地域の宝”じゅんさい”を活かし、生産者に光があたる未来を。

こんにちは、国産じゅんさい生産量日本一の町・三種町の戸嶋です。
私は、男鹿半島の生まれで、誰も知り合いのいない三種町に17年前に来てドライブインを始めました。地域のことに関わっているうちに「地域の食材でまちおこし」をしようと取り組みました。


取り組みの過程で感じたのは「生産者の所得の底上げ」でした。そのために、この町の食材を使い「プレミアム商品の開発」をしようと決心し、ドライブインを閉め、旧給食センターを町から借受、退路断ち、取り組むことを決意しました。

 

 

食材は、じゅんさい・白神あわび茸・アワビ・白魚・川海老・わらびなどです。地域の宝を、一生懸命育む人々に報われて欲しい、その思いから、今回のプロジェクトを企画しました。安心・安全かつ、日々の食卓にちょっぴりの贅沢と本物の美味しさを届けられる三種町の食材たち。ぜひ多くのみなさまに応援していただきたいと思います。

“じゅんさい”を使った新規商品を開発します!

じゅんさいは、ハス科の植物で、4月下旬から5月上旬に新芽を出します。それを摘み取ると皆さんが見た事の有るじゅんさいです。この最初の新芽は、前の年から春に出る準備をしています。そして、じゅんさいは摘み取ると新芽が出てきます。じゅんさいは摘み取らないとどんどん大きくなり、赤い花が咲き、新芽は出なくなります。

 

 

じゅんさいは綺麗な水でしか育ちません。白神山地の水が引き込まれてる圃場では、タニシやドジョウ,ヤゴなど綺麗な水に住む生き物がいます。また、収穫した部分が直接口に入る作物のため、農薬等は決められた量・回数しか使用できません。圃場の手入れ、摘み取りは全て手作業です。  

 

今回開発する商品は、じゅんさいの冷凍です。じゅんさいは野菜なので本来冷凍には適しません。これを生の状態に限りなく近づける事が、最大の目標です。これが出来れば、日本初の冷凍じゅんさいを流通させる事が出来ます。 

 

そして、これが可能になれば、今まで流通に適さなかった地場産食材を流通出来ます。白魚、川エビ、など生食で食べられる状態で食卓に届ける事が出来ます。  今回の商品新規開発のために、特殊な冷凍技術で旬の時期(生じゅんさい)と同じ状態の物を作ります。現状では秋~春は酢漬けの瓶詰めじゅんさいが大半ですが、旬の時期以外でも旬を楽しめるようになります。

じゅんさいの機能性に注目が集まっています!じゅんさいで健康に!

じゅんさいの特徴はなんといっても、その「ぬめり」。実は、葉の成分には緑茶と同じぐらい豊富なポリフェノールが含まれていることが判明しています。詳しく調べてみると、抗酸化効果が高いこともわかり、にわかにその機能性に注目が集まっています!

 

専門的にいうと、コレステロールや中性脂肪といった脂質の代謝改善効果や、内臓脂肪蓄積抑制効果があるということです。つまり、じゅんさいを食べることは健康維持にもつながるようなのです。そんな体にもいいじゅんさいを、今後もずっと地域の宝として育んでいきたいのです。

 

※じゅんさいって何?という方はこちら

※じゅんさいの機能性についてはこちら

 

 

 

そんな機能性にも注目が集まっているじゅんさいですが、一時的に生産量が上がると、せっかく生産者が魂をこめて育てたじゅんさいが安価で買い叩かれ取引される現状があり、それを防ぐ手段としても有効と考えます。冷凍保存し、需要のある時に提供することで、高値で取引されるようにもなり、生産者の所得も増え、若年層がじゅんさい農家になっても生活できるような下地をつくっていけると確信しています。   

若者が「じゅんさい農家になりたい!」と思える未来をつくりたい。

現状、じゅんさい生産に十分な摘み手がいません。なぜいないか。それはじゅんさい農家だけでは生活が出来ないからです。

 


このプロジェクトは、じゅんさいに関して言えば、5月から8月までの4ヶ月で200万円の所得があれば、残り8ヶ月で農産物、米・野菜・果樹等で100万円の収入があればじゅんさい農家として一本立ちができ、若者も携わることが出来るようになります。

 

さらに、買取価格が1500円程度になれば、生産者は摘み手を雇用することも可能になると考えています。現状は、約500〜700円前後での買取価格のため、雇用は難しいので生産者は高齢になるとじゅんさい農家をやめてしまう。最盛期に価格の下落を起こさない為に冷凍保存をし、旬の時期のじゅんさいの生産調整が効果的と考えました。旬の時期のじゅんさい(生じゅんさい)と同じ状態で販売時期を調整し価格の安定化を図ろうとプロジェクトを進めていきます。

 

ちなみに、これは漁師も同様。漁獲物を特殊冷凍保存することで、じゅんさい同様、生産者の所得向上が望め、若い人達の地元定住にも期待できます。少子化にも地域活性化にも貢献出来ると思いますので、どうか応援をお願いします。

じゅんさいのために。地域のために。

 

生産者(農家、漁師)の所得向上が最大ミッションです。そのために、これまでは不可能と言われた作物・漁獲物を特殊冷凍技術で、旬の時期と同等のクオリティを保てる商品として開発し、季節波動のある買取価格を安定化させることを目標にプロジェクトを推進します。

 

結果、生産者の所得が向上するだけでなく、小売店でも価格が不安定だった商品が、安定した価格で購入できるようになると推察されます。よって、生産者の所得向上によって、安定的に良品が手に入るという一般の消費者のみなさまにもメリットが享受できるプロジェクトと考えています。

お返し品の商品の説明

■冷凍じゅんさい:5~8月の旬の時期とほぼ同じクオリティのスペシャルなじゅんさいです。ぷるるん♪とした食感をぜひお試し下さい。

 


■みたねうどん:生じゅんさいと生梅、いずれも三種町が誇る食材をを練り込んだ生うどんです。 ツルっとしたのどごし、プリっとした抜群のコシは、温めても冷たくしてもGOOD。いろんな料理でお召し上がり頂けます。



白神あわび茸肉厚であわびのような食感が特徴の三種町特産の高級きのこです。かさの直径は10cmオーバーのものも。大ぶりだからといって大味なのではなく、食感も味も一級品のきのこです。



白神あわび世界自然遺産・白神山地の麓で育まれたブランドあわびです。白神の水、塩、そして日本海の昆布と、こだわり抜いた環境が上質なあわびを育みます。

 

 

じゅんさい摘み採り体験風の音、鳥のさえずりが聞こえる中で、小舟に乗ってじゅんさいを摘む。日常からかけ離れ、 大自然にどっぷりと浸かれる瞬間です。


集まった支援の用途

じゅんさい買取資金 75万円/研究開発費 30万円/販売移動費用 25万円/パッケージ費用 20万 

スケジュール

2016年4月 ファンディング終了/2016年5月〜9月 商品開発期間/2016年10月  販売開始 

 

 最後に伝えたいこと

秋田は一次産業従事者の比率が高い地域であり、三種町も例に漏れません。生産者の所得向上は、若者が生産者として地域で生業を営めるかどうかの重要なファクターとなり得ます。

 

よって、所得向上はすなわち地域の活性化と深く結びついていると考えています。私は、私の持てる知識と技術・ノウハウを生産者に還元し一緒に取り組むことで、地域の活力作りに寄与したいと考えています。そのためにも、このプロジェクトを必ずや成功に導かなければいけないと覚悟を持って望んでおります。

 

じゅんさい、白神あわび茸、白神あわびなど、ピカイチの品質をもちながらも、思うように所得があがらず苦しんでいる生産者がおります。ただ、彼らは「作り手」であり、加工する技術や知識を持ち合わせておりませんので、私のノウハウを提供したいと考えました。その方々への応援の意味でも、ぜひこのプロジェクトにご賛同いただければと思います。

起案者情報

 

【起案者】ぴっといん丼・丼 戸嶋

【HP】http://pitindondon.wix.com/home#

 

  • 2016/04/08 12:13

    地域メディア MACHI LOGさん に取り上げて頂きました!   地域の魅力を「発見」「磨く」「発信」する地域メディア、MACHI LOGさんにプロジェクトを取り上げていただきました! http://giftstotheearth.com/?p=39813   高橋 慶彦さん、記事...

  • 2016/04/07 10:06

    何かを変えようと思っても、変わる訳がないと思い、行動に起こす事はしなかった。   じゅんさいは、絶滅危惧種、摘てがいなくなれば、それで終わりと言い続けて来たが何も変わらなかった。今回、生産者の所得の底上げ、日本一のじゅんさいを作っている誇りを取り戻したくクラウドファンディングを立ち上げまし...

  • 2016/04/05 10:09

    農業県と自負する本県<秋田県>は全国第2位の食料自給率を誇っておりますが、農業生産額でみると東北で最下位です。 加工品製造額も全国44位で東北最下位。 これは農畜水産物に付加価値をつけることが出来ていない状況を意味しています。 いいものがたくさんあるのにまだまだ磨き切れていないこの現状を変え...