○棚田を盛り上げるきっかけとして、大切なものや縁をつなぐ縁日を開催したい

はじめまして。兵庫県神崎郡市川町を中心に活動している

NPO法人棚田LOVER's(ラバーズ)と申します。

 

▲市川町は、兵庫県のほぼ中央に位置するハート型をしたまちです。(市川町観光協会HPより)

 

棚田LOVER'sは、水不足や地滑りを防ぎ、多様な生物を育む

「棚田」を守る活動をしています。

 

▲兵庫県神崎郡市川町上牛尾の美しい棚田の写真

 

棚田とは、山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に造られている水田のことです。

また、文化遺産、日本のピラミッドなどと呼ばれることもあります。

ところが今では、多くの棚田が手入れを放棄され、荒れていっています。

 

地域の方に話を伺うと

「棚田を未来につなぎたいけれど、自分の子どもには引き継がせたくない」

と言われます。

 

なぜなら、機械や水が入りにくく、重労働を伴い
農業で生計を立てることが非常に困難だからです。

日本は食料自給率が40%と非常に低いにも関わらず、
過疎化・少子高齢化・労働力不足・赤字経営・鳥獣被害等などのために
田畑を手放す人が増えています。

特に棚田は作業効率が悪く、収穫量を増やすことが難しいため、
放棄され荒廃していっています。

 

その事実を数値化するために、

本団体が所属する兵庫県神崎郡市川町上牛尾の地域で全168軒に、

アンケート調査(2011年)を行いました。(回収率71.4%)

『あなたが所有する農地の跡を継ぐ人はいますか?』

という問いに対して、

34戸がいないし探していない

9戸がいないが探しているところ

という結果が得られ、

88戸の農家のうち農地の後継ぎは、34戸後継ぎがいない現状です。

 

▲所有する農地の後継ぎが少ないことを表すグラフ

 

このままでは、後継ぎがおらず、棚田も荒れ果てていくことは明らかです。

現在でも放棄されている棚田があります。

 

▲放棄されている棚田

 

だからこそ、大切なものや縁をつなぐ「いやしと食の縁日」を開催し、

多くの方々がつながり、自然や棚田に関心を持って頂く

きっかけにしたいと強く想います。

 

あなたが大切にしているものは何ですか?

縁日でそれを伝えあいませんか?

 

「いやしと食の縁日」は、

いやしと食、大切にしたいことをテーマにした内容で、

同じ想いをもつ参加者との出会い、ふれあいを通じて、想いを共有し、

大切にしているものに気付く、きっかけの日です。

 

兵庫県神崎郡市川町にある天然かさがた温泉せせらぎの湯という温泉で行います。

人と人、人と自然を結びつけたい、そして、関心を持っていただき、

棚田や農村を未来につなげたい、

そうした縁を大事にしたいという思いから、「縁日」と名付けました。

 

農作物・カフェ・マッサージ・セラピー(いやし)などのブース出店、

講演会、米・野菜・花のたね&苗の交換会、

田舎暮らしの語り場(意見交換会)などを予定しています。

2016年3月13日(日)には、約26団体に出店いただき、約300人にお越しいただきけました。

 

▲昨年のいやしと食の縁日の様子。

昔ながらのちんどん屋さん(市川町在住)が会場を盛り上げました。

 

▲棚田米、旬の野菜や納豆などの農産物も販売しています。

 

また、縁日では自然とつながることの素晴らしさも

より多くの方に伝えたいと考えており、

講演会はそのテーマに合った方にゲストとして来ていただいています。

 

2017年は薬・手術に極力頼らず自然治癒力を高めることで

ガンやアトピーを治す名医:丹羽耕三氏。

有機農家として農薬・化学肥料を使わず自然の力を活用して
野菜や鶏を育てられている橋本慎司氏をお招きします。

 

▲市島町に移住して有機農業を27年されているベテラン農家:橋本慎司氏

 

みんなでつながり、ふかまり、ひろがっていけば、

今大切にしなければならないことが少しずつ見えてくるのではないでしょうか?

 

さぁみなさん。

美しい棚田が広がる市川町の温泉でおいしいものを食べて、健康になって、癒されませんか?

 

あと5年で棚田が、あと100年で村がなくなる!?そのことを縁日で伝えたい

棚田LOVER'sの永菅裕一の想い

▲「美しい棚田を未来の子どもたちに残したい」と語る、棚田LOVER'sの永菅裕一

 

私たちが学生の頃、大学や商店街でイベントを実施し、

棚田米のおにぎりを食べていただくことで棚田の大切さを多くの方々に伝えてきました。

 

そして、その中で

「こんなに味が違うとは思わなかった」

「今まで食べた中で一番おいしい」

「生産者に感謝します」

といった感想を伺いました。

 

一方で、地域の方の

「あと5年で棚田がなくなってしまう!」

と言う切実な声を耳にし、

「美しい棚田を子どもたちに残したい」と決意を強くしました。

そのことを伝えるため縁日を行います。

 

 

棚田LOVER'sの井上瑞紀の想い

▲「100年後、200年後にはもう地元はないかもしれない…。」と語る

棚田LOVER'sの井上瑞紀

 

「100年後、200年後にはもう地元はないかもしれない…。」

田舎の現状を学び、山梨県の廃村を訪れて、

そう考えるようになりました。そして、地元のために働きたいという夢を見つけ、

私は市川町に帰ってきました。

 

 

棚田LOVER'sの橋岡将基の想い

▲「担い手が少ない現状を打破し、棚田に関わる人を増やし、

棚田や村を未来の子どもたちにつなげたい」と語る

棚田LOVER'sの橋岡将基

 

良いものなのに無くなりつつあるものは、他にもたくさんあります。
大勢の方々を縁日に呼び、楽しんでいただいて地域を盛り上げるとともに

棚田の素晴らしさを伝え、人と人とのつながりを作ることで、

無くなりつつある価値あるものを未来に残していくため

役立ちたいと強く願います。

 

 

棚田LOVER’s専任講師 片山邦夫の想い

▲「縁日を介して人と人とのつながりがあります。」と語る片山邦夫

 

力むことなく自然体で接することができるのは、

すばらしい生命の世界が本当に大切なものを

生活の中で伝えてくれているからだと思います。

縁日でもぜひそれを感じていただきたいと思っています。

 

○棚田・縁日を盛り上げるイベントも行っています。

10月15日(土)、16日(日)

 農村♡(ラバーズ)フェス

  地元の田んぼで農産物などの販売やコンサートを行い、

  約120人の方に お越しいただけました。

11月6日(日)

 わらじづくりと新米を味わう収穫祭

わらじづくりと新米を味わう収穫祭の後に

地域の方と一緒に行い、素敵なわらじが出来ました!

11月19日(土)

 野菜を収穫して、料理して、棚田米も味わいます。

11月27日(日)、12月10日(土)、12月18日(日)

 棚田の石垣と自分の意志を積みあげる体験会

12月3日(土)、4日(日)

 ゆず湯祭り

 地元の温泉、せせらぎの湯のみはらし館でゆず湯を楽しんでいただきます。

 4日(日)には稲わらでクリスマスやお正月に使える飾りを作り、

 棚田で収穫した新米で飯盒炊さんを楽しむ「収穫祭」を行います。

12月11日(日)

 農や食に関心を持っていただくきっかけで、都市と農村をつなぐ農楽カフェ

 ゲストに橋本慎司さんにお越しいただきます。

12月23日(金・祝)

 もちつき・やきいもづくり大会

12月24日 (土)

 もちつき・鶏の解体体験~命をいただきます~

3月19日(日)

 縁日開催

 

集まった支援の用途とその内訳

・棚田を整備し、保全していくために

 草刈り刃(2000円×4セット) 8,000円

・縁日開催資金として

 縁日盛り上げ企画運営費(チラシ印刷、材料費、講師謝金、作業代等) 250,750円

 縁日運営費(チラシ印刷、材料費、講師謝金、作業代等)  273,582円

 

faavoさま手数料63,800円

 

の合計596,132円のうち319,000円を応援していただければと思っています。

 

残りの費用は、
兵庫県からの応援金150,000円、
棚田LOVER’sへの会費、縁日への寄付等の169,000円で補います。
応援いただくことでより棚田や農村の素晴らしさをイベントや縁日を通じて知っていただきたいと思っています。

 

最後に・・・

みなさまの応援がより良い縁日を作り上げ、棚田・地域を盛り上げ、

未来の子どもたちにつなげることにつながります

このプロジェクトのために、必要な経費をクラウドファンディングで募りたいです。


皆さま、どうぞご協力よろしくお願いいたします。

 

支援者の皆様にはポストカード、旬の野菜、縁日割引券、

棚田米、温泉無料券、米づくり体験無料券などをプレゼントします。

棚田見学会(天然かさがた温泉せせらぎの湯への入浴もあり)も開催し、

多くの方に棚田へ来ていただき、自然と親しむとともに、

棚田にも興味を持っていただきたいと思っています。

そのことで、棚田保全活動に参加いただける人や

「棚田応援団」を増やしていきたいと考えています。

 

ご支援していただいたお礼について

ご支援いただいたお礼には、

棚田のポストカードや縁日割引券、

農薬・化学肥料を使っていない棚田米、

旬の野菜、

棚田見学・温泉入浴券(天然かさがた温泉せせらぎの湯:http://www.seseraginoyu.com/

そして姫路城の芯柱にも使われている笠形山のオリジナルブランド仙人米などを

お届けしますので、ぜひよろしくお願いします。

 

応援コメント

縁日で地元に仕事を産みだすことに繋げたい

若い人は村から出て行ってしまいます。

それも出て行ったきり戻ってきません。

それは村に仕事が無いからです。

それを何とかしたいと思い、地元で仕事をしており、

地域からも外部からもたくさんの人が集まるようになりました。

そして、棚田LOVER'sを通じても都会から多くの方が訪れるようになりつつあり、

それにより一筋の光明が差してきた気がします。

これから、縁日を通じて様々な方に地域の魅力ある場所を訪れていただき、

いくいくはそれを地元に仕事を産みだすことに繋げたいと考えています。

ぜひ応援よろしくお願いします。

 

地元住民 津田裕昭さん

 

棚田保全活動を通じた地域を元気にする取り組みのご支援について

今、国では地方創生、兵庫県では地域創生と言っていますが、

人口減少対策、地域の活性化を以前にもまして取り組んでいます。
そのような中、私の選挙区神崎郡市川町上牛尾地区で、

棚田の保全活動を通じて、田舎暮らし、昔暮らし、有機農業、

都市住民との交流、情報発信などを、個人レベル・民間レベルで、

真の地域創生を行っているNPO法人棚田LOVER'sの活動があります。
本当に素晴らしい活動です。

是非、皆さんのご支援や、一緒に参加をしていただき盛り上がていきましょう!

よろしく、お願いいたします‼

兵庫県議会議員 上野ひでかずさん

 

起案者情報

【団体名】NPO法人 棚田LOVER’s

【代表者】永菅裕一

【HP】http://tanadalove.com

【facebook】https://www.facebook.com/tanadaLOVERs/

【Twitter】@tanadalove

【Blog】http://blog.tanadalove.com/

  • 2017/02/04 23:49

    3月19日の出店者紹介の縁日のマップ(チラシ)ができました。昨年3月13日は、約26団体に出店いただき、約300人にお越しいただきました。今年は、約32団体に出店いただく予定で、約500名の方に来ていただければと思っています。三ノ宮と姫路からバスも出す予定なので、ぜひお越しください。また、応援...

  • 2017/02/02 15:25

    あと残り2日となりました。 応援いただいている方々に心から感謝申し上げます。 残りの時間も最後の努力をしていきます。 写真のような農薬・化学肥料を使っていない野菜もお届けできますので、 ご支援ご指導よろしくお願いします。  

  • 2017/01/29 18:52

    本日棚田LOVER’sの理事会を行いました。香美町や養父市など遠方からお越しいただき、熱く議論しあいました。10年を迎えることもあり、今後さらに体制を整えて、食や農、棚田の大切さを伝え、実践していきたいと強く想います。何名かからご支援いただけうれしく想います。よろしければよろしくお願いいたします。