思い出が残る学び舎を、ベンチャーや起業家が集まる地域ビジネスのコミュニティとして蘇らせたい
宮崎市高岡町、市街地から20分ほど入った美しい山なかにひっそりと佇む「旧宮崎市立穆佐(むかさ)小学校」。
老朽化や台風の浸水被害により2011年に校舎が移転廃校して以来、子どもたちの声は消え、長い眠りについていました。
そんな移転廃校となった校舎を買い取り、新しい息吹を吹き込もうという試みが私たちの「MUKASA-HUB」プロジェクトです。
学校って、誰もがたくさんの思い出を持っていますよね。
使われなくなった校舎に入ってみると、そこには移転した当時のまま時間が止まった風景が広がっていました。
この場所を、もう一度たくさんの笑顔であふれる場所に蘇らせたい!
そう考えた時に、このプロジェクトは動き出しました。
地域創生には新しいビジネスを生み出す場所が必要。
大人がもう一度童心に帰って”学ぶ”場所にしよう。
若い事業家から学生たち、地元のおばあちゃんまで誰もが集まり地域やビジネスを語り合うことのできる地域密着型のコワーキング(共創空間)を創ろう!
コンセプトは繰り返し語り合いながら、積み上げていきます。
多様な方々が集まって地域イノベーションの芽が湧き出る場所、それが「MUKASA-HUB(ムカサ ハブ)」だと考えています。
ここから生まれたアイデアが地域(九州)を変える、そして世界へ繋がるビジネスが生まれる。
今はただの”がらんどう”な空間を、みんなの手で新しいコミュニティに再生させませんか?
MUKASA-HUBを、地域の様々な人が集い、学び、悩み、そしてたくさんの可能性が羽ばたいていける拠点にすべく、共にこの場所を創りましょう!
今はただのがらんどう。そんな廃小学校の空間を、皆の手で「希望と可能性のがらんどう」にする
改めましてこんにちは。
MUKASA-HUBプロジェクトの代表を務める有限会社一平(九州パンケーキ)の村岡浩司です。
私が旧宮崎市立穆佐小学校に出会ったのは2015年夏のこと。
この校舎をはじめて見た時、直感的に感じました。
”これからの地方創生には、地域を発展させるアイデアを集めてイノベーションを生み出す、そんな情熱を持った起業家たちが集まるビジネスコミュニティこそが必要ではないか?”
私たちは、この場所にヒトとモノと情報が出会い地域の未来を創っていく軸(=ハブ)を作ることで、今までにない地域イノベーションを起こしていけるのではないかと考えています。
悩んでもへこたれてもいい。未来を模索して何かが芽吹く場所に
では、MUKASA-HUBで具体的に何をするのかをお話します。
1階は、ベンチャー企業や起業家、ビジネスや地域活動を学びたい人たちが自由に集い繋がるコワーキングラウンジ。そして、2階は、ベンチャーシェアオフィス(6社入居予定)です。
オープンに開かれた空間で創る新しいコミュニティ。ここに数多くのアイデア集まり地方発のビジネスが芽生え、いつしか日本中、世界中から人々が集うようになる…。そんな近未来の風景を想像しています。
また、ビジネスの第一線で活躍している人を全国から招き、直接学んだり交流できる勉強会やセミナーも行います。
若者にもプロフェッショナルの話が聞ける機会を。
起業家が気軽に集まって語り合い成長を後押しする。
MUKASA-HUBは、地域の人が年齢職業関係なく集まり、自分の主体を持って何をするか自由に模索してもいいんだよという場です。悩んでもへこたれてもいい場所。
様々な具体的かつ先進的なビジネス支援を直接受けることで、国にも世界にも通用するような企業や人材が宮崎から育っていくことを期待しています。
食の宝庫・宮崎ならではのフードビジネスも展開
さらに、MUKASA-HUBの色の一つとして、フードオープンラボがあります。豊かな大地に育まれた農業の先進地域である宮崎の特徴を活かしたフードビジネスの在り方を思考するラボを作ります。
レシピ研究ができる簡易キッチン設備に加え、ブランディングに活用できる撮影機材等も整備する予定。また、不定期で開催されるセミナーでは、マーケティングの専門家による指導を受けることができます。
地域発信の名物料理の研究をしたり、シェフが地域食材を使ったイベントを開催したりと、誰もが活用できる宮崎の食材を大切にしたオープンスペース。
もちろん、弊社「九州パンケーキ」のレシピ研究や物流配送拠点も整備します。
「時間」、「空間」、「思い出」、そして「感動」
目には見えないけれど、様々な思いがそこに詰まっている。無限の可能性を持ってここに集った人々が自分で絵を描いていき、アイデアをシェアしながら弾けるような新しいものを生み出していける場所。
たくさんの方々が参画しながら、少しづつ進化していく概念。そうやって、この“がらんどう”の空間を地域の人々の夢と希望で埋めつくしていきたいのです。
ご覧の通り、今はまだ何もないただの「箱」です。
ここに、様々な人が関わって色をつけていく。みんなで作る空間にしたい。
クラウドファンディングに挑戦しようと思った理由は、みんなでMUKASA-HUBにおけるコワーキング空間の概念を創っていきたいから。
プロジェクトに参加してくださる方々を一人でも多く増やしたい!そして一人では思いつかないような、自由でユニークな利用の方向性をみんなで議論してみたい、心からそう思っています。
主役はリノベーションして生まれ変わった建物ではなく、この場所に集う人々。
真っ白な空間にたくさんの人の経験や想いを塗り重ねていき、場の存在意義を作っていくことこそが重要なのです。
真っ白な空間に皆で色をつけていく
現在、この校舎のリノベーションには、日本を代表するクリエイターから地元(高岡町)の職人まで各エキスパートが集まり日々試行錯誤しています。
MUKASA-HUBのロゴに込められた想い。
ロゴは、有名企業やアーティストの作品を多数手がけている、MUKASA-HUBプロジェクトメンバーの日高英輝さんが作成しました。
ロゴのマークは校舎そのものの躯体。余白をどう具体化してどう空間を埋めていくのか、この場所に付加価値を付けていくのは参加者一人ひとりの「想い」です。
人が集まってわーっ!と湧き出るような学校のエネルギーはそのままに、懐かしい学び舎を未来へ世界へと繋いでいきます。
MUKASA-HUBの世界観を伝えるための映像は、MUKASA-HUBプロジェクトメンバーで日本を代表する広告ディレクターの今村直樹さんのディレクションのもと、オール宮崎のチームによって制作に取りかかりました(1月後半以降公開予定)。
もう一度、小学校へ帰ろう
あなたが覚えている小学生の頃の風景はどのようなものですか?
同じ場所で今見える景色は、きっとあの頃とは全く違うもののはずです。
その風景を、確かめに来てみませんか?
私たちと一緒に、がらんどうのようなこの空間を夢と希望で埋めつくしてくれませんか?
小学生の頃は毎日が新しい発見に溢れ、夢と希望と、そして未来へのワクワク感で満たされていました。
MUKASA-HUBでは、無機質な空間に人が集まり、どんどん色が塗られ、熱を持ち、世界へ羽ばたいていくワクワク感を再び体験することができます。
楽しい場所に人は集まり、知恵が集結することでまた面白いものが生み出されていく。
国内のみならず海外へも展開するMUKASA-HUBの発展は宮崎・九州の未来に新しい光をもたらすと信じています。
宮崎から世界へ、未来へ繋げるMUKASA-HUBプロジェクトへのご参加、そしてご支援、よろしくお願いいたします!