ページをご覧いただきましてありがとうございます。私は、長崎県西海市崎戸町にある社会福祉法人福医会養護老人ホームさいかいの施設長、前平義昭と申します。養護老人ホームは介護等ではない生活困窮や独居困難など社会的な環境、精神状態等々による何らかの事情により自立した生活が困難な方を一時的に受け入れるシェルターとしての役割を担い、行政の要請と決定により施設での生活支援が必要である場合に受入、元の社会生活に復帰できるよう行政と協働しながら支援しております。核家族化が進む今日、過疎地域での自立した元の生活に復帰することは困難が多くなってきておりますが「生まれ育った地域で自立した生活をいつまでも」と、日々精進させて頂いております。
プロジェクトを通じて皆様に『過疎地域での生活の維持』について
ご理解とご協力を賜れましたら幸いです。
※今プロジェクトでは当施設を一般の方にもわかりやすいよう、老人福祉法における措置施設、養護老人ホームについて、介護保険法の特別養護老人ホームや介護保険外の有料老人ホームのような“老人ホーム”というイメージと混在しかねないため正式名称ではない“救護施設”と表現している文面があります。
当施設では2020年5月25日時点で36名の方が生活されております。
当法人は行政より社会福祉施設等の施設を民間移譲を受け2011年に設立したまだまだ若い法人です。 2012年度より引継ぎ、運営開始して現在に至ります。当施設は創立88年を迎える施設です。現在の施設は、1988年建設の30年を超過した建物及び設備により幾度と改修工事を実施、直近では2018年にも中規模改修工事を実施しました。環境上の問題で施設両側を海に囲まれ強塩害地域も重なり老朽化対策に費用が嵩んでいる現状にあります。配管の腐食や設備の老朽化によりボイラーの入れ替え、非常時電源の入れ替え等々生活に直結する部分から毎年度手を加え何とか維持をしております。
『消防設備における火災受信機・連動操作盤』の入れ替えにご協力をお願いします!
その中でも人命に関わる「消防設備における火災受信機・連動操作盤」を皆様の協力を賜りつつ入れ替えたいと考えております。消防法で設置が義務付けられている設備ではありますが経年劣化による影響で時折不具合を生じており、複数年保守しながら維持している状況です。消防及び設備点検業者様より早急の交換を複数年に推奨されており例年、事業計画において入替の実行を計画しておりますが、ボイラーの故障や非常電源装置の修復不能など突発的な事例が毎年度重なり本設備の実行まで資金が回らない状況にあります。昨今の災害発生を目の当たりにする中、想定した訓練も実施しておりますが、入所されている高齢者の安全と安心を守るのも責務であります。自然災害(暴風雨等)にて停電も発生したり、塩害被害を受け環境上の問題が日々懸念されている中、施設運営をなんとか継続している状況です。
地域に限らせた建物でもあるため地域貢献として有事の際の災害受け入れ先としても機能できるよう自助的に防火・防犯・防災の準備を微力ながら進めております。皆様のご協力と併せて地域の方々が安心して利用できるよう整えたいと考えております。
長崎県西海市
ここ長崎県西海市は佐世保市と長崎市の間に位置し、5町から成る人口27,700人(2020年4月末)の地域です。市内にはライフラインともいえる電車等の公共交通機関、高速道路もないことに加え繁華街もないため若年層の流出は顕著で現在西海市の高齢化率は37.5%となっております。この10年で人口は4,600人、14.6%減少、高齢化率は6.1%上昇している状況(2010年4月末比較)です。
西海市崎戸町
施設のある西海市崎戸町は、海と山に囲まれた自然豊かな町です。私達の町崎戸町は、65歳以上の高齢者が人口の半数以上を占めています。(2020年4月末時点 65歳以上 51.6%)人口減少と過疎の一途をたどる地域において“安心した生活”が送られるよう、施設に地域交流スペースを設け、基点に施設から地元高齢者の皆様の為に生活相談窓口や交流起点にと微力ながら地域のつながりを大切にしております。更なる取り組みとして安全な地域生活に根差し防火・防災・防犯に強いよりよい施設作りを進めて地域の生活を継続できる支援ができればと思います。(2010年4月末より6.7%高齢化上昇)
当該施設は1932年現:長崎県西海市崎戸町に救護施設として発足、1963年老人福祉法の公布に伴い町立の公的施設として養護老人ホームとなりました。
2011年当法人設立により行政より民間移譲を受け法人にて運営を開始し、現在に至り今年で創立88年を迎える市内唯一の措置施設です。現在の施設は1988年建設の30年を超過し建物および設備により幾度と改修工事を実施し、直近では2018年にも中規模改修工事を実施し老朽化対策を施していますが両側を海に囲まれ強塩害地域も重なり老朽化対策に費用が毎年度嵩んでいるためこの度寄付のご協力を得て今年度は実行し維持していきたいと考えています。
当法人が運営しております養護老人ホームは、介護保険適用外の公的な老人福祉施設です。イメージとしましては“救護施設”と表現したほうが他の“老人ホーム”と区別しやすいかと思います。心身、家族関係、住宅事情、経済的理由や虐待などによる生活困窮者を受入、元の生活に復帰できるよう自立支援する施設です。年齢は、原則65歳以上となります。養護老人ホームの特性でかつ重要な役割でもある入所者様が自立した生活が送れる様サポートを行い日々の生活における指導や助言を行いながら社会復帰を促進させる事が重要視されています。全国でも、900程度の施設がある中でもここ長崎県西海市は当施設1つのみとなっており一般的な福祉施設と比べて特殊的な施設で 社会復帰と就労支援を目的とした措置施設です。
入所者様が 安心して自立した日常生活を営むことができるよう、明るく家庭的な雰囲気で、地域や家庭との結びつきを重視した運営を行っています。原則として、65歳以上でご自宅での養護を受けることが困難な方を、市町村が措置する高齢者福祉施設です。
当施設はこれらの考えに基づき日々支援を行政と協働して実施しておりますが、昨今の人口都市集中型、核家族化などの要因も相まって過疎地域での社会復帰、自立した元の生活を送れるようになることは困難な事例が増えてきているのが現状です。
目標金額:3,000,000円
資金用途:施設消防設備入替工事
募集期間:2020年06月01日~2020年08月15日
工事期間:2020年10月16日~2020年10月23日
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
領収証及びリターンの郵送は締切後、2020年8月16日より順次発送させていただきます。
完工報告につきましては工事完了後、2020年10月26日より順次ご報告させていただきます。
※寄付型クラウドファンディングの税制優遇について
いただきましたご支援は、社会福祉法人へのご寄附となり、当法人が寄付金の領収証発行を行います。
このプロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証はリターン品(返礼品)と共にお送りします。
※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく、当法人が発行・直送いたします 。
私共は、今後も上昇を続ける地域の高齢化と減少の進む地域人口とに向き合わなければなりません。受け入れる施設側としても万全な体制と安全・安心な環境を整える事も重要な責務と認識しておりますが、若年層の流出により専門職どころか考えに賛同いただける職員自体が不足しはじめ、担い手が将来いなくなることで施設が継続できないことも出てくるのかもしれません。格差も広がる中、当施設が88年継続しているようにいつの時代にも養護老人ホーム施設のような救護は必要な制度であり、高齢者や地域を守る唯一無二の存在だと思います。又、全国に展開する老人福祉施設等福祉施設、医療機関で働く職員の皆様も課題が山積みであるのも事実であり、現在の新型コロナウイルにより世間的にも顕著になったと感じています。
なにかと話にでてくる医療機関や介護保険施設と比べて、特に当該施設のような救護施設は浸透性に欠けている部分もある事から今回のプロジェクトを通じて、また是非成功させ、地域住民の方はもちろんの事、全国にもこの制度を少しでもアピールしていきたいと考えておりますので、皆様のご支援の程よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、一端ではありますが日本の抱える縮図的な問題点を真剣にご一緒に考えていただけたこと、当施設のような施設があることを認識していただけたことに厚く御礼申し上げます。
本件に関するお問合せ先
社会福祉法人 福医会 総務課
http://www.fukuikai.com/
Tel:0959-34-2288(平日8:30~17:30)
E-mail: s_soumu@fukuikai.or.jp
最新の活動報告
もっと見るプロジェクト実施完了のご報告
2020/12/15 11:16この度はクラウドファンディングプロジェクトを含む指定寄附「創立から88年を迎える”救護施設“を安心と安全に維持したい」にご支援いただきありがとうございました。 ご支援を頂いた当指定寄附(火災受信機・連動操作盤)の設置につきましては、先日ご報告させて頂いた様に、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、工事が遅延しておりましたが、下記スケジュールにおきまして、すべての工事が完了いたしました事をここにご報告申し上げます。着工2020年11月22日~完工2020年11月30日 施設入所者様の安心安全は基より、地域のみなさまに対しても有事の際の受け入れ先として、安心してご利用いただけることとなりました。これもひとえにみなさま方のご支援の賜物と心より感謝いたしております。社会福祉法人福医会はおかげさまで2020年11月11日をもちまして創立10周年を迎えました。まだまだ未熟で若い法人ではございますが、今後とも皆様のお役に立てるようなさまざまなプロジェクトを計画し、ホームページにて発信していきますので、引き続きご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 もっと見る
プロジェクト実施スケジュールについての報告
2020/11/24 16:51こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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