観光データを活用したハッカソン開催へ

みなさん、「ハッカソン」についてご存知でしょうか?


ハッカソンとは、「ハッキング+マラソン」の造語で、エンジニア、デザイナーや課題解決を一緒に考える市民の皆さんとで、決められた時間の中でテーマに沿った開発を行い、成果を競うイベントです。


「アーバンデータチャレンジ」のイベントの1つとして、「静岡の魅力発信」静岡県・台湾友好ハッカソンを沼津市で開催します。アーバンデータチャレンジは、オープンデータを利用して地域の課題をITを駆使して解決していこうというイベントになります。静岡県でも4年前から、この取り組みに参加し各地域からアプリやアイデア、自治体と市民が協力した仕組みが出てきています。

 

FAAVO静岡を通じて資金調達し、今年9月に実施したキックオフは「地域で活動する人たちをミートアップする」がテーマでしたが、今回の沼津市主催のハッカソンは、具体的な課題について開発まで行い成果を出すために開催します。

 

 ▲今年9月に沼津市で開催した「アーバンデータチャレンジ静岡キックオフ」の様子

 

今回のハッカソンのテーマは「観光」の課題を解決する!と決定しました。

狙いは下記の3点です。

 

○2020年の東京オリンピックも視野に入れ、静岡県の各自治体の観光データを使い

 ハッカソンを行います。

○沼津市、三島市、伊東市、裾野市、伊豆の国市など東部の自治体及び静岡市から

 具体的な観光データを提供してもらう予定です。(増やしていく見込み)自治体

 からのオープンデータを有効活用します。

○「データが足りない、レイヤーがない上等!」そういうことを発見するための

 ハッカソンでもあります。

 

11月に開催するハッカソンのお題は3つ、参加チームはこのどれかを解決する作品を作り上げます。

①「沼津市から提供される観光の課題」

②「静岡東部の観光の課題」

③「静岡中部の観光の課題」

 

先進国・台湾との交流を深めたいー 

今回はさらに国際交流も視野に入れています。 

台湾のオープンデータ視察団が今年5月、静岡県を訪問した時に

「静岡県と台湾でオープンデータの提携をしよう」とまとまりました。

台湾はオープンデータへの取り組みが大変進んでいて、「オープンナレッジ・インターナショナル」が発表する「オープンデータ・インデックス」で、世界94の国・地域を対象とした総合順位で1位の評価を受けています。

静岡県もオープンデータには熱心で、台湾からも実績を評価され、MOU(基本合意書)を締結する予定です。

台湾の取り組みを学びたい、国際的な標準と合わせたいーというのが今回のハッカソンの狙いでもあります。

 

観光データを利用したハッカソンでも協力することとなっています。

ただいま、台湾と静岡県の今後のオープンデータの提携に向けて動いています。

その試金石としてのハッカソンでもあります。

インバウンド観光に備えて必要な情報を見つける。台湾のデータの利活用や、台湾のデータと、静岡のデータを合わせて使うことで、インバウンド観光時に必要となるデータや活用できるデータを見つけ出すことも目的としています。

 

○台湾の交通プラットフォームデータを利用します。

○台湾のデータを使った最優秀チームは、来年予定されている台湾の

 オープンデータイベント(パフォーマンスショー)に2名程度招待

 します。また、台湾からスマートバンドが賞品として贈呈されます。

 

 

事務局も手厚くサポートします

ハッカソンのファシリテーターとメンターを務めるCode for Numazu代表で、

今回の起案者でもある私、市川博之がお手伝いします。

数々のハッカソンで優勝した実績をもとに各チームのアイデア出しや、開発の支援をいたします。

 

 ▲今年7月に開催された「SPAJAM 2017」。全100チームを超える出場のうち、最優秀賞に輝きました!

 

SPAJAM 2017

http://spajam.jp/final/result/

 

HackCars Days 2015 〜Automotive × Telematics Hackathon〜

http://mashupaward.jp/2015/09/hackcarsdays/

  

ハッカソン最優秀者を台湾へ!!

11月のハッカソンで、最優秀に輝いたチームの代表者を台湾へ派遣したく、その渡航費などを募るため2回目のFAAVOにチャレンジしました。

台湾に行くことで台湾の先進事例を学び、さらに静岡県内に適用させることが可能になると考えています。

今後、オープンデータを静岡県で推し進めていくには台湾の知識やノウハウは欠かせません。

 

まだ細かい日程は決定してませんが、来年2月に台湾で開催予定のオープンデータのイベント「パフォーマンスショー」で代表者がプレゼンできるよう、現地の「台北市電脳公会」と調整しています。


ハッカソンの詳細

今回のハッカソンは2日間でアイデアから開発・完成まで行います。

その作品を審査員にプレゼンいただき、最も優れていたチームのリーダーに台湾オープンデータ団体への報告と、今後の静岡県とのオープンデータ提携の取り組みをお話いただく予定です。

・アーバンデータチャレンジとオープンデータの説明

・観光ハッカソンの説明

・観光の課題および、テーマに関するインプット

・アイデアソン

・ハッカソン開発

・作品審査

・結果発表、講評

・懇親会

 

日時/2017年11月18日(土)10:00~19:00

   2017年11月19日(日)10:00〜18:30

会場/沼津ラクーン3階「ぬまづのたかラボ」(沼津市)

※JR沼津駅 南口から徒歩1分

主催/しずおかオープンデータ推進協議会

共催/沼津市、静岡県、Code for Numazu、アーバンデータチャレンジ事務局

 

三島、静岡でのハッカソンの実績

昨年、三島市で最優秀賞をとった作品は、プロジェクト化され活動が続いています。ハッカソンを契機に作られた作品が、実際に地域の活動として繋がっている例です。
静岡市が提供している、しずみちinfoを使ったハッカソンでは、トヨタなど企業の協力、学生の参加を含めて産官学が組み合わさったハッカソンとなっていて、「ICT地域活性化大賞2016」で優秀賞を受賞しました。


▲ハッカソンの様子(三島市)

 


 ▲アイデアを出し合い、ボードに貼り出す


 

セピアキャット

https://sepiacat.herokuapp.com/about

 

アーバンデータチャレンジ三島

http://www.code4numazu.org/?p=413

 

しずみちinfo クルマと道の未来を描くHACK DAYS 2016
http://www.city.shizuoka.jp/389_000024.html

 

 

[集まった支援金の用途]

台湾オープンデータ団体への訪問費用(2人分)100,000円

グラフィックレコーディング費用          10,000円

FAAVO手数料(予定)                      26,000円

合計                             136,000円

※余剰金が出た際には、本年度に行われるアーバンデータチャレンジイベントに活用させていただきます。

 

[起案者情報]

【団体名】Code for Numazu

【代表者】Code for Numazu 代表 市川博之

【HP】http://www.code4numazu.org/

  • 2017/11/23 18:29

    11/18,11/19のハッカソンが無事完了いたしました。   当日は、高校生、大学生、一般人、自治体職員が交じり合いながら 4チームがアプリ開発に励み4つの作品が完成しました。   <ハッカソン全体の流れ>  http://www.code4numazu.org/?p...

  • 2017/11/08 08:46

    ご支援いただいた、企業の皆様、個人の皆様、ありがとうございます。 支援金額が目標額に達成いたしました。   ・台湾のTMS(交通プラットフォーム)の提供が承諾されました。  これに伴い、来年3月に予定している台湾のパフォーマンスショーに  台湾データを利用したチーム数名をお送りするこ...