■はじめまして、「つわのスープ実行委員会」です!
私たちは「住みたい町は自分たちでつくる」を生み出します!
こんにちは、つわのスープ実行委員の石倉 美生(いしくら みお)です。
この度は、数あるプロジェクトの中から私たちのプロジェクトに目を留めていただき、ありがとうございます。
私たちは、島根県津和野町で4月20日(土)にリアル・クラウドファンディングのイベント「つわのスープ」を開催することになりました。
「つわのスープ」は、クラウドファンディングの仕組みをインターネット上ではなく、町単位で、顔の見える距離で発表し、応援者を募るというイベントで、津和野町では初の試みです。
このイベントを通して「住みたい町は自分たちでつくる」という気持ちになる人が町中に増えたら、、想像するだけでワクワクします!そんな思いから、このプロジェクトは始まりました。
私たちは、イベント「つわのスープ」のはじまりを応援してくださる方や、「津和野町で何かをやってみたい!」の思いを発表してくださるプレゼンターを募集します。
また、イベント運営費や、イベント開催後のレポート冊子の制作費等の資金を募りたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦します。
▼イベント開催場所の藩校養老館前で「つわのスープ実行委員会」メンバーと
■津和野町について
津和野町は、少子高齢化が進んでいる人口約7400人の小さな町です。地域おこし協力隊はじめ、多くの移住者もいます。個々の活動は活発になってきていますが、それを町全体で見た時、つながりを作り切れていないと感じます。
地元の人も移住者も関係なく活かしあえる関係を作っていけたら、もっともっとこの町はおもしろくなる。そして「津和野町を挑戦し続ける町にしたい!」という思いが、イベント「つわのスープ」をつくるきっかけでした。
▼津和野町の景色。山間の中に、古きが残る気持ちの良い町です。
■「つわのスープ」とは
津和野発まちづくりのリアル・クラウドファンディング
イベント「つわのスープ」の流れについて説明します。
「つわのスープ」ではまず、
①町を元気にするためのアイディアを持った人が参加者の前でプレゼンをする。
②全員のプレゼンが終わった後、軽食を食べながら歓談の時間をとる。
③歓談中に、参加者は一番応援したいと思ったアイディアに一人一票投票をする。
④イベントの最後に開票し、優勝者には参加費として集められたお金が全額贈られる。
⑤優勝者は、集まったお金をアイディア実現のための資金とする。
このような流れです。
顔の見える関係性の中で、だれかの「やってみたい」を応援できる。
リアルな場でクラウドファンディングをする。
まさに、リアル・クラウドファンディングです!
▼仕組みのイメージ
■なぜ「スープ」なのか?
「スープ」の取組みは、自動車産業で有名なアメリカのデトロイト州が発祥でした。
デトロイトは、2013年に破産しました。
多くの自動車会社が町の外へと移転し、税収は激減、多くの負債を抱えてしまいます。
そんな都市で始まったのが、「スーププロジェクト」です。
もともとは、アーティストの情報交換の場として始まった月に一度の食事会。それが、何かを始めたいと思っている人ならだれでも参加できる、地域のコミュニケーションの場として発展していきました。
▼デトロイトでの実際の「スープ」の様子
参加費は5ドル。
スープとサラダをみんなで食べながら、町を活性化するアイディアを持ち寄ってプレゼンをし、食事会の最後に応援したいアイディアに投票をする仕組みです。
投票により集まった資金で、町に犯罪防止や教育・育児、公園の美化など様々なサービスが生まれています。このデトロイトスープには、2013年の一年間だけで4000人が集まったそうです。
「津和野町でもスーププロジェクトをやりたい!」とデトロイトスープの運営メンバーに連絡したところ、「ぜひ!仲間が増えることはうれしい。がんばって!」とのお返事をいただきました。
「デトロイトスープ」と「つわのスープ」
国は違っても、抱えている課題、町をよりよくしたいという思いは同じです!同じ志を持つ仲間として、私たちも、スーププロジェクトを進めていきます。
【デトロイトスープ https://detroitsoup.com/】
■「つわのスープ」のその先は
2019年4月20日(土)、第1回目の「つわのスープ」が行われ、優勝したプレゼンターには資金が贈られます。
しかし、そこで終わらないのが「つわのスープ」です。
私たちは、プレゼンターに伴走し続け、
優勝者のプロジェクトや津和野町の課題の見える化を進めます。
そして、町の方や応援してくださる方に活動レポート等の形で伝えていきます。
また、優勝者には、その後も続けていく「つわのスープ」でプロジェクトの進捗状況や資金の使い道について報告する場も設けます。
ただ、発表して終わりにしない。
実現に向けての背中を押せる、伴走できる。
そんな可能性も含んでいるのが「つわのスープ」です。
■会場の島根県津和野町「藩校養老館」について
「藩校養老館」とは、江戸時代まで津和野を治めていた津和野藩の学校のことです。
この4月に、藩校養老館は改修を経て、新しい形に生まれ変わります。
藩校養老館では、多くの先人や、津和野出身である明治の文豪森鴎外も幼いころから学んでいました。また、多くの明治の偉人たちも、その才能を伸ばして活躍していきました。
藩校養老館は、津和野町にとって重要な場です。
そこで新しい挑戦が生まれ、集った人同士がつながり、応援し合える関係性を作ることは、津和野町の新しい歴史を作ることになると思っています。
藩校養老館と共に、津和野町がよりよい町となることを私たちは願っています。
■おわりに
藩校養老館で「つわのスープ」を行うという挑戦は1回だけの打ち上げ花火のようなイベントにはしたくありません。
私たちの最大の目標は、津和野町を「挑戦し続ける町」にするということ。
挑戦し続けるとは、「挑戦」が循環していくこと。
誰かのやってみたいを「協力、応援する」から「達成する」につながり続けていくこと。
「達成した」経験があると、誰かを応援したくなりませんか?
津和野町を、誰かのやりたいを応援することを通して、プラスのエネルギーで満ちた町にしていきたい。「やってみたい」をあきらめない大人がいる町は、子どもたちにとっても最高の教育環境になるし、何より元気な町になると思うのです。
そして、クラウドファンディングを通して生まれるみなさんとのつながりを、2回、3回と続いていく「つわのスープ」で活かしていきたいと思っています。
■支援金の使い道
①.開催チラシの制作費(3回開催分)
②.開催レポート(冊子)の制作費(3冊分)
③.当日のイベントチラシ、投票権など(3回開催分)
④.リターン品費用
⑤.郵送などの諸経費
⑥.クラウドファンディング手数料
▼このようなイメージの開催レポートを配布予定です。
「つわのスープ」の優勝者だけではなく、登壇者全員の発表内容を紹介したり、津和野町で起きている動きを紹介したりできるレポートを作成します。
まず「津和野町」を知ってもらう。そして、挑戦者を応援できるきっかけとなるものをつくりたい!と考え、このようなレポートを作成することにしました。多くの方の手に渡ることを願っています。
■スケジュール
2/19~3/14:クラウドファンディング実施
2/19~3/14:登壇者募集
3/20:登壇者決定
4/20:つわのスープ開催
■お問い合わせ
・つわのスープ実行委員会
・tel:050-5438-5996
・mail:tsuwanosoup@gmail.com
・応募フォーム:https://form.run/@tsuwanosoup-2019-spring
登壇ご希望の方はこちらからご応募ください!
■もしよかったら、下のリンクも見ていただけるとうれしいです!
【糧(大江健太)http://72recipes.jp/】
【FoundingBase(坂和貴之)http://foundingbase.jp/】
【石倉美生 https://greenz.jp/2018/11/12/people_ishikura/】