こんにちは!山梨学生有志団体この指とまれ!代表の秋山日向子です。

前回実施したクラウドファンディングでは、多くの方々から温かいご支援を頂き達成することができました。本当にありがとうございました!

 

 

 

このような子ども達の笑顔が見られたのも、皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

 

私達は、福島県在住の親子を対象に、山梨の自然の中で行う保養キャンプ「じゃんじゃんキャンプ」の企画・運営を続けています。

2011年の福島第一原発事故から、今も外遊びが制限されてしまっている子ども達や、日々不安を抱えながら生活している家族がいます。

そういった福島の親子に、山梨の自然の中で思いっきりリフレッシュしてもらいたい!そんな思いで活動しています。

 

 

「福島ではさせてあげられないから」

子どもとスタッフが一緒に松ぼっくりを拾って、その子のお母さんの元へ「こんなに拾ったよ!」と見せに行ったことがあります。するとお母さんから「絶対福島ではさせてあげられない。ありがとう」という言葉をもらいました。福島では、落ち葉や土が集まっているところには、放射性物質も溜まりやすいので絶対に近づかせられません。だから親御さん達も、安心して子どもを外で遊ばせられないのです。

 

松ぼっくりを拾うという、私達が何気なくしていたことができない子ども達がいる。震災から6年以上が経った今でも、「当たり前」が当たり前でない子ども達がいる。

そのことを私達は決して忘れてはなりません。

 

 

 

一日でも長くキャンプを

 

キャンプが終わった後に実施しているアンケートに、「キャンプを9泊10日にしてほしい!」という子どもからのコメントが書かれたことがあります。キャンプを心から楽しんでくれている子どもの言葉に感動するとともに、私達はあることを思い出しました。

放射能は、より多くの時間その影響がない場所で過ごすことで、身体の免疫機能が回復すると言われていることです。

「何が一番、子ども達のためになるのか」。それを改めて考えた時、一日でも長く、放射能のことなどを気にすることなく自然の中で思いっきり遊んでほしいという結論に至りました。お金に余裕はありません。宿泊日数が増えることで、宿泊費や、食費なども増えることになります。それでも、子ども達のために、福島の親子のために、私達は宿泊日数を増やすことを決めました。

 

 

 

今回の夏のキャンプでは、子ども達が毎年とても楽しみにしている水遊びや流しそうめん、虫捕りなどの外での活動を企画しています。

夏にしかできない、じゃんじゃんキャンプでしかできない、そんな体験を子ども達にたくさんしてもらいたいと思っています。

 

 

保養キャンプの意義って?

何も気にすることなくのびのびと遊び、心身の疲れを癒す活動を「保養キャンプ」と呼んでいます。保養キャンプには、以下のような意義があります。

 

・外遊びで心身のリフレッシュ

・普段体験することのできない自然学習、アウトドア活動への参加

・キャンプで新しい人に出会って、みんなと仲良くなれること

 

キャンプの遊びの中での小さな発見や新しい経験に心を躍らせ、目をキラキラさせる子ども達を私達は見てきました。

また、「ここでなら安心して子どもを遊ばせてあげられる。子どもの保養だけじゃなくて私自身も保養になったキャンプは初めて」と言ってくれたお母さんもいました。

 

 

 

 

「おかえり」「ただいま」

私達のキャンプは、原発事故での影響を気にして外で自由に遊ぶことができなくなった福島の子ども達、そしてそれをさせてあげられなくなった家族のために何かできないだろうかという考えから始まりました。原発事故での影響は今も、そして今後も続いていきます。すぐに現状を変えることはできなくても、今私達にできることは何なのか。行き着いた先が「何も気にすることなく、自然の中で思いっきりリフレッシュしてもらうこと」でした。

 

 

 

じゃんじゃんキャンプは参加者の方々との出逢いをとても大切にするキャンプです。定期開催してきた中で、毎回来てくれる方々がいます。山梨から福島に向かう帰りにバスの中で「ねぇ、次のキャンプっていつ!?」とお母さんに尋ねるほど次回のキャンプを心待ちにしてくれた男の子もいました。だから私達のキャンプはいつも「おかえり」と福島から帰ってきてくれた家族を迎えることから始まり、「いってらっしゃい、またね」と送りだすことでまた始まります。そんな支援する側・される側の垣根を取り払った関係を、私達は大切にしています。

 

 

 

 

「じゃんじゃんキャンプ」の運営組織

私達は2012年から年2回、保養キャンプを開催しています。

主に福島県に住む親子約40人を山梨県に招いています。

 

「じゃんじゃんキャンプ実行委員会」は以下の3団体で成り立っています。

・山梨学生有志団体この指とまれ!

・NPO法人山梨ナチュラル工房

・2R‐Base(福島のお母さん達の団体)

 

 

第11回じゃんじゃんキャンプの計画

日程:2017年8月17日~21日(4泊5日)

場所:甲州市 塩山 塩の山ファーム

参加者:福島県在住の親子 約40人

    山梨県在住の小学生(高学年) 約10人

テーマ:リ・フレッシュ

プログラム(案):

水遊び、畑での農作業、流しそうめん、お菓子作り、スライム作り、ナイトハイク、親御さんプログラム等

 

「リ・フレッシュ」は、リフレッシュとフレッシュをかけており、日々の疲れやストレスを癒してもらいながら、様々な場で、その時にしかできない生の体験、新鮮な体験をしてもらいたいという思いが込められています。

 

 

 

また、第9回目のキャンプから山梨県在住の小学校高学年の子ども達にもキャンプへ参加してくれています。子ども達には福島の親子を迎える側としてキャンプの準備を手伝ってくれています。福島の子ども達と山梨の子ども達、遠く離れた地で暮らす同じ子ども達が、かけがえのない友情を育んでくれることを私達は願っています。

 

 

今後のスケジュール

2017年

6月26日 FAAVOプロジェクト開始

8月10日 FAAVOプロジェクト終了

8月17日~21日 第11回じゃんじゃんキャンプ

9月~10月 報告書作成、返礼品発送

 

 

集まった支援の用途

参加者の食費、宿泊費、プログラムに使う備品・材料費等

 

これまでのキャンプ資金は、団体・個人の皆様からの寄付や、地域イベント出店時の売り上げとともに、私達学生による月4回の街頭募金を主としてきました。しかし震災から年が経つにつれ、私達この指とまれ!が街頭募金で集まる金額も減少してきているのが現状です。

 

そこで今回のキャンプの資金は、本クラウドファンディングや街頭募金、一緒にキャンプを運営しているNPO法人山梨ナチュラル工房による地域イベントへの出店等で賄いたいと考えています。

 

 

この時代に生まれ、育ち、大人になることを楽しんでほしい

じゃんじゃんキャンプ実行委員長、土屋茂が私達によく言う言葉があります。「福島の子だって山梨の子だって、みんな同じ子どもじゃないか」。

この時代のどの場所に生まれた子どもにも同じように、子ども達には外で元気に走り回る機会があって然るべきだと思っています。それは私達が幼い頃そうだったのと同じように、外で土や草花に触れ泥だらけになって帰ってきてほしいという、願いでもあるのかもしれません。

あの時のキラキラした大切な時間を、福島の子ども達にはじゃんじゃんキャンプで過ごしてほしい。そう願うからこそ、このキャンプを必要とする子ども達がいる限り私達はこの活動を続けていきたいと強く思うのです。

願わくば、子ども達が「大人」になってしまうその日まで。

 

 

 

そこでより多くの方々に私達の活動を知っていただき、継続していくためにも、2度目のFAAVOやまなしのクラウドファンディングに挑戦することにいたしました。

皆様のお力添えをいただき、皆様と一緒に福島の子ども達の笑顔をこの先も見守っていけたら、と思っています。

 

皆様のご協力、どうぞよろしくお願いいたします!!

 

 

 

  • 2017/08/16 21:57

    とうとう明日から4泊5日のキャンプが始まります!こうして今回の夏のキャンプが開催できるのも、みなさんのおかけです、、本当にありがとうございます!! 今まで必死に準備をしてきて、気づけばもう明日、、早いものです。準備期間、いろんなことがありましたが、明日からのことを思うとなによりも楽しみです!子...

  • 2017/08/10 20:51

    プロジェクト終了まであと3時間となりました!   今日は最後のこの指とまれ!ミーティングでした! 参加する子ども達の情報も続々と届き、当日のイメージが出来上がりつつあります!   クラウドファンディング達成の喜びもみんなで分かち合いました

  • 2017/08/09 08:56

    【目標金額達成!】 こんばんは、昨日の夕方に目標金額40万円を無事に達成することができました!!!! 現在残り日数を1日残して45万2000円のご支援をいただいています! 本当に多くの人と想いに支えられ、私たちのキャンプは成り立っています。 本当にありがとうございます。 目標金額に達...