ネクストゴール達成することができました!

NPO法人 犬猫愛護会わんぱーく クラウドファンディング

100人を超える多くの方のご支援と、さらに多くの方々のご協力のもと、当初の目標額30万円をはるかに超え、ネクストゴールとして設定した100万円を達成することができました。プロジェクトの拡散のご協力、そして、プロジェクトへのご支援をいただいた皆様、本当にありがとうございます。


このクラウドファンディングの目的は、資金面のご支援もさることながら、犬猫愛護会わんぱーくや、犬猫の愛護のリアルを、一人でも多くの方に知っていただくことでした。残りの期間も一人でも多くの方に、広めていくことができるよう頑張ってまいりますので、引き続きお力添えのほど、よろしくお願いいたします。

今後のご支援の用途(予定)

・シェルターの設備の保全、補修費用
 ドッグランの整備、雨漏りなど老朽化したヶ所の補修 など

・傷病猫、犬の医療費
・犬、猫のフードなど飼養にかかる費用

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はじめに

岡山県で犬猫の保護・譲渡活動を行っているNPO法人(特定非営利活動法人)犬猫愛護会わんぱーくです。そして私は、この度、前理事長(現会長)茶本より、理事長を引き継ぎました吉田照明と申します。

私たち犬猫愛護会わんぱーくは2008年から活動をはじめ、2011年から岡山市内某所に保護犬、保護猫が暮らすためのシェルターを設けています。そこには、岡山市保健所、倉敷市保健所そして岡山県動物愛護センターといった行政機関からの依頼で引き取った犬や猫が(常時 犬15頭前後、猫10頭前後)、ボランティアの献身的なお世話のもとで暮らしています。

また、シェルターに入れられない比較的手のかかる子犬・子猫や、怪我や病気を持った犬猫、看取りを控えた老犬・老猫などは、自宅預かりができるボランティアに預けられています。預かりボランティアは、常に十数頭の犬猫を分担しながら預かっていますが、それに加えて今年の春から夏にかけ、生まれて1ヶ月にも満たないミルク飲み子猫を中心に、50頭を超える猫の引き取りもありました。この子たちも預かりボランティアの自宅で大切にされて暮らしながら、譲渡のご縁が訪れるのをずっと待ち続けています。

ただ、そうしているうちにも犬猫愛護会わんぱーくへは、引取依頼が次々と入ってくるというのが現実で、私たちのシェルターや預かりボランティアの収容キャパシティは常に飽和状態になっています。

お世話の様子


解決したい社会課題

以前は信じられないほどの数の犬や猫が収容され殺処分された行政機関も、動物愛護法の改正や社会の関心の高まりのもと、岡山県の行政機関でも不要な殺処分をできる限り減らすような取り組みをどんどん増やしてくださっています。

その一環として、施設に収容された犬や猫の多くを、犬猫愛護会わんぱーくをはじめとした登録ボランティアへ譲渡する「ボランティア譲渡」があります。そしてその数は登録ボランティア数の増加に伴い年々増加していっています。

ただ、犬猫愛護会わんぱーくなどのボランティアで引き取った犬や猫が、すぐにみんな里親さんが見つかるというわけではありません。先述のとおり、犬猫愛護会わんぱーくのシェルターや預かりボランティア宅では、たくさんの犬や猫が今も譲渡のご縁を待ち続けています。そしてその数は減るわけでもなく常に飽和状態。中にはシェルターが開設してすぐの頃からそこに暮らしている子もいます。

シェルターや預かりボランティアのもとで暮らしている犬や猫は、ボランティアの愛情のもとで、良質なフードを食べ、じゅうぶんな医療を受け、不自由することなく暮らしています。だけど、命も感情もある犬や猫にとって本当の幸せは、信頼できる飼い主さんのもとで、ずっとくつろいで過ごしていられる家庭に入ること。つまり現状では、犬猫愛護会わんぱーくに収容される子は、行政で殺処分のカウントとならなかったとはいえ、みんな「生涯の幸せ」を得られているわけではない現実が存在します。これは「犬や猫の命を救い、生涯を幸せに暮らせる譲渡を行う」という私たちのミッションに対する、私たちの現状における力不足だと思っています。

また、この活動を持続可能なものとして、この先もずっと継続していけるようにすることは「犬や猫の命を救い、生涯を幸せに暮らせる譲渡を行う」という誓いをたてた私たちの責任でもあり、使命であると考えています。
譲渡会を積極的に開催しています


このプロジェクトで実現したいこと

1. 「犬猫愛護会わんぱーく」の存在と現状を知ってもらうための「動画作成」
犬猫愛護会わんぱーくが今どのような犬や猫を保護し、どのような活動をしているのか。また、今どのようなことに困っていて、どのような支援をしていただきたいのかを映像化した動画を作成したい。

<犬猫愛護会わんぱーくで保護した犬猫の例>
・元野犬で人と暮らすための練習が必要な犬
・季節ごとに、一度に何匹もまとめて引き取り依頼のあるミルクのみ子猫
 (月齢の小さいうちは頻繁に、2〜3時間ごとの授乳が必要)
・猫風邪、猫エイズ、または腎臓病、心臓病など持病を持った猫
・怪我により断脚をした犬や猫
・事故にあい下半身不随となり、人が排泄の補助をしてあげなければならない猫
など
下半身不随で排泄の補助が必要な猫

<もっとたくさんの”生涯を幸せに暮らせる譲渡"ができるように>
・全頭譲渡対象である私たちのもとにいる犬や猫を、見て知ってもらえる機会を増やす

<ボランティアの人手不足>
・シェルターでの犬や猫のお世話に関わるボランティアの慢性的な不足
・預かりボランティアのキャパシティを超えた現状

<シェルターのようす>
・建物自体の老朽化や、長年の使用による大小さまざまな補修が必要となる現実

<経済的な問題>
・怪我や病気を持った犬や猫の収容が増えたことによる医療費の増加
・シェルターの補修や躯体そのものの維持などにかかる莫大な費用外犬舎 ドッグラン あちこちで雨漏りも


2. 今後も活動を継続していくための支援の呼びかけ
今回作成する動画を使用して、犬猫愛護会わんぱーくの活動の周知を広げ、さらなる支援の呼びかけを継続的に行う


メッセージ

会長 茶本陽子より
生きていれば、いつかは果てる命。犬猫も人間も。でもその命を奪う権利は誰にもありません。なのに色んな経緯で保健所、動物愛護センターに収容され、生死の岐路に立たされる子たち…その子たちの叫びが私たちの心に突き刺さります。誰かが救わなければ!助けたい!ただその一心で、レスキュー、お世話、譲渡、里親さんとのその後のやりとりまで、全て無償で担っている現場ボランティア。そんな私たちに限界がないわけがありません。でも助けを求めている命がある限り、活動は休みなく、終わりなく…。人手も足りない、資金もない状況下でもあれこれ手を尽くし、色々な方の協力も得ながら、行政から1000頭以上の犬猫を引き取り、活動を続けてきた12年。嬉しかったこと、悲しかったこと、大変だったこと、色々ありましたが、小さいけれど輝いている命に、私たちが教えられることも多々あります。とにかく限界を限界と言っていられない!何とかしなければ!日々行政からの引き取り依頼があるのですから。それには今以上に多くの方の協力が必要なのです。お一人おひとりの温かな気持ちが、途絶えかけた命に新しい息吹をもたらし、生き直すことができる子たちが沢山います。助けを求めている子たちのために、私たち自身も助けを求めています!そんな、レスキューの現場に、どうかご協力をよろしくお願い致します。


資金の使い道

今回いただいた支援は以下の目的に使用する予定です。

○動画制作費:約20万円

○その他諸費用
クラウドファンディング告知チラシ印刷費、リターン品材料費などの諸費用
クラウドファンディング手数料

○諸費用を引いて余った分や、目標額を超えてご支援いただいた分は
・今後の施設改修のための費用
・犬や猫の医療費、食費
など、活動に必要な資金として大切に使わせていただきます。


実施スケジュール

動画制作プロジェクトの実施スケジュール(予定)

2020年12月上旬〜  動画企画
2021年 1月〜    撮影スタート
      3月     完成

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


最後に

犬猫愛護会わんぱーくを茶本会長をはじめとする創立メンバーが立ち上げた当時は、今ほど動物愛護への認知はひろまっていたとは言えず、また、ボランティアをすることについても社会の中で、今ほど一般的ではありませんでした。そのような状況下でこのNPO法人を立ち上げ、また、一匹でも多くの犬や猫を救うためにシェルターまで運営する。それに必要だった労力や強い想いは並々ならぬものだろうと思います。

また、NPOが立ち上がりシェルターの運営がスタートした後もうまくいくことばかりではなかったはず。今私たちが犬や猫のお世話をする上でのスムーズなやり方や、メンバー同士の連携の仕方の基礎は、創立メンバーやここで長く活動を続けていただいているベテランボランティアの皆さんが、日々試行錯誤しながら地道に築き上げてくださった、とても尊い大きな価値のある事だと思っています。

そんな犬猫愛護会わんぱーくが今あることの存在意義をしっかりと受け継ぎ、そして次の世代まで繋いでいけるよう、今できる精一杯のことをやっていきたいと思っています。

チーム/団体/自己紹介・活動実績など

社会へ向けて問題を提起し動物愛護の啓発を行うための「パネル展」を開催しています

殺処分から一匹でも多くの犬や猫を救うための保護活動について岡山県動物愛護センター様から表彰していただきました

OHK岡山放送様、山陽新聞様など岡山県のメディアの皆様に取材していただき取り上げていただいています

この動画作成は岡山ESDプロジェクト参加事業です

  • 2021/08/30 12:22

    ご支援いただいた動画について、2021年8月30日(月)の山陽新聞さまにて、記事として取り上げていただきました。はやくもボランティア参加のお問い合わせなどいただいているようで感無量です。皆様、ぜひご覧ください!

  • 2021/08/16 12:00

    大変おまたせいたしました!皆様にご支援いただき制作しておりました動画がついに完成、DVDをリターン品として選択された方への発送も完了いたしました。私たちわんぱーくのお世話の様子や、実際に犬猫のお世話や譲渡に携わるボランティアさんたちの生の声を詰め込んだ動画です。ぜひご覧ください!=======...

  • 2021/07/29 20:28

    大変お待たせいたしました。ご支援をいただき制作をしていた動画がようやく完成を迎えました!予定よりも大幅に遅れてしまい、楽しみにしてくださっていた方々、大変申し訳ありません。これから公開のためのデータ作成と、リターン発送用のDVDの作成に取り掛かりますので、もう少々お待ちくださいませ。このDVD...

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