《はじめに》 

みなさん、はじめましての方もお久しぶりですの方も、数あるページからこのプロジェクトをご覧頂きありがとうございます。石川県羽咋市の工房を拠点に、「木」と「バランス」をテーマにものづくりをスタートして6年目。wooden seed(ウッデン シード) という屋号で創作活動をしている得田充です。 今回のプロジェクトは、いつもの羽咋市の室内工房で製作したスケートボードやバランスボードをただ郵送で届けるのではなく、軽トラックの荷台に”動く工房”を作って、「もの」を作りながら(届けながら)「想い」も一緒に届けたい、という内容です。さてさて、どんなのが出来るか?一緒に楽しんでもらえたら幸いです。



《これまでの歩み》 

石川県金沢市出身の36歳です。会社員を経て、自分なりの生き方を模索する中でウッドサーフボードづくりと出会い、現在はものづくりをしています。文章にすることが本当に苦手ですが、今自分がイメージしてることがなんとか伝わればとまとめてみました。長くなりましたが、どうぞよろしくお願いします。 

子供の頃の夢は、サッカー選手でそれだけを目指す日々を送っていました。高校生になるとその夢が叶わないだろう現実が近づいてきて、それでも頑張っていればもしかしてって、必死にしがみついて頑張っていましたが、その夢も叶わず、気がつくと楽しさは薄れ大好きだったサッカーが嫌いになっていた自分がいました。

その後、大学生時代は一人旅をしたり、ニュージランドへワーキングホリデーに出かけたり。知らない街で知らない自分と出会う「旅」の魅力にはまり、卒業後はそんな旅の魅力を伝えようと、秘境を専門に旅をコーディネイトする旅行会社に就職しました。英語を使えて、海外にも行ける恵まれた環境は面白い仕事で自由にさせてもらっていたけど、どうしても心に埋まらない部分がありました。それが何なのか?その答えがはっきりとわからないまま、6年勤めた会社を離れて、次は地域おこしの仕事のために地元石川県に帰省。しかしその部分は埋まるどころか大きく穴が空いた状態になりました。今振り返ると「やりたい」ではなく「やらなければ」という状態だったんだと思います。 



そんな10代、20代を過ごした経験から、今まで積み上げてきたことを一旦ゼロに戻して、やってみたいことをやろう、と思いました。その時出会ったのがウッドサーフボートビルダー(木製のサーフボードを作る人)の寺内元基(GT Designs 代表)さんにお願いして3ヶ月かけて一から教えてもらいました。ものづくりは小学生の図工ぶりで、苦手意識はなかったけど、決して得意だった記憶もありません。でもいざ手を動かしてみるとワクワクして面白くて仕方のない日々が始まりました。これだ!って。

その後は、収入を得るために全国各地で農作物の収穫やスキー場などの季節労働で働きながら自分の工房を作り、少しずつ工具を揃えていきました。製作するものも、木製のサーフボードにはじまり、バランスボード、スケートボードなど「木」と「バランス」をテーマにした商品展開を今も模索中です。



《ものづくりの少し先へ》

wooden seedをスタートして少しずつ全国の方へ作品を届けられるようになってきたものの、商品がひとり歩きするネット販売という方法はどうもしっくりこない自分がいて、出会った方から直接の注文を受けるというスタイルでやってきました。しかし今回、新型コロナが全国の人の「流れ」をストップし、人と人とが出会わずとも社会が流通システムによって成り立っていく姿が見れたことで、今一度、自分の働き方(ものづくり作家としての方向性)を問い直すきっかけになりました。

それは、ネット販売はもちろん工房という拠点を構えて、お客さんを待ちながらのやりとりだけでは届けきれないもの。ものづくりを通して自分が感じ、迷った時に救われてきた「想い」がこぼれ落ちているのでは?人にはそれぞれ必ず何か才能があるよ、と良く言われています。はじめは自分でもそれが何なのか、どう使えるのか、なかなか気づけないと思います。自分もそうだったし、今でもこれが才能なのか?と自問することもありますが、面白い!と思うことを根拠のない自信を持って試行錯誤しながらやってみたり、ワクワクや夢中になる時間が、結果として自分を活かせる好きを見つける鍵になる、ということは自信を持って伝えられるし、その「想い」を実際に出会った人たちに伝えることが、ものづくりの少し先にあることなんじゃないかなと思っています。



 

《工房にのって》 

そこで今回プロジェクトを立ち上げて製作するのは「旅する工房」です。近年、調理器具を積んでキッチンカーにしたり、ベットを積んでキャンピングカーにしたりとライフスタイルに合わせて全国各地で様々なモバイルカーのカスタムが行われています。(軽トラックの荷台は規定サイズ内に収めれば、どんな風にもカスタムできます。)自分の好きなものに包まれた空間を移動し、その価値を第三者と共有する。みんな自身の車に「想い」を詰め込んで走っている。ならば僕は何を詰め込もう? そこで考えたのが今回の「旅する工房」です。 ものを運ぶだけなら、荷台があれば充分です。だけどそれでは、人と人が出会うことで伝わる「想い」までは届けられない。 ならば軽トラックの荷台に、ミニマムサイズの「工房」を詰め込み、「もの」だけじゃなく「想い」を共有する出会いの場を作ろう!と。 具体的には、今まで季節労働やサーフトリップで訪れ、出会った人々の地域に「旅する工房」で伺って、そこで寝泊まりしながら実際に作品の制作工程を見てもらったり、子ども向けの木工ワークショップをしたり、ゆったりとコーヒーを淹れて談笑したり。



《ワクワクして夢中になれるもの》 

僕が届けられる「想い」はそんなに大したものではありませんが、多かれ少なかれ何かに夢中になれる時間が、人生を幸せに過ごすのに欠かせない1ピースだと信じています。この「旅する工房」と出会ってくれた人たちが、作品作りを見て、その作品に乗ってみて、はたまた僕との会話の中で。自分が夢中になれる好きな時間を今よりも少しでも過ごしてくれたら、そんな嬉しいことはありません。最後までお読みいただきありがとうございました。まだまだ自分なりの届け方を模索中です。良かったら応援よろしくお願いします。



資金の使い道

今出来ることを大切に進めるプロジェクトですので終了報告で内訳を公開します。
ザックリとしたイメージは下記の通りです。


・軽トラック改修費用(木材、屋根材、塗料など):200,000円
・ソーラーバッテリーシステム         :200,000円
・キャンプファイヤー手数料:支援金の17%


実施スケジュール

募集開始から7月末を製作期間とし完成を目指します。

計画通りにプロジェクトを進めるというより、臨機応変にその時出来る事を大切に、ハプニングも楽しみながらお届けできればと思いますので、どうか温かい目で見守ってください。

コロナ情勢が許せば少人数での見学会、発表会などを開ければと思いますので、追ってお知らせします。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/06/23 17:55

    Rの屋根は楽しい!子どもの頃には作れなかったワクワクが詰まってる。いやぁ大人になったなぁ。どうやって留めようかと思ってたけど、3本しかないクランプがまさかのジャストサイズ!3つの橋を繋いでやってみようと思います。お楽しみに!#モバイルハウス#旅する工房#アーチ状#クラファン達成#woodenseed

  • 2020/06/20 18:10

    【クラファン最終日23:59まで 現在103%】37歳をみんなのおかげでsuccessで迎えることが出来ました。もうサタデーナイトフィーバーです。ありがとうございます。明日には支援者のデータが分かるので順次リターンのお知らせをしていきます。旅する工房(モバイルハウス)は7月中の完成を目指してま...

  • 2020/06/19 18:29

    【クラファン中】現在100% 残り2日ありがとうございます。達成です。君と出会えた奇跡がこの胸に溢れてるんで感謝を込めて歌います。必死過ぎて表情が硬い。

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