「福島保養キャンプ in みえ」で心と体をリフレッシュ!

みなさまはじめまして。私たちは「福島保養キャンプ in みえ」実行委員会です。 福島原発事故の影響を受けている福島県、およびその近隣の方々を対象とした保養キャンプを開催したいと津市美杉町で2014年5月に立ち上がった団体です。メンバーは、美杉町近隣に避難している福島県の方々や、毎月1回開催されている「美杉むらのわ市場」の仲間で構成されています。 ▲「福島保養キャンプ in みえ」実行委員会メンバー   この会の代表である村上日苗さんは、福島県飯館村から移住してきました。飯館村では家族で自然農をしながら、「なな色の空」というマクロビオティックレストランを営んでいました。震災後、レストランのお客様だった方々から、アレルギーを持つ子どもたちや、食べるものに制限のある方々が安心して参加できる保養キャンプが少ないとの声を聞いたことがきっかけとなり、村上さんの移住先である津市美杉町で保養キャンプを開催することとなりました。 ▲2014年主催の保養キャンプにご参加くださったみなさん 「福島保養キャンプ in みえ」の目的は、原発事故の影響を受けている方々に、放射線量などを気にせず、美しい自然があふれる津市美杉町でのびのびと過ごしていただくことです。 2014年はゼロからの出発でしたが、多くの皆様からのご寄付により、8月3日から16日まで保養キャンプを無事開催することができました。福島県やその近隣県の1歳から11歳までの子ども26名を含む15家族、45名の方をお迎えし、160名を超えるボランティアの方々に支えていただきました。 今回は2015年7月に開催する「福島保養キャンプ in みえ」の開催資金の一部をFAAVOで募りたいと思います。

体と味覚で満喫する大自然

▲2014年のキャンプ開催地(美杉町池の平高原) 私たちが主催する福島保養キャンプは「自然」がテーマ。 通常のキャンプに参加できないアレルギーの方にも安心してご参加いただけるよう、工夫をしています。たとえばキャンプ中の食事。無農薬野菜とお米とこだわりの調味料を使った、穀物菜食の食事をふるまいます。洗剤などもアレルギーに対応したものを使用します。 ▲アレルギーの方にも安心の食材を使っています キャンプ中、子どもたちは野外で思う存分走り回ったり、土の上や草の上で寝転がったり、虫取りをしたり、おいしい空気をたっぷり吸いこみ、きれいな川で川遊びを楽しむことができ、日頃の放射能の不安や震災の影響によるストレスから解放されます。 親御さんについては、放射能を気にせず、子どもを遊ばせることができる環境に滞在することで心のリフレッシュになります。この保養キャンプに参加された保護者同士の交流は、福島で子育てを続ける不安を共有し、語り合える仲間づくりにもつながっていきます。 今年の保養キャンプは、津市美杉町にある旧太郎生小学校をお借りして7月22日から31日までの日程で開催し、地元の方々との交流会も企画しています。2014年開催のキャンプでは、地元のみなさんとの歓迎会や交流会を実施し、太郎生夏祭り、美杉花火大会に招待していただきました。  ▲川遊びの様子 ▲昨年の様子。美杉町をあげての歓迎会が行われました!

「福島保養キャンプ in みえ」で被災地と繋がる

東日本大震災から早4年が過ぎました。 まだまだ問題は山積みのまま、人々の震災への関心は少しずつ薄れていっているようにも思います。 2014年に美杉町に住む方々に保養キャンプへのご寄付や、物資のお願いをしていく中で、「こういう呼びかけがないと震災のことを忘れがちになるから、声をかけてね」などの言葉を頂戴しました。 被災地から遠く離れた三重県に住む私たちと、被災地にお住まいの方々を繋ぐことができるという意味でも、このプロジェクトは意味のあることだと思います。保養キャンプ期間中は美杉町の人々との交流会も企画しています。   「外で思いっきり遊ぶ」そんな当たり前のことができなくなってしまった福島の子どもたちに美しい自然が残る津市美杉町で思い切り遊んでもらいたい。また日々放射能の影響を受けている方々に、この町で心からリフレッシュしていただきたいというのが私たちの想いです。 ▲歓迎会での千本づき(写真一番左が実行委員会代表の村上さんです)

保養キャンプがつなぐ、人と未来

2014年開催のキャンプ参加者の方々からは、「楽しかった」「心身ともにリフレッシュできた」「来年もまた来たい」といった感想をいただきました。  その中には、「子どもの血液検査をしたら『好中球』が基準以下だったため、お医者さんの勧めで保養に参加しました。帰宅後、再検査してみたら、基準値内の数値にもどりました」という嬉しい報告もありました。  私たちはこの取り組みが、子どもたちの健康や生きる力につながると信じています。そして放射能被曝から子どもを守るために、これから先「保養キャンプ」を長期に続けていく必要があると感じています。  「福島保養キャンプ in みえ」に参加してくれた子どもたちとその家族とのつながり、そして支えてくださっている皆様とのつながりを大切にしながら、今年もよりよいキャンプができるようにしたいと思います。 ▲みんなで食事

スケジュール

2015/7/18~7/21 キャンプ準備期間 2015/7/22~7/31 福島保養キャンプinみえ、開催 2015/8/1~8/2 キャンプ後片付け

集まった支援の用途とその内訳

食材費:100,000円 リターン品費用:20,000円 FAAVO手数料:30,000円 合計:150,000円

「福島保養キャンプ in みえ」開催にご協力をお願いいたします!

このキャンプは、多くの方々の物資やご寄付、そしてボランティアの支援で成り立っています。 特に、子どもたちの健康のため、また、アレルギーなどのある子どもたちが安心して保養キャンプに参加できるよう、食材にこだわって食事を作りますので、食材費がかかってきます。 「「福島保養キャンプ in みえ」でいまなお放射能の影響を受けている方々に自然豊かな津市美杉町で心と体をリフレッシュして欲しい!」という私たちのプロジェクトにご賛同いただける方からのご支援をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 ▲大自然に恵まれた津市美杉町

起案者情報

【団体名】福島保養キャンプ in みえ実行委員会 【代表者】村上日苗 【HP】http://miemisugifukushima.jimdo.com/ 【facebook】https://www.facebook.com/miemisugifukushima
  • 2015/08/03 01:39

     本日、キャンプ会場であった旧太郎生小学校の片付けも終了しました。  本当に多くの方々のご支援を賜り、無事に終了しましたこと、御礼申し上げます。  これからのことも、HP、FBなどで発信していきますので、また、そちらをご覧ください。  本当に、ありがとうございました!...

  • 2015/08/02 00:43

     皆様のあたたかいご支援のおかげさまで、「福島保養キャンプinみえ」、無事に終了することができました。  ご支援いただきました皆様には、リターン品をお送りしましたが、届きましたでしょうか?  本当にありがとうございました。  昨日の午後から後片付けが始まりました。  が、ボランティ...

  • 2015/08/02 00:04

     今日はキャンプ最終日です。  参加者のみなさんは、それぞれバスや自家用車で、この地を離れました。  短い間でしたが、密接にみなさんと関われた10日間でした。  特に大きな事故や病気などもなく、笑顔で、涙で、お別れできたこと、本当に良かったと思います。 今日...