台風被害を乗り越え、美味しいトマトを皆で収穫したい!!

9月に上陸し猛威を振るった台風15号は鹿児島の農業に深い爪痕を残しました。薩摩半島の西、いちき串木野市でミニトマトを栽培するオリザ鹿児島ファームでも約1500m2部分のハウスが大きな被害を受けました。このプロジェクトでは、被害を受けたハウスを皆さまのご協力で復興し、収穫された農作物で皆さまと共に復興を祝えたらと願っております。ご支援を頂いた皆さまには、感謝の気持ちとして収穫された初物のトマトやその加工品、収穫された農産物や農場での収穫体験へのご招待など、「生産者と消費者の絆を結ぶ」お返しをご用意したいと思います。

最高のトマトを作りたい!研究者から転身した農業生産者の想いを伝えたい!

みなさま、こんにちは。オリザ鹿児島ファーム代表の小平です。普段は鹿児島を中心にして農業生産法人と農業流通会社の事業を行っています。もともとは農業の品種改良の研究者を目指しており、京都大学とアメリカのイリノイ大学でお米や野菜の研究を行ってきました。その後に東京で就職後、自分で株式会社オリザという農業のコンサルティングと流通の会社を2007年に渋谷で起業しました。 ただ、自分で理想の農場と理想のトマトを作りたいという想いから2009年に鹿児島にオリザ鹿児島ファームという農業法人を実家の会社の手助けもあり設立しました。今は実家のガス会社の仕事もやる傍ら、鹿児島での農業生産、株式会社オリザでのコンサルティングと契約農場との流通事業という東京での仕事と3足のわらじで頑張っています。私は自分の農業会社の会社理念に、Business x Science x Farm という言葉をあげています。 しっかりとしたビジネスで、科学的な管理を行い、現場に根ざす、そんな農業を行いたく思っています。ITを導入し、科学的な管理を行い、かつ現場の仲間と一丸となって頑張って行きたいです。農業は甘いものではなく、まだまだ道のりは長いですが、一歩一歩理想に近ずくために頑張っていけたらと思います。 農場のあるいちき串木野市は、東シナ海に近く豊かな大自然と温暖な気候に恵まれた風光明媚な土地で、農業に適した土壌と言え、私たちは地元でもあるいちき串木野市に2009年に農場を設立しました。 新規就農ということで手探りで栽培を開始しましたが、希少品種を使った濃いトマトは次第に口コミで話題を呼び、私たちの作るトマトは、現在多くの都内の百貨店や高級スーパー、レストランでもご好評いただき、次第に軌道に乗ってきました。ただ、今回の台風15号で大きな被害を受け、皆様のご支援が必要な状況にあります。 台風15号は平成27年8月24,25日に九州の西側に最接近し、私の農場のあるいちき串木野市の直上を台風が通過し、全域で深刻な被害を残しました。鹿児島県内では薩摩川内市や鹿児島市など県内の広い範囲で合わせて28万5300世帯が停電、1500棟の家屋が被害を受けました。停電は数日に上り、農場でも電力が復旧したのは台風被害から4ヶ月後でした。鹿児島という土地柄、農場での台風対策は常に行っており、今回もいつもと変わらず、しっかりと対策は行っていました。

ハウス復旧を通じてお客様とのつながりを強くしたい。

ただ、今回の台風は通常の台風よりも非常に強力でした。農場には全8棟のトマトの栽培棟、1棟の育苗棟、1棟のハウス倉庫と全10棟の農業用ハウスがあります。そのうち、栽培棟2棟、育苗棟、ハウス倉庫の4棟に重大な被害が出ました。被害内容は外部ビニールが破れ飛ばされたこと、ハウス内部の一番外側にある保温シートの破損、同じくハウス内部の骨組みがシートが飛散した時に合わせて歪み、壊れたこと。また、ハウス倉庫内の生産用の資材が濡れて一部の肥料などが使えなくなったことがあげられます。 残りの6棟のハウスも無傷でなく、飛んできた木材や石などでハウスに穴が開くなどの被害を受けました。ハウス栽培のトマトは九州では8月末に苗を植え、そのまま伸ばして7月ごろまで長期収穫する栽培方法が多いです。当農場では苗の定植を翌日に控えていたところで、不幸中の幸いで苗自体に被害はなかったものの、被害を受けた栽培棟用の苗はハウスが壊れているため定植が出来ず、再度注文が必要になりました。現状といたしましては、急ぎで処置を現地工務店と行い、なんとか被害棟の定植に9月中旬に漕ぎ着けました。ただハウス全体での被害額はハウスの修繕費、苗代、資材代などを含めて約350万円ほどにのぼりました。

復興祭について

オリザ鹿児島ファームは今回の被害を受け、栽培を再開するとともに「より地域にひらかれ共に歩んでいく農場」にモデルチェンジしていければと考えています。今までは地元商店での販売や地元の方の雇用、農業大学との共同研究などを通じて地域との接点はありましたが、一般のお客様を農場にご招待することはありませんでした。 今後は通常の栽培と流通だけではなく、体験コンテンツの提供も行うことでより近くて遠い農業との距離感を消費者の方に近く感じていただければと思います。また地元の飲食店の方などにも立ち寄っていただくことでより美味しさや食の安全性へのコダワリを感じていただき、メニュー開発などにも役立てていただければと考えています。より近い消費者のファンを増やし、巻き込みながらビジネスを行っていくことで、地元に根ざす開かれた農場へなりたいと考えています。

撮影、その他スケジュール

2015/10~2015/11 ファンド募集 2015/11 お礼商品/メッセージ発送 2015/12 収穫祭開催

集まった支援の用途とその内訳

今回、台風被害を受けた3号棟、4号棟の被害の復旧工事の費用の一部として活用させていただきます。具体的には外部ビニール資材、内部の保温シート、鉄骨支柱部分の補修費用となります。補修費用は350万円かかりましたが、そのうちの一部を募集とさせていただきます。

地域と農業のあり方をもっと自由に!

今回、台風被害を受け、災いを福と転じ、より消費者の皆様と強い絆を作るキッカケとさせて頂ければと思っております。地域を支える農場となり、共に喜びを分かち合えるような農業をこれから皆でやっていきたいと考えています。また東京など遠方の方との繋がりを頂く機会に出来たらと考えております。ぜひ、ご支援のほど、よろしくお願い致します!!

起案者情報

【団体名】オリザ鹿児島ファーム 【代表者】小平勘太 【HP】http://www.oryza-i.com/ 【facebook】https://www.facebook.com/oryzakagoshima

  • 2016/01/05 11:37

    収穫祭の詳細が決まってきており、ビラができました! 1/30土曜日の10時〜17時の予定です。 正式な招待状、当日利用可能なクーポン、ご案内とクラウドファンディングのお礼の品は来週中に発送させていただきますので、少々お待ちください。 (裏面 アクセス方法) ※今回はクラウドファンディン...

  • 2015/12/28 08:43

    ご協力いただいた皆様、誠にご協力ありがとうございました。 お礼状並びに、お礼の品に関しましては1月中旬以降、順次、発送させていただきます。 10000円の方には「復旧農場から収穫されたトマトと加工品のセット」、20000円、50000円のご支援者には「復旧農場から収穫されたトマト」と「加工品...

  • 2015/12/25 10:57

    お世話になりましたクラウドファンディングも残すところは後、1日となりました。農場は30日まで行いますが、仕事納めのところも多いと思います。皆様、今年は本当にお世話になりました。129%の達成と過分なご支援をいただきまして誠にありがとうございます。これから随時、1/30の収穫祭までの準備の様子を...