今も昔も大淀住民に愛される「天神さま」
南九州随一の天満宮として「天神様」の愛称で古くから宮崎市民に親しまれてきた宮崎天満宮。宮崎天満宮は建久年中(平安時代後期)の創建で、太宰府天満宮の御分身を奉斎し、学問・技芸・招福除災・家内安全等の守護神として有名な菅原道真公を御祭神としています。本殿は宮崎市内を一望する天神山公園の高台に鎮座され、県内はもとより特に受験生にとっては御霊験あらたかで、境内には合格祈願の絵馬と共に、合格御礼の梅の木も沢山植えられています。
大淀のチカラをひとつに集結して、伝統行事を後世へ残す!
改めましてこんにちは。大淀マチオモイ帖製作委員会です!私たちは大淀中学校出身者10名で3年前に大淀マチオモイ帖製作委員会を結成し、薄れゆく昭和の大淀の思い出を記録に残そうと冊子「大淀マチオモイ帖」を第5集発行してきました。(マチオモイ帖のプロジェクトはこちら)
現在私たちは、マチオモイ帖だけでなく大淀の魅力を後世へ伝えていくため「大淀マチオモイ事業」を立ち上げています。大淀には古い歴史と伝統に裏打ちされた「祭り」や「神楽」などの伝統行事が数多く残されています。今は個々に独立した運営団体によって開催されていますが、連携と協力体制を作り上げていくサポート組織として「大淀お祭り推進会議」を設立しました。これらの力を一つに集結し、大淀文化の普及と広報に注力したいと考えています。
これらの活動が認められ、宮崎市の「平成29年 地域のお宝発掘・発展発信事業」に採択されました。
「宮崎天満宮の夏祭り」の総数70着の半被を新調したい
冒頭で紹介した「天神様」こと宮崎天満宮の年間行事のひとつ、「天満宮夏祭り」では、古来より御神輿が二日間に渡り大淀地区内を練り歩きます。その御神輿の担ぎ手は白地に梅の紋章の入った「半被」を纏った天満会(地区内の青年団や商店街組合で構成)のメンバーです。しかし御神輿の担ぎ手の羽織る「半被」が長年着用され続けてきた為に痛みが生じています。そこで今回のクラウドファンディングでは総数70着の半被を新調したいと考えました。
御神輿に先立ち、近辺の商店街や民家への出前獅子舞いが行われ、厄払いをして回ります。夕刻7時ころ、御神輿は御旅所に到着します。現在の御旅所は大淀中村町の「恵比寿神社」となっていますが、御旅所周辺では歌や踊りなどのステージなども開催され、大いに賑わう夏祭りとなるのです。大淀住民にとって、地域行事の代名詞でもあり大切な行事です。
祭りの圧巻は神輿、若者に担がれた神輿はかなり荒々しく、右に左に曲がって威勢のいいものです。私たちメンバーも、高校生になって神輿を担ぐ機会に恵まれました。朝一番に風呂に入って身を清め、母が用意した真新しい下着に着替えて神社に行ったのを覚えています。思い神輿を担ぐのはかなりハードでしたが、意気は最高潮に高揚し、重さも忘れてしまう程でした。
幼い頃は近くに来た神輿の後をずっと付いていき、休憩所で担ぎ手に振舞われる氷水などを何杯も飲ませてもらったものです。神輿は初日の晩は御旅所にお泊りになりますが、最後までついてきた我々子供たちには鉛筆やノートが配られたのが嬉しかった思い出もあります。
大淀地区を挙げての天満宮の夏祭りは老若男女を問わず、誰しも故郷の懐かしい記憶となって今の脳裏に焼き付いているものだと言えます。 その夏祭りの「顔」でもある法被を新調することで、改めて後世へ残すことを意識し、新たな風を起こしたいと思っています。
祭りや伝統行事は地域の財産
この天神山の鎮守の森は春になると梅や桜の名所として、又野鳥の宝庫として沢山の方で賑わいます。 また、一説には湯島天神のお蔦と主税の恋物語から、縁結びのご利益もあると伝えられています。
祭りや伝統行事は地域の財産です。これまで大淀の歴史や生活の記録や記憶を綴ってきた「大淀マチオモイ帖」と結びつけることで、歴史と伝統に裏打ちされた大淀の「祭り」や「神楽」などを大淀地域の内外に広報宣伝していくことが、事業の最大の目的です。
この様に、長い歴史と伝統をもつ故郷大淀の「宮崎天満宮の夏祭り」へのご支援を宜しくお願い致します。
●資金の使いみち
法被新調・・・175,000円
返礼品 ・・・105,000円
手数料 ・・・ 70,000円
●問い合せ先
事務局 ooyodomachiomoi@gmail.com