【 四代目小松屋 シャッター商店再生プロジェクトに関するお知らせ】

この度、NPO法人near degignとNPO法人埼玉情報センターは、諸事情により平成27年12月31日をもちまして「四代目小松屋シャッター商店再生プロジェクト」から撤退することとなりました。 これまで私たちを応援していただいた皆さまには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。力不足をどうかお許し下さい。 ただ、今回私たちは残念ながら袂を分かつ事となりましたが、同プロジェクトは引き続き株式会社ジョイプロジェクトによって運営され、進行していきます。 どうか今後ともこのプロジェクトをあたたかく見守ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

「空き店舗の再生」と「リアルな交流の場と情報発信の拠点づくり」

 

こんにちは。NPO法人near design(ニアデザイン)です。私たちは「街暮らしを楽しむには、まず街を知ることが大事!」と考えるデザイナーやライターが集まり、”埼玉の人と人をつなぐ活動”を行っています。2013年にはFAAVO埼玉を使って、私たちが発行する地域情報紙「かいわい」の制作費の支援を募り、無事発行することができました。ご支援いただいた皆さま、ありがとうございました! この地域情報誌等を通じた情報発信を行ってきた結果、今埼玉には人が交流する活動拠点が強く求められている事を感じました。 ・・・例えば、 「小さな子どもがいても、集まってお茶をしながらみんなで作業できるスペースがない」 「公共施設は、なかなか若者が気軽に使えない。予約がとれない。そもそも使える事を知らない。」 ・・・など、様々な制約があることが多いとう声をよく耳にします。 現在、さいたま市内だけでも市民活動団体数は2,000団体以上もあるとも言われています。公民館やコミュニティセンターも数多く存在していますが、うまく機能がまわっていません。また、この街でどんな人がどのような活動をしているのか見える場所がなく、お互いに協力し合えるかもしれない事があるにも関わらず、うまく繫がるきっかけが足りていないのが現状です。 地域の核となる場の再生を通じて使命を具現化するため、今回支援を募らせていただきます。

埼玉の老舗店舗を地域の交流拠点へ!

“埼玉都民”という言葉に代表されるように、埼玉県民は都内に買い物や遊びに出かけて、都内で消費してしまいます。郊外の商店街の衰退とは異なる理由で、埼玉県の街はどんどん寂しくなる一方。これは大都市近郊特有の問題です。 ーーー2014年11月 私たちは現状問題のまさにそれが今回のテーマとなった埼玉県浦和駅西口前のあさひ通り商店街にある「お惣菜小松屋」のオーナー菊地さんに出会いました。 ▲左:三代目 健夫さん 真ん中:二代目 秋雄さん 右:二代目の妻 秀子さん 小松屋の一番の人気商品は筑前煮。甘めの味付けはこの地域の風土に合せたものだそう。他にも、手切りのきんぴらごぼうや、栗きんとんなど季節の手作りの品が毎朝店頭にならび、地域の人々に親しまれていました。 ▲小松屋のお惣菜イメージ 小松屋は大正8年に東京千駄木で創業し、土地開発を機に昭和36年に現在の店舗へ移転。しかし4年前、三代目の健夫さんが病に倒れ、53年間続いたお店をやむなく閉めなければいけませんでした。 ▲取材中の写真 リハビリを続け、なんとか厨房に立つも、やはり厳しい現実。また、店舗と住居が一体化した建物の老朽化があり、改装も行わなければいけません。 商店街も高齢化が進み、自分たちだけのチカラでは厳しいと判断した菊池さんは同じ街で商店を営む喫茶店オーナーに相談し、その喫茶店オーナーからnear designに繋げていただき、今回のプロジェクトを立ち上げました。 お店独自のこだわりや、そのお惣菜が出来上がるまでのストーリー、お惣菜を食べていた頃のお客さんの思い出・・・・。小松屋の味で育ったという子どもたちは、今は立派な大人になり、お店の復活を願っている人は少なくありません。 ▲大正8年創業当時の写真・初代小松屋夫婦 ▲53年前の浦和店舗 お話を伺っている最中も、小学生がお店の前を沢山通っていきました。商店街のすぐ近くには高砂小学校があり、ここは通学路となっています。色んな方々がお店のオーナーを心配して声をかけてくださいます。それは今なくなりつつある「地域の絆・あたたかさ」を目の当たりにした瞬間でした。この地域の歴史を大切にしたい!このとき、私たちはこのお店の復活を強く思いました。 ▲通学路の写真 プロジェクトのテーマは地域に根付いた歴史ある店と味の復活と交流拠点づくり」です。古いものに新しいものだけを取り入れるのではなく、地域の歴史を活かしたお惣菜屋を復活させ、同時に地域の課題も解決していきます。

「四代目小松屋」として新しいスタートを!

今回、思い出の味の復活と同時に、以下の事を行っていきます。 ■待機児童を抱えるお母さんと、地域のおばあちゃんの就労支援 現在この地域は開発などでマンションが多く立ち並び、ファミリー層も増えてきました。保育所の増設は行われていますが、まだまだ施設不足は解消されておらず、待機児童はさいたま市内で372名。浦和区だけでも55名の待機児童がいます。(H26年度さいたま市発表)それを少しでも解消すべく、お母さんが安心して働ける職場として、子どもの見守りスペースを店舗内に設ける予定です。また高齢者の就労支援として、地域のおばあちゃんにもお惣菜作りや子ども見守りをお手伝いいただく予定です。 ■安心安全・栄養バランスがとれた商品の提供 今までのお惣菜の他に、東京家政学院大学 現代生活学部 健康栄養学科の学生らと一緒に新商品の開発をおこないます。また、地元の野菜などの食材を使い、地産地消・安心安全な商品をご提供します。 ■地域活動や情報発信などの交流拠点づくり ▲店舗イメージ図案 2Fの元住居部分を改装し、レンタルスペースとして運営。ワークショップやセミナーなどを開催し、地域の人々の活動・交流拠点をつくります。また、商店街や周辺地域情報を集約した冊子やホームページ等を制作し、地域の方々にお届けします。この他、改装作業には地元の若者や学生らと協力して進めていきます!

改装・運営のスケジュール

2015年2月・・・クラウドファンディング募集開始、1F店舗部分リノベーション開始          ※リノベーション参加スタッフ募集開始 2015年3月・・・クラウドファンディング募集終了、2F部分リノベーション開始           商店街や地域情報収集〜WEB制作・紙媒体制作開始 2015年4月・・・リノベーション完了、開店準備 2015年5月・・・1F店舗開店・2Fレンタルスペース利用開始           WEB公開・紙媒体配布開始

集まった支援の用途とその内訳

内装補修費:450,000円 電化製品・雑用品購入費:100,000円 お返し用ノベルティ費:300,000円(※支援者人数により変動) クラウドファンディング手数料:150,000円(※支援者人数により変動) 合計:1,000,000円

リターン品紹介

***支援者全員*** 【巨大しゃもじにお名前を入れてお店に飾ります!】 大量のお惣菜を作るのに欠かせない巨大しゃもじ。 お総菜屋のトレードマークでもある巨大しゃもじに、支援者さま全員のお名前を入れて、お店に飾ります。 いつまでも、皆さまのご支援の気持ちを忘れません! 【小松屋オリジナルお箸】 小松屋のマークを入れたオリジナルお箸です。 簡単なイートインスペースを設置予定ですので、このお箸を持って是非店舗へお越しください♪(持参すると、お店から何かサービスがあるかも?!) ■5,000円支援すると(Aプラン) 四代目小松屋お惣菜券 1,000円分(500円券×2枚)をお送りします。 ■5,000円支援すると(Bプラン) 四代目小松屋のおすすめ食材(野菜などの詰め合わせ)1,000円相当をお送りします。 ■10,000円支援すると(Aプラン) 四代目小松屋のおすすめ食材(野菜などの詰め合わせ)2,000円相当と、 浦和の老舗喫茶店「砂時計」の浦和珈琲ドリップパックをお送りします。 ■10,000円支援すると(Bプラン) 今回の支援募集終了日に開催する「クラウドファンディング達成?!カウントダウンパーティー」にご招待します!浦和のコバトンカフェにてプロジェクトメンバーと一緒にクラウドファンディングの行方をドキドキしながら見守りましょう♪ 開催日:3月17日(火)18時30分~20時30分頃まで お土産に「小松屋オリジナルお箸」と「小松屋お惣菜券500円分」と「コバトンカフェお食事券500円分」付き。 ■30,000円支援すると 四代目小松屋お惣菜券 5,000円分(500円券×10枚)と、四代目小松屋の名入り漆塗曲げわっぱ弁当箱をお送りします。小松屋のお惣菜を詰めてお弁当に♪(※衛生管理面の都合上、お店で直接お惣菜を詰める事は出来ませんので予めご了承ください。) ■50,000円支援すると 四代目小松屋お惣菜券 10,000円分(500円券×20枚)と、四代目小松屋の名入り漆塗曲げわっぱ弁当箱をお送りします。 その他、お店の開店前のレセプションパーティー(試食会)に特別ご招待します。 ■100,000円支援すると 四代目小松屋お惣菜券 10,000円分(500円券×20枚)と、四代目小松屋の名入り漆塗曲げわっぱ弁当箱を送付、レセプションパーティー(試食会)にご特別ご招待の他、 あなたの好きなお惣菜を特別に開発して、お店のメニューとして売り出します!

街を楽しむための仕組みを、あなたも一緒につくりませんか?

near designは「街暮らしを楽しむ」ことをテーマにして活動しています。 では、私たちが楽しめる街とはどんな街なのでしょうか? 商店は街の経済活動の一環です。経済活動が活発になれば、自然に人も街も元気になるに違いありません。元気という事は、すなわち、街を楽しんでいる人が沢山居るという事。人も店も商品も、活気や魅力や誇りがあふれる街。大好きなあの人がいて、大好きなあの味があって、大好きなものが買える街。そんな街が身近にあれば、都内で消費しなくても、地元での消費を増やしていくことができるのではないかと私たちは考えます。 おいしい食事は、老若男女全ての人を幸せにするチカラがあると思います。 安心安全で懐かしい食を復活させ、そして、自分たちの手で街を楽しくするチャンスが来ました! どんな人たちが、どんな想いで、どういった形で商売をし、街で暮らしているのかを知り、商品の価値を高め、私たちを育ててくれた地域のことを忘れぬよう、地域の歴史を大切にしながら、新しいアイデアを取り入れて、その土地の歴史と一緒に成長し、共に暮らしていく。まずは私たちが実際にチャレンジして、皆さんに示していきたいです。是非私たちと一緒に埼玉の暮らしを楽しみましょう♪

起案者情報

【団体名】NPO法人near deisgn(ニアデザイン) 【代表者】佐藤 真実(さとう まなみ) 【HP】http://www.neardesign.info 【facebook】https://www.facebook.com/neardesign.saitama 【Twitter】@neardesign2012 ***************** 四代目小松屋 企画・運営 (株)ジョイプロジェクト NPO法人 near design NPO法人 埼玉情報センター *****************

  • 2015/12/08 10:51

    オープンをお待たせしてしまい、大変申し訳ありません。 リターン品の「お惣菜券」に関して、 有効期限が2015年12月31日と記載しておりましたが、 店舗管理運営側と話し合った結果、有効期限をなくすことにしました。 現在の屋根の工事を行っており、終了次第オープンを予定しております。 決...

  • 2015/11/15 18:45

    モヤモヤ企画会議in四代目小松屋が開催されました。 2Fの一番広い部屋を使い、みんなでランチを食べたあと、店舗内を見学。淹れたての珈琲を飲みながら、みんなが持っているモヤモヤを話し合いました。最後はゲストの齊藤さんのモヤモヤ企画「個人のキャッチコピーをつけよう!」で大盛り上がり!面白楽しい有...

  • 2015/10/15 11:42

    ご無沙汰しております。 四代目小松屋のオープンをまだかまだかと待っているみなさん、大変申し訳ありません。 内部はほぼ完了しているのですが、当初の予定より屋根の工事に時間がかかっており、その工事が終わらないとお店を開けることができません。 商店街の中にあり、そしてお隣は病院ということもあっ...