はじめに・ご挨拶
はじめまして。
2020年7月4日に愛知県豊橋市にオープンしたオーダースーツ専門店「テーラージャソール」の加藤拓実と申します。
桜丘高校の卒業まで豊橋で暮らし、その後17年間は大阪でオーダースーツをメインとした紳士服販売と、バーテンダーとして働いていました。
洋服はもちろん、音楽や芸術が大好きな僕は、大阪で出来た仲間や、都会的の刺激に囲まれて楽しく暮らしていましたが、30代半ばの年齢になり、今後の人生で自分は何を成すべきだろうか?と考えていました。
「何か人の役に立ったり、人に喜ばれる人になりたい。」と漠然とした思いはありながら、なかなか明確な答えは出ません。そんな悶々とした思いを抱えながらある時、豊橋に帰省する機会がありました。
豊橋駅を降りて、高校生まで暮らした思い出の街を何をするでもなくふらふらと散歩。兄と初めて大人抜きで外食したラーメン屋さんなど、思い出はたくさんある中で、無くなったお店や場所もたくさん。
少し感傷的になりながら、不思議と大阪へ戻るころには「よし!頑張ろう!」と気合を入れなおしてくれました。
でも、僕が少年時代を過ごした頃より、確実に街に人が減り、シャッター街も増えている。
そのことはいつも寂しい思いがしていました。生まれ育った街に何か貢献することが僕のやるべきことではないのか?という想いがふつふつと湧き始めていました。
色々と考え、具体的に豊橋で僕が出来ることは、「オーダースーツ専門店に会員制のレコードバーを併設した全国初の店舗」を作り、「装いと文化」の発信地として街の皆さんに喜んでもらうこと。
「美しい装いは美しい文化を作る」というモットーが僕にはあり、男性の姿が最も輝くスーツのお店で、色んな人が集まって、お酒を飲みながら良い音楽を聴いたり、笑いあったりする場所作りをして街に少しでも貢献したいと思うようになりました。
「よし!やるぞ!」そう思い立って、2019年には帰省し、物件を探しをスタート、豊橋のランドマーク的なレトロビルである水上ビルに物件を見つけ、和風居酒屋の居抜き物件をバールと金づちを手に自分で解体を始め、仲間たちの手も借りつつ改装をして2020年7月4日にやっとお店をオープンしました。
が、、、
このプロジェクトで実現したいこと
オープン準備期間中に新型コロナウィルスが猛威を振るい、拡散防止を含めレコードバーのオープンはウィルスの収束を願いながら10月以降に延期。現在は1日2組限定の完全予約制のオーダースーツ店としてのみ、プレオープンを行っております。
コロナ禍の中での大々的な集客や告知、また人に会ってご挨拶をすることもはばかられ、店舗オープン直後であるのに歯がゆい思いをしております。10月にはレコードバーもオープンさせてグランドオープンとし、地域に貢献していきたいので、何卒ご支援いただけませんでしょうか。
また、このコロナ禍の半年間で17万組の新郎新婦が結婚式を延期や、中止を余儀なくされたそうです。
オーダースーツ店として、新郎様のタキシードや、新郎衣装をお仕立てして、ホームウェディングや、フォトウェディングの装い、そしてコロナウィルス終息の際には華やかな結婚式を挙げられるよう、イメージ通りのオーダースーツをお仕立てし、サポートさせていただきたく思います。
*SARMATA「奥野 晶寛」様にお仕立てさせていただいた新郎スーツと、奥野様デザインのご新婦様のウェディングドレス
プロジェクトをやろうと思った理由
アパレル業界の不況は連日ニュースにされており、ファストファッションの台頭により斜陽産業のようにメディアでも報道されています。特にコロナ禍のさなかでは、そのファストファッションでさえ経営破綻をし、また洋服だけでなく文化も作った「ブルックスブラザーズ」のような、スーツをメインとした歴史のあるブランドも次々と経営破綻をし寂しい思いをしております。
確かに、アフターコロナ時代にはビジネスウェアが変化すると思います。リモートワークが増えこれからスーツの重要性は低くなるかもしれません。しかしながら、男性の装いで間違いなく最も輝かせてくれる装いはスーツであり、ビジネスの場や、結婚式などでも正しい装いをすることはマナーでもあります。
特に日本では自己アピールのためだけの装いだけでなく、「相手に対する敬意を装いで示す」という美しい文化があります。時代が移り変わっても変えてはいけないものがある。という文化と装いの発信地として、地域の皆様や日本中の皆様に喜んでいただける店舗としていきたいです。
これまでの活動
オーダースーツを含めた紳士服販売を10年以上、バーテンダーとして5年ほど勤務。
ご縁もあって、大阪での最後の約2年間はオーダースーツ店で働きながら、夜は週に1~2回レコードバーでバーテンダーとして働いておりました。
プライベートではロックやジャズのライブを企画したり、ミュージシャンのライブカメラマンの写真展の企画、ベルギーから招待したミュージシャンのツアーサポート、北大阪地震で被災してしまったイタリアンのシェフのチャリティークリマスパーティーなど、様々な企画の主催やお手伝いを経験。
応援メッセージ
「SARMATA」デザイナー、奥野 晶寛 様
僕の愛すべき先輩でもあり、大切な仲間でもある、オーダースーツ屋 Tailor Jazoulの加藤 拓実 さんがクラウドファンディングに挑戦されています。
加藤さんがオシャレが好きになった意図は、僕ともよく似ていて、沢山のコンプレックスを乗り越えれたからこそ人々に伝えれる事があるんじゃないかと思いました!
加藤さん!心より応援しております。僕も今から支援させて頂きます
「Bar 6 Blue,洋酒の店 ギルビヰ」オーナー、永井 信一 様
加藤さんとは10年ほどの付き合いですが、不器用なタイプか器用なタイプか未だにわかりません。
たぶんどちらも兼ね備えているのでしょう。全く興味の無い人にでも、興味を持たせてくれるトークの熱量は飛び抜けていると思います。
地域に密着しつつ世界を見据えたイイお店にしてくださいね。影ながら応援しております。
「strange stretch records」 レコード曲げ屋 トムツジモト 様
あらゆる人にフィットする 彼の気質ならではのサービス
楽しみ 音もスーツも。
おそらく 人の必要な部分がわかるのだろう。
関わってみてください 誰にでも紹介したい男です。
気持ちいいですヨ。
資金の使い道
レコードバーオープン費用 25万円
事業持続固定費 40万円
オーダースーツ、その他製作物費 35万円
リターンについて
会員制レコードバーの入店券や、オーダースーツや、オーダーシャツのお仕立てをさせていただきます。
*ご支援いただいた方の本名が、プロジェクト作成者の僕も分からずユーザーネームしか見られない仕様のようです。もし差し支えなければ、ご支援時のコメントに本名を頂戴出来ますと個別にお礼が申し上げられますので、どうぞよろしくお願いいたします。
実施スケジュール
2020年8月 プロジェクトスタート
2020年10月 プロジェクト終了
2020年11月 リターン品作成開始
*オーダー品は来店予約受付開始
2020年11月 リターン品配送開始
最後に
この新型コロナウィルスの影響は世界的に見ても凄まじく、すべての人へ大きな影響があったと思います。しかし落ち込んでばかりもいられません。街の灯を掲げ続け、多くの人へお喜びいただけるよう頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
〒440-0882 愛知県豊橋市神明町112−1 大手ビル A-106
テーラージャソール 加藤拓実
1日2組の完全予約制
https://tailor-jazoul.com/
最新の活動報告
もっと見るあっという間に1週間を切りました。そしてグランドオープンいたしました。
2020/10/25 16:42皆様、本当に多くのご支援ありがとうございます。キャンプファイアの仕様上、企画者の私もご支援いただいた方の本名が分かりません。友人、知人の方でご支援いただいたのに個別にお礼連絡が出来ていない方も多いかと思いますが、ご容赦ください。さて、つい先日兼ねてからの夢であった店内併設のレコードバーを開店し、10月23,24の2日間に「テーラージャソール」グランドオープンいたしました。コロナ禍の真っただ中、泣く泣くレコードバーのオープンは見送り、テーラーだけ先に始動。状況を見ながらオープンの機会を伺っていました。グランドオープンの2日間の以前に実は友人、知人だけを招いたシークレットお披露目会を行いました。当日はDJ3人がオープン祝いに駆けつけてくれ、この日ばかりは椅子も極力少なくしてスタンディングイベントで店内を広く使い、お酒とレコードをみんなで楽しみました。今日はその時の模様を写真と共に振り返りたいと思います。たくさんの友人たちがお祝いしてくれ一番多い時間帯は30名ほど店内に。ちょっとしたクラブ的なイベントも出来てしまいそうです。当然、私はバーテンダーとしてひたすら皆様にドリンクをご提供。友人ばかりとは言え、慣れぬバー環境に久しぶりだったので流石に緊張しました。「ジャソールハイボール」として現在ご提供中のオリジナルハイボール。大阪でのバーテンダー修業時代に亡くなった先輩のレシピのカクテルを遠く離れた地元の豊橋でご提供する機会があるなんて、、、感慨深い思いがしました。通称「神戸式」というハイボールのスタイル。ウィスキーとソーダを冷凍庫と冷蔵庫で限界まで冷やし、氷を使わずに作ります。そのため、薄まることなく飲み終わるまで美味しくいただけます。少々マニアックですが、香りというものは、温度が低くなると抑えられ、上がってくるとふんわりと立ち上がってきます。ここを利用し、先輩のレシピでは少し特殊なアレンジを加え、「セブンクラウン」というアメリカンブレンテッドウィスキーで仕上げます。温度が上がってくると香りと味わいが変わってくるので、飲みごたえのあるゆっくり飲めるハイボールとなっています。また「セブンクラウン」はバーボンではない、というのもこれまたヒネりの効いたポイントで、僕はこのハイボールが今まで飲んできたハイボールで一番好きです。この撮影後に一口飲みましたが思わず「美味っ」と声を一人店内で漏らしてしまいました。ただウィスキーの量が多く濃いので大きく酔います。。。ご注意を。友人、知人からもお問い合わせが多いのでこちらも。スーツをオーダーいただいたお客様には会員証(現在準備中)をお渡しさせていただきます。その会員証をお持ちの方と、ご一緒のお連れ様はご入店いただけます。スーツをお仕立ていただいたお客様専用のサロンのようなものです。ゆっくりとお寛ぎください。営業時間は今のところ毎週土曜日19時から24時となります。いずれスケジュールをカレンダーにしてアップしていきますので、ご確認ください。また、一般開放日として各種イベントを開催予定です。こちらは月一くらいで開催していきたいところ。私語厳禁の往年のジャズ喫茶を連想させる爆音ジャズナイトや、近隣の店舗の方を招いてのJBL70年代スピーカーシステムで昼間のレコードオンリーのDJパーティーなどなど。一般開放のイベント営業日はどなたさまもご気軽にご来店ください。私の好きなものばかりを集めたお店ですが、地域の皆様にもお喜びいただけるよう尽力してまいりますので、街が盛り上がるのに「装いと文化」は切り離せないと考えております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。約2カ月ほどお付き合いいただいたクラウドファンディング。いよいよ今月末で終了です。あと目標金額まで約40万円。声高にアピールすることは苦手ですが、どうぞ皆さま最後までお付き合いください。 もっと見る
初日よりたくさんのご支援ありがとうございます!!
2020/09/02 17:53初日よりたくさんのご支援を頂戴し、誠にありがとうございます。支援者様が実名で表記がされないため、個別にご連絡が出来ず申し訳ありません。オープンから6時間ほどで約30万円のご支援を頂戴して、本当に驚きました。重ねてありがとうございます。さて、リターン品のオーダー品に関してどんなものが作られるのか、とお問い合わせをいただきましたので今日は一例をお知らせさせていただきます。写真はジャケットパンツスタイルの生地サンプルでございます。動きやすい仕事着を、ということで店舗のお客様からご注文を頂戴しました。ジャケット&パンツの2Pスーツのリターン品としてジャケパンスタイルでのリターンも可能でございます。1920年イタリアはビエラに創業した名門生地商「アリストン」のスーパーストレッチウールでブレザーをお仕立てし、パンツには国産デニムをスラックス仕立てでご用意いたします。現在、世界的に見ても日本のデニムの品質は世界一で以前、英国の名門生地会社の社長と話をした際に、日本のデニムの品質を非常に高く評価していました。また、当店のお仕立ては、「ほぼ」自由にデザインしてお仕立てが可能でございます。しかしながら、この「ほぼ」としているのは、お仕立てしないものが一部あるからです。それは、当店で「美しい」と胸を張ってオススメ出来ないものです。世界各国、色々な時代の美しい装いはあり、その多くが私は大好きですが、例えば極彩色のド派手なスーツであったり、コスプレのようなスーツは申し訳ありませんが、当店ではお仕立てできません。良い生地を、良いお仕立てで、さらにビスポークならではのパーソナリティにあったお仕立てを信条をしておりますので、どうぞご理解くださいませ。その分、とことんお付き合いさせていただきます。次回はお仕立てや、デザインの細かい部分についてお知らせさせていただきたく思います。 もっと見る
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