−追記−

 5/1からスタートした初めてのプロジェクトでしたが、おかげさまで5/20に目標額を達成いたしました!!ご支援者の皆さま、本当にありがとうございました。今後、目標額以上に集まった支援金は、引き続き写真集制作の一部として使用させていただきます。

 また、目標達成記念として新たに3コースのリターンを追加いたしました。いずれのコースも【赤々舎】 特別協賛による『一山』特装版付き。さらに『一山』から人気の高い写真、「蓮」または「滝」作家オリジナルプリントをリターンに追加いたしました。詳細は<リターンについて>をご参照ください。(5/21追記)


<はじめに>

 こんにちは。写真家の古賀絵里子です。写真家として知ってくださっている方、あるいは「おんな酒場放浪記」(BS-TBS)に出演していた人!とご記憶の方、またこのプロジェクトを通して初めて知ってくださった方もいらっしゃると思います。いま、私は写真家として活動を続けながら、京都のお寺・妙満寺の塔頭に暮らしています。


◆京都・妙満寺の四季


<このプロジェクトで実現したいこと>

 皆さんは「安珍清姫物語」をご存知でしょうか?古くは平安時代から説話として登場し、時を経て「安珍清姫物語」の後日談が生まれ、何百年もの間、能や歌舞伎などの芸能で「道成寺もの」として親しまれてきました。どんなお話か、あらすじをかいつまんでお話いたします。


−「安珍清姫物語」とその後日談

 平安時代、ある旅の僧・安珍に熱い思いを寄せた女性・清姫がいました。しかし、修行中である安珍は清姫との約束を破ります。そして、悲しみ、憤怒した彼女は蛇身となり、ついには道成寺の中に逃げ隠れた安珍を鐘ごと焼き尽くし、清姫も川へ投身したのです。

 その後、住職の夢に邪道に落ちた二匹の蛇が現れ、法華経の供養を懇願します。さっそく盛大に供養を営んだ夜の夢で、天人へと生まれ変わった二人が御礼を述べ、別々の天上界へと飛び立ったそうです。


◆妙満寺に安置されている霊鐘          
 それから四百年ほど経ち、道成寺で二代目の鐘を再興した鐘供養でのこと。見知らぬ白拍子が舞い始めたかと思うと、一瞬にして蛇に姿を変え、引きずり下ろした鐘の中へ消えたのです。その後、付近に災害や疫病などが続いたため、不吉に思われた二代目の鐘は竹藪へと捨てられました。

 さらに二百年ほど経った、豊臣秀吉による紀州征伐の頃のこと。家臣・仙石権兵衛秀久がこの鐘を掘り起こし、合戦の合図にこの鐘を用い、戦利品にと京都へ持ち帰り、経力第一の妙満寺に納めました。数奇な運命を経て伝えられた二代目の鐘を供養するため、毎年盛大に法要が営まれるほか、芸道成就を願い芸能関係者も訪れています。


◆妙満寺における鐘供養の様子(2019年5月)


−写真作品『鐘』制作に至るまで

 そして、私もいつかは「安珍清姫物語」をテーマに「写真」で表現したいと考え始めました。しかし、あまりにも大きなテーマであるため、なかなか表現の方法がわからず日々が過ぎて行きました。

 しかし数年前、道成寺(和歌山県)でご住職による見事な絵解き説法「安珍清姫」を拝聴したときに、心をよぎったことがあります。それは「清姫は本当に特別な女性だったのだろうか...」ということです。舞台に登場するくらいなので、もちろん特別な女性です。でも私は「止むにやまれず愛する人を追いかけ苦しむ清姫の気持ち」が何だかわかるような気がして、過去の恋愛を思い出して胸がどきどきしました。


◆道成寺・小野俊成住職による絵解き説法「安珍清姫」の様子

 そしてこの話を、かわいそうな悲恋の物語や、狂女となった清姫がやった事、などとは決して簡単に片付けられないと感じたのです。それに加え、安珍も僧侶とはいえ一人の男。たまたま、私の結婚相手が僧侶だったこともあり、僧侶が聖と同時に俗も持っていている事も十分知っています、笑。

 安珍が一夜を過ごした清姫の家で起こったこと、安珍が隠れた鐘を炎で燃やす蛇(清姫)の両眼から流れた血の涙、清姫の感情が爆発しその形相が般若や真蛇に変わること、最期に二人は法華経の功徳で天人となり救われること、、、。改めて「安珍清姫物語」とその「後日談」を調べて行くにつれ、色んなイメージが頭に浮かんで想像がぐんと膨らんだのです。そうだ、安珍と清姫は必ずしも特別な男女だった訳ではなく、私たち「誰もが安珍であり、誰もが清姫である」のではないかとの思いに至ったのです。


-清姫=私=あなた

 撮影の糸口をつかんだ私は、「安珍清姫物語」をそのまま倣って写真に落とし込むのではなく、物語から想像を膨らませた今を、清姫の気持ちに降りて撮影しようと決めました。
 折しも二歳の娘が絵を描き出した頃だったので、その自由奔放な絵に大いに刺激を受け、まったく新しい気持ちで撮影に臨みました。


◆新作『鐘』より

 2018年5月から1年半の間、バラバラになったパズルを組み合わせるように、登場人物や場所などによって、その時にしか撮れないシーンを1ピースずつ撮影していきました。そのシーンの前後に、思いがけない写真が生まれることもありました。

 私のこれまでの全作品を振り返ると、「日常の中にある普遍的なもの」に惹かれ写真に託してきたように思います。それぞれの作品で、具体的なテーマは違いますが、そこに通底するものは変わらない。しかし今回は、子育てとの両立で作品を生み出すという葛藤を初めて経験しました。その葛藤は、自分や他者に深く向き合うための扉だったのかもしれません。また、今まであまり描いてこなかった「」や、記憶に埋もれていた過去の自分とも向き合いました。それは清姫の在り方に少しでも重なるために必要な行為だったと感じています。

 撮影終盤には「誰もが安珍であり、誰もが清姫である」という人間の業そのものに肯定的な共感を抱くことで、今の自分を受け容れられる心地がしました。まるでパッチワークのような制作時間の中で、京都・和歌山・福岡・東京などで繰り返し撮影しましたが、その制約がかえって状況を貴重なものに変え、作品の純度を高めてくれたように思います。


 撮影期間中、京都を拠点とする【赤々舎】代表の姫野希美さんに写真を見てもらい、話し合いを重ねて来ました。NHK番組、ニュース630京いちにち(2019年6月6日放送)では【赤々舎】が取り上げられ、打ち合わせの様子が放映されました。

 そしていよいよ今年、新作写真集『鐘』の出版を控えているのですが、写真の内容から「ボリュームと質を兼ね備えた、これまでにない写真集にしたい」という気持ちを姫野さんと抱いています。そのため、出版費用が今まで以上にかかることになり、私が主体となって今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。


◆写真集『鐘』の編集風景(2020年3月)

                           

<これまでの活動>

 ニッコールクラブ会報誌で全四回(2019-2020)にわたり「ものがたりを描く」と題して、写真と文章で連載しました。また、銀座ニコンサロンの階段ギャラリー(2019)、ニコンプラザ新宿/大阪のフォトプロムナードなどで予告展示(2020)を開催しました。


◆ニコンプラザ新宿フォトプロムナード 展示風景     

今年は、ニコンプラザ THE GALLERY(東京/大阪)での写真展を予定しています。


           

<プロフィール>

写真家/古賀絵里子(こがえりこ)
1980年、福岡市生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業。趣味は骨董市、料理、晩酌。京都在住。

【書籍】

『浅草善哉』(青幻舎 2011年)

2003年から2008年の六年間をかけて、東京・浅草に暮らすある老夫婦の日常を綴ったデビュー作『浅草善哉』。フォト・ドキュメンタリー「NIPPON」(2004)、「さがみはら写真新人奨励賞」(2012)、PRIX VIRGINIA jury’s choice(2018)を受賞。 YouTube

  ◆『浅草善哉』(青幻舎2011)

                              

『世界のともだち 12 カンボジア』(偕成社 2014年)

カンボジアに暮らすひとりの少女の日々を一年間かけて取材撮影し、世界のともだちシリーズの12巻目として刊行。「厚生労働省社会保障審議会児童福祉文化財」特別推薦、「産経児童出版文化賞」大賞などを受賞。2020年、小学二年生国語の教科書(東京書籍)にも掲載されています。

◆『世界のともだち12カンボジア』(偕成社 2014)


『一山』(赤々舎 2015年)

和歌山県高野山に魅せられ、高野山を舞台にその自然や風俗、そこに暮らす人々などを2009年から2013年まで撮影した美しい作品集。妙満寺で展示された同作は、2015年「KG+AWARD」グランプリを受賞しました。YouTube

◆『一山』(赤々舎 2015)


『TRYADHVAN』(赤々舎 2016年)

作家本人の妊娠・出産を軸として、自身とお寺での日常生活を撮り下ろした作品『TRYADHVAN』(トリャドヴァン)を発表。タイトルは仏教用語で「三世」(過去/現在/未来)の意味。2016年、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のメインプログラムで展示されました。YouTube

 ◆『TRYADHVAN』(赤々舎 2016) 

2004年より現在に至るまで、国内外で個展やグループ展を多数開催。清里フォトアートミュージアム、フランス国立図書館などに作品が収蔵されています。


<資金の使い道>

・写真集『鐘』の出版費用の一部

・リターンの制作費用・仕入れ代・郵送代

・CAMPFIREの手数料

 

<リターンについて>

選べるリターンは全部で10コース!

1,000円〜100,000円までの10コースすべてに、作家からお礼のメールメッセージをお届けいたします。どのコースもすべて消費税、送料込み!丁寧に梱包して、迅速に郵送させていただきます。

1. 【THANK YOU!!コース】1.000円
2. 【鐘コース】8.000円
3. 【一山コース】12.000円
4. 【KOZABUROコース】13.000円
5. 【TRYADHVANコース】14.000円
6. 【AKAAKAコース】20.000円
7. 【鐘5冊コース】35.000円
8. 【鐘10冊コース】68.000円 
9. 【オリジナルプリントコース】80.000円
10.【オリジナルプリント額装コース】100.000円


【祝 目標額達成 追加リターン3コース!】

11.【一山 特装版コース】40.000円 限定20個
12.【オリジナルプリント『一山』「蓮」額装コース】120.000円 限定3個
13.【オリジナルプリント『一山』「滝」額装コース】120.000円   限定3個

追加リターンも同様に、作家からお礼のメールメッセージをお届けいたします。どのコースもすべて消費税、送料込み!丁寧に梱包して、迅速に郵送させていただきます。


【魅力的なリターンアイテム!

★お礼のメッセージ

*後日、作家から感謝の気持ちを込めた、お礼のメールメッセージをお送りさせていただきます!


★ 新刊写真集『鐘』(直筆サイン入り)

*2020年出版/赤々舎、予価/8,000円+税(出版社の販売許可済)

*造本/設計は気鋭のデザイナー・大西正一にお願いしています。作品のコンセプトを反映した造本の工夫を盛り込んでいただく予定です。

*出来上がったばかりの写真集に、心を込めて一冊ずつサインいたします。

*【鐘5冊コース】と【鐘10冊コース】につきまして、直筆サインご希望の方は、備考欄にその旨をご記入ください。ご希望通りに対応させていただきます。

*画像は表紙のデザインイメージです。


★【KOZABURO】☓『鐘』限定 SNAKE MOSH PIT BANDANA SCARF

*2017年、LVMHプライズにて日本人初の特別賞を受賞した、NYを拠点に活動するファッションブランド【KOZABURO】。デザイナー・赤坂公三郎氏による『鐘』限定のバンダナ・スカーフ(白地に赤柄)を特別協賛にて制作していただきました!デザイナーの体験にちなんだ77字の漢字が配置され、その周りは蛇の模様(輪廻と幸運を意味)が描かれています。このプロジェクトでしか手に入らない限定品です!

*画像はデザインイメージです。

・Silk screen printed in Kyoto, Japan
・100% Cotton
・Made in Japan
・55cmx55cm


★既刊写真集『一山』写真集(直筆サイン入り)

*写真集に心を込めてサインいたします。

*2015年出版/赤々舎、価格/4,000円+税(出版社の販売許可済)

*表紙は三色展開。グレー/白/薄ピンクの中から、お選びいただけます。本文は同じ内容です。

*画像は表紙イメージです。

★既刊写真集『TRYADHVAN』写真集(直筆サイン入り)

*写真集に心を込めてサインいたします。

*2016年出版/赤々舎、価格/6,000円+税(出版社の販売許可済)

*既刊写真集『TRYADHVAN』は手作業による糸綴じ製本。中に一箇所袋とじのページがありますので、開封してご覧ください。

*画像は表紙イメージです。


★『鐘』オリジナルプリント1枚(直筆サイン/エディションナンバー入り)

*『鐘』オリジナルプリント 予価70.000円+税

*オリジナルプリントのイメージは写真集がお手元に届いた後に、写真集より1枚お選びいただけます。後日、作家よりご連絡し、ご相談のうえ写真を決定いたします。

*写真決定後、作家本人がプリントし(A4サイズ)、サイン/エディションナンバーをオリジナルプリントに入れさせていただきます。

*【オリジナルプリントコース】はプリントのみのお渡しとなり、【オリジナルプリント額装コース】は、プリントに合った額装を作家が選び、すぐに飾れる状態にしてお渡しいたします。

*画像は額装セットにした場合のイメージです。


★NEW!! 既刊写真集『一山』特装版(直筆サイン/エディションナンバー入り)

*写真集に心を込めてサインいたします。

*エディションナンバーと直筆サインが入った木製のバー付き(取り外し可能)。

*染織作家・陣内章代さんが高野槙で染めた布貼上製本

*アーティスト・世一安子さんの手漉き高野和紙の遊び紙

*木工アーティスト・竹内秀典さんによる遊び心満載の、端正な木箱入

*2015年出版/赤々舎、価格/30,000円+税(出版社の販売許可済)、限定50部 発売

*画像はイメージです。

★NEW!!『一山』「蓮」or「滝」オリジナルプリント1枚(直筆サイン/エディションナンバー入り)

*『一山』オリジナルプリント 「蓮」or「滝」価格70.000円+税

*オリジナルプリントのイメージは、「蓮」または「滝」よりお選びいただけます。

*どちらの絵柄も限定3個です。

*作家本人がプリント(Type-C print)したオリジナルプリントに、サイン/エディションナンバーをお入れいたします。

*プリント用紙サイズ(大四切サイズ 279×356mm)/写真イメージサイズ(245×245mm)

*プリントに合った額装を作家が選び、すぐに飾れる状態にしてお渡しいたします。

*画像は額装セットにした場合のイメージです。

◆「一山」HISTORY

受賞: 京都国際写真祭「KG+AWARD」第一回グランプリ受賞
展示:Happy Maker in 高野山 2011(和歌山 2011、2013)、エモンフォトギャラリー(東京 2013、2015)、ANAインターコンチネンタルホテル(東京 2013)、新丸の内ビル(東京2013)、総本山妙満寺(京都 2015)、Festival Photo La Gacilly(フランス 2016)、大正大学・エスパス空(東京 2017)、入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良 2018)など
収蔵:清里フォトアートミュージアム、エモンフォトギャラリー、妙満寺、個人蔵





<実施スケジュール>

・クラウドファンディング期間:5/1(金)~5/30(日)23:59:59
・リターンのお届け :クラウドファンディングを締めた後に発注しますので、2020年8月以降の発送となります。


<応援メッセージ>

 こんにちは。赤々舎の姫野と申します。これまでに2冊、絵里子さんの写真集を刊行させていただき、今回の『鐘』は3冊目となります。対象を深く見つめながら、同時に時空を超えた在り方へと遡るような絵里子さんの写真は、『鐘』に至って、より解き放たれた振幅をもち、大きな問いを差し出してくれています。
 「鐘」は、見る私たちのなかで幾重にも反響します。それは兆しなのか、警告なのか、あふれる声なのか、祈りなのか。この「鐘」の存在と響きを本のかたちにも生かして制作するために、このたび皆様の応援をお願い致します。かならずいつか、それぞれの方にとって、生のひとつの拠りどころとなる本を生み出せますよう、全力で努めます。

  姫野希美(赤々舎代表)

                                       


<最後に>

 新作『鐘』の撮影を通して、道成寺や妙満寺の方々、また友人や家族から受けた恩恵を写真へ託せたことへ心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 昨今の新型コロナウイルス感染症対策の影響で、写真展が無事に開催されるか未定の状況ではありますが、せめて新刊写真集『鐘』として【赤々舎】より世に出し、日本や海外の方々に広く届けたいと切に願っています。また、この作品を通して、「安珍清姫物語」やその芸能に興味を持って頂き、道成寺や妙満寺を将来訪れるご縁となっていただければ幸いです。

 ひとりの写真家として、どんな状況下であっても出来うる創作活動を続けたいという思いから、今回のプロジェクトに踏み切りました。皆さんのご支援で、写真集『鐘』を一緒に作り上げていただければ最高に幸せです!そのお礼に、魅力的な選べるリターンをご用意いたしましたので、ご支援どうぞよろしくお願いいたします!!!
 

<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/10/20 10:53

    ついに待望の新作写真集『BELL』(赤々舎)が完成し、無事に2020年11月1日発行の運びとなりましたので、ここにご報告させていただきます。クラウドファンディングご支援者の皆さまには、それに先駆けて10月20日頃にリターンをお届けさせていただきます。クラウドファンディング募集が始まってから、約...

  • 2020/10/14 12:39

    こんにちは。秋日和の爽やかな気候が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?いよいよ、ニコンプラザ THE GALLERY 東京/大阪での写真展「BELL」のDMができました!ご支援者の皆さまにはDMを写真集に同封させていただきます。御礼のメッセージにも添付いたします。また、ニコンプラザ以外...

  • 2020/09/30 20:33

    日ごとに秋の深まりを感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。いよいよ、写真集の印刷の段階となり、9月29日〜10月2日の四日間で印刷立ち会いをしています。場所は大阪・ライブアートブックス、赤々舎の姫野さんとデザイナーの大西さんも一緒に立ち会い、微妙な色調整の作業を重ねています。妥協の...

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