はじめに・ご挨拶
このページをご覧いただきありがとうございます。
「本山 立本寺 宿坊 四神閣」の支配人をしている原と申します。
私たちの手掛ける、宿坊『立本寺 四神閣(りゅうほんじ ししんかく)』は
築300年、日蓮宗本山の開祖を祀るお堂を持つ、美しい佇まいを残した建物です。
最初に、我々が着手する「以前」の姿をご覧下さい。
改装前の玄関
(今にも崩れ落ちそうな壁は鉄の筋違で食い止めてあり、床に穴、屋根瓦はボロボロ水漏れも.. )ガランとした中には日蓮宗の祖師を祀ったお堂だけがポツンと残されていました。
改装前の外観
今にも何か出てきそうな .... 正面も取り散らかり、見る影もありません。
2年の歳月を経て ..
地域、町の方々と一体になって準備・リノベーションをし、
ようやく2019年3月にオープンしてからは国内外問わず多くのお客様にお越し頂きました。
改装後の玄関先改装後の外観
しかし、コロナショックで予約がほぼゼロとなってしまい、存続の危機を迎えています。
日本文化の豊かさを後世に残すためにも、なんとか存続させていきたい。
そしてこの先も、新たなお寺やお堂の保存と活用を進めていきたい。
そんな想いでクラウドファンディングに挑戦します。
皆様のご支援をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
宿坊のご紹介
まずは宿坊の客室(全4室)を写真中心に紹介致します。
それぞれのお部屋を天の四方の方角を司る霊獣である、青龍・朱雀・白虎・玄武として分けております。
玄関口 (天井板や梁については、安全面を確認した上で可能な限り再活用)
朱雀 | 客間と寝室 ベッドライナーは西陣織で統一。
木々の香りが心地良いお部屋です。
浴室洗面所
どこを残し、どこを改装していくのかは難しい反面、リノベーションの醍醐味でもあります。
梁、柱や壁など昔の面影を残しつつも、水回りはしっかり改装し、懐かしさと快適性の両面を実現できるように取り組んでおります。建立当初からの梁
歴史の趣きを目で感じることができます。
このままでは今年いっぱいはおろか、紅葉の時期までもたない
2月中旬からキャンセルが相次ぎ、緊急事態宣言が発令されて以降、キャンセルが続くだけでなく新規のご予約もお断りせざるを得なくなり、このままでは『売上ゼロ』状態が半年もの間続いてしまいます。
Go to キャンペーンの施策も虚しく、現在の予約状況は両手で数えるにも余るような状態 .. このままでは秋まで持ちこたえることができません。
玄関を出て真横には立本寺。朝のお勤めもこちらで行なっております。
‘’ReValue Japan‘’ という活動について
”ReValue Japan”とは歴史的・文化的に価値ある建物等が、国や自治体でも維持が困難になっていたり、個人でも保管が難しく廃れてしまうケースが増えていく中で、これらの価値あるものに我々が関わり新たな価値を生み出し、後世に継承していく活動を指します。
境内で行われた地蔵盆の様子。
*地蔵盆とは子供の成長を願う伝統的なお祭りです。
京都の町家はこの7年間で5,600軒以上が失われてしまいました。
「今」を生きる私たちは、長く続くこれまでの立本寺の歴史と、これからの未来の中で、その一時期を「保管」または「保存」するためにお堂を’’お預かり’’しているにすぎません。次の時代・未来にお参りやご宿泊に来られる皆様の為に、この歴史的文化資源をなんとしても繋いでいかなくてはなりません。
私たちは日本の文化資源を守っていく使命感を持って、このプロジェクトに取り組んでいきたいと思っています。
私たちの地域のご紹介
北野天満宮 | 菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社。
学問の神様として名高い。四神閣より徒歩10分
平野神社 | 京都の桜の名所。平野神社の魁(さきがけ)桜は早咲きの品種であることから、この桜が咲き出すと都のお花見が始まると言われている。
約60種類400本あまりの桜木が境内を埋め尽くす。
四神閣より徒歩15分
教法院 | 同じ境内にある石田三成に仕えた戦国武将 島左近が眠るお寺。(四神閣の横にあります)
御朱印コレクターの間では素晴らしいデザインの御朱印を書いてくれることで有名。
最後に
ここまでお読み頂きありがとうございます。
皆様のご協力でこのプロジェクトが成功できたその折には、次に「社会貢献」を目的とした新案を立ち上げ、ご協力頂いたご恩を社会に還元していきたいと思っております。
この活動を全国にモデルケースとして波及させ、宿泊施設に留まらず地方の素晴らしい歴史や文化を守り、地域活性化に寄与するプロジェクトへつなげていければと思います。
世間から忘れ去られ、見る影もなく密かに朽ちていってしまう文化資源があり、
それに纏わる歴史がある。
歴史や文化は様々な人々が関わり、長い年月を経て今日に伝わる日本の貴重な財産です。
微力ながらも我々のプロジェクトによって、さらに後世へと歴史や文化を紡いでいく事が出来れば嬉しく思います。
我々はこうした動機からプロジェクトを進めております。
ぜひ、皆様のお力添えを頂けますようよろしくお願い申し上げます。
いつか、近い未来に、笑顔でお迎えできる日を心待ちにしております。
支配人 原・スタッフ一同
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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