【ご挨拶】

こんにちは!地域の通勤・通学の足、
レンタサイクルえむじかです。


京都市左京区、京阪電車・叡山電車の出町柳駅近くで、「レンタサイクルえむじか出町柳店」を運営するサイクルアンドミュージック株式会社代表の柴山と申します。


創業は、2006年。きっかけは駅周辺に多数放置される自転車を減らしたい、という想いから「サイクルシェア」プラン(通勤、通学者向けの24時間利用可能な月額制レンタサイクル)をスタート。

順調に利用者を増やし2014年会社を設立しました。京都観光・滞在向けのいわゆるレンタサイクル業や、自転車修理なども行っております。


レンタサイクルえむじか出町柳店
 〒606-8205
 京都付京都市左京区田中上柳町24番地
 リヴィエール鴨東1階東側
 TEL/FAX : 075-200-8219
 Email: otoiawase@emusica-dmcy.com
 URL:  https://emusica-dmcy.com/



今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、観光客 の利用者は大幅に減り4月・5月の収益は前年の7割減……。

観光レンタサイクルにとって、1年で一番の稼ぎ時でしたので、その損失はとても大きいものとなりました。外国人観光客も激減しました。

加えてサイクルシェアでも、大学生さんが多い通学の方は、ほぼオンライン授業となりました。通勤の方はテレワークなどで利用者が急減したことが重なり、運営が一気に厳しくなりました。しかし、そんな状況でも、ご利用者の多くがサービスの解約ではなく、一時休止を希望されていたため、まだ店は求められている、とありがたく思っております。ただ、今回の損失は非常に深刻で、今後も店を維持することが、とても難しい状況となっています。




小さな店舗で多くのユーザー、
「サイクルシェア」サービスの不思議

わたしたちえむじかの始まりは、通勤・通学向けレンタサイクル。月額料金制で、駅と自宅や勤務先等とをスムーズに行き来するための、いわば公共交通機関のようなサービスを提供しています。

さまざまなシーンで無人化が広がるこのご時世に、えむじかは基本的に有人サービス。日々の通勤の中に挨拶や会話がある――それをひとつの理由としてこのサービスを使い続ける利用者も少なくはないようです。利用者にとってえむじかは、一瞬の息抜きの場所――小さなサードプレイスでもあります。

「サイクルシェア」は、昼間に使う人と夜に使う人とで自転車をシェアしてもらう、ということで名付けられました。

終点の駅前から街へ、葉脈のように人々を運ぶ……ちょっと特殊なレンタサイクル。使ってみないとわかりにくい、この合理的な仕組みをご紹介します。


15年前の出町柳は、歩道や花壇までもを埋め尽くす迷惑駐輪自転車の街。毎朝どこからか自転車が集まり、夜には消えてゆく……昼間は歩行者のすれ違いもままならないほどでした。それを解消するために立ち上げられたこのサービスは、以後10年以上にわたり、300人以上のユーザーの毎日の足となっています。


1台の自転車を2人で使おう

平日の朝はスピーディー。まずは自宅から自転車で来たお客さんの出迎えから――返却は店先でスタッフに自転車を渡すだけ、速い速い!彼らは次々に駅へと急ぎ、電車で大阪方面へと向かいます。しばらくすると大阪方面から来た別の利用者が、自転車に乗り換えて京都の街へ。

時間差を利用することで、1日2人のお客さんに同じ自転車を使ってもらう仕組みです。このためほとんどの自転車がいつも出払っています。



収容力は駐輪場の何倍も

返却ラッシュと貸し出しラッシュの狭間、自転車たちが集まる朝8時のえむじかはぎゅうぎゅう詰め。普通の駐輪場と比べれば、店内に出入りのための通路はナシ、隣の自転車との隙間もナシ。オリジナルハンガーで2段収納、奥からキュッと整列。手前の自転車から使えばいいレンタサイクルだからこそ、駅前の小さな店でコンパクトに運営しています。

そしてえむじかの自転車は、名前付き。不要になった自転車を引き取ったものも多く、使える部品は長く使い、丁寧に整備してかわいがっています。

毎日があいさつ合戦

この店先は、朝から晩まで挨拶しっぱなし。マニュアルどおりでなく、お客さん一人ひとりの表情を見ての挨拶は、わたしたちにとっても楽しいものです。「サイクルシェア」のお客さん方とは毎日顔を合わせる間柄なので、朝ほどは急がない夕方以降、ちょっとした立ち話もしばしば。「この店での挨拶や一言二言交わすおしゃべりが嬉しい!」という言葉も。仕事終わりのお客さんに笑顔が生まれる、このひとときが大切だなぁ……なんて思いながら、えむじかの平日は終わります。

そして休日は、京都観光を楽しみに来たみなさんと。文字通り年中無休、止まらない――この3月までは止まらなかった、えむじかの舞台裏です。


これからの社会へと

新型コロナウイルス感染症による活動自粛の最中にも、医療関係・流通関係などのお仕事に向かわれる方のために、移動を担う一員としての使命と考え、時間を短縮しながらも営業を続けてきました。店頭、そして街は、静かなものでした。従業員には音楽や舞台などの芸術に関わる者も多く、多方面から「人々の移動や交流が失われることの底知れぬ怖ろしさ」を感じました。そしてこの静けさに続いて訪れるかもしれないリモート社会では、もうわたしたちは必要とされないのでは……とも。

しかし、人々や社会は、止めてはならない。かき回し続けなければならない。そのためには、物理的に動くことのインパクトは、どう考えたって大きなものです。

この店は、まさに人々を回し、出会わせる場所。そうとなれば留まってなどいられない。わたしたちの業務を、この店頭での物語を、再び強く動かさねばならない!


資金の使い道・実施スケジュール

ご支援いただいた資金は、人件費・家賃・自転車の補修パーツ調達費用など、まずは当面の運営のために充てます。多くのご支援があり余力が持てるようなら、さらにこの店の持ち味を質的・量的に強めることに大きく活用したいと考えています。


リターンのご紹介

・感謝のメール:心をこめて書きます。

・「CYCLE and MUSIC」:もともとは合言葉のようなものであり、のちに会社名となりました。ステッカーをご用意しています。

・商品券:観光レンタサイクル・自転車の持ち込み修理・店頭販売グッズ等にご利用いただけます。店頭では自転車関連商品のほか、当店スタッフが作ったオリジナルグッズも販売しています。

・Tシャツ2種類

<当店看板をモチーフとしたデザイン>

〈弊社の名前のデザイン〉

・当店のイチ押しサービス「サイクルシェア」をご利用いただけるプラン


最後に

このプロジェクトに興味をお持ちいただき、

ここまでお読みいただき

ありがとうございます。

わたしたちも商売ではありますが、どんな商売も、商品とお金のやり取りに留まらない価値を持つものだと考えています。そしてできるだけ、それを強いものにしてほしい。

このプロジェクトの主目的は「わたしたちを助けてほしい」ことですが、同時に「あなたの力になりたい」でもあります。

ここで出会ってくれてありがとう、そしてこの店でも出会いたい。

世の中の状況は落ち着きを見せ始めていますが、このたび受けた痛手はしばらく引きずることになりそうです。

わたしたちは、この苦境をくぐり抜けて、もっともっと力になりたい。

よろしくお願いします。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。









  • 2020/10/08 12:34

    届きました!お待たせしております、リターンのTシャツがようやく手元にやってきました!!Tシャツを作ってくれた方も、元々お店に縁があった方で親身に対応してもらいました。ありがとうございます。10日の締め切り後に、ご支援頂いた方の郵送先が分かりますので、それから発送します。もうしばらくお待ちくださ...

  • 2020/10/03 23:08

    こんにちは、みなさま。えむじかの10月1日といえば、昨年までは、国内外の観光客とサイクルシェアの利用者さんの対応で、大忙しの日になってました。大学生さんが、大学の授業と同時にサイクルシェアを再開されるからです。ところが、今年はオンライン授業を継続されるところが多いと聞いて、利用者数はどうなるの...

  • 2020/09/27 15:47

    みなさま、お世話になっております。出町柳にある小さな店の為に、たくさんの方々がご支援下さり感謝の気持ちでいっぱいです。4連休は、天候にも恵まれ、今年一番多くお客様に自転車を貸し出せました(嬉)外国人観光客がいない中で、日本人のかたに利用してもらえたこと、ありかたいです。実は、今年の春用に変速付...

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