●竹灯りを積極的に使い楽しんで、広めて、放置竹林問題を知ってもらう。

 

はじめまして。

竹灯りマイスターの三原です。

 

今回のチャレンジは、

放置竹林の問題を知ってもらい、竹を積極的に利用してもらうこと。

 竹灯り(竹灯籠)を多くの人に使って頂き、家の玄関先や店舗の店先に置いてもらいたい。

 ワークショップ(制作体験)に参加して体験談をお知り合いに伝えて頂きたい。

 

 

●竹灯り制作のきっかけ

 

 

私の出身地函館には孟宗竹はなく、竹取物語に出てくるような竹林を見たのは高校の修学旅行。

バスの車窓から見えた竹林にとても感動したのを覚えてます。

 

流山に移住し10年が経ちます。竹が身近になりましたが、同時に年々放置された竹を目にすることが多くなり感動より寂しい気持ちが先に立ちます。

 

そんな時に、あるイベントで竹灯りに出会います。

竹の穴から漏れるひかりがなんとも言えない優しい灯り。

 

心が癒やされると言って良いのか、心が豊かになると言って良いのか。

 

 その後、作り方が気になり、自分で作りたくなり、千葉県内の長柄町を拠点に活動するNPO法人竹もりの里(千葉県長柄町)と出会います。

 

竹林の整備を行い、その竹で竹灯りも作っている「NPO法人竹もりの里」

 

 

  


竹灯り作りに参加してみると、これが思った以上に楽しい。

そして、竹に入れる照明を工夫し優しいひかりを演出する仕掛けを考えました。


小さな竹にはUSBに差し込める照明を、大きな竹はコンセントから電気(照明)を取り、

竹灯りに合うひかりの強さのLED照明を作りました。

さらにソーラーパネルも実験中。

 

● 若い師匠に共感


原点

私の竹灯りの原点は、熊本を拠点に活動する「ちかけん」。

 

熊本は全国で一番竹害が多い県。ちかけんは、その竹林を整備しながら竹に付加価値を付けて各地でイベントを行っています。
竹に穴をあけ様々なデザインを創りだし、今や全国で作品を制作展示し高い評価を得ている超有名なユニット。
彼らの作品に触れ、彼らのワークショップに参加し、思いを聞き、そして共感。 
竹灯りを日本の文化にすることを目的に、竹灯りの制作ノウハウを惜しみなく教えて頂きました。

共感して頂ける仲間が増えると、整備する竹林も面積も広がり、竹灯りをも沢山送り出すことができます。

 

小さな活動でも、全国の放置竹林が少しでもなくなり、その代わりに竹灯りのある風景が点在するように思い描いてます。

 

●私が竹灯り制作に貢献出来ること

 

私の職業は照明演出プランニングと照明デザインです。

 

簡単に竹灯りが置けて、暗くなったら勝手に電気が付いて、

竹からは上品な灯りが漏れて、季節感があるデザインが楽しめて、

竹灯りを見てくれた人が「ホッ」としてくれて。

竹灯りを置いてくれた人は、心が豊かになって。

 

そんな光景をイメージしてます。

 

 

色々試すために、フェンスに取り付けたらご近所さんにも好評判。

 

  

 

NPO法人竹もりの里では、地域の有志を募り竹林整備を行い、竹灯りを積極的に制作しています。

今はその竹灯りの照明担当を私が担っています。

 

●叶えば良いなと思うこと

 

間近に放置された竹林に気がついたことはありませんか?

所有者を特定できたとしても整備を行う「手」がありません。

 

願いは、三つ。

 

一つ目は、竹灯りを身近に感じてもらうこと。

二つ目は、竹灯りを通して心が動いてもらうこと。

三つ目は、一緒に活動する賛同者を募ること。

 

竹に新たな価値を与え、竹灯りを楽しんで頂くのはもちろんですが、竹灯りを制作する穴あけ作業も多くの人に楽しんで体験する仕組みを作り、長柄町との連携や取組みを水平展開します。

自分たちが住んでいる地域の竹害を低減し、美しい竹林景観を取り戻す。整備に携わった方には対価を支払い持続的に継続する仕組みが必要と考えます。

 

しかし、一緒に活動する人を募るのも、拠点を置くのも課題はたくさん。

なので、竹灯りを作りながら、地域に方々の意見や情報を集め、

竹林のそばに空いている場所があれば、そこを拠点に制作などの作業する。

近くに住む賛同者が集まれば、ご近所の竹林を整備し自分が住む街を自分の手できれいにする。

 

整備した竹林はそのまま捨てるのではなく、竹灯りに姿を変え、各家庭や店舗の店先を彩る。

 

このようなイメージでこの活動を広げたいと思います。

 

皆さんのお住いの地域にも放置された悲しい竹林がありましたら、

朽ちていく前のその何本かの竹を使って竹灯りを作ってみませんか?

 

千葉県は関東でも放置竹林の被害が一番大きい県ですが、千葉県だけでなく近隣の県も放置竹林に悩む自治体が沢山あることを知りました。

是非、竹灯りの魅力を確かめてください。

 

● 福祉施設との協業

 

全国にある福祉施設入居者に竹灯りと制作を共に楽しんでもらい、社会との繋がりを持ってほしい。

入居者の程度にもよりますが、児童、障害、高齢者共に出来る範囲で制作に携わり、制作物完成の喜びや販売も視野に入れた取組みも考えられると思います。

竹は中身が空洞ですので、輸送コストを抑え全国に発送することが出来ます。

 

 

●里山を取り戻す


人々の暮らしの中で営まれてきた農林業。かつて、そこには多様な動植物の宝庫があり、美しい風景がいたるところにたくさんありました。

それらの場所を、「里山」と呼んでいます。 

 

 

代々引き継がれてきた農林業が高齢化や衰退などで美しい里山風景は一変し荒れた竹林がいたるところに増殖。
里山は人の手入れによって守られるこらこそ、美しい風景と多様な生き物が共生する環境が整います。

 

放置された竹林を整備し、これ以上進む増殖を止め、美しい竹林を取り戻し、切った竹に息吹を与え、美しいデザインをまとった真新しい竹の嫁入り先を探す事業。 これが「竹灯り」の基本的な考えです。

 

 

 

 

●素材の循環 SDGsの取組み

 

素材の竹は伐採したばかりの生竹(青竹)です。生竹には水分が含んでいるため風化します。
おおよそ3ヶ月から4ヶ月でカビが生えたり、割れたり、色が変わってきたり。
四季の移ろいに合わせて寿命を迎えます。

 

寿命を迎えた竹は炭にすることで、脱臭材や消臭剤として、畑の土壌改良として最後まで無駄なく使い切ります。

 

季節に合わせて竹灯りのデザインを変える。季節が変わる度に変化する竹灯りは、自身もまわりにもきっと良い影響を与えることと思います。

 

 これは、SDGs(持続可能な開発目標)のNo15(陸の豊かさを守ろう)にあてはまる取組みです。

 

 

●自然との共生と一石七鳥の事業

 

竹灯りはすべて天然の孟宗竹と真竹で作られています。

竹林整備の副産物を事業家すると、沢山の効果が期待できます。

・里山の復活
放置された竹林をきれいに間引き、光を入れることで里山が復活します。

・獣害の抑止
里山は野生動物と民家の境界線。
お互いのスペースを確保することで、農作被害も抑えることができます。イノシシなどの動物は里山を民家との境界線と意識します。はち合わせや畑作を獣害から守ることが出来ます。

・景観の復活と災害防止

間引いた竹林は景観が良くなるだけでなく、地滑りの防止にも役立ちます。(昨年の台風の被害で予想以上に多かったのは放置竹林の地滑り。この地滑りで道路が塞がれたことはなかなか報道されなかったそうです)

・竹の子ノ収穫

整備された竹林には「美味しい竹の子」が生えてきます。

・幅広い世代で制作を楽しめる

竹灯りの制作は、幼稚園児からお年寄りまで幅広く体験出来ます。児童は工具を使う経験が新たな成長に繋がり、老人ホームなどでは手先を動かすことで認知症の予防にも繋がります。(これが意外と人気があります)

・付加価値

伐採した竹は竹灯りに姿を変え付加価値を付けてお嫁に行きます。

・循環

寿命を迎えた竹は返品して頂き、竹炭として再々利用します。

一石七鳥の事業です。 

 

 

● ワークショップ

 

穴開け

竹専用ドリルでサクサクと。
黙々と、何も考えず、無になれる単純作業。
普段考える仕事が多い方は是非チャレンジして頂きたいと思います。
時間を忘れて没頭すること間違いありません。

 

幼稚園の児童から、ご年配の方々まで簡単にできる作業です。
作業時間は簡単なもので40分程度。細かなデザインは約1時間半くらいで完成します。
出来上がった時の達成感は何とも言えない瞬間です。

子供達は、見たことはあるけど触れたことの無い電動工具に興奮します。

この経験から子供達はきっと成長することでしょう。

 

ご年配の方は、手先に集中し脳も体もフル回転。

認知症の予防や施設などではイベントの制作物として。演出として。

素敵に飾ってみて下さい。


季節に合わせたデザインを豊富に取りそろえてますので、春夏秋冬楽しめます。

 

●「みんなの想火プロジェクト」に竹灯りで参加

 

https://47akari.jp/  ← オリンピックの前夜7月23日に全国一斉に竹灯りを点灯するイベント 

 

オリンピック前夜の7月23日全国一斉に竹灯りを点灯するイベントに参加します。

(東京会場では生中継を予定します)

 

深刻な竹の被害を防ぎ、放置竹林の問題を考え、竹灯りを制作し、オリンピックの前夜に全国一斉点灯。

現在、千葉県佐原市の田山氏が千葉県の中心でこのプロジェクトを動かしています。

 

イベントの参加をきっかけに全国で問題視される放置竹林問題を身近なものと意識し、少しでも多く竹の消費に貢献して頂けたら。そんな思いです。

 

全国には竹灯りを作るだけではどうにもできないほどの規模の面積が占める竹害の山があります。目に見える形で竹灯りが普及すれば、徐々に消費が増えます。

 

消費が増えることで、竹林整備の費用を賄うことができます。

まずは皆さんの身近にある竹林を整備し、その竹で作る竹灯り(竹灯篭)で心から豊かになる体験を共有して頂けたら幸いです。

 

ワークショップの参加はこの参画の入り口です。

 

 

● 支援金の使いみち

 

・整備作業をして頂いた方への謝礼

・竹専用ドリル等の消耗品の購入費

・ワークショップ運営費

・竹灯り専用照明の製作費

・竹灯りの発送費

・faavoへの手数料

 

 

https://www.facebook.com/100002067165456/videos/2809507505794794/?t=0

 

 

 

● 実行スケジュール

 

目標金額にかかわらず、お返しの内容に沿って実行します。

尚、ワークショップの開催は事前にスケジュール調整を行います。

(スケジュールに合わせて竹を伐採します)

 

 

●流山を盛り上げるクラウドファンディング!


〜6組のチャレンジャーが挑戦中〜
https://naga3.com/nagareyama-cf

 

 

● お問い合わせ先

 

株式会社灯り計画

〒270-0135 流山市野々下3-771-24

Tel:04-7196-7142

Mail:info@design-akari.com

担当:三原

  • 2020/03/19 08:24

    函館市にある施設と一緒に竹灯りを始めます。 竹の自生しない北海道でプロジェクト。     認知症の予防に効果的かもと・・・。 やってみなければわかりませんが、挑戦してみることに意味があります。   普段目にする事のない竹に親しんで頂きたいと思います。   細田さん、前に進めて...

  • 2020/03/16 23:25

    「CHIKAKEN」三城さん、ありがとうございます。   私の竹灯りの原点の「CHIKAKEN」 初めてお会いしたのは5年以上も前。2度目にお会いしたのは千葉県でのワークショップ。   竹という素材に灯りを灯すことで生まれる価値の共有も根底にありますが、 竹と通して繋がる人との出会...

  • 2020/03/14 16:26

    高橋さまより応援メッセージをご紹介します。ありがとうございます。   「放置されている竹林の無くし、竹灯籠にするというのは本当に良い方法だと思います。企業・家庭に竹灯籠がどんどん増えていってほしいし、応援しています!」   千葉県内では、放置竹林整備や竹灯り制作事業をボランティアを含め...