はじめに

はじめまして。

COFFEEPLUS代表 所と申します。

ここでは、大きく分けて2つのプロジェクトを掲載させていただいてます。

わたしは、2003年、24歳の時に独立開業しました。それは、とある団体の所有する施設の運営を任されることになったからです。それはそれは山奥にある山小屋で、雪が多く6月から10月までしか人がそこに入る事を許されないようなところでした。グリーンシーズンしか営業できないこの山小屋で、わたしはここで多くの事をいろんな人や、豊かな自然に学ぶことができました。冬は違った仕事を探しながら、過ごすこともそのひとつでした。しかし、山小屋生活15年になろうかとした時に、大きな挫折を経験し、この山を降りることになりました。そのような場所に来てくれる人に、あたたかい食事や美味しい珈琲を提供すると自ずと訪れた人の緊張がほぐれ、訪れる人の旅の疲れも旨味に変わる事を知りました。多くのひとと心を通わせることができたのだと思います。そこで、そのような場所にあっても、丁寧な食事、自家焙煎した珈琲を求めてたくさんの人と、触れ合うことができました。

(この山小屋では、薪ストーブを使用していました。昨今、薪ストーブはブームもあり導入されているご家庭も多いかと思います。薪は、ご自分で用意されておりますでしょうか?薪割りはお好きでしょうか?一家の大黒柱がもし、何らかの理由で、薪が用意できなくなったらどうでしょうか?奥様や、お子様だけで、薪は用意できるのでしょうか?購入単価も薪ストーブ人気に合わせて高騰しています。)

その山小屋のある深い山々は、ふだんはやさしく奥深い自然ですが、厳しい自然が度々牙を剥くことで、生活の基盤をゆるがす経験を何度か繰り返していたため、山を降りることになる数年前から、最寄りの鄙びた別荘地で珈琲スタンドをオープンさせて二本立ての暮らしをしておりました。

そこではじめてTOCOROCOFFEEというわたしの苗字を使った屋号で自家焙煎珈琲を売りにしたお店の運営に取り組みました。それまでは山小屋コーヒーなどと言ったりしていましたが…。

いざ、山小屋を失ってからは、それまで伏線にしていた小さな珈琲店を軸に、バイトをしたり、仕事の掛け持ちをしたり、食いつなぐのに必死でいたというのが正直な感想で、後ろ向きな自分との戦いでしたが、多くの人に励まされながら、近くのスキー場に2つの変わった珈琲スタンドを出店させていただけることになり、ここ数年、スタッフとともに夢中になって運営することができました。

しかし、先の挫折を第1としたら、第2の挫折を経験することになりました。細々とでも本店に位置づけて頑張ってきた小さな珈琲店の立ち退きに会い、雪のない季節の営業拠点を急に失い、冬のスキー場での2店舗も1店舗に減らさなくてはならないほどの経営危機を経験することになりました。

しかし、第2の挫折は、第1の挫折に学び、冷静に判断することを心がけ、自分の活動範囲をもう一度見直す時間を作ろうと、時間の流れ方、使い方、田舎暮らし、季節雇用、地方移住、個人事業と、これまでの生活を深く考え直し、いくつかのキーワードとともに、いままでと全く異なる暮らしを知るという事をテーマにたどり着き、わたしは“ 海 ”に向かう事を決意しました。

わたしが選んだ仕事は漁師です。毎朝船に乗り、魚を獲る仕事です。漁業組合に直接連絡を取り、どこか仕事をさせていただけるところはないかと打診して連絡を待ちました。待ちに待った私を受け入れてくれたのは石川県能登島でした。快く受け入れてくれた網元と、漁師たち。日に日にその魅力にとりつかれ、知れば知るほど魅力溢れるあたたかい暮らしぶりに、いつしか、本格的に移住を考えるようになりました。

住まいを探す。この難しさは地方に行けば行くほど経験のある人にはわかっていただけると思いますが、なかなか短期間では難しいこと。ですが、今回、その地で偶然に担い手を探すのに苦労されているという“ 海の家 ”がありました。

それが、『今度は、海の家はじめます。』と、いうことに。

このプロジェクトで実現したいこと

今まで培ってきたことを素直にこの地に置き換えて、すべての人にホッとできるような場所づくりを目指します。来てくれるみなさんと地域還元の仕組みを模索しながら、暮らしとは何か、生活をより豊かにするとは何かを考えながら、実行するひとつづつがプロジェクト実績になるように取り組みます。

プロジェクトをやろうと思った理由

みなさんも、3度目の正直。という言葉はご存知の通りかと思います。これまでの成功体験と同時に得た失敗や経験をもとにゆっくりと取り組む3度目のチャレンジができそうな素敵な場所に巡り会うことができたことが、この挑戦につながっています。

資金の使い道

この海の家並び、これまでの珈琲店の運営で着想、発想できることに資金を利用させていただきます。新たに来ていただける皆さまと、これまで関わった皆さま、もともとそこで暮らしている人とをつなぎ、内部還元と、外部還元を第一に、現代のすべての人にタイムサイクルバランスの問いかけを実現するために使用させていただきます。ぜひ遊びにきてください。

リターンについて

ご支援には、継続を形にしながらお応えします。

実施スケジュール

具体的には、今後数年間、冬の雪山でのCoffee Shopと、夏の海の家を運営することになりますので、夏季営業と冬季営業を組み合わせながら、地域と地域を繋ぎます。年間を通して人と人の触れ合いを大切に取り組みます。

2020年 営業予定

2020年 5月 海の家 オープン

2020年 10月 海の家にペレットストーブ、ペレット製造機導入 ペレット製造開始

2020年 12月 スキー場内店舗 再オープン(その際海の家はクローズします)

スキー場内に店舗を運営する際の住居にもペレットストーブとペレット製造機を導入いたします。自家生産エネルギーで一軒家の暖房費用を賄うことができるのか、また、暖房費用のコストをコーヒーだけでゼロにできるのか?

この1年間をかけて生産サイクルを検証し、ご報告いたします。


さいごに

ここには、安らぎと満足が。何もない、だけど必ずまた行きたい。そういう場所がありました。それをそっとおすそわけするプロジェクト。きっと伝わると思っています。クラウドファンディングは初めてですが、今回、このプロジェクトは動き出しています。資金の有無にかかわらず取り組む内容は変わりませんが、皆様の支援があることによって、プロジェクトを加速させることができます。応援よろしくお願いします。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/05/28 07:41

    インスタグラムで、#tocorocoffeeと、検索していただければ、こちらでの暮らしぶりや、手応えなどをご報告しています。また、#tocorocoffeeでは、私自身がアップした写真だけでなく、私のコーヒーショップをご利用くださった方や、関わりを持っていただいた皆様がアップしてくれた画像が1...

  • 2020/05/04 14:32

    新型ウィルスによる緊急事態宣言継続中の措置で、この海水浴場や、海の家も営業自粛となっています。せっかくですからその時間もしっかり準備にあてていきたいです。まずは、少しずつ丈が伸びてきた草刈りと、ビーチの清掃をしています。いつでもオープンできるように徐々に整えていきたいです。所

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