はじめまして。起案者の矢動丸(やどうまる)純子です。
東京で東日本大震災に遭遇し、今は地元福岡県内で仕事をしながら、福島県の現状を伝える活動を行っています。
▲昨年12月。福島県南相馬市原ノ町駅にて福岡からのメンバーと一緒に(中央が私)
今回、昨年度に2回に渡って、福島第一原発、及び第二原発を視察した仲間と共に、福島や原発の現状、放射線の問題などを、皆さんと共有し、学びを深めたいとの思いからこのプロジェクトを立ち上げました。メイン画像は、3月12日に福島第二原子力発電所を視察した時の写真、原子炉格納容器の真下です。
【福岡で『知ることからはじめよう!福島と原発の現状知る勉強会』を開催します!】
福島や原発の問題は、どうしても思想や政治的判断で大きな対立を生むケースです。今回は、政治色はゼロ。建設的な議論を進めるため、まず事実を基にして現状の認識から始めたいと思います。
<勉強会の内容です>
第一部:放射線と放射能の違い。今、原発がどういう状態なのかを分かりやすくリポート
第二部:ゲストの(一社)AFW代表で「福島第一原発廃炉図鑑」の著者である吉川彰浩氏に、廃炉の現状や福島での生活の今を語って頂きます。
第三部:ワールドカフェ形式の意見交換会
自分達がどう思ったか、課題を解決する為にどのような方法が考えられるか等をグループで討論して頂きます。
第四部:パネルディスカッション 会場全体での意見交換会
日時:7月23日(日)13:30〜16:30
場所:福岡市立舞鶴小中学校 大会議室 福岡市中央区舞鶴2丁目6-1
定員:50名限定
今回、日本のこれからを担う若者、学生たちに広く参加頂きたく、参加費は1,000円。高校生以下500円で運営したいと思います。広報活動も大学や学校を中心に行いたいと思います。
▲昨年12月に視察した、福島第一原子力発電所(第一号機)
【なぜ、福島へ?】
東日本大震災が起こった2011年3月11日。私は東京で被災しました。半蔵門のオフィスから自宅まで3時間かけて歩いて帰り、次の日からの計画停電、地下鉄の運休、減便などを経験し、所属していたNPO団体を通じて東北の支援活動も行ってきました。
その後、故郷である九州に戻ってからも、被災地の為に何か出来ないか、との思いで東北を巡りました。そして福島に入った時、「見えない放射線」と「見えない未来への不安」に苦しみながらも、笑顔で戦い続けている人達に出会いました。
▲今年の3月11日。南相馬市にて、地震発生時間の黙祷にご一緒させて頂きました
私は、東京からわずか数時間の場所に、実際に人が住めない場所があるということ、先に見える我が家に戻れない人々がいまだにいるということを、忘れないようにしたいと思っています。あれだけの大きな事故がおき、解決できていない問題が山積みなのに、他の地域では何ごともなかったかのように、普通の日常が繰り広げられています。
▲国道6号線沿い(大熊町周辺)
<九州でも原発が再稼働しています>
この九州、福岡でも、昨年熊本・大分地震を体験し、その後川内原子力発電所の再稼働、そして玄海原子力発電所も再稼働に向けて進んでいます。今の福島で起こっている事は、福島だけの問題ではありません。いつ、日本の何処で起きても不思議ではない現実です。
▲今年3月12日。福島第一原発内に広がる荒れ地。先には汚水タンク群
<福島第一原子力発電所を視察>
昨年12月には福島第一原子力発電所を、そして 今年3月12日、福岡の仲間3名と一緒に福島第一原発及び第二原発を視察しました。Facebookに上げた私の記事を見た方々から、「ぜひ福岡で報告会を!」というご意見を頂きました。私も、この貴重な体験を皆さまに広くお伝えすると共に、特にこれからの日本を担う若い方々と意見交換が出来ればと思い、この勉強会を企画しました。
単に原発再稼働に「賛成」「反対」するだけではなく、将来を見据えた議論を進めたいと思います。
▲3月12日の福島第二原発の視察。ガラスの向こうは使用済み核燃料冷却プール
ゲストにお呼びするのは(一社)AFW代表の吉川彰浩さん。
福島第一原発作業員の方々の現状を世に伝え、廃炉後の浜通り地方が豊に暮らせるよう復興への取組も積極的に行っていらっしゃいます。AFWは、震災後初めて、2015年2月から一般個人を福島第一原発に連れて行くことを定期的に始めた団体です。
▲福島の現状を話す「吉川彰浩氏」
<吉川彰浩氏プロフィール>
元東電職員、福島県いわき市在住で、『福島第一原発廃炉図鑑』の共著者でもある吉川氏に、福岡で廃炉や福島の現状を直接伺える貴重なイベントとなります。
【今までの主な活動】
2014年9月 「とりあえず福島のことを話そう in 福岡」
福島県南相馬市からベテランママの会代表の番場さち子氏をお迎えしてのトークショーを開催しました。
▲リーブル福岡で開催された2014年の講演会 右端が番場さち子氏
2016年7月 「はじめての福島学in 福岡」
立命館大学准教授、「はじめての福島学」著者の開沼博氏、東京電力副社長兼福島復興本社代表石崎芳行氏、そして番場さち子氏をお迎えしての講演会をアクロス福岡で開催しました。口コミだけでの広報活動でしたが約70名に参加頂きました。
長年、九州で被災者支援をされている某大学教授の方から「初めて知る情報ばかりで驚きました。頭の整理がまだ出来ていません」とのお言葉も頂きました。
▲左より開沼博氏、番場さち子氏、石崎芳行氏
他にも、10名程の小さな勉強会を福岡市内で年1回単位で開催。
さらに、年数回、東北関連のイベントで、福島県いわき市の「いわきおてんとSUN企業組合」が制作しているオーガニックコットンを使用した手ぬぐいやタオルを紹介・販売しました。
http://www.iwaki-otentosun.jp/cotton/
▲2015年10月 福岡市役所ふれあい広場でのイベントにて
【資金の使い方】
今回ご協力をお願いしている資金の使い方は下記の通りです。
吉川彰浩氏 謝礼 30,000円
交通費 60,000円(福島県いわき市から)
4,000円(福岡市内)
宿泊2泊 20,000円(前泊、当日泊)
リターン購入費用 30,000円
イベント運営/送料等 20,000円
FAAVO手数料 36,000円
▲今回の仲間と共に、原発視察後、東京電力副社長兼福島復興本社代表の石崎芳行氏と記念撮影
どうぞよろしくお願いします。