「ダムの底には、私たち先祖が長年住んでいた美しい村がありました。」
「そのことを決して忘れないでほしい…。」
村を忘れないよう、毎年春に綺麗な桜を咲かせ、竜門ダムに多くの人々が集まってくる憩いの場になるよう
「桜並木を作ろう！」
「千年、桜が咲きほこる森を育てよう！」
との想いから始まったプロジェクトです。
＜竜門ダム＞とは
名勝・菊池渓谷で知られる菊池川は、阿蘇外輪山に源を発し玉名平野を流下する熊本県北部の大河川です。古来より流域は肥沃な土地として知られ、戦国時代には大友氏・龍造寺氏・島津氏が鎬を削った地域でもありました。しかし、度々の水害に悩まされ、特に筑後川を始め北部九州を阿鼻叫喚の坩堝に陥れた1953年（昭和28年）6月の梅雨前線豪雨では、玉名市・菊池市等に致命的な損害を与えています。
その後、1962年（昭和37年）に菊池川が氾濫し流域は被害を受けたため、建設省（現・国土交通省）は、1969年（昭和44年）「菊池川水系工事実施基本計画」を改訂しました。
1970年（昭和45年）より「迫間川総合開発事業」として特定多目的ダムである竜門ダムの建設が計画され、実施計画調査が行われました。しかし、水没地域は棚田が広がる水田地帯で、87世帯が水没することから強固な反対運動が持ち上がりましたが、全世帯の移住が完了し、計画から31年の歳月を掛け2001年（平成13年）、世紀を跨いでダムは完成しました。その結果，班蛇口地区を含めた3つの村がダムの底に沈んでいます。
元村民 上野松年さんの想い
「私は、約10年ほど前から【千年の森をつくる会】の活動を、私と村出身の方数名で始めました。」
「沈んだ村には、春になると咲きほこる桜がありました。村のみんなで集い、花を楽しんだあの頃を今でも忘れはしません。またあの頃のように桜を眺めたい…その想いでダムの周りに桜の植樹を始めました。山を整地し、桜の木が育つ環境を整えて、現在では紅葉の木と合わせて約1,100本の苗木を植えることができました。」
「この山一面に桜の花が満開になったら…。多くの人の笑顔が集まる場所になれば…。
約10年前に植えた桜が近年、花を咲かせてくれるまでに成長してくれました。今年植えた桜があと五年後…。山一面が桜の森になるには、あと10年以上はかかるでしょう。 
「しかし私はもう80歳…。これから10年、中心になって活動することは難しいでしょう。であれば、桜の木を増やし続けるため、そして桜が花開くよう成長するために、千年の森の手入れに必要な資金を後世に残したい…。」
そんな上野さんの想いから、このクラウドファンディングは立ち上がりました。
桜の木を1本増やすのに、1万円の費用が掛かります。
山の手入れは、草刈りや山の整地、枝切りなどの作業をボランティアの方々と外注業者に依頼して行っていきます。
10年、20年…50年…100年…。桜が千年咲き続ける森をみんなで作り上げたい…。ダムの湖底に沈んだ村の住民の想い、その想いをつなぐ上野さん。
このプロジェクトを通して繋がる菊池市や地域のボランティア団体の夢を叶えるために、あなたの力を是非貸してください。
まさに１０年後、２０年後にあなたと、あなたの大切な家族や友人の名前が付いた桜の木の下で、大切な人に桜に込めた思いを伝えてみませんか？
「1本1万円で、あなたの名前の付いた桜の木を植樹できます」
１万円以上の寄付金をして頂いた方には、桜の木を植樹する際に名前を命名することができます。あなたのお名前だけではなく愛するご家族、恋人や友人…大切な人のために命名し、桜の花が咲きほこる頃、一緒に見にきませんか？
植樹した桜は「千年の森を育てる会」でしっかり管理致します。また、将来的には桜の山マップを作成し、あなたのお名前が付いた桜の木がどこに植えてあるか？一目でわかるように致します。
現在すでに植樹し命名されている桜の木には添え木がされており、その添え木に名前を記してありますが、年月が経つにつれ名前が消える可能性がありますので、色落ちや腐敗しない材質のプレートを作り、名前を記して各木に表示する予定です。
● 支援金の使いみち
クラウドファンディング手数料
維持管理費 年間３０万円×１０年分
● 実行スケジュール
6月よりクラウドファンディングの募集を開始します。
8月末で終了予定。
9月以降、桜の木の植樹とお名前の命名を行います。
リターン品の発送は10月以降随時行っていきます。
● お問い合わせ先
FAAVO熊本中央 by Campfire
CROWDREAMER合同会社
千年の森を育てる会 起案者
浦田 和敏
TEL:096-319-3032
FAX:096-319-3011
Email:faavo096@gmail.com
