさらに苦境に陥り、お風呂修復どころか旅館の存続すら危ぶまれました。(その旅館存続の危機やそこからの復活については、うちの若旦那がこちらに詳しく記しております:「実は廃業寸前だった! ~城山館の軌跡~ 」

妻のうつ病がよくなってきた頃のツーショット

恥ずかしながら、館内に入浴施設のないまま、これまで旅館として運営をしてきました。

では、お客様のお風呂はどうしてきたのか。

実はありがたいことに、当館の徒歩2分のところに温泉施設があり、そこを外湯として利用することができたので、館内にお風呂がなくてもなんとか旅館を続けることができたのです。

(その温泉施設さんには本当に感謝の想いしかありません)


②夢だったお風呂工事も昨年のコロナで断念!

お風呂が外湯になってしまい、お客様には長きに渡り、ご迷惑とご協力をお願いしてまいりました。

「いつかは自分たちの旅館にもお風呂を!」

宿にとっては当たり前のことが、いつしか私たちの長年の夢となっていました。

大きな借金も完済した2年前、いよいよお風呂を作ろうと、昨年の5月に工事を計画。

工事には大きな費用がかかるため、小さな旅館の私たちには非常に大きな投資にはなりましたが、「これも夢を叶えるためだ」と思い切って決断をしました。

しかし、昨年の3月ごろから新型コロナの拡大が始まり、4月には緊急事態宣言、そして旅館営業の自粛と、とてもお風呂工事をする状況ではなくなり、やむなく断念することになりました。

ひとけのなくなった白川郷の合掌集落 

そして、それまで貯めてきた貯蓄も、コロナ禍の赤字の穴埋めに補填し続けたため、貯蓄はほとんど底をつきかけました。

(そんな中、第一回目となるクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げ、皆様の真心のご支援のおかげで、苦境を乗り越えることができました。今、当館が存続できているのは、皆様のご支援のおかげです。改めて、御礼を申し上げます!本音を申しますと、1年前にもクラウドファンディングを行っているため、今回のプロジェクトを行うことは非常に悩んだのですが、やはり売上が例年の1/3以下の状態が続いている現状では、クラウドファンディングを行うしか選択肢がなく、熟慮の末、今回のプロジェクトを立ち上げさせて頂きました。何卒、ご理解頂けたらと思います。)


コロナが落ちつき、経営が安定するまではお風呂工事はあきらめよう、そう家族で話し合いました。


③予想以上に長引くコロナの影響

昨年の6月の営業再開後、閑散とした予約状況がしばらくは続きましたが、GOTOトラベルキャンペーンや白川村の割引キャンペーンなどのおかげで、9月ごろから満室になることが増えてきて、ありがたくも忙しい日々が続きました。しかし、冬に入りコロナの第三波が大きな影をおとしはじめ、キャンセルが相次ぎ、「また耐え忍ぶ期間」に入ったと痛感しました。

緊急事態宣言の度に送られてくるキャンセル通知の束 


規制と緩和が繰り返される度に予約が大きく変動し、私たちの想像以上に長引くコロナの影響に、本当に苦しい思いをしています。


④コロナ禍をチャンスに転換!次の世代に残したいもの・・・

コロナ禍では、周囲を気にすることなく利用できるプライベートなお風呂場が旅館には必須だとお客様の様子や反応をみて、痛感するようになりました。しかし、このような厳しい経営状況の中で、大きな投資に踏み込んでよいのか・・・葛藤が続きましが、

旅館の庭先で三人の孫が無邪気に遊んでいる姿をみて、

「子はもちろん、孫の代にもこの城山館をちゃんとした形で残していってあげたい」

そう思うようになりました。


この苦しい状況をただ、耐え忍ぶだけではなく、

ピンチこそ変われるチャンスだと捉え

お客様が少ないこのコロナ禍だからこそ、思い切った工事をするチャンスだと!

「前へ前へ進もう!」と気持ちを前向きに切り替えることができ、お客様のためにも、まずお風呂場を復活させようと決断するに至ったのです。



資金の使い道・実施スケジュール

皆様から頂戴しました支援金は、リターン品にかかる経費を差し引いた全額を工事費に使わせて頂きます。2021年10月から工事を開始し、本格的に雪が積もる前の年内には工事が終了予定です。年明けにはお泊りのお客様に当館のお風呂を楽しんで頂きたいと思っています。新しいお風呂場は男湯、女湯と2つ作り、ヒノキをふんだんに使い、外の景色も楽しんで頂けるようなお風呂を予定しております。

完成イメージ


リターンのご紹介

リターン品には当館の宿泊券やディナー券をはじめ、白川郷の特産品もご用意しました。コロナ禍の今も苦しい経営を強いられている白川郷の事業者さんへの支援にも繋がります。どうぞ、よろしくお願い致します。


最後に

本プロジェクトページを最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。冒頭にも書きましたが、旅館にあって当たり前のお風呂を作ることが、私たちの長年の夢の一つでございます。聞けば聞くほど、ちっぽけな夢かもしれませんが、当館にお風呂が出来る日を、妻とともにずっとずっと願ってきました。どうかどうか、あなた様のご支援でその「夢」を実現できますよう、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

このご縁に…感謝・合掌

城山館 四代目館主 松古 卓也


施設情報
住所:岐阜県大野郡白川村荻町1168-1
電話:05769-6-1007
WEB:http://shiroyamakan.jp/
本プロジェクトに関するメールアドレス:shiroyamakan@gmail.com


■ 特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名:有限会社 城山館

 ● 事業者(本社)の住所/所在地:〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町1168-1 

 ● 事業者の電話番号:Tel:05769-6-1007 

 ●運営統括責任者名:松古 卓也

 ●送料:送料込み

 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり

 ●不良品の場合は新たに商品をお送り致しますので、ご連絡ください

 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし

最新の活動報告

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  • 解体工事、開始!

    2021/11/24 11:38

    11月22日より、いよいよ解体工事が始まりました。上の写真の重機が置いてある場所は、石垣で積み上げらせた道路なのですがその道路も今では貴重なため、石垣が崩れないように慎重に解体をしなければなりません。解体業者さんには様々な工夫をしていただき、工事を進めていただいております。工事スケジュールが大幅に遅れてしまい、ようやくの工事スタートではありますがここから急ピッチで進めていければと思っております。ただ、本日、白川郷の集落では雪が降りました。雪がたくさん降ってしまうと、工事がどんどん遅れてしまいますので、せめて、外工事が終わるまでは出来るだけ降らないようにと祈っております。 もっと見る

  • 昨日の夜12時をもちまして、当館のクラウドファンディングは無事に終了の運びとなりました。皆々様のおかげで、目標金額を大きく超える2,806,000円の支援を頂戴することができました。本当に本当にありがとうございました。ご自身もコロナの影響でとても厳しい状況にも関わらず、ご支援頂いた方もたくさんいらっしゃったと思います。重ねて重ねて御礼を申し上げます。今後は工事の進捗状況など、この活動報告を通じて皆様と共有できたらと思っております。まずは、取り急ぎの御礼までに。感謝・合掌城山館 四代目館主 松古 卓也 もっと見る

  • 皆様の真心のご支援のおかげで、本日、目標金額の250万円を達成しました!!途中、「やはり目標達成は、難しいのだろうか」と、諦めそうになりましたが、テレビや新聞での紹介、そして皆々様の応援のおかげで、この厳しいコロナ禍で目標達成をさせて頂くことができました!本当にありがとうございました!!あと残り数日ですが、最後まで頑張ってまいります!取り急ぎのご報告でした! もっと見る

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