パンケーキとカフェで、コロナ禍の「夜明け」をつくる

いわき市常磐上湯長谷町にある、いわきFCパーク内のカフェ「RED & BLUE CAFE」のマネージャー、鈴木直樹です。カフェの人気商品である「クリームパンケーキ」を、さらに地域に根づいたものにしながら、カフェを、アフターコロナを見据えた食と地域づくりの拠点にしていくため、FAAVO磐城国のクラウドファンディングに挑戦しました。よろしくお願いします。


当店は「いわきFC」の本拠地、いわきFCパーク内に2017年にオープンしたいわきFCオフィシャルカフェです。運営は、私が所属する「47PLANNING」が行っています。いわきFCを身近に感じてもらいながら、食を通じていわきに元気を届けるべく、通常のカフェ営業に加え、さまざまなイベントや商品開発を行ってきました。

私たちのミッションは、食を通じて地域を元気にすることです。サッカーというグローバルなスポーツの拠点で、ローカルの魅力を再発見し、それをまた世界に発信していく。そんな「世界発信」と「地元発信」がクロスするような場づくりを目指してきました。そのビジョンは「いわきを東北一の都市にする」を掲げるいわきFCとも共通しています。

しかし、このコロナ禍では大きな壁にぶち当たっています。密を避けるため、パークでのイベントや試合はほとんどがなくなりました。それに伴い、客足も大幅に鈍っています。パーク内の飲食店の営業は、完全な状態にはほど遠い状況になってしまいました。それでも私たちはなんとか希望を見出しながらカフェの運営を続けてきました。

コロナ禍のなか、改良に改良を重ねたパンケーキ


休業状態にあるなか、カフェの人気商品だった「パンケーキ」の改良を重ねました。その結果、食感を損なわずに冷凍保存できるようになり、これまで以上に全国の皆さまにお届けできる体制ができつつあります。また、カフェ自体も、アフターコロナを見据え、ワーケーションやリモート勤務の拠点として活用できないか、アイデアを練っているところです。

これまでの考えが通用しないコロナ禍ですが、思えば、東日本大震災を経験した私たちは、明けない夜はないということを身を以て経験したはずです。今後、さらなる商品開発や情報発信を進め、このコロナ禍においても、食を通じた地域づくりを進めていくためにも、ぜひ皆さまのお力を貸してください。


<All-in方式>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

もくじ

 ・47PLANNINGの挑戦
 ・クリームパンケーキへのこだわり
 ・ワーケーションやリモートワーキングの拠点に

 ・いわきの食の、希望の光をつくる


「明けない夜はない」 47PLANNINGの挑戦

私たちの「RED & BLUE CAFE」は、いわきFCパークの3階にあります。選手たちが繰り広げる試合や練習、美しい芝生を見ながらパンケーキや軽食・自家焙煎のコーヒーが楽しめるいわきFCオフィシャルカフェとして、2017年のオープン以降、数多くのサポーターの皆さんや地元の方々にご利用いただきました。

カフェの運営を任されているのが、私の所属する「47PLANNING」という会社です。弊社は、食を軸とした商業施設の開発・運営、地方自治体のPRイベントの企画などを行う企業として、2009年に、いわき市四倉町出身の鈴木賢治が創業したベンチャー企業です。


いわき市平の「夜明け市場」は弊社が手がけた復興飲食店街です

いわき駅前にある復興飲食店街「夜明け市場」も弊社が企画・運営しています。2011年の東日本大震災は、創業して間もない弊社にとって大打撃でしたが、地域の皆さんの協力もあり、数年がかりですべてのテナントが埋まり、現在15の飲食店が営業を続けています。

その後、いわきスポーツクラブさまからお声がけいただき、パーク全体の運営・オフィシャルカフェの業態開発・運営を任せていただくことになりました。それに合わせ、会社内に地元密着型の「いわきまちづくり事業部」という新しい部署が立ち上げられ、そのタイミングで、私も東京のオフィスから地元いわきへと戻ってきました。

代表の鈴木とは高校時代の同級生で、古い友人でもあります。私自身は震災前にいわきへと戻り、別の仕事をしていたのですが、会うたびに「食を通じて地域を元気にしたい」という話を聞かされていました。私にとっても、いわきは大好きな町です。理念に共鳴し、2011年夏に入社。主に東京で福島郷土料理店や飲食イベントの企画運営や商業施設の運営などにあたってきました。

震災直後、甚大な被害のあった久之浜での炊き出しの様子

大きな被害のあった四倉でもキッチンカーを使って炊き出しを行いました


弊社の経営理念は「IGNITE(イグナイト)」です。火をつける、飛び火するという意味ですが、思い出すのは震災直後の出来事です。鈴木から電話がかかってきて「キッチンカーをいわきに持っていって炊き出しするから手伝ってほしい」と言われました。私も被災していて混乱も続いていましたが、あの炊き出しで、「地元をなんとかしたい」と思う鈴木たちの思いが私にも飛び火したのかもしれません。

食には、誰かを「IGNITE」する力があります。おいしさだけでなく、食材に込められた生産者の思い、地域が紡いできた歴史が、そこに詰まっているからです。食は、誰かの笑顔を作り、疲れを癒し、これまでつながりのなかった人たちの間に橋をかけることができる。運営を任された「RED & BLUE CAFE」でも、その思いを「パンケーキ」という商品に込めてきました。


クリームパンケーキへのこだわり

パンケーキは、私たちのカフェの目玉商品です。生地には「木村ミルクプラント」の牛乳、「あぶくま鶏卵」のたまご、「とうふ工房奈良屋」の豆腐と、いわきの生産者・事業者が作ったものを使っています。高品質の原料のおかげで、口に入れるとふわっと風味が広がって溶けていくような独特の食感が生まれ、すっかりカフェの看板商品として知られるようになりました。

こだわりは、風味と食感です。時間をかけて柔らかなメレンゲを作り、パンケーキのもととなる小麦粉などと混ぜ合わせ、鉄板で焼いていきます。焼くときにはたっぷりとバターを使って、上品な甘みを引き出しています。職人がひとつひとつ手焼きで仕上げていきます。カフェのメニューというよりも、本格的な菓子店のような、一枚一枚にこだわりと手間ひまをかけた商品です。

ただ、以前までの商品は、どうしても消費期限が短くなってしまい、実際にお店に足を運んだ方でないと召し上がっていただけない、という難点がありました。そこで製法や素材を根底から見直し、「冷凍保存」が可能になりました。このコロナ禍、外出の難しいお客様にも、宅配でお送りすることができるようになりました。大きな進歩です。


ふわふわのメレンゲをたっぷり使うことで柔らかな食感を作り出しています

たっぷりのバターを使って焼き上げると、ふわっと膨らんでいきます

冷凍も可能になった、新しいパンケーキ


冷凍が可能になったことで、冷たいスイーツとして楽しめるようになりました。お皿の上で解凍が進んでいくので、食べながら食感の違いも味わえます。「冷凍保存」と聞くとまだネガティブなイメージもありますが、むしろ以前よりも楽しみ方が増えた気がします。コロナ禍でお店が営業できないという逆境にありましたが、商品の改良に時間を割くことができました。

今年の4月には、東日本大震災で被災した宮城県亘理郡のブランドいちご「ミガキイチゴ」を使用したクリームパンケーキを発売しました。商品化できたことは大きな自信です。地元の産品をパンケーキの生地で包み込むという技術が確立され、これならいわきの食材で応用できる、という手応えを感じることができました。

ミガキイチゴを利用したパンケーキ。大変人気の商品です

今後は、いわきの生産者とさらに連携し、いわきならではのクリームパンケーキを開発し、オンラインやテイクアウトを中心に展開していこうと考えています。また同時に、自社のメディアを使って、生産者の思いや食材に関する情報発信も積極的に行っていきます。ようやく、コロナ禍でも「食で地域を面白くする」の準備が整ってきたと感じています。


ワーケーションやリモートワーキングの拠点に

もうひとつ。今回のコロナ禍でカフェに引きこもっていたこともあり、カフェの恵まれた環境を再確認することができました。外のテラスに出ると、緑色の芝生が目に飛び込んできます。とても開放感があり、仕事中の気分転換にはもってこいです。新しい生活様式、新しい働き方にも適していると感じます。

いわきFCでは、働く人たちに向けた様々なトレーニングやエクササイズのプログラムも実施していますし、施設内にはクリニックも併設されています。そればかりではありません。何より、いわき湯本温泉からも近いのも大きな魅力です。働く人たちがリフレッシュできるだけでなく、健康面からも多様なサポートができる環境が整っているのです。


芝生を見ながらのリモートワークにも最適です

また、この場所ならば、私たちの経験やネットワークを生かし、飲食業での起業を目指す人や、商品化などで悩む生産者に、さまざまなサポートができるはずです。起業のノウハウ、商品づくりのアイデア、組織づくりなどの経験を伝えられるだけでなく、若い起業家に対するメンタリングなど精神的なサポートをすることもできるのではないか、と感じています。

コロナ禍で大きな壁にぶち当たりましたが、自分たちの強みはなんだろうということを徹底して考えてみたら、意外にも、私たちの身の回りに、次の一手になるものが転がっていたことに気づかされました。今回のクラウドファンディングでは、商品づくりだけでなく、リモート勤務やワーケーションのための環境整備にもチャレンジしたいと考えています。


いわきの食の、希望の光をつくる

皆さまから寄せられた支援は、大きく2つの事業に活用していきます。まずは「クリームパンケーキ」の商品開発・情報発信です。さらなるクリームパンケーキの開発を進めながら、パンケーキに使われる食材のこだわりや、生産者のストーリーを発信できるよう、オンラインショップや自社メディアの整備を進めたいと考えています。

もう一つが、リモート勤務やワーケーションに向けた環境整備です。仕事がしやすくなるよう、環境を整えたり、モニターツアーを開催したり、サービス開発のために使う予定です。アフターコロナの多様な働き方を、「スポーツと健康と食」でサポートする。そんなカフェができれば、人が集まり、いわきを楽しくする刺激的なアイデアも生まれてくるはずです。


弊社のノウハウ、経験を若い担い手に伝えていきます

将来的には、クリームパンケーキを、すべて「いわき産」の材料で作りたいんです。大きな障壁になるのが小麦の加工ですが、すでに、いわき市小川町の農家、白石長利さんが小麦の栽培を始め、それを使ったクラフトビールも完成したところです。生産量は今後も増やせる可能性もあるそうです。

ただ、いわき市内に加工場がないため、現在のところは市外の加工場にお願いしている状況です。これはあくまで現時点では「大きな夢」に過ぎませんが、今回のクラウドファンディングは、壮大な夢の第一歩でもあります。いつか、完全ないわき産のパンケーキを作れたらと思っています。


白石長利さんの作る小麦

このコロナ禍でも、厳しい逆境がアイデアを生み出し、全国のお客様にパンケーキを届けられる環境を作ることができたと思っています。苦しみながらもあきらめずに動きつづけた成果です。チャレンジをやめなければ必ず夜明けが来る。私たちは、そう信じています。

今後も厳しい状況が続くと思いますが、だからこそ、私たちだけではなく、いわき市の生産者・事業者と連携し、いわきの食の魅力や可能性を日本全国へ広げていきたいと思います。クリームパンケーキが、いわきの生産者・事業者にとっての希望の光になれたら。ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。


  • 2021/01/28 20:37

    RED & BLUE CAFE のクラウドファンディング本日23時59分までとなりました。たくさんの皆さまにご支援いただきありがとうございます!最後までどうぞよろしくお願いいたします!今日も先週に引き続き平中央公園のPark+に出店してパンケーキの販売をしてきました。寒いなかお越しいた...

  • 2021/01/26 09:49

    おはようございます!いわきFCオフィシャルカフェ RED & BLUE CAFE マネージャーの鈴木です。本プロジェクト期間も残り2日となりました。たくさんの皆さまにご支援いただき、達成することができました。本当にありがとうございます!!残り2日、よろしくお願いいたします!!さて今回の...

  • 2021/01/24 08:30

    おはようございます。いわきFCオフィシャルカフェ RED & BLUE CAFE マネージャーの鈴木です。皆さまのお力添えのおかげで、目標金額に達成することができました!本当にありがとうございますm(_ _)mめちゃくちゃ頑張ります!!●頑張ります私たちの思いや希望・活動を継続していき...

このプロジェクトの問題報告やご取材はこちらよりお問い合わせください