はじめまして。
オオミシマワークス代表の徳見と申します。

私たち夫婦は、大阪のIT企業に所属したまま、昨年の2月に瀬戸内しまなみ海道の真ん中の島、大三島に移住しリモートワークをしています。

日の出とともに釣りをし、8時になったら挽きたてのコーヒーを片手に仕事を開始。お昼休みには縁側でランチ。仕事が終わると近所の温泉にゆったり浸かり、夜は近所のおじいちゃんがおすそ分けしてくれた新鮮な野菜で料理を。そんな非日常のような日常が瀬戸内の島にはあります。

仕事をしながら田舎生活ができる。そんな暮らしを体験できる場をつくりたいという想いで、ちょっと変わったコンセプトの宿をはじめます。

目次
1. 大三島ってどんなところ?
2. このプロジェクトをはじめたきっかけ
3. どんなスペース?
4. これまで、これから
5. メディア掲載
6. 集まった支援のつかいみち
7. リターンについて

1. 大三島ってどんなところ?


瀬戸内しまなみ海道のちょうど真ん中にある全長約40km、人口約6000人の島です。
大阪から車で3時間半。新幹線をご利用の場合は、福山駅から路線バス(1時間に1本程度)でお越しいただけます。飛行機をご利用の場合は、広島空港から福山駅へ、または松山空港から今治へリムジンバスがあります。


全国1万1000社の総本社・大山祇神社の鎮座する神の島でもあります。

2017年のえひめ国体の自転車ロードレースが開催予定で、しまなみ海道の縦断だけでなく、大三島一周するサイクリストも少なくありません。

また、レモンやみかんなどの柑橘や瀬戸内海の海の幸も豊富で、夏になると多くの海水客が訪れ賑わいます。

ここ数年で移住者が増え、続々と素敵なお店やカフェがオープンし、今後もさらに増えるようです。そんな、瀬戸内しまなみ海道で最もアツい島が大三島です。

 

2. このプロジェクトをはじめたきっかけ

オオミシマスペースを立ち上げるきっかけは2つあります。

1. 「都会と変わらぬ仕事をしながら田舎でくらす」という選択肢をつくりたい
2. 限界集落である大三島の若返りに貢献したい

田舎での暮らしを選択することや、地域活性化の動きは全国でみられます。 私たちもそのひとつの小さな一歩となれればと思っています。

 

<1. 「都会と変わらぬ仕事をしながら田舎でくらす」という選択肢をつくりたい>

都会を離れ田舎で暮らすことを選択する人は珍しくありません。
私たち夫婦もそのひとりです。

何年も前からボンヤリと田舎に暮らしたいと思い始め、田舎で暮らす人・暮らしてた人に会いに行きました。
そこで知ったのは、仕事を辞めて田舎へ移住しても、自分のスキルを活かせる仕事がなく、都会へ戻る例が多くあるということです。

そこで私たちは、会社に所属したまま移住することにこだわり、そのワガママを所属中の会社が聞き入れててくださいました。 (大三島への移住のきっかけは、昨年Work Switchさんに取材いただいた記事をご参考ください)

私たち夫婦は運良く会社の許可をいただき、大三島へ移住し在宅ワークをすることができましたが、その後につづく人はまだいません。
在宅ワークは誰もでもできるものではなく、組織との信頼関係やその人の性格、仕事への姿勢、そして在宅ワークが向いている職業であるかの条件が絡み合い、企業としてはルール化が難しいようです。
そこで、「田舎で仕事する」ことが試せる場をつくりたいと思ったことが、オオミシマスペースをつくるきっかけのひとつです。

 

<2. 限界集落である大三島の若返りに貢献したい>

大三島は観光客が年間約34万人も訪れるにも関わらず人口が減少し、平成26年には高齢化率50%を超えた限界集落です。かつて8校あった小学校も今は1校のみ。栄えていたみかん産業も後継者不足や価格低迷で衰退しつつあります。人が住み続けることができる地域であるためには、若返りや新しい産業おこしが課題となっています。

そこで、通り過ぎる観光客ではなく、どこでも仕事ができ、かつ外貨を稼ぐことができる職種、つまりはリモートワークが可能な若者や企業に注目しました。

田舎でリモートワークやサテライトオフィスの誘致の成功事例としては徳島の神山町が有名です。私も3年前に神山に訪ね、キーマンや移住者、サテライトオフィスで働く人々を取材してきました。

そこで感じた神山の成功ポイントは大きく2つだと思います。

ひとつは、誰でもいいから地域に人を呼ぶのではなく、町の将来にとって必要な職業の人を逆指名して募集するというコンセプト。

もうひとつが、アーティストやクリエイターが滞在しやすい場を提供したことで、創造的で行動力のある人が1人2人と滞在し、その人達がリモートワークが可能な人々を呼び込み、彼らの活動が広がりまた人が集まってきているというサイクルが出来ていることだと思います。

移住促進として、いきなり縁のない地域への企業誘致は困難です。また、仕事を辞めて移住したとしても、大三島でできる仕事は限られています。

そこで、観光客や移住者を誰でも増やすのではなく、仕事を持って移住およびリモートワークが可能なクリエイターに、大三島を知り、滞在してもらい、気に入れば家族を連れてリピートし、その社員を通じて企業のトップが大三島を知るという輪を地道に広げていきたいと考えています。

また、最近では総務省が「おためしサテライトオフィス」プロジェクトが立ち上がりました。 こうした流れは全国に広がっていくと思います。

 

私たちは行政でもなく、実績と資金のある企業でもありません。 でも、新しいワークスタイルの提案、そして限界集落である大三島の若返りに貢献への小さなキッカケにはなると信じて、小さなチーム合宿ができる場をつくります。 

大三島に滞在しながら、開発や会議、ワークショップ、ハッカソンなどの仕事もできる一棟貸切の宿「オオミシマスペース」を今秋オープン目指して開業準備をしています。

さらに将来的には、気軽に中長期滞在しながら仕事と生活ができる、コワーキングスペース付きのシェアハウスの立ち上げを計画しています。

働く場所がひとつに囚われなくなった今、住む場所もひとつだけに囚われないと考えています。

お試し移住としてだけでなく、普段は都市部で暮らしつつも、たまに島暮らしをしたい方の利用も想定しています。
そんな暮らし方、働き方に興味のある方、ぜひご利用ください。 

 

3. どんなスペース?

瀬戸内しまなみ海道の真ん中にあります。

大三島は海や山の自然、瀬戸内の海に浮かぶ島々の景観、サイクリングロードで有名な瀬戸内しまなみ海道の真ん中という立地に恵まれています。そんな瀬戸内しまなみ海道沿いに古民家を改装したオオミシマスペースがあり、近くには愛媛県指定史跡の甘崎城跡があります。

 

田舎で、古民家で、仕事できるのか?

ご心配いりません。
インターネットは光回線プロジェクタスクリーンも完備、ホワイトボードやワークショップ備品も無料でご利用いただけます。コンセントもテーブルの床下から取れるので、延長コードで足がひっかかることもありません。

 

部屋の間取りと設備

中央には約23平米のリビング兼ワークスペース。寝室となる8畳と6畳の和室が2つ。いずれもエアコン完備しています。トイレが2つと洗面台が2つ。リビングの奥にオープンキッチンがあります。ノスタルジックな雰囲気を残したシャワールームの手前には、ドラム式洗濯機も設置。
リビングには4名がゆったり座れるテーブルが2つ。ここが主なワークスペースとなりますが、縁側やハンモック、外のベンチでも。また、徒歩3分の海の防波堤や砂浜でも。お好きな非日常空間で仕事ができます。

 

採りたての果物や野菜を

オオミシマスペースの近くにはレモン畑があります。11月〜2月にはレモンの収穫体験もしていただけます。また、オオミシマスペースの前にも小さな畑をする予定です。そちらのお野菜やハーブも滞在中のお料理などにご利用いただけます。

 

仕事の後には…

夏には庭でBBQや海水浴、冬はみかん狩りや牡蠣料理など瀬戸内ならではの楽しみもあります。
また、大三島にはしまなみ海道では唯一の温泉施設が3箇所もあります。また、テニスコートやサーカー場、体育館、プールといったスポーツ施設もあります。集中して仕事をしたあとは、スポーツで汗を流したり、アウトドアをしたり、グリーンツーリズムを体験したりとリフレッシュもどうぞ! 

 

利用料金・サービス
ご利用料金は、1棟貸切1泊2万円+1人あたり2,000円のリネン代となります。(連泊の場合の2泊目以降はリネン代は不要です)
基本的にお料理は自炊となりますが、仕出しやBBQまたはお鍋の材料およびお飲み物をご提供します。

 

4. これまで、これから

2016年の春に大三島に移住してからの1年間は企画を練り、今年2月に本格的な計画および資金集めをして、5月に物件を購入しました。そして6月1日にオオミシマスペースの運営会社として、オオミシマワークス合同会社を設立しました。

今後の予定としては、6月〜7月に足りない資金をこのクラウドファンティングにて募集するとともに、古民家の改修を行います。8月〜9月には床貼りや壁塗りのDIYリノベーションワークショップを実施します。そしてプレオープンを経て、秋にはグランドオープンを予定しています。

 

ロゴができました!

シンボルマークは、島とスペースを表現すべく、大三島の「大」とスペース「□」のカタチを組み合わせました。

 

プレサイトができました

http://omishima-space.com/
ロゴができた喜びの勢いで、プレサイトを作成しました。
詳しい情報は今後こちらにも掲載していきます。

 

5. メディア掲載

オオミシマスペースや島でリモートワークする暮らしについて、新聞や雑誌に掲載いただきました。


2017年6月5日発行「愛媛経済レポート」


愛媛ふるさと暮らし応援センター「愛媛くらし」

 

6. 集まった支援のつかいみち

手に入れた築60年の古民家の雰囲気はなるべく残し、改修は最小限にするつもりです。しかし、20年以上空家であったため水回りの総入替えや補修、簡易宿泊所の営業許可をとるための改修が必要です。地元の工務店さんは、私たちの活動を応援してくださり、薄利で請け負ってくださいましたが、それでも約600万円の改修・設備費がかかります。また庭には大木のカブや枯れた池が残っており、その撤去と整備にもう150万円が必要となりました。600万円の資金は準備できましたが、残りの資金のご支援いただきたく、クラウドファンティングにチャレンジさせていただきました。ご支援いただきました資金は、オオミシマスペース開業費として活用させていただきます。

 

7. リターンについて

できれば大三島に、オオミシマスペースに滞在していただきたいという思いで、主にはオオミシマスペースの利用料金がかなりお得になるリターンをご用意しました。「ちょっと遠くてなかなか行けないな」という方は、瀬戸内を感じていただけるものをお届けいたします。
また、企業や団体の合宿や保養所としてもご利用いただけるように年間会員券を発行いたします。(年内の公開募集はクラウドファンティングのみとなります)

【DIYワークショップ(2日間)】について

専門家に直接床の貼り方をレクチャーしていただける、床貼りDIYワークショップを開催します。
このリターンは、大三島にきていただくキッカケになればと、お食事代のみの設定となっています。
夏休み真っ只中ですので、旅行がてらぜひ遊びにきてください。

<日程>
8月12〜13日
※1日のみのご参加希望の方はご相談ください

<スケジュール>
1日目:13時頃集合→DIYワークショップ→お風呂→BBQ(適宜解散)
2日目:10時頃集合→DIYワークショップ→ランチ→DIYワークショップ&適宜解散

※オオミシマスペースにもお泊りいただけます。ただし改修中につき寝具はご持参ください。
※寝袋などの寝具をお持ちでない方はご相談ください。
※2日目もお泊りいただけます。

<お持ち物・服装>
・汚れてもいい服装
・オオミシマスペースへお泊りの方は寝具(寝袋)とお泊りセット(着替え、寝間着、タオルなど)
※寝具の貸出もあります。ご相談ください。 

 

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瀬戸内の島で、小さなチームでの開発合宿や集中会議、お試しサテライトオフィスにご興味のある方、また応援してくださる方のご支援をお待ちしています。

 

  • 2017/11/22 09:11

    こんばんは。オオミシマスペースの徳見です。 プレオープン情報を整え、Webサイトを公開いたしました。http://omishima-space.com/ 同時に、リターンにオオミシマスペースのご利用券を選択いただいた方には、利用券(クーポンコード)をメールへお送りしておりますのでご確認くだ...

  • 2017/11/15 16:32

    オオミシマスペースの徳見です。 ご報告が滞っており申し訳ございません。 消防と保健所の検査が完了し、営業許可がおりました! 備品や設備、そしてWebサイトを整え、12月1日からのプレオープンを予定しています。 なお、駐車場や庭になる予定の土地の半分以上が、農地であるため、まだ手を入れら...

  • 2017/08/16 16:54

    リターンとしてご用意した「DIYワークショップ」が8月12・13日の2日間で開催しました。 その時の様子や感じたことをブログに書きましたので、ぜひご覧ください。私のブログよりも、講師の高橋さん、参加者の小田さんのブログが素晴らしいのでぜひそちらも!(ブログの上の方にリンクを掲載しております)...

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