第四章 岐阜柳ケ瀬お化け屋敷

『恐怖の細道』~あの曲がり角から~

 

 

はじめに

 

『もう一度、あの輝いていた昭和の柳ケ瀬を取り戻したい!』

その熱い想いを胸に、私ども「やながもん」は産声をあげました。

岐阜発祥と言われる都市伝説「口裂け女」を主役として、柳ケ瀬のまちおこしが出来ないか…。

そんな思いから2012年に企画し、開催致しましたお化け屋敷「恐怖の細道」は、お陰様で大ヒットとなり、多くのマスコミに取り上げていただくなど、全国的にも注目されるイベントへと成長しました。

大規模店舗の撤退、シャッター街化など、近年ネガティブなイメージで語られることの多かった柳ケ瀬商店街に、「恐怖の細道」は新しく力強い風を吹かせることが出来た、と自負しております。

 

今年の夏も、私どもは4度目の開催となります「岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷 恐怖の細道 ~あの曲がり角から~」と題して、まちおこしお化け屋敷を企画しました。

 

昭和の頃は「肩をぶつけ合って歩く」と言われた柳ケ瀬商店街。このまちに元気を取り戻したい。

 

事業コンセプト 

本年のコンセプトは「アミューズメントの地産地消!」

 
 かつて岐阜のまちには動物園やプラネタリウム、パンダプールや交通公園といった、多くの子どもの遊び場がありました。

時代が移りゆく中でそれらは姿を消し、子どもたちはディズニーランドやUSJといった都会の遊び場に心を惹かれるようになってきています。

 まちを元気にすることは、子どもや若者が訪れるような、そして誇りに思えるような場所を作ることと不可分である、そう私どもは考えます。

  

‟とことん「岐阜」「柳ケ瀬」にこだわる!”

 「恐怖の細道」 が他のお化け屋敷と違う点は、登場人物・舞台・ストーリーに至るまでとことん「岐阜」「柳ケ瀬」にこだわっていることです。

 何故なら、岐阜のこれからを担う若い世代がもっと楽しめ、誇りに思える場所を作り、岐阜の新たな風物詩となることを目指すという私どもの意思表示だからです。

 

昨年のお化け屋敷開催時の様子。商店街に、多くの子どもたちや若者の嬌声が響いた。

開催概要 

 

【タイトル】 岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」 ~あの曲がり角から~

【開催期間】 2016 年7月 23 日(土)~ 9 月 25 日(日)

       ※ 8月17日(水)は休館日、9月は土日祝日のみ営業

【営業時間】 平日:11:00 ~ 20:00 /休日:10:00 ~ 20:00

       ※時間が変更になる場合がございます。お出かけの際には

        ホームページまたはお電話にてご確認ください。

【開催場所】 岐阜市日ノ出町 1-17 club-G 1F

【入場料金】 大人 700 円/高校生 500 円/中学生以下 300 円

 

ストーリー

 

すっかり日が落ちたアーケードの暗闇の中で、

僕はずっと彷徨い続けています。

あの夏の『夕暮れの帰り道』で道に迷ってから、

いったいどれくらい経ったんだろう?


曲がり角の向こうから、歌が聞こえてきました。

柳ケ瀬のことを唄った『あの歌』が・・・


だっ誰かいる!(あの女?)

こっちに来る!

こわいよ・・・こわいよ・・・助けて・・・助けて・・・・
誰か助けて!!


一年前の夏、夕暮れの柳ケ瀬で姿を消してしまった少年『やなお』。

その『やなお』を名乗る謎のメールが、人々に届き始めた。

彼は今も昭和の柳ケ瀬に囚われたままなのか?

そしてやはり、彼を閉じ込めているのは「あの女」なのか。

行くべきか、戻るべきか。少年の運命は、あなたの選択が握っている…

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 今回の「恐怖の細道」は、「曲がり角」がテーマ

 子どもの頃、帰りが遅くなってしまい、

 夕闇に包まれたいつもの曲がり角が、とても不気味に思えた・・・  

 何かが奥に立っているような気がして・・・そんな経験はないでしょうか。


 「目に見える恐怖」と「肌で感じる恐怖」。ノスタルジックさ、寂寥感を

そのままに、新たな会場で、また新たな「恐怖の細道」の物語が紡がれます。


 「柳ケ瀬ブルース」のように語り継がれる、歌い継がれる新たな岐阜の風物詩 を目指して。恐怖の細道・第四章 ~あの曲がり角から~。ご期待ください。

 

 

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 そして、なんと!

第一回目から応援をしていただいている、

「美川憲一」さんを招聘してのイベントが決定!

 

 本年は美川憲一さんの大ヒット曲であり、私たちのまち、岐阜・柳ケ瀬の名を日本中に知らしめた名曲『柳ケ瀬ブルース』の発売50周年の記念すべき年であります。この機会に、市民と共に歌とまちの偉大な50年を祝うイベントを行いたく企画しました。

 

 

 美川さんに以前いただいた「10年続けるのよ、10年続かなきゃ本物じゃないのよ」との励ましの言葉から、お化け屋敷を岐阜の風物詩になるまで開催し続けるモチベーションをいただきました。

 もう一度、美川さんにこの地で『柳ケ瀬ブルース』を歌っていただきたく、感謝と熱い思いを込めて企画しましたところ、ご出演ご協力の快諾いただきました。

 このメモリアルイヤーをみんなで熱く盛り上げることを願っています。

  

開催概要

 

【タイトル】 『美川憲一 歌とトークのチャリティーショー』

【開催期間】 2016 年7月 22 日(金)

【開催時間】 1部 お食事 18:00 ~ 19:45 

       2部 ショー 20:00 ~ 21:30 (予定)

       ※時間が変更になる場合がございます。お出かけの際には

        ホームページまたはお電話にてご確認ください。

【開催場所】 ホテル「グランヴェール岐山」 岐阜市柳ヶ瀬通6丁目14番地

      1部 ビアガーデン会場 1階

      2部 カルチャーホール 2階

【料  金】 お一人様 12,000円

 

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 開催実績

 ■2012年

  岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」~もう、振り返れない~

 2012 年7月13 日(金)~9月23 日(日)

合計来場者数:17,916人


お化け屋敷内の様子。昭和の柳ケ瀬商店街を、屋敷内に再現した。

 

 岐阜発祥の都市伝説である「口裂け女」をメインキャラクターとし、

織田信長など 岐阜ならではの要素を盛り込んだ形のお化け屋敷を製作・運営しました。

また、プロデューサーにオカルト 作家の山口敏太郎氏を迎え、少年「やなお」(=失われたかつての柳ケ瀬のオマージュ)を探す旅に出るという物語性の高いお化け屋敷として開催。開催地である柳ケ瀬商店街、また高校生や大学生とのコラボレーションも行い、商店街に賑わいを創出しました。

 当初動員目標としていた 15,000 人に対し、最終的に 17,916 人の動員に成功。マスコミの注目度も非常に高く、特にテレビに関しては東京キー局4局から取材を受け、全国的に柳ケ 瀬商店街の露出を増やすことが出来ました。

 

 
■2013年

  岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」~あの夏の忘れもの~

2013 年7月20 日(土)~9月23 日(祝)

合計来場者数:22,000人

定番イベント「口裂け女のお菓子まき」。東海地方特有のハレの日の風習を取り入れた。

 

 二年目の開催となった 2013 年は、お化け屋敷の昭和・岐阜・柳ケ瀬というメインコンセプトはそのままに、かつて岐阜市内を走っていた路面電車や、夜の柳ケ瀬をモチーフにした仕掛けを盛り込み、随所に「岐阜ならでは」のエッセンスを取り入れたお化け屋敷を開催しました。

 また、商店街に一過性でない継続的な賑わいをもたらすことをコンセプトとして掲げ、岐阜 柳ケ瀬商店街振興組合連合会との共催でお化け屋敷を開催いたしました。

 商店街内の店舗とのコラボ商品・グッズの販売も行い、入場待ちや体験後の来場者がお化け屋敷だけでなく、柳ケ瀬全体を楽しんでいただける仕組みを構築し、商店街に前年以上の賑わいを創出することが出来ました。

 


2015年

  岐阜 柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」~夕暮れの帰り道~

2015 年7月19 日(日)~9月23 日(祝)※9月は土日祝日のみ営業

合計来場者数:18,900人
「恐怖の細道」の口裂け女は、輝いていた昭和時代のシンボルという位置づけ。来場者との交流イベントも積極的に行った。

 

 二年ぶりの復活開催となった 2015 年は、「夕暮れの帰り道」がテーマ。

誰しもが持っている幼い頃の風景や、根源的な闇への恐怖といった「記憶」に襲いかかるお化け屋敷を目指しました。

 また、映画監督・井坂 聡氏の手によるショートムービー「夕暮れの帰り道」を製作すると共に、お化け屋敷内の演出映像も手がけていただくなど、新機軸を打ち出した一年となりました。

 加えて、「口裂け女」を「柳ケ瀬の黒い偶像(アイドル)」としてプロデュースする仕掛けと して「口裂け女の歌謡ショー」や写真撮影などを行ったことでキャラクター人気に火が付き、リピーターの数が過去最高となりました。

  

集まった資金の用途

 私たちの自己資金だけでは納得のレベルまでの到達が危ぶまれます。そこで今回、皆様からご支援いただく700,000円は、本事業の実現のための建築費及び事業運営費用の一部に使わせていただきます。また目標額を超えたご支援が集まった場合は、ご来場いただく皆様により喜んでもらうために大切に使わせていただきます。

 本年はこれまでの会場から場所を移しての再出発となります。

 ゼロからのスタートとなりますので、何卒ご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

イベントスケジュール

■口裂け女オーディション

 2016 年7月2日(土)13:00 ~ (club-G 2F イベントホール)
 
前回・前々回に引き続き、「口裂け女」役を公募し、採用決定する「口裂け女オーディション」を開催いたします。昨年は参加者の皆さんの熱演の結果、当初採用予定枠を 超えて全員合格となった口裂け女オーディション。今年も新たな「柳ヶ瀬の黒い偶像(アイドル)」が誕生するのか?そして、審査員として、伝説の初代口裂け女も登場! 本イベントは公開の無料イベントとして行い、前回以上にエンターテイメント性の高いオーディションを予定しています。ご来場お待ちしております!

オーディションの応募も受付中です。演技経験不問!18歳以上の女性であればどなたでもご応募いただけます。(応募締め切り6月30日(木))

→口裂け女オーディション応募

 


■オープニングセレモニー

 2016 年7月23日(土) 「恐怖の細道」会場 (club-G 1F)
 「恐怖の細道」オープンを記念して、テープカットやお菓子まきなどのオープニングセレモニーを行います。まずは、オープニングセレモニー開始前の10:00より「やながもん」の特別顧問・美川憲一をお招きし、お化け屋敷会場近くの旧長崎屋前特設ステージにて「憲ちゃんまつり」を開催!発売50周年のメモリアルイヤーとなる「柳ヶ瀬ブルース」を柳ケ瀬商店街で歌っていただきます。「憲ちゃんまつり」終了後、場所をお化け屋敷に移してオープニングセレモニー開始!今回は美川さんもお菓子まきに参加!?柳ヶ瀬の夏を熱く盛り上げる起爆剤となるイベントです。もちろん入場無料!ご期待ください。

 

 起案者情報


このまちを愛し、この事業に魂を焦がす代表者

 

最後に

主催者の「やながもん」という名には「柳ケ瀬モンスターハウス」、そして「柳ケ瀬の者(も ん)」という意味を込めています。開催場所も変わり、新たな「曲がり角」を迎 えた「恐怖の細道」。「やながもん」は岐阜に、柳ケ瀬に昨年以上の熱い夏をもたらすことをお誓いします。

アミューズメントの地産地消!

メンバー、魂焦がしてまいります!

皆様、これまで以上のご支援、ご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

 

岐阜JCさんより応援コメントをいただきました!

「アミューズメントの地産地消」を目指し、地元の商店街 柳ヶ瀬をテーマにした町おこしお化け屋敷を開催することで、子どもや若者が地元のまちに留まる機会を作り、魅力のある街であると知っていただくことを目的としており、JC地域創生投資の理念にかなうものと考えます。

 

本プロジェクトを、岐阜青年会議所でも応援させていただきます。ぜひ、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

  • 2016/07/22 16:32

    皆様の温かいご支援により、アミューズメントの地産地消! 岐阜・柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道」プロジェクトは無事に目標金額を超えて達成致しました!   ご支援いただきました皆様!本当にありがとうございました! 7/23(土)~9/25(日)岐阜柳ケ瀬お化け屋敷「恐怖の細道 ~あの曲がり角か...

  • 2016/07/13 10:23

    2016年7月2日(土)、本年度の新たな口裂け女役候補を選出する「口裂け女オーディション」を開催しました。この「口裂け女オーディション」は、2013年の第二章「恐怖の細道」~あの夏の忘れもの~を開催するにあたり始まりました。第1回以降、すっかり本お化け屋敷の定番となったイベントです。今回の第四...