ごあいさつ
みなさんは中学校や高校の演劇鑑賞教室で、あるいは地元の演劇鑑賞会、おやこ・子ども劇場や有志で取り組む上演実行委員会の公演で、青年劇場(正式名称:秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場)の舞台をご覧になったことはありませんか? 私たちは1964年に創立、以来56年に渡って創作劇を中心に、海外戯曲から近代古典まで150を超える作品を上演している劇団です。創作劇では飯沢匡氏、ジェームス三木氏、高橋正圀氏といったベテラン作家の書下ろし作品、今注目の中津留章仁氏、瀬戸山美咲氏などの若手作家の意欲作から、「キネマの神様」「博士の愛した数式」「銃口」など人気小説の舞台化と、幅広い作品を世に送り出してきました。学校公演では、多感な青春期を送る若者たちに共感しながら生きる喜びを感じられる舞台、一般公演では現代社会と深く切り結び、明日への展望をともに語り合える作品創造を目指して頑張っています。
プロジェクトを立ち上げたわけ
新型コロナウイルス感染拡大によって、劇団は深刻な影響を受けています。5月に公演予定だった新作の定例公演「水曜日、ゆらゆるりん」(写真下・左)が延期になったほか、6・7月に学校巡演公演の予定だった「きみはいくさに征ったけれど」(写真下・右)も全ステージ延期、更に秋の山形県での合同鑑賞公演も延期になるなど、6月の段階で今年の上演が取り止めとなった公演は43ステージにのぼり、数千万円の収入ダウンとなりました。その上今後も感染拡大を防ぐために入場観客数を制限するなどの対応をとることで、公演収入の低下を見込まざるを得ません。私たちは、政府・文化庁に「文化芸術復興基金」の創設を訴えるなど、ジャンルを超えてアートの存続を求める運動に他団体とも連携をとって参加してきましたが、皆さまからのご支援がなければ、当面する劇団の運営が成り立たない事態になっています。ぜひみなさまのご協力を得てこの危機を乗り越えたいと思っています。
芸術文化の歩みを止めないために
これから年末に向けて、青年劇場は東京での9月定例公演(韓国の詩人、ユン・ドンジュを中心に描いた小説「星をかすめる風」の舞台化)と学校巡演公演(「きみはいくさに征ったけれど」「あの夏の絵」)を予定しています。しかし新型コロナウイルス感染拡大はこの先どうなるか全く見えない状態です。でも私たちはまだまだ芝居を全国に届けていきたいのです!もちろん感染対策を万全に施した上でですが、人と人との交流を生で体験することができる演劇は、人間にとってなくてはならない芸術だと私たちは考えています。これからも社会の矛盾に鋭く切り込む作品、人間同士のつながりをあたたかく描いた作品、人間が人間らしく生きづらい世の中でも、希望を感じられる作品を生み出していきたいと思っております。
舞台写真撮影:v-wave・蔵原輝人・岩下守
最後に
みなさまのご協力、ご支援を心よりお願いいたします。
リターンについて
【共通リターン】
★劇団員一同からの感謝のメッセージpdfをお送りします。
★劇団ホームページにお名前を掲載します。(掲載不要の方は備考欄に匿名希望とご記入ください。)
3,000円
共通リターン
5,000円
共通リターン・9月公演パンフレット
10,000円
共通リターン・9月公演パンフレット ・「青年劇場通信」1年分
青年劇場特製ミニタオル
30,000円
共通リターン・9月公演パンフレット ・「青年劇場通信」1年分
青年劇場共済会 特製手拭い
50,000円
共通リターン・9月公演パンフレット ・「青年劇場通信」1年分 ・ 青年劇場特製Tシャツ
(※サイズをお選びください。色柄はお任せください。)
募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る