どこにもない、西多摩の暮らしを伝える一冊を。

 

「西多摩を考える会」という存在を、ご存じだろうか?

青梅市、あきる野市、福生市、羽村市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村からなる4市3町1村の西多摩エリア。

地域を盛り上げたい。まちを良くしたい。地元で活動を続ける人たちの心からの願い。

7つのエリア1つずつが手をつなぎ合い、その場所に住み・暮らしている人たちが自分のまちへの想いを強くしてくれることを祈り、商工会や観光協会・漁業・林業などの21団体が2015年、「西多摩を考える会」を発足させました。

「まちのために自分たちができることは何か?」

思案を巡らせた彼らの考えは、一つの結論に結び付きました。


 


“西多摩の魅力がたっぷり詰まった本をつくろう。”

 

まずこの本は、単なるガイドブックではありません。

温泉、キャンプやバーベキュー、釣りに地酒の酒蔵めぐり。

確かに西多摩には、東京とは思えないあふれる自然を堪能する観光スポットは、たくさんあるのかもしれません。

けれど、疑問が浮かびます。

「西多摩に住んでいる人はどんな人がいるのだろう」

「西多摩にはどんな仕事があるのだろう」

そして、観光に来てもらうだけで、西多摩はいいのだろうか?




 

東京都の26%という面積を保有している西多摩は、過疎化が進み、空き家が増え、高齢者ばかりの地域も増えてきている現状があります。

東京都にある、西多摩というエリアの魅力。

目の前に広がる青々とした山並み、耳を澄ませると聞こえてくる川のせせらぎ、吸い込む度に身体の中から力がみなぎってくるような澄んだ空気。

そんな場所が東京都の中に顕在しているということの奇跡。

そんな「西多摩」を知らない全国の人たちにもこのエリアの存在を、日々自分たちが続けている努力を、どうやったら知ってもらえるだろう?

そうだ、この本を全国で販売しよう!

 

熱い想いを持って暮らしている人たちの、ストーリーが見えてくる。

より深く、より暮らしている人たちの表情が見え、息遣いが聞こえてくるような本をつくりたいという想いのもと、1年以上をかけて地域の人たちの姿を取材しました。

80年の歴史を持つ老舗の伝統の味を守りながら新しい可能性を引き出したいと、4代にわたって狭山茶づくりを続ける若手農家の杉田園。

 

織り物の街として歴史の深い青梅の地で、江戸時代から続く「天然藍灰汁醗酵建」という化学薬品を一切使わない伝統的な染色方法で、肌触りの良い手紡ぎの綿素材を自然界の原料のみで染めている村田染工株式会社。

家づくりを通じて東京の山の再生を目指す「東京の木で家を造る会」の存在をきっかけに、奥多摩に引っ越し一軒丸ごと多摩産材でつくった家を建てた上野一家。

様々な人が、様々な想いを胸に生活を続ける西多摩。

遊びに行って、泊まって、住んで。

読み進めていくほどに西多摩に足を運びたくなる、そしてさらには引っ越してしまいたくなる。どんどんその奥へと、緑が濃く色づいていくように深く西多摩の魅力に入り込んでしまうはずです。

 

制作チームは、地域密着の出版社

西多摩の人々の魅力を余すことなく伝えるのは、立川にある「けやき出版」。創業36年目の地域出版社で、多摩エリアの情報誌「たまら・び」や地元を取り上げた書籍を多数制作・発行しています。

金融機関が企画・発行、けやき出版が編集・発売している「たまら・び」。西多摩はもちろん、30市町村をくまなく紹介している20年以上続く地域情報誌。

創業36年、企画出版から自費出版まで、発行点数は1500点以上に上る。

 

今回のこの企画は、本の制作資金にあてさせていただくと共に、本の内容と連動して実際に西多摩を体感してもらうことができる支援内容となっています。

本の仕様:B5判/144ページ/オールカラー/定価1200円(予定・税別)

 

すべての方のお名前を、本の最後の1ページに刻みます。

マス釣りを体験し、地場野菜や地元の名産を味わい、温泉で癒される。

そして、オリジナルのしおりをこの本に挟み込む。

五感すべてで西多摩の自然を享受していただきたいという想いが、そもそもの始まりです。

さらには実際に、この地に移り住みたいという方が現れ、一緒に西多摩を盛り上げていきたいと思って下さる読者が一人でも多く増えてくれるなら、これ以上の幸せはありません。

支援して下さる皆さんが、この本の制作者です。

 

● 実行スケジュール

 

制作スケジュール

3〜8月 取材期間

9〜10月 制作期間

今秋  完成予定!

 

出来上がったこの本が、あなたの大切な一冊として本棚に並ぶことを祈って。

そしてどんな季節も、ボロボロになるまで使い倒して下さることを願って。

私たち「西多摩を考える会」は、いつでも皆さんが訪れてくれることを楽しみに待っています。

 

● お問い合わせ先

公益社団法人 青梅法人会 

東京都青梅市東青梅1-7-7 清水ビル5F
TEL0428-24-8863 FAX0428-24-8984

 email:jim@ome-hojinkai