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沖縄本島のさらに南、八重山諸島で活動している「やいま浪漫の会」と申します。私たちやいま浪漫の会は、八重山の小中高校生総勢80名からなる「ウイングキッズリーダーズ」の父母会で、毎年子どもたちの居場所づくり・ふるさと学習の一環として、『現代版組踊オヤケアカハチ〜太陽(てぃだ)の乱〜』という演劇を公演しています。

今回、新型コロナウイルスの影響により危ぶまれている今年度の公演の実現に向けて、クラウドファンディングに初挑戦しています!


ぜひ、最後までご覧ください。



「ウイングキッズリーダーズ」は、八重山に住む小学校4年生〜高校3年生までの総勢約80名で活動を行っています。自分達がうまれたこの八重山の歴史を学び、島の未来を担うリーダーを養成することを目的として2002年に開催された「ふるさとリーダー養成講座」から、毎年多くの子どもたちが参加し今年で19年目を迎えます。毎年春に開講をし、夏と冬にそれぞれ舞台の公演をします。八重山の玄関口石垣島だけではなく、他の離島からも違う学校から集まったメンバーたちが、週末の稽古で切磋琢磨しながら本番をめざします。


そして、このウイングキッズリーダーズの活動を支えるのが、在籍メンバーの父母で構成される「やいま浪漫の会」です。日頃の子どもたちの稽古への参加サポートはもちろん、公演を成功するための企画運営・大道具やヘアメイクなどの裏方も手がけます。


ウイングキッズリーダーズが演じる舞台「オヤケアカハチ〜太陽の乱〜」は、500年以上も昔にこの八重山に実在した人物オヤケアカハチを題材にした物語。琉球王府による厳しい年貢の取り立てに苦しめられていた八重山の民のために、彼が起こした反乱は「オヤケアカハチの乱」として八重山の歴史を語る上でも重要な出来事として語り継がれ、オヤケアカハチはこの戦で王府軍に討たれたものの、八重山の民のために立ち上がった英雄として今でも人々に讃えられています。

このオヤケアカハチという人物、そして彼が起こした「オヤケアカハチの乱」について、小浜島出身の詩人であり演出家として沖縄の文化振興の中心を歩み続けている平田大一さんによるオリジナルの脚本をベースに、毎年異なるキャストで演じています。


八重山郡内のみなさんはもちろん、県内外たくさんの方々が毎年公演を観に駆けつけてくれ、これまで東京公演や那覇公演、他の離島での公演なども実現してきました。


八重山のために立ち上がり、人々の道しるべとして走り続けたオヤケアカハチの精神を、現代を生きる島の子どもたちが感じ、舞台を通してさらに未来へと繋げていく。今の八重山において唯一無二の舞台として、毎年メンバーを変えながら先輩から後輩たちへと引き継がれてきました。


*過去の活動例*

2002年 朗読劇公演

▼オヤケアカハチ〜太陽の乱〜
 2003年〜2019年 @石垣市民会館大ホール
 2006年、2012年 @那覇市民会館大ホール
 2007年、2015年 @西表島・大原中学校体育館
 2009年 @東京・新宿厚生年金会館大ホール
 2010年 @宮古島・マティダ市民劇場

▼その他
 2006年〜2009年、2011年 八重山WEEK2009 八重山芸能絵巻「南風の宴」
 2013年〜2019年 「結ぬ島風」@石垣市民会館大ホール
 他島内外、国内外のイベントへのダンス出演など


ウイングキッズリーダーズは一見子どもたちの演劇集団に見えますが、俳優やダンサーを養成する場所ではありません。メンバーは、石垣島のみならず近隣離島も含め異なる学校から集まる約80名もの子どもたちで構成されています。平日はそれぞれの学校に普通に通いながら、週末になると稽古場所に一同し稽古を重ね舞台づくりに励みます。ダンスや演技を教えてくれるプロの先生はいません。リーダーズと呼ばれる高校生たちが稽古内容を考え、全体の流れを作っていきます。

日々の稽古内容を考える高校生のリーダーたち


この場所では学校とは違った形で、コミュニケーションスキルやリーダーシップ、自己表現能力など様々なスキルを「演劇活動」という方法を通して学ぶことができます。また、演じる台本が地域の歴史や文化に特化した内容になっているため、自分たちが生まれ育ったこの八重山という地域に対しても高い関心を持つメンバーも多くいます。


参加した当初、人前に立つことや誰かとお話をすることが苦手だった子が数ヶ月で大きな声で笑顔で人前で自分の考えを言えるようになったり、学校で挙手するのが苦手だった子が気がつけば学級委員長や生徒会長に立候補するほど積極的に発言できるようになったりと、数えきれないほどの成長や変化がこの場所から生まれています。


また、このウイングキッズリーダーズの卒業生たちの多くが卒業後も島内外で活躍し、地域に貢献する人材育成の場としても高く評価されています。


今年度は新型コロナウイルスの影響は小さな南の島にも及び、毎年4月に行っていた年度の開講が大幅に遅れ6月にスタート。いざ活動が始まってからも、約80名ものメンバーが集って稽古はできないと判断し、稽古も開始できない状態でした。

「今年度は活動休止にした方がいいのでは?」

そんな意見も勿論ある中、私たちはこのコロナ禍でも出来る形を考えようとオンラインミーティング等を重ね、これまではメンバー全員が体育館などに集い朝から夕方まで稽古をしていた形を、下記のような方法に切り替えて活動を開始することに決めました。

 ・メンバーをチーム分けし、午前と午後でチームの入れ替えを行う

 ・メンバーの家族含め、島外渡航歴や体調変化がわかる健康観察シートを毎稽古で提出

 ・稽古開始時の検温、手指・備品のこまめなアルコール消毒

 ・マスクを着用しメンバー同士のソーシャルディスタンスを保った稽古進行

マウスシールドをしてのダンスもだいぶ慣れてきました

小さな島で感染者が出る度に稽古を中止にし、オンラインでの稽古などにも取り組んできました。例年より練習時間も激減し、これまで1曲を覚えて踊れるようになるまで数週間という期間で取り組んでいたダンスも、今年は1ヶ月も2ヶ月も時間をかけて練習しています。


「例年通りの作品づくりはできない。」全国の劇団が抱えているような悩みを、私たちも同じように抱えていました。


また、これまで通りにいかないという理由はもうひとつ。この19年間という歴史の中で、私たちの公演の拠点となっていたのは石垣島の文化の中心地、石垣市民会館大ホール。しかし、音響や照明などの設備老朽化による改装工事のために今年の4月から石垣市民会館大ホールは閉館に。この島には市民会館のような大きな劇場は他にありません。


例年利用している市民会館の閉館と、新型コロナウイルスの影響によるいつもとは違った形での稽古進行とで、今年は公演の実現は不可能...そう感じ始めました。



しかし、今年のメンバーで過ごせる期間は今しかない。今まで通りのことは出来ないかもしれないけれど、大変な状況の中でも自分たちの可能性を信じて「できること」を考えようと、私たちやいま浪漫の会、そしてウイングキッズリーダーズは動き出しました!


そんな中で出てきたアイディアが、『映像×ダンス』という新しい形です。


19年間毎年公演されてきた「オヤケアカハチ〜太陽の乱〜」は、ベースとなる台本は小浜島出身の南島詩人平田大一さんが手がけたもの。毎年違うメンバーが演じる舞台を、ステージの上で演劇という形で公演してきました。


その台本を新たに映像用に書き換え、島内各地で撮影。その映像を使い、例年よりも縮小した規模で映像×ダンスの公演を行います。


これまでは約80名のメンバーが毎週末全体で稽古をして活動していましたが、今回はメンバーをチームに分けての縮小稽古と同時進行で島内ロケーションでの撮影も行い、メンバーの「三密」を避けての作品づくりを進めます。


そして、2月には市営体育館で、撮影した映像で進行する物語に合わせてステージ上でダンスのみのパフォーマンスを行います。また、公演を2月に予定していますが、新型コロナウイルスの状況次第ではダンスシーンも全て撮影し、映像作品として私たちの活動を楽しみにしてくださっているみなさんにお届けします。


例年より遅れての活動スタート、メンバー全員が集っての稽古が難しい状況、また稽古が中止になる可能性、何より新型コロナウイルスの感染対策をしっかりとれる体制づくり。この19年間で味わったことのないような問題が沢山降りかかる中で、一人でも多くの人に感動を届けたい、今年のメンバーでしか作れないものを最後までやり遂げたいという思いを叶えるために、子どもと大人とで何度も議論を重ね、このアイディアが生まれました。


こちらは撮影チームが作成してくれた、予告動画第一弾です!




この新たなゴールを設定して、次に課題とされたのが制作にあてる費用の問題。


私たちやいま浪漫の会は劇団を運営する“会社”ではないため、毎年大きな売り上げをあげているわけではなく、公演の度に応援してくださる企業の皆様からの協賛とチケット売上を舞台制作費にあててきています。今年度は、例年のようなチケット売り上げが見込めないこと、新型コロナウイルスの影響により協賛をいただいている企業の皆様も大変な思いをしていることなどから、初めてのクラウドファンディングに挑戦!


撮影と公演にかかる費用は約700万円近く。その内の映像に関わる費用を、今回クラウドファディングという方法で皆様からのご支援をお願いしております。(All-in方式で挑戦しております)


***使い道***

・映像に関わる費用(撮影、編集委託費用、撮影機材/プロジェクターレンタル費、レコーディング費用、スタジオレンタル代など)
・返礼品に関わる費用(DVD作成費用、グッズ作成費用、返礼品購入費用、石垣島からの送料)


***ご支援いただいた方へのお礼***

・メンバーの思いを込めた直筆ポストカード
・オヤケアカハチの公演時しか手に入らないグッズたち
・今回撮影する映像版「オヤケアカハチ〜太陽の乱〜」DVD
・八重山を味わってもらえるお土産 など

様々なコースを用意したので、ぜひご覧ください!


いつも応援してくださっている皆様、今回のプロジェクトを通して初めて私たちの存在を知ってくださった皆様、多くの方々にこの取り組みを知っていただき、応援してもらえると嬉しいです。


昨今の新型コロナウイルスの影響により、多くの芸能活動がその活動を見合わせている中、今年度の活動を見直した方がいいのではという議論は私たちの中でも何度も何度も繰り返されてきました。


しかし、私たちは私たちにできる形で皆さんにエネルギーや感動を届けたい。大きな困難がある中でも諦めずに立ち向かったオヤケアカハチの歴史と彼の精神を未来へ繋ぎ続けたい。今年度のこの挑戦は、19年続いてきたやいま浪漫の会そしてウイングキッズリーダーズをさらに先の未来へと残し、新たな島の文化として根付かせていくための大きなきっかけになると強く感じています。


そして何より数々の戸惑いの中、諦めることなく前向きに活動に取り組む子どもたちの思いと成長の姿をひとつの形にしたい。そんな思いを実現するためには皆さんのお力が必要です。これまで長い年月の中でたくさんの方々の支えがあってこの歴史を作り上げてくることができました。今一度、皆さんの力を貸していただけないでしょうか。


やいま浪漫の会、ウイングキッズリーダーズだけではなく、日頃お世話になっているスタッフ関係者の皆さま、声援をくださる皆さま、そして今回ご支援いただいた皆さまが「やってよかった」「応援してよかった」と思えるような、そして子どもたちが、この先大きな困難にぶつかった時にエネルギー源となるような瞬間をこれからも作り続けていければと思います。


本プロジェクトへのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



***今後のこと***

今後、こちらのプロジェクトページではメンバーからのメッセージや稽古の様子、公演に関するご報告なども掲載していきます。お楽しみに!


▼やいま浪漫の会ホームページ
http://akahachi.jimdo.com/

▼公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCsQQJAJOpjUSYU5qZZ1SXqQ

▼現代版組踊推進協議会ホームページ
https://www.gendaibankumiodori.com


  • 2021/01/16 10:55

    みなさん、こんにちは!やいま浪漫の会です。今回のウイングキッズリーダーズ・やいま浪漫の会の取り組みを、webメディア「石垣経済新聞」さんと、島内紙「八重山日報」さんに取り上げていただきました。【ウイングキッズリーダーズが初の映像作品に挑戦 / 石垣経済新聞】クリックで記事ページへ。石垣経済新聞...

  • 2021/01/15 11:04

    みなさんこんにちは、やいま浪漫の会です。1月8日〜1月11日、ウイングキッズリーダーズの代表メンバーで、うるま市勝連城にて公演された「現代版組踊 肝高の阿麻和利」に参加してきました。設立当初から兄弟のような存在である肝高の阿麻和利への出演は、数年ぶり。世界遺産にも登録されている勝連城での公演へ...

  • 2021/01/06 13:39

    こんにちは!やいま浪漫の会です。沖縄の情報が満載のwebメディア「沖縄CLIP」さんが、私たちの活動を取り上げてくださいました!12月の撮影某日、天候が悪い中撮影現場に取材に来てくださり、写真も撮っていただきました!沖縄CLIPさんの記事にしか載っていない撮影の様子もあります。ぜひ、ご覧くださ...

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