はじめに

はじめまして、【studio仕組】の代表をしています、河内晋平と申します。

このプロジェクトは、日本刀の販売を中心事業のひとつに、職人・アーティストの支援およびプロデュース等を行う【studio仕組】と、有田焼の硯(すずり)をつくる【よしだ書道具店】のコラボレーションプロジェクトです。

「刀剣」と「陶硯」。同じ「とうけん」という音の品物を扱う私たちは、日本の伝統文化を日常に取り入れることで、日々の生活の中に少しでも心の豊かさを生み出せればと考えています。

今回のプロジェクトでは、「日本刀の絵柄が刻まれたモバイル硯(すずり)セット」をリリースします。

コラボレーションのきっかけになった、よしだ書道具店が開発した「プチ硯セット」はコンパクトでありながら利便性が素晴らしく、書を普段使いするなら、持ってこいの商品です。
https://u2wa.co.jp/product/hanatoken-set/

日本刀や伝統の世界に関わる私としては、筆を用いることが多く「プチ硯セット」の利便性に触れた時には非常に感動しました。

簡単に準備ができて片付けも手軽。日本刀を記録する押形を描く時にもとても便利です。

「この硯セットに日本刀のデザインや要素を取り入れて持ち歩きたい!」

それがこのプロジェクトの始まりでした。

「筆でさらっとメモや手紙を出すことに憧れる!」
「自分の名前を、さらっと筆で書けたらかっこいいな。」と思いませんか?

このモバイル硯セットは持ち運びやすく、すぐに墨が擦れ、片付けも簡単なので、カフェや旅行先等どんな所でも、本物の筆と墨を簡単に使えます。

このコラボレーションプロダクトで私たちが届けたいのは、物質としての便利な硯セットだけではありません。
日々使っていく度に、職人が込めた想いや意味が伝わり、そこから用の美を感じて日本文化全体への興味・関心が広がって欲しいと考えています。

この想いも、このクラウドファウンディングを通してお伝えできればと思います。

家でも外でも楽しめる、刀剣への理解の新しい深め方。


自宅や外出先でも気軽に刀剣への理解を深められる書道セット「TOUKEN」とともに、刀の絵の押形について練習できる下敷きや、漢字やひらがなの練習ができる下敷き、墨をする際の特別な水や玉鋼を使用した文鎮など、刀剣が感じられる新しいアイデアのアイテムも楽しんでいただければと思います。

−メインプロダクト「三日月宗近の押形を施したクラファン限定カラーの硯」

日本刀の魅力を最大限に硯に描くために試行錯誤をする中で《黒い硯とプラチナに輝く刀の押形》の組み合わせにたどり着きました。今回、硯に施した刀の絵柄は国宝に指定されている天下五剣のひとつ「三日月宗近」です。
よしだ書道具店が通常取り扱っている有田焼の白い硯を「黒」に変更。クラファン限定カラーです。 日本刀は日本の工芸技術の全てが詰まった存在。
怪しくもあり、色っぽくもあり、ぞくっとする怖さをも持ち合わせているのが面白いところです。押形(刀の絵)を施す場所、色づかいを含めこのプロダクトを使う方に、刀の魅力を少しでも感じ取ってもらいたいと、最終の仕様確定に向けて今も新しい技術を投入し完成を目指しています。
どうぞ完成形にご期待ください。
*押形協力:MERPプロジェクト

−墨
彩墨は伝統的な製法を今に伝える喜寿園の奈良県産の特別な墨喜寿園 
http://sumi.kijuen.com/

「あおによし」
ひたすらに漆黒。硯で擦り重ねるととろみが生まれ、書いた文字が和紙の上で乾くと、文字の厚みや光沢さえ醸し出します。

−筆
筆は化粧筆のようなステンレス軸の収納式で、広島県熊野筆の特注品です。

より刀への理解を深められる “書”

ここ数年、オンラインゲームやアニメなどをキッカケに、これまで日本刀に接することが少なかった方々に、その魅力が広まりつつあります。より深く学ぼうと博物館へ足を運んだり、所縁の地へ赴き、刀が使われていた時代、関連する文化への理解も広がっています。古くからある文化を通じて、そこから派生した他の分野へと興味が広がると、より一層、世界が面白くなります。

今回のプロジェクトでは、刀剣に関係するアイテムを通じて「書」という世界に興味を持ってもらいたいと思っています。

知って欲しい、刀と書の繋がり。

なぜ、刀と書なの?と思われる方もいるかもしれません。
刀と書、両者は密接に繋がっています。

日本刀を記録する際、写真や画像合成という方法が無かった時代には、和紙を刀の上に置いて墨でなぞることで輪郭線や銘を記録したり、刃文は刀を見ながら墨と筆などで描いて記録していました。これは「押形」と呼ばれ、日本刀を語る上で外せない要素です。

私は、墨と筆で日本刀の世界を記録してきた先人の方々をとても尊敬しています。多くの方々が大切に刀を扱い、記録してきたからこそ、今この時代に日本刀文化を研究し勉強できるからです。

筆と墨を扱い実際の刀を見ながらその景色を記録するという追体験を通して 墨、筆、刀の繋がりを感じてもらいたいと思っています。

今回は、硯だけでなく一緒に使う下敷きも用意しています。下敷きには、三日月宗近という有名な刀の押形が描かれており、その上に紙を置いて筆でなぞって、刀を描く「押形」の練習が出来る仕掛けにしています。

漢字やひらがなの書についてもよしだ書道具店のオリジナルお手本が下敷きに印刷されています。

少しでも楽しく身近に「刀と書」を体験し、実際に日常で使用できるきっかけになればと期待しています。

リターンについて

−刀と書を嗜むクラウドファンディング限定アイテム
日本文化を嗜む楽しさをさらに高めるため、硯以外のリターンアイテムにもこだわっています。
①「三日月宗近の押形下敷き」or「いろはにほへとのお手本下敷き」
三日月宗近の押形下敷き ※写真はデザインイメージ です 

半紙の下に敷く下敷きにも刀の絵(押形)を施しました。筆の使い方や墨の特性が分かってくれば、刀の絵(押形)を見たときに作者の意図がさらにわかるようになります。文字を書くことはもちろん、墨と筆で日本刀の押形をなぞることで刀の魅力にも触れる体験をしていただければと思います。

*押形協力:MERPプロジェクト

いろはにほへとのお手本下敷き ※写真はデザインイメージ です

さらに下敷きには、別バージョンも準備しております。よしだ書道具店オリジナルの「いろはにほへとのお手本」です。美しい文字を書くには美しい文字を真似るのが一番です。平仮名はすべて漢字からできています。平仮名の成り立ちと共に文字の練習ができる、ありそうでなかったツールです。

左:「天国の井戸水」 中央:「玉鋼の文鎮」 右:収納ケース−刀と書を嗜むクラファン限定アイテム②「天国(あまくに)の井戸水」 (※写真左)
墨を磨る際の「水」にもこだわりました。有名な小烏丸という日本刀を作った刀鍛冶「天国(あまくに)」が住んでいた奈良県宇陀市に現存する井戸水を実際に汲んでブレンドした特別な水をお届けします。天国が刀を仕上げるために使用したと言われる井戸水です。奈良県宇陀市をはじめ、多くの方のご理解をいただき実現しました!

日本刀が作られた時代に思いを馳せながら、特別な井戸水がブレンドされた水で墨を磨ってみてください。

−刀と書を嗜むクラファン限定アイテム③「玉鋼の文鎮」(※写真中央)
刀の素材となる「玉鋼(たまはがね)」をそのまま使用し半紙を押さえる文鎮にしました。自分だけのアイテムとして、ひとつとして同じ表情がない玉鋼の文鎮をお楽しみ下さい。ずっしりとした重みは、刀や焼物をつくる際に人々が自然から受け取る恵みの大きさにも通じます。

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リターン名:陶硯×刀剣 硯セット(紙箱バージョン)
セット内容:有田焼硯、奈良県産墨、折りたたみ熊野筆(馬レザー筆巻き)、紙箱ケース(マグネット式)、メンテナンススポンジ (馬レザーケースバージョンとセット内容はかわりません)
商品名:陶硯×刀剣硯セット
サイズ: ○紙箱ケース 縦120mmx横58mmx高38mm ○有田焼硯 縦11mmx横47mmx高13mm ○硯蓋(ロゴ入り紙製) 縦110mmx横47mmx高3mm ○筆(筆巻き厚み含む) φ1.1x142mm(全長)(穂先収納時は、87mm) ○墨(桐箱サイズ) 縦95mmx横34mmx高17mm ○筆置き 縦33mmx横7mmx高15mm
素材:磁器、紙、墨、筆、メラミンスポンジ
商品説明:「touken」の紙箱ケースのセットです。これ一つで、硯に墨をすり、筆で書き、墨を掃除して片付けるまでが完結できます。持ち運びにも便利です。白い硯ですので、墨が擦れていくのがよく見えます。また、硬く焼き締めていますので黒い墨の色も染み込む事無くすっきりと白に戻ります。9年の試行錯誤の末に辿り着いた「擦り心地」「お手入れのし易さ」をお楽しみ下さいませ。
注意点:使用状態によっては硯に墨色が残ることがあります。強い衝撃を与えると割れる場合があります。筆は使用後は水洗いし乾燥させると長持ちします。
お届け予定日:1月末〜2月初旬

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リターン名:宇陀天国の水+玉鋼文鎮
セット内容:小烏丸を作刀した刀匠天国に関連する水、専用ケース、自宅用収納箱
商品名:宇陀天国の水+玉鋼文鎮
サイズ:縦53mm×横53mm×高127mm(箱サイズ)
素材:水、プラスチックケース、紙
商品説明:奈良県宇陀市にある刀匠天国の井戸から汲み上げた水を含んだ特別な水。刀匠天国は小烏丸を作ったことで有名です。小烏丸や多くの日本刀を制作する際に使用したかもしれないロマンあふれる水。そして、文鎮には日本刀の原材料である玉鋼を用います。専用ケースに入れて、いつでも身近に心が豊かになる商品です。
注意点:飲料用の水ではありません。 ガラス瓶の内側は、光触媒加工を施し、水を充填して蓋を閉めた後に、 低温保持殺菌(LTLT法):63度で30分間加熱殺菌する方法を採用しております。 防腐のために微量の塩素を入れております。開封後は、雑菌が混入しカビ等が発生する場合があります。早めにご使用をお勧め致します。 玉鋼は錆が発生することがあります。
お届け予定日:1月末〜2月初旬

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リターン名:特性下敷き「三日月宗近の押形下敷きバージョン」
セット内容:綿手ぬぐい下敷き(インクジェットプリント)
商品名:特性下敷き「刀剣押形バージョン」
サイズ:105cm×34cm
素材:綿100%
商品説明:書道の下敷きとして使用できる手ぬぐいです。刀剣の押形(図柄)が印刷されているので、下敷きに和紙を置いて刀の刃文などを描く練習ができます。
注意点:洗濯時に収縮することがあります。画像と実際の商品は多少異なる場合がございます。
お届け予定日:1月末〜2月初旬

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リターン名:特性下敷き「いろはにほへとのお手本下敷きバージョン」 (リターン商品写真はデザインイメージです。)
セット内容:綿手ぬぐい下敷き(インクジェットプリント)
商品名:特性下敷き「書見本バージョン」
サイズ:105cm×34cm
素材:綿100%
商品説明:書道の下敷きとして使用できる手ぬぐいです。書の見本が印刷されているので、下敷きに和紙を置いて書の練習ができます。
注意点:洗濯時に収縮することがあります。画像と実際の商品は多少異なる場合がございます。
お届け予定日:1月末〜2月初旬

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リターン名:陶硯×刀剣 硯セット(馬レザーケースバージョン)
セット内容:有田焼硯、奈良県産墨、折りたたみ熊野筆(馬レザー筆巻き)、馬レザーケース、メンテナンススポンジ(紙箱バージョンとセット内容はかわりません)
商品名:陶硯×刀剣硯セット
サイズ: ○馬革ケース 縦120mmx横50mmx高50mm ○有田焼硯 縦11mmx横47mmx高13mm ○硯蓋(ロゴ入り紙製) 縦110mmx横47mmx高3mm ○筆(筆巻き厚み含む) φ1.1x142mm(全長)(穂先収納時は、87mm) ○墨(桐箱サイズ) 縦95mmx横34mmx高17mm ○筆置き 縦33mmx横7mmx高15mm
素材:磁器、馬レザー、メラミンスポンジ、墨、筆
商品説明:「touken」の馬レザーケースのセットです。これ一つで、硯に墨をすり、筆で書き、墨を掃除して片付けるまでが完結できます。持ち運びにも便利です。白い硯ですので、墨が擦れていくのがよく見えます。また、硬く焼き締めていますので黒い墨の色も染み込む事無くすっきりと白に戻ります。9年の試行錯誤の末に辿り着いた「擦り心地」「お手入れのし易さ」をお楽しみ下さいませ。
注意点:使用状態によっては硯に墨色が残ることがあります。強い衝撃を与えると割れる場合があります。筆は使用後は水洗いし乾燥させると長持ちします。
お届け予定日:1月末〜2月初旬

実施スケジュール

2020年12月初旬:プロジェクト開始

2020年12月中旬:陶硯×刀剣硯セット試作 第一弾修正

2020年12月末:陶硯×刀剣硯セット試作 第二弾完成修正

2020年1月末〜2月初旬:陶硯×刀剣硯セット完成、リターン品送付開始

2020年1月末〜2月初旬:プロジェクト完了

このプロジェクトを進める2人のメッセージ

「本質を貫く、長く使えるプロダクトを通して、日本文化を伝えたい」

−「studio仕組」代表 河内晋平     

日本刀の販売を中心事業に据えながら、素晴らしい技術を持つ職人さんとのコラボレーションなど色々な取り組みをさせていただいております。そんな中で、今回吉田さんと出会いました。

職人さんたちが創る良いプロダクトがお客様に届いて、生活の中で心が少し豊かになる。そういうものを作りたいと思っています。「良いプロダクト」の定義は、ずっと受け継がれるものかどうかを基準にしています。突飛なデザインやおもしろいデザインは一時的には売れるかもしれないけれど、50年後もこどもや孫に受け継いでいきたいかと考えると難しいところがあると思っています。我々が目指すのは飛び道具的なデザインではなく、本質を突いた本当に使いたいデザイン。値段は少し高くても、机の上に置いてあることで少しだけ心が豊かになる。そんなプロダクトです。

「かっこよかでしょ?この硯!一緒に面白いことやりませんか?」

−「よしだ書道具店」/有限会社吉田陶芸 代表 吉田史郎

代々焼物の絵付師をやっている家系に生まれ、絵付けで筆を持つため、幼少期から書道をやっていました。そのため書はずっと自分の近くにあるものでした。有田焼の器を飲食店に提案することを生業にしていますが、お客様に共通する意外な課題が、メニュー(献立)表を書くのが苦手なことでした。お魚などの旬のメニューは当日に決まることも多いため「本日のおすすめ」を皆さん手書きで書くのですが、それが苦手だというお悩みをよく聞きました。もっと美味しそうに書ける方法を教えて欲しいとのことで飲食店向けに書道教室を始めたのが、よしだ書道具店の始まりです。

そんな中でお客様から「吉田さん、硯を焼物でできんと?」と要望を頂きました。面白そうだと思い、軽い気持ちで有田焼の硯づくりに着手しました。同じ頃、九州陶磁文化館で貴重な硯を見せていただく機会を得ましたが、とても魅力的だった反面、重くて大きくて普段使いできるようなものではありませんでした。これを改善していけば良い商品になりそうだという直感が湧いたものの、これが何年経ってもなかなか完成に至らず。

周りからも「硯は売れんよ。コップやラーメンどんぶりのほうが売れるよ」と散々言われました。でも、売れるかどうかは関係ない。とにかく「作りたかと!」という想いが先行していました。

やっと商品化できた硯は下地が白いので、墨の色も楽しめますし、どんな絵柄でも表現できました。そんな折、ご縁があって「studio仕組」の河内さんとお会いさせていただき、「この硯、どうですか?かっこよかでしょ?」とお見せしました。河内さんは面白がってくれ、伝統工芸に対する姿勢などを話すにつれ意気投合。トントン拍子に一緒にこのプロジェクトを始めることになりました。

最後に

刀剣と陶硯。「とうけん」という同じ音を持つことの偶然も含め、日本文化を紡ぐ者同士が強い想いを持って進めてきたプロジェクトです。

刀が好きな人は刀文化から入って書の世界に触れてもらい、書の文化から入った人には刀剣の絵柄や関連するアイテムを通じて日本刀への興味も広げていただけたらと思います。

どこへ行くにも持ち運べる小さな硯セットは、カフェや旅行先などご自宅以外でも使っていただきたいと思っています。

ふと誰かに気持ちを綴りたくなったときに、相手を思いながら墨を磨り、一文字一文字の意味を考えながら文字を書く。そんな、昔は必ずあったコミュニケーションをもう一度感じられる瞬間をつくることができたら嬉しいです。

今回いろはにほへとのお手本も下敷きとして用意しました。「かな文字」は音ではなく形から来ている文字。全てに意味があります。我々が何気なく使っているものには全てに意味があり、日本刀も硯も同様です。工芸品は「用の美」を兼ね備えたプロダクト。
込められた意味も感じ取っていただきながら、楽しく使っていただけたら幸いです。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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