市民とともに創り上げる映画でまちなかの元気を取り戻したい!
FAAVOをご覧のみなさま、はじめまして。私は群馬を中心に映画制作を行っております藤橋誠と申します。 大学時代から映画を撮り続けて今日まで30本以上の映画を制作してきました。2000年から仕事の関係上、群馬で生活をするようになりました。 地方における映画映像制作の認知の低さと、中心市街地の衰退を目の当たりにし、自分に出来ることは何かと模索し、市民と一緒に創り上げる「まち映画」制作事業に行きつきました。「まち映画」とはキャストもスタッフも地元の方々で構成された映画制作のことです。 今回は、キャストやスタッフとして前橋市民の方々を中心に参加していただき、商店街を舞台にした映画制作を行うことによって、まちなかのにぎわいの創出となればと思っております。市民自らの手で「映画」を作り、「まち」の宝を見つけ出す。
①あらすじ 前橋市内の小学生たちが授業で「前橋を紹介するCM制作」を行なうことになる。カメラ片手に町に出た子どもたちは、普段気にもかけなかったシャッター街に少し寂しさを感じる。 商店街を取り仕切る鈴木浩一は空き店舗に入る若者を全国から募集しているが、一向に集まらない。 そんな中、子どもたちの存在を知った浩一は彼らに商店街のCMを作ってくれないかと相談する。 ②みどころ 実際の市内在住者達が「映画」で自分たちの街を見つめていく、ドキュメンタリー要素も入っている点。 ③ロケ地の紹介 中央通り商店街や弁天通商店街など前橋のまちなかには9つの商店街があり「Qのまち」という名称がついています。群馬県の県庁所在地である前橋市。その中心市街地は教科書に「シャッター街」として出てくるほど寂しい状態が続いていました。 しかし、近年ではシェアハウス等の建設により、まちなかに少しずつではありますが若者世代が流入して来ております。その勢いに拍車をかけるべく、前橋市と連携しまちなかにあるステージやホール、ミニシアターなどの文化施設をより多くの市民の皆さんに活動の場として紹介し、文化づくりで街を元気にして行く「前橋ステージコミッショナー」を私が担当しております。 商店街の商店主と対話をしながら聞こえてくるのが「昔は『映画館』が沢山あって、若者や子どもたちで街が賑わっていた」ということ。 そこで、市民恊働型の映画制作を前橋まちなかで行い、市民自らまちなかを舞台にした物語を考えたり、撮影したり、キャストとして出演したりしながら、まちなかに集う機会を作って行くことによって、まちなかの「魅力」=「宝」を再発見してもらえれば、まちなか再生のきっかけになれるのではないかと思い、今回の企画に応募させていただきました。