瀬戸内海洋伝統文化の継承と発展
プロジェクトの目的は、大崎上島における伝統文化の継承と発展、瀬戸内海洋文化の復興、創造です。
そのために櫂伝馬(かいでんま)を一心不乱に漕ぐ男たちがいます。
昨年、2015年もみなさまにご協力頂き、無事達成することができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!今年は昨年よりもパワーアップして、昨年以上の熱い想いで取り組んで参ります!
まずは『旅する櫂伝馬』を知って頂きたい!そして、私たちの活動に共感して頂いた方は是非応援してください!!
<目次>---------------------------------------------------
(1)宮島と大崎上島は古くから縁がある!
(2)寄港地や到着地では櫂伝馬競漕の再現や体験乗船会を実施!
(3)大崎上島に伝わる宮島伝説
(4)漕ぎ手不足による地域の伝統継承を危ぶむ
(5)島に200年伝わる和船で平和を発信!
(6)ご支援頂いたお金の使い道
(7)スケジュール
(8)起案者情報
-----------------------------------------------------------
(1)宮島と大崎上島は古くから縁がある!
こんにちは、旅する櫂伝馬実行委員会、代表の藤原啓志です。
私たち「旅する櫂伝馬実行委員会」は大崎上島に伝わる木造の和船、櫂伝馬(かいでんま)をもっと多くの人に知ってもらいたいという想いから、大崎上島と縁のある世界遺産嚴島神社のある宮島まで木造船で1泊2日かけて航海する『旅する櫂伝馬』というイベントを6年前から行っています。
▲宮島到着の様子
今年は7年目。
今までに、NHKや、広島テレビ、TSS、広島ホームテレビ、朝日新聞、読売新聞、中国新聞等にも取り上げて頂き、少しずつですが県内では認知されてきています。
▲旅する櫂伝馬PV
毎年テーマを持って取り組んでおり、今年は「サンフレッチェ」です。
地域に根付くサンフレッチェ広島。森保一監督率いるサンフレッチェ広島は、2015年のシーズンには年間の覇者となりました。県内では、市民球場跡地にサンフレッチェ広島のホームスタジアムを建設する話もあったりと全県をあげて応援する体制を整えています。私たち旅する櫂伝馬のメンバーも櫂伝馬を愛し、地元大崎上島を愛し、広島を愛し、サンフレッチェ広島も愛しています。私たちもサンフレッチェを応援しているという想いを届けたいということでテーマはサンフレッチェにしました。また、サンフレッチェの「サン」は戦国大名・毛利元就の「三本の矢」の故事にちなんでいることに倣い、今回は大崎上島の旅する櫂伝馬実行委員会に加えて、大崎上島の大崎海星高校と愛媛県の大三島の3つが連携してこの旅する櫂伝馬2016を行います。
ルートとしては、島の伝統ある和船『櫂伝馬』で大崎上島から宮島まで、途中、原爆ドームに立ち寄るために、本安川を上り、相生橋のT字をUターン。本川を下り広島市に大きな『輪=和』を描いて、広島が誇る2つの世界遺産、原爆ドームと宮島をつなぎます。
寄港地や到着地では櫂伝馬競漕の再現や、体験乗船会を実施。
その地域の人たちや観光客に大崎上島の櫂伝馬をPRします
▲毎年、テーマを持って取り組んでおり、昨年は「被爆70年」です。
(2)寄港地や到着地では櫂伝馬競漕の再現や体験乗船会を実施!
多くの方々に知って頂きたいので、寄港地や到着地では櫂伝馬競漕の再現や体験乗船を実施します。
特に、到着地の宮島では2つの櫂伝馬が競漕を行います。
体験乗船は、実際に乗船して、船を漕いで頂きます。
もちろん乗船は無料となりますので、是非お近くの方はお立ち寄り下さい。
◆体験乗船会日時
6月11日(土)14:30 呉市大浦崎スポーツセンター
6月12日(日)14:30 宮島嚴島神社周辺
▲櫂伝馬を漕ぐ様子
(3)大崎上島に伝わる宮島伝説
その昔、大崎上島を拠点とする大崎衆と名乗る海賊が厳島合戦で毛利元就に加勢するために宮島を目指したという。
『旅する櫂伝馬』では、故事に倣い、大崎上島伝統文化『櫂伝馬』が、世界遺産宮島嚴島神社を目指して瀬戸内海約90kmを航海します。
目的地"宮島"について
世界遺産である宮島、嚴島神社の分社を置く大崎上島は古くから宮島と親交があります。
管絃祭が行われる旧暦6月17日には大崎上島でも十七夜祭管絃祭が開催されてきました。
大崎上島の嚴島神社は貞勧3年(西暦861年)勧請と言われており、古くは嚴島明神鎮座の御幸の際、立ち寄られたとの故事があります。
また、平安時代の安芸国神名帳に「木江明神」の記載もあります。
下って文亀2年(西暦1502年)改修の記録が残る古社です。嚴島神社の本殿は元々、大崎上島にあり、その後宮島に移転したとの記録も残っており、大崎上島大西地区に大鳥居跡も残っています。
(※山口青旭堂発行:安芸の宮島、広島の昔ばなし参照)
大鳥居の朽木も伝存し、昔は海辺であった場所の「鹿の井戸」は現在も清水が湧いています。
この繋がりの深さから、そして同じ船神事を持つ繋がりから、目的地を宮島としました。
また大崎上島を拠点とする大崎衆と名乗る海賊が10月1日に始まった厳島合戦で毛利元就に加勢したという記録も残っています。
(4)漕ぎ手不足による地域の伝統継承を危ぶむ
大崎上島町は大正の終わりから昭和のはじめにかけて、造船・海運で栄えて3万人にせまるほどの人口だったそうです。
しかし、今では8,000人を切り、20年後には4,500人と言われている県内2位46.1%(2015年1月1日 住民基本台帳より)の高齢化率で過疎化が進行している町です。
もちろん、各地域の祭りも年々若い世代や子ども達の参加が少なくなり、以前は地域ごとに櫂伝馬を所有していましたが、櫂伝馬の数も少なくなってきました。
そこに危機感を頂いた地域の櫂伝馬が大好きな人たちが島に伝わる宮島伝説をヒントに、櫂伝馬で大崎上島と宮島を結びました。
世界遺産宮島嚴島神社への櫂伝馬の航行を通じて、多くの人にまずは知ってもらいたいという地域の想いがカタチになったのがこの『旅する櫂伝馬』です。
(5)島に200年伝わる和船『櫂伝馬』で平和を発信!
島が好きじゃけん、櫂伝馬が好きじゃけん、漕ぎ手不足をなんとかしたい、町を活性化したい!という気持ちで取り組んでいます。
今年は7年目ということもあり、少しずつ応援して下さる方々も増えています。今回は大崎上島の大崎海星高等学校と愛媛県の大三島も参加します。それぞれの櫂伝馬を加えた計5槽の櫂伝馬が宮島で相まみえます。
実行委員会側だけではなく、この気持ちを汲んでくれて、受け入れて頂いている宮島の観光協会、宮島町商工会、宮島嚴島神社の方々にこの場を借りて感謝申し上げます。
10年、20年続けることができるように今年も取り組みます。
▲原爆ドームに寄港します。
どうか、みなさまのお力を少しずつ貸してください!
【後援】
大崎上島町・大崎上島町観光協会・大崎上島町教育委員会・大崎上島町商工会・大崎上島町地域協議会・木江櫂伝馬保存会・木江櫂伝馬船運営委員会・東野伝統文化保存委員会・沖浦櫂伝馬運営委員会・廿日市市・(一社)宮島観光協会・宮島町商工会・宮島嚴島神社、広島県立大崎海星高等学校・愛媛県・今治市・今治市観光協会・今治市教育委員会・しまなみ商工会
(6)ご支援いただいたお金の使い道
旅する櫂伝馬2016を開催するためには"計893,556円"の予算が必要です。
その一部である"150,000円"のご支援をよろしくお願い致します。
◼︎宿泊等:43,970円
◼︎郵送料:2,518円
◼︎食費等:258,870円
◼︎交通費:95,061円
◼︎供え物等:39,500円
◼︎雑費(保険や広報代等):102,902円
◼︎伴走船借り上げ:350,735円
----------------------------------------
合計:893,556円
(7)スケジュール
【2016年6月11日(土)】
7:30 大崎上島木江厳島神社にて出発式
8:00 大崎上島木江港出発
10:00 呉市豊島通過
11:00 呉市蒲刈通過
12:00 呉市仁方通過
13:00 呉市広通過
14::30 呉市大浦崎到着、体験乗船実施
【2016年6月12日(日)】
7:30 呉市大浦崎出発
8:00 音戸の瀬戸を通過
9:30 元安川河口付近到着
10:30 原爆ドーム前を通過
12:00 本川河口付近到着
13:15 嚴島神社大鳥居到着
14:00 嚴島神社参拝
14:30 体験乗船実施
(8)起案者情報
▲参加者集合写真
【団体名】旅する櫂伝馬実行委員会
【代表者】藤原 啓志
【HP】http://kaidenma.okoshi-yasu.com
【Facebook】https://www.facebook.com/keishi.fujiwara.9?fref=ts
【Twitter】 https://twitter.com/keishi413