▼はじめにご挨拶
『みなさん、こんにちは!ぼくたちは、茨城県常陸太田市にある里山ホテルの
スーパー社員で芝刈り係として働く、ラッキーとモカです。
今回は、ぼくたちの職場環境改善と里山の課題解決のためのアイデアを持ってきたよ!』
▼ヤギさんのアイデア(このプロジェクトで実現したいこと)
\移動式の小屋と除草エリアを囲う柵が欲しい!/
・里山ホテルで働く女性スタッフでも、安全にヤギと仕事ができる。
・二頭のヤギが怪我をせず、思いっきり草を食べられる。
・ヤギによる自家菜園のつまみ食いをなくしたい。
・雨の日でも、ヤギが自分で草を食べれるようにしたい。
・地域の耕作放棄地や草刈りにお悩みの方のため、ヤギを地域へ除草出張させたい。
・プロジェクトで開発する除草システムをオープンソース化し、芝刈り係のスーパー社員に
全国で活躍して欲しい。
▼プロジェクトの背景
里山ホテル ときわ路は、「里山体験を通じて家族の絆が深まるホテル」をコンセプトに掲げ、
体験・宿泊を通じて、茨城県北地域に活きる「人」とその「暮らし」の魅力を伝えるホテルです。
常陸太田市街から車で10分ほどの丘の上に立地しており、市街地を見渡すことができます。
また、ホテルの敷地は「ふるさとの森」という森に囲まれており、毎春・秋には
マウンテンバイクレースも開催されています。
人々の営みと豊かな自然の双方が息づく里山で、地域と人が輝くにはどうすればよいか。
「新しい里山と地域の営み」を考え、提案し、挑戦し続ける「ライフスタイルホテル」です。
その里山ホテルでは、2014年から敷地内の除草を担う社員として二頭のヤギが働いています。
既に耕作放棄地などの除草での活躍に注目されているヤギですが、里山ホテルでは
除草の効果はもちろん、お客様からの人気者になったり、イノシシなどの害獣が近づかなくなる
といった様々な副次的効果が、この3年間の登用で明らかになりました。
様々な効果がありつつも、飼育には少々手間がかかり、手こずる面もありました。
そんな状況を、二頭の経歴と仕事場である里山ホテルの現状を通してご紹介します。
▼2頭のヤギとペーター(ホテルの菜園スタッフ)の一日
晴れの日:
AM7時:出勤するスタッフを見かけると「べぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!」
早く外に出せ~~~と叫びまくります。
AM8時:ペーターが小屋から出し、ヤギをリードに繋ぎ、本日の除草エリアへ。
連れて歩く途中で鋭い角にどつかれることもしばしば。青あざができるほど痛いです。
リードに繋がれた杭は地面に挿して、本日の仕事場が決定。
ペーターはヤギ小屋の糞掃除、水交換を行います。
日中:半径約2mの円の稼働範囲内で地面の草をパクパクムシャムシャ。
お腹がいっぱいになったら座ってみたり。お客様とたわむれたり、写真を撮られたり。
そうかと思えば、また突然ムシャムシャ食べだしたり。
自由な働き方です。
PM6時:可動範囲の円内の草は、すっかり丸坊主に。ミステリーサークルが出来上がります。
ペーターがヤギを小屋に連れ戻します。
ヤギたちは、「帰りたくない!!」とものすごい力で踏みとどまろうとします。
歩き出したかと思えば、小屋のそばにある自家菜園のお野菜たちに夢中!
隙あらば美味しいお野菜を食べようとします。
なんとか小屋に戻し、お仕事終了。小屋でひと眠りします。
雨の日:
AM7時:出勤するスタッフを見かけると「べぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!」
早く外に出せ~~~と叫びまくります。
しかし、、、
雨が嫌いなヤギさんは、雨の日にはお外に出せません。
腹が減ったよう。。。とか細く「ふぇぇぇぇ~~~」と鳴きますが、ペーターが
与えるちょこっとの草で我慢。。。
ペーターもかわいそうで申し訳ない気分になりますが、どうにもできません。。。
▼これまでのヤギの経歴
2014年 春 生誕(あの頃は可愛かった・・・。)
2014年11月17日 生後6か月にして就職のためとなり町(常陸太田市)に移住
里山ホテル柴刈り係として入社
2014年12月21日 オネエになる(去勢)
2015年 2月12日 初ゲロ(食べてはいけない草を食べて食中毒になる)
2015年 3月11日 ご近所のぶどう園に出張除草
2015年4月28日 モカ 血と泡を吹く(首にリードが絡まる)
2016年3月8日 陽当たりのいい“里山ポタジェ”にマイホームを手に入れる
2016年4月末 里山ポタジェ(自家菜園)完成
2016年6月3日 熱き戦い ヤギVS里山スタッフ開催(蹄の爪切り)
2016年11月8日 人間スタッフ・藤岡、病院にて腱鞘炎と診断される(モカに角で突かれる)
2017年6月20日 ラッキーぐるぐる巻き事件発生(リードに足が絡まり、右前足が腫れる)
こうして、楽しくはありつつも、人間スタッフ・ヤギともにケガと隣り合わせで
働く日々です。
ともに安心して安全に働ける、そして地域の耕作放棄地などへも展開できる、
そんな夢の『除草システム』を構築したい!それがペーター(ホテルスタッフ)たち
の切実な願いになっていったのでした。
▼資金の使い道
二頭のヤギが、足を絡める危険性のあるリードを使用せず、自由に芝刈りに従事できる!
女性スタッフでも運べる!(←ココ重要)
そんな移動式の小屋、および除草エリアを囲う可搬性の柵の開発と製作に充てさせて頂きます。
これらの移動式の小屋および柵の製作には、陰に陽に里山ホテルを支えて下さる地元の協力者、
里山の芸術家/大工の菊池氏と、里山のアルチザン・金澤氏が協力に手を挙げてくださって
います。
さらに目標額を超えられた場合には、手押し式の代わりに自動車牽引型の小屋を開発・製作し、
里山ホテルと森(公園)のみならず、地域に出張除草ができる仕組みづくりを目指します!
▼リターンについて
特別室にご宿泊、森のリストランテRoccoでのランチ、さらにグランピングとイタリアンBBQなど
複数ご用意しております。いずれも里山ホテルが自信をもってお届けできる商品です。
★のつくものは、すべてのリターンにお届けいたします!
★スタッフの心からの感謝状
里山ホテルのスタッフが全力で感謝申し上げます!
★ヤギたちからのお手紙
読まずに食べないでね~♪
★里山ホテルオリジナル ウッドノベルティ
オリジナルのヤギロゴをあしらった、オリジナルメモスタンドを予定しています。
(当プロジェクトに合わせて、新規製作します!)
【里山ホテルのご宿泊にご招待】
○里山グランピング マッシュルームキャンプ
森林浴や星空をお楽しみ頂けるテラスリビングで本格的なアウトドア体験をしつつ、
ホテルの施設もご利用頂ける、キャンプ初心者や小さなお子様連れのご家族にもお勧めの、
里山ホテルのオリジナルコンテンツです。
○特別室(つきのおへや、ほしのおへや)
本館3階にある特別室。270度ビューの窓から、四季折々の里山の景色をお楽しみいただけます。
▽つきのおへや
▽ほしのおへや
【森のリストランテRoccoのお食事にご招待】
ご好評をいただいているRoccoのお食事をペアでご招待!
▽①一期一会のパスタコース
▽②久慈浜の魚コース
▽③茨城の銘柄豚コース
▽④茨城の和牛コース
【ヤギのたい肥 詰め放題】
いっぱい草を食べたヤギさんの糞を利用した堆肥です。390×260×130mmの袋に詰め放題!!
オリジナルの麻袋に入れてお持ち帰りいただけます。
ご自宅の畑などにご活用ください。
【1日ペーターになってみる!】
皆さんのサポートで実現した、新・除草システムを体験して、
ヤギ使いのペーターになってみませんか?里山ホテルのヤギに関わる業務を1日体験!
【里山ホテルを何度も満喫する!】
①日帰り割引一年権
日帰りでのご利用(ランチ、ディナーなど)がいつも15%引きに!
※有効期限:発行から1年間
※除外日 :年末年始、お盆、ゴールデンウィーク
②宿泊割引一年権
何度でも里山ホテルの室料が50%OFFでご利用いただける、お得な宿泊割引権です!
※有効期限:発行から1年間
※除外日 :年末年始、お盆、ゴールデンウィーク
▼最後に
『美しい里山の風景を眺めていたい』
里山ホテルのある奥常陸(茨城県北地域)、そして全国各地に数多く存在する
日本の原風景、里山。
この風景やそこに息づく文化を次の世代につないでいくには、多くの方を巻き込みながら
面白く楽しい、そして『楽!』な里山の関わり方を生み出していくことが重要です。
里山ホテルで、ヤギを活用した除草における課題をクリアできれば、より広い地域でも
ヤギの活躍の場と、面白くて楽しくて楽な里山生活を広めていけるのではないかと
思っています。
そんな『新たな除草システムのモデルづくり』という挑戦に、
お力添えをお願い申し上げます!
最新の活動報告
もっと見る【ご報告とこれからへ向けて】ご支援、ご協力いただいた皆様へ
2017/09/07 17:40みなさん、こんにちは。とどける係の藤岡です。 プロジェクトの公開から現在に至るまで、プロジェクトページをご覧いただいた皆様、またお問合せやご支援をいただいた皆様、誠にありがとうございました。 今回のプロジェクトは、残念ながらサクセスするには至りませんでした。 サクセスしなかった要因について 要因として考えられますのは、①前回サクセスしたこともあり、金額設定がチャレンジングであったこと②ページ公開から現在に至るまで、情報発信等のフォローアップができなかったこと ・プロジェクト内容を細やかにお伝えできず、内容が不透明であったこと ・現在除草用にヤギを飼育し同じ悩みを抱えていたり、また除草ヤギの飼育に興味がある人たちなど、特に共感していただける層への発信が不十分であったこと③プロジェクトとして得たい成果物や製作過程が里山ホテル単体で行うもので、パトロンの方々を含め、人の巻き込みをできる要素が薄かったこと以上の大きく3点と考えております。 「頑張ってください!」とメッセージとともにご支援いただいた皆様や、ご宿泊いただいた方のなかにも本プロジェクトについてお問合せいただいたお客様もいらっしゃいました。ご支援いただきました皆様にも、プロジェクト成功に至らなかったことをお詫び申し上げます。 CAMPFIRExTsukuba×里山ホテル ときわ路コラボイベント『クラウドファンディングで最高の仲間をみつけよう〜2017 X’mas version〜』 さて、今冬12月9日には、里山ホテルを舞台として、CAMPFIRExTsukuba『クラウドファンディングで最高の仲間をみつけよう〜2017 X’mas version〜』が開催されます。プロジェクト起案者たちの夢の種を多くの方々へお届けし、お披露目できるようなひと時にしたいと思っております。CAMPFIRExTsukubaのみなさまとご協力しながら、里山ホテルならではの時間をお過ごしいただけるよう、企画してまいりたいと思っております。本イベントのプレゼンターや参加者、「こんなイベントいいんじゃない?」といった素敵な企画のご提案も募集中です。まだ3か月先のイベントではございますが、皆さまと一緒に盛り上げていくイベントにできればと思っております。 新プロジェクト!里山にサテライトオフィスを創りたい! さらに里山ホテルでは、今秋にも多くの方々に後押しいただき手を取り合いながら、新たな挑戦や多くのイベントを予定しています。 そのうちの一つに、茨城県北クリエイティブプロジェクト様と企画している『サテライトオフィス計画』があります。 里山ホテルの敷地内の木陰に、集中して作業のできるような、里山の「おこもりオフィス」を創りたいという思いです。 鳥がさえずり、木々や草花がそよぐ森のなかでお仕事をすれば、いつものお仕事が少し和やかで楽しいものになるかもしれません。 疲れたら、森でマウンテンバイクやトレイルランで身体を動かしたり、大浴場の広いお風呂に浸かったり、レストランで美味しいイタリアンを口にする。地域に住むおじちゃんおばちゃんと話す、そんな出会いもあるかもしれません。 その『サテライトオフィス計画』に先立ち、日本仕事百貨様が手掛ける『働き方を考える視察ツアー 奥茨城編』が秋の2回の日程に渡って開催されます。このイベントでも、自分のいまの働き方や理想の働き方を見直す時間となりそうです。 この“「里山のおこもりオフィス」を創りたい!”というプロジェクトでも、この茨城県北地域へ多くの人にお越しいただきたい、みなさまとともに創るプロジェクトでありたいという思いがあり、クラウドファンディングの力を借りて行いたいと考えています。 デザインは弊社咲かせる係の舘が、設計は里山ホテルの代名詞・里山グランピング『マッシュルーム』の制作にも携わってくれる菊池建築工業様にご依頼する予定で、森にマッチする可愛い『ホビットハウス』を製作する予定です。 近日中にプロジェクトを公開したいと思っております。今回のプロジェクトでの経験を活かしながら、次回は必ず実現に向けて動いてまいります。ご期待ください。 最後に この地域で、私たちが、次世代が、生きていきたい里山は、どんなところだろう。里山ホテルは、ホテルや宿泊業にとどまらず、新しいあり方を模索し、挑戦し続けます。 引き続き温かい見守りとご支援のほど、お願い申し上げます。 もっと見る
【プロジェクト公開しました!】
2017/07/12 18:377月9日、つくば学院大学にて行われた『クラウドファンディングで最高の仲間を見つけよう』にて、里山ホテルから新しいプロジェクトを公開いたしました。 魅力的なゲストの方々、熱い思いを抱いたプレゼンターの皆様、準備から当日まで奔走してくださった運営者の皆様、応援して下さる会場の皆様と出会えたことが、里山ホテルから参加していた、てきか係の藤野、とどける係の藤岡にとっては、本当に大きな収穫でした。ありがとうございました。 会場で、「3・2・1・めぇぇぇぇ~!」と公開したプロジェクト。その主役は…..、この看板社員です。 プロジェクトのタイトルは….、『柴刈り係はヤギにお任せ!~ヤギとヒトのけがを無くす除草システムを創りたい!~』 里山ホテルでは、2014年秋より芝刈り係のラッキー、モカと一緒に働いています。 そもそもなぜヤギを飼っているのか? 2014年8月、里山ホテルで新しい事業を考えるブレインストーミングを行いました。 アイデアをたくさん挙げていくブレインストーミングですが、軸にあるのは、『里山3.0』。それは、「里山をただ保全するのではなく、時代に沿った技術を使い新たな価値を見出す」という考え方です。そのアイデアのひとつが、『ヤギが社員の造園会社』だったのです。 『ヤギを活用した除草』は、茨城大学農学部安江教授が研究を進めておられます。アドバイスをいただき、ホテルでの飼育も、さほど難しくはないことが分かりました。 『ヤギを飼いたい!』と声を上げていたところ、お隣の常陸大宮市にお住まいの方から譲っていただけることとなり、2014年11月にラッキーとモカがやってきました。 実際のところ効果はどうなのか? 雨降りの日でなければ、ヤギさんは毎日お外でお仕事をしています。首輪のリードで届く半径約2mの円の範囲内の草をムシャムシャと食い尽くし、夕方小屋に帰るころにはミステリーサークルができることもあります。 ほかにも、ラッキーとモカが来てから、「えっ!ヤギがいるの!?」とお客様の人気者です。また、そばに動物がいると社員も癒されます。 また、イノシシなどの害獣がホテルの敷地内に近づかなくなり、自家菜園の農作物の被害も防いでいます。昨年はその被害を恐れて菜園で育てられなかった芋類も、ヤギのおかげで収穫できるようになりました。 でも…、飼育すんの容易だねえんだ。 ヤギと働いて2年半。だんだんと、茨城弁で『容易だねえ』、つまり大変な点がいくつか挙がってきました。 次回は、クラウドファンディングに挑戦することとなった経緯をお話します。 とどける係 もっと見る
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