●父の大好きな高山。夢だった缶詰めバーで感謝の気持ちを伝えお店を再開したい

こんにちは!

 

高山市でこなる横丁でmr.kansoを営む太田正典の娘、足立歩(旧姓 太田)と申します。

ファンディングのタイトル『父の大好きな高山。夢だった缶詰めバーで感謝の気持ちを伝えお店を再開したい』再開というキーワードにあれ?と思った方、少しだけお時間をいただきまして、ここ1カ月間で私たちの身の回りで起きたことを少しお話させてください。

 

● なぜファンディングをするのか?

 

私が大好きだった父のために。

▲急性大動脈解離で倒れた父「太田正典」 2019年3月撮影

 

高山で店を持つのが夢。

岐阜市出身の父「太田正典」は私、娘の前でよく口にしていました。

そして、2017年6月に高山市朝日町の屋台村「でこなる横丁」に約200種類の缶詰とお酒が楽しめる缶詰バー「mr.kanso 飛騨高山店」をオープンし、夢を叶えました。

しかし今年4月15日夜、店内で突然倒れ、救急車で愛知県春日井市内の病院に搬送されました。急性大動脈解離でした。

病院で父を待ち手術室に入る直前、「まだ…死ねんよ…」と、脈が低下し厳しい状況でも、父は必死に笑おうとしていました。「頑張ってね!待ってるからね!」と声を掛けましたが、そのたった3分後・・心肺停止の状態となりました。

現在一命は取り止めたものの、15分間の心肺停止の影響で脳全体が損傷し、意識が戻らなくなりました。

 

搬送から3週間後、父は目を開くことが出来ました。しかし、目は開いているのに遠くを見ているだけ。話しかけても、いつものような笑顔も返答もない・・・涙にくれる日々が続きましたが、父は命があります。

「心肺停止しました。」そう告げられた時、全てが終わったと思いました。だからこそ、命がある!そう分かった時には「できる限りのことをしよう」と、会員制交流サイト「facebook」を使い父の状況を必死に伝えました。

その中で、多くの父の友人や常連客を見つけることができ、沢山の励ましの言葉をいただきました。多くの人に父は慕われ、お世話になっていたんだと実感する事が出来たのです。また、お店を惜しむ声も沢山沢山いただきました。

父の宝物だった高山のお店。「父が一番心残りなことはなんだろう…」そう考えた時に辿り着いたのは、お店を愛してくださった方、支えてくれていた方々に感謝と恩返しをすることでした。

私が父に代わってお伝えしよう。そう決断しました。

 

とはいえ、私は飲食店で働いた事はなく途方に暮れていた時、飛騨高山の有志の方々が立ち上がっていただき、5月17日・18日の2日間だけですが父のお店をオープンすることができました。

 

 ▲常連のお客様が願いをかけてくださいました

 

父は7月23日に還暦を迎えます。

週末のみの営業ですが、父が還暦を迎えるまでなんとかお店を運営できればと思います。父が呼吸をしている間は、父を見守りなんとか長く生きていて欲しい・・・そんな思いで今回少しでもご支援を頂ければとの思いからクラウドファンディングのお話を頂きました。

 

▲2019年5月16日発行 中日新聞 岐阜県版 

※ご協力:中日新聞 高山支局様

 

● クラウドファンディングで実現したいこと

 

父は7月23日に還暦を迎えます。

週末のみの営業ですが、父が還暦を迎えるまでお店を運営できればと思っています。高山の中心街でお店を維持するには多くの経費がかかります。

なんとか7月末までの運営資金をクラウドファンディングで共感いただける皆様からご支援を頂ければと思っております。

まだまだ父がお世話になった方々にお礼と感謝を伝えきれておりません!少しでも長くお店を維持し、来店されて初めて知る父の現状、また感謝を少しでも多くの方々に伝えたいと思います!

 

▲mr.kanso 飛騨高山店

 

また、閉店後につきましてはmr.kanso 飛騨高山店を引き継いで永続的に経営していただける方が見つかれば、ぜひお願いしたいと思っております。父が残した夢をこの場所に残して頂きたいです!


▲5/18来店いただいたお客様と 

 

5月17日・18日の両日、父の仲間が集まり何もわからない私を支えて頂き、でこなる横丁 mr.kansoを2日間だけですがオープンさせることができました。本当に本当にありがとうございました。

またボランティアでお手伝いいただいた皆様にもお礼申し上げます。今回は家族にとって父の歩みを知ることの出来る、本当に幸せな時間でした。

父は確かに充実して幸せな人生を歩んでいたのだと、父の様々なお話を聞くことが出来て、本当に良かったと思います。

高山の皆さんのお陰でお店を開けることが出来て、岐阜からもお店に来てくださる方もいらして、沢山笑って…目の前が真っ白になった一か月前から、今は幸せと楽しさすら感じています。

飲食経験が無いメンバーばかりが集まり、手探り状態でお店を開けたため、多くのご迷惑をお掛けしたかと思いますが、皆さまの温かさに救われました。

 

 ▲5/17父を知るお客様とボランティアスタッフの皆さん

 

父とのゆかりのある多くの方々と語る時間もでき、笑い、時には泣き、今回の仮オープンは大変ではありましたが、皆様のご協力、ご支援により、kansoで感謝を伝える時間を作ることができました。まだまだ父を知っている方々とお会いできていないと思います。父がお世話になった方々に感謝を伝えて、父の今の状況をご説明できればと思います。たった数回ではありますが高山にきて、皆さまにお会いして、父の好きだった高山を沢山沢山感じることが出来て、心から嬉しかったです。どんな形であれ、家族は唯一無二の存在だと感じました。

 

● 支援金の使いみち

 

・還暦を迎える父が作った缶詰バーを7月末まで運営する費用として

 

☆mr.kanso フランチャイズ料:固定 / 月50,000円

☆でこなる横丁 家賃:月100,000円(共益費別途20,000円)

☆光熱費:月20,000円

☆その他仕入れ等

 

・目標を超える分については、急性大動脈解離で倒れ意識のない父に少しでも長く生きて欲しいため、療養費として利用させていただきます。

 

☆毎月数十万円の入院治療費用が必要です。

 

● 実行スケジュール

 

☆開店日:2019年6月仮オープン予定

☆場所:高山まちなか屋台村「でこなる横丁」内

☆営業時間:18:00~23:00(変更の可能性あります)

☆営業日:毎週金曜日・土曜日(変更の可能性あります)

 

【実行スケジュール予定】

 

2019年5月25日(土) クラウドファンディング開始

2019年6月07日(金) mr.kanso 飛騨高山店 仮オープン

2019年6月30日(日) クラウドファンディング終了

2019年7月27日(土) mr.kanso 飛騨高山店 閉店予定

 

 

※閉店までは毎週金曜日・土曜日でオープンいたします。

 

● お問い合わせ先

 

高山まちなか屋台村「でこなる横丁」内 

mr.kanso 飛騨高山店

〒506-0017 岐阜県高山市朝日町24番地

足立 歩(あだち あゆみ)※旧姓:太田 歩

電話番号:080-5166-8460

https://dekonaru.com

facebook:

https://www.facebook.com/ayumi.ota.50

https://www.facebook.com/masanori.ota2

 

▲オープンの時、父の日のプレゼントに缶詰めのTシャツをプレゼントしました。

 

  • 2019/06/05 23:44

    明日から日曜日まで高山に行ってきます! お店は木〜土曜日の18時〜23時までOPEN予定です!   今はメニューとにらめっこをしながら、割り方、お酒の種類を覚えております!   しかも母も一緒に!!クイズ形式にしてです!   母から何か問題を出されて答えるのは、小学2年生の掛け算...

  • 2019/06/03 22:49

      こんばんは! mr.kanso太田の娘の歩です。   クラウドファンディングが開始して3日が経ちました。 本当にたくさんのご支援いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。   懐かしい方からのご支援もいただいて、涙が溢れました。 本当にありがとうございます。   【人を思っ...