はじめに・ご挨拶

わたしたち、Water Savvyというプログラムを、神奈川県の鎌倉ビーチで主宰してきました。

鎌倉人にとってはすぐ身近にあるビーチ。こんな魅力の詰まった素晴らしい環境を、多くの子ども、そしてご家族の皆さんにもっと深く体験いただきたい、という願いから始まった活動です。

自然の中では、正しいノウハウであったり、体力やスキルが伴っていれば、海を隅々まで遊び尽くせると思います。その上に、ちょっとした工夫やツールがあれば、遊べる知力・体力を手軽に培えますし、自然への敬意なども育むことにつながります。海を訪れる人すべてが、Water Savvy(海の達人)である、そんな世界を目指してます。


プロジェクトを立ち上げた背景

この夏、コロナウィルスの影響から、鎌倉市では恒例の海水浴場を開設しないと発表しました。

海水浴場では、海の家やライフガードによる夏の遊び場としての運営が行われます。では、海水浴場がないと、どうなるか?

それでも海が好きな人は、海に来て時間を過ごしますよね。当然、海に入って泳いだり、様々なウォーター・アクティビティを楽しむ人も居るでしょう。ただ、多くの人が集まる夏のシーズン、いろんなトラブルも後を断ちません。ゴミ問題、ケガ、そして疲労などからビーチに戻れなくなったり、最悪は溺れてしまうケースもあります。

海水浴場が設置されなければ、従来は緊急時の救護・救助を行っていたライフガードも常駐しません。
(注:海水浴場で、公務員に準ずる立場で人命に関わる安全管理を行うライフガードは、ボランティアのビーチパトロールやライフセーバーとは異なります)。

公に管理される海水浴場としての開設が見送られた今夏こそ、ビーチで起こりうるリスクやトラブルは、地域コミュニティの自発的・積極的な活動を通じコントロールしていけることを実証するチャンスなのでは、と考えるに至りました。

これが、海に根差した地域コミュニティの象徴的なツールとして、いつでも誰でも海でパドリングやサーフィンを楽しめるツール=Community (rescue) Boardを海沿いに満遍なく設置してみたい、というアイデアの原点です。

(rescue)の言葉があえて入っているのは、単なるサーフボードではなく、地元の海をさりげなく(rescue)する、さらにはトラブルに直面した仲間や家族を(rescue)するのにも活かせる、そんな期待を含んでいます。


このプロジェクトで実現したいこと

鎌倉の海沿いに、いつでも誰でも使っていい、Community (rescue) Boardを満遍なく設置する。

これ、ソフト素材で作られた、普通のロングボードよりも大ぶり(10ft)のサーフボードです。普通のボードより浮力があるので、二人乗ってパドルすることもでます。ライフガードが用いる専用のレスキューボードのように、ハンドルも付いてます。

この夏、Community (rescue) Board 50本を、海沿いのご協力いただける店舗等の施設に常備し、地域コミュニティの皆さんなら、いつでも誰でも海で遊んでいただけること、を目指しています。

もし、水中でトラブルに陥った場合、周りで気づいた人たちが、すぐに通報し、最低限のサポートをする際にも、このボードを活かせるようになるのが理想です。ボードにプリントされたサインは、こういった緊急時の初動を、簡潔に表現しています。

もし希望する方がいれば、ボードを使っての水中でのアシスト方法などもレクチャーします。


私たちの地域のご紹介

『いい国作ろう鎌倉幕府』

その語呂合わせを知らないひとは、ほとんど居ないのでは?
鎌倉は歴史の街であり、海の街でもあります。古くから漁業が盛んで、鎌倉時代には海上交易の湊としても栄えたことからも分かる通り、地域コミュニティにとって海は大きな意味を持ちます。

知られていませんが、近代マリンスポーツの多くも、実は鎌倉のビーチで産声を上げました。海のカルチャーのゆりかごのような場所、それが鎌倉です。大きな転換期を迎えた今夏こそ、『いい夏つくろう鎌倉ビーチ』の大いなるチャンス!


これまでの活動

プロジェクトのメンバーの多くは、世界各国の海で競技やレスキューなどに携わってきた経験を持ちます。海の楽しさ、奥深さを体験し尽くし、ときには危険な場面にも出くわし、自然の素晴らしさとリスクを深く感じて生きてきました。

わたし達は、理想的なビーチを創りあげるのは、そこで暮らし、過ごす地域の人々であると考え、そう願っています。そして一人でも多くの人たちが、気軽に安心して海で遊べるよう、いろいろなイベントやプログラムという形で機会をもうけてきました。ポリネシアン・アウトリガーカヌーやサーフスキーといった新しいパドルスポーツの体験、子ども対象の海の水泳教室、などなど。


資金の使い道・実施スケジュール

夏間近での緊急でのプロジェクトです。

先行してボードの生産手配など始めていますが、今回ご協力いただいた資金は、鎌倉エリアの海沿いに設置するCommunity (rescue) Board、サイン等の生産・設置の費用に活用いたします。

夏はもう目の前です。ご協力の募集は7月末まで継続し、プロジェクト自体は7月の梅雨明けから実行します。一旦、設置されたCommunity (rescue) Boardの活用は、夏だけに限定せず、この先も末長く地域のサーフカルチャー、ビーチコミュニティの象徴として続けていくのが狙いです。


リターンのご紹介

最大のリターンは、このプロジェクトにご協力くださったみなさんが、世界に誇れるような理想の素晴らしいビーチを創りあげるプロセスに一役買う、ということです。

まず、一番オススメしたいのが(鎌倉近隣にお住まいの方限定となりますが)、このプロジェクトで新たにデザインしたCommunity (rescue) Boardを使っての親子パドリング体験。ご協力いただいた皆さんをご招待いたします。マリンスポーツ、ましてやサーフィンなんて、と思っていたご家族に、ぜひとも海の楽しみ方を実体験頂きたいです!
Water Savvyのメンバーが、皆さんをお待ちしています!

次に、海でも、いろんなスポーツシーンでも使える機能性素材のネックゲーターを用意しました!
クィックドライ、クーリング、そしてUVプロテクションなので、鎌倉のビーチへ遊びにお越しの際は、ぜひ身につけて!

三つめは、パドリング用にデザインした、安全形状のボード用フィン。これも、かなりの自信作です。大きくレーキした形状は、パドリング時の抵抗を抑えながらも、進路保持に力を発揮。SUPやパドルボードなどでのレーシングやツーリングに最適です。鋭角な部分を最小限として安全性にも配慮しました。しかも、スクリューで固定する手間のいらない、スナップ構造。

そして、、、
本プロジェクトで利用するCommunity (rescue) Boardの実物も、限定10本でご用意しました。
夏に限らず、いつも鎌倉のビーチに出て、ボードと共に海で遊ぶ人たちの心の支えとなってくださる方のご協力を期待してます!


いずれも、お手数ですが、お名前、ご住所等をお知らせください!


最後に

今回の企画、鎌倉の地元の海を、より心地よい環境に進化させていきたいという想いから始まってます。ですので、鎌倉に何らかの縁のある方のご協力、ぜひよろしくお願いします!

注意書き満載の看板から、可能性満載のサインボードに!


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/07/31 06:38

    Community (rescue) Boardのオンラインでのクラウド・ファンディング、7月30日をもって一旦、終了いたしました。ご賛同、ご支援いただきましたみなさま、本当にありがとうございます。最終的には、当初目標として設定した募集金額150万円には届きませんでした。が、35人の方々より総...

  • 2020/07/29 11:59

    Community (rescue) Board、ついに鎌倉のビーチにデビューです!!前例のない取り組みですから、実際にモノがあって、それを使ってみないと、本当に役立つのか、コミュニティの活動の中核となるのか、分かりづらいですよね、、、ビーチ埋め尽くせるくらい、あります!もう、そんな悩みからは...

  • 2020/07/28 19:26

    Community (rescue) Board、出だしから超絶クレージーな取り組みなのは分かってたんですが、想定どおりに想定外な出来事をいろいろと乗り越えながら、やっとここまできました!テストボードでいろんな検証して構造や形状をデザインするところから始まって、短期間で50本のボードを実際に作...

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