はじめに・ご挨拶

 あんみつの保護者、Miki Inuiです😺このページに訪問頂き、ありがとうございます。

 私の愛猫あんみつ(愛称:あんみっちゃん)は、2020/10/6に猫伝染性腹膜炎 FIP(ウェット型)という難病を診断されました。この病気は致死率がほぼ100%、ドライ型とウエット型の2種類あります。特にウエット型は進行が早く、発症後の余命は(諸説ありますが)早ければ10日〜2ヶ月程度と、非常に予後の悪い疾患と言われています。

 あんみつがFIPを診断された時は、初めて聞いた病名で、あまりにも突然のことでショックでした。里親仲間がすぐに情報くれたおかげで、落ち込んでる暇はなくなり、動物病院を走り回りました。幸い早期に未承認薬の治療を開始することができ、現在は治療を継続中です。

 あんみつのFIP発症がきっかけで立ち上げたこのプロジェクトについて、僭越ながら思いを綴らせて頂きました。みなさまのご支援、ご協力を賜れますと幸いです。

プロジェクトを立ち上げた目的と目標金額

 このプロジェクトは、愛猫あんみつのFIP治療費(特に高額な未承認薬剤費)のサポート猫伝染性腹膜炎 (FIP)の啓発活動を目的として立ち上げました。FIPの啓発活動においては、東京都杉並区高円寺にある「里親募集型保護猫カフェ   拝啓ねこ様」と協力し、遂行してまいります。

目標金額900,000円の説明と内訳は以下の通りです。

【目標金額設定の説明】
 未承認薬の薬剤費:100mg 2,500円
 あんみつの体重:3.3kg(2020/10/8)→ 3.05kg(2020/10/18)
 投与量:100mg/1kg  1日あたりの投与量(獣医師の指示):350mg/day(2020/10/8)
 1日あたりの薬剤費:8,750円
 投薬期間:84日間(2020/10/8〜2020/12/31予定)

↓2020/10/8〜10/17+予備2日分(12日分)の薬剤費用

↓2020/10/18〜10/31+予備2日(16日分)の薬剤費用

↓未承認薬以外の検査費、処置費、治療費等(参考情報のため目標金額の内訳には含めていません)


【目標金額900,000円の内訳】

 トータル薬剤費:735,000円
 CAMP FIRE利用手数料(17%)+税金  等:165,000円前後(見込み)
 ※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

活動内容とスケジュール(2020年10月〜2021年3月)

 2020年10月8日:あんみつ未承認薬投薬開始
 2020年10月20日:拝啓ねこ様店舗にチラシと募金箱設置
 2020年10月下旬:クラウドファンディング公開、支援受付開始
 2020年11月中旬:拝啓ねこ様店舗にて「FIP意見交換会」開催
 2020年12月:FIP啓発用ステッカー、付箋の制作(本プロジェクトのご支援5,000円以上の記念品)
 2020年12月13日:クラウドファンディング支援受付終了
 2020年12月31日:あんみつ未承認薬投薬終了予定
 2021年1〜2月:リターンの提供
 2021年3月:あんみつ後観察期終了予定

 ※活動報告についてはCAMPFIRE、下記SNSにて報告いたします。ご覧頂けると嬉しいです!

  Twitter → https://twitter.com/anmitsu_0512
  Instagram → https://www.instagram.com/anmitsu_0512/
  note → https://note.com/anmitsu_0512
FIP治療の現状

 現状FIPの治療方針は確立されておらず、多くの獣医師はその診断すら難しい疾患です。未だに不治の病として扱われており、対症療法と進行抑制しか施す手がないと言われています。しかし近年、未承認薬にてその有効性が注目され始めてきました。私のかかりつけ獣医はその未承認薬の存在を知りつつも、国の認可が降りていないこと、使用経験がなく、入手困難、また、高額であるため、飼い主には勧められない様子でした。

 国内でその未承認薬の治療ができるのは、数施設の協力病院と個人輸入をしているごく一部の動物病院のみです。また、この薬剤費が非常に高くペット保険も適用外であるため、飼い主(私含む)の大きな負担となっています。薬の存在を知っても、高額すぎる故に治療を諦めざるを得ない飼い主がいることも事実です。

FIPの原因と発症リスク

 猫伝染性腹膜炎(FIP)の原因は、猫腸コロナウイルスと呼ばれるウイルスの突然変異です。
 猫腸コロナウイルスは、簡単に感染するので多くのネコちゃんが保有しています。猫腸コロナウイルス自体は、病原性が低く、感染しただけの状態であれば何も悪さをしません。しかし、猫の体内で猫腸コロナウイルスが、まれに何らかのきっかけで突然変異を起こし、FIPウイルスになります。そうなってしまうと非常に毒性が強いウイルスとなり、内臓系、神経系等に悪さをします。
 FIPの発症頻度は(諸説ありますが)猫コロナウイルス保有猫の1〜10数%と言われています。これは決して少ない数字ではありません。

FIP治療の選択肢を得るチャンスを多くの飼い主に

 現在の治療方針が確立されていない状況下でFIPの治療を開始するまでには、飼い主がすぐに正確な情報を得て、迅速に判断をすることが、非常に重要だと感じました。FIPで食事が摂れず、どんどん衰弱していくあんみつの一命を取り留めることができたのは、FIP治療経験のある里親仲間がすぐに情報をくれたおかげだと心底感じています。

 あんみつを助けて頂いたこのご恩を、次はどこかのネコちゃんへ恩返しできますように。この情報発信が、今後のネコちゃんたちの治療の選択肢を広げるチャンスだと信じて、これからもあんみつの経過を詳細にご報告いたします。

※ あんみつに使用するFIP治療薬は、日本においては動物医薬品として承認されていません。あんみつの飼い主として、個人的な自己責任と判断の上で、あんみつにとって投与が必要と考えていますが、全てのFIPの猫に有効であるという趣旨ではありません。飼いネコちゃんのFIP治療方針については、かかりつけ獣医と専門医とご相談の上、飼い主様の自己責任で納得のいくご判断をして頂きますようお願いいたします。

最後に

 今回クラウドファンディングを始める前に、「個人的なことで人からお金を頂いてよいのか」と葛藤がありました。しかし、SNSであんみつの難病との闘病生活について告知した時に、非常に多くの方からコメント、メッセージを頂きました。私からの説明がなくとも、心配して病気や治療のことを調べてくださり「大変な病気なんだね」「早く良くなるといいね」「支援したいから何か始めるときは教えてね」とたくさんご支援の言葉、温かい言葉を頂きました。

 あんみつの大病はショッキングな出来事ではありましたが、みなさまの温かい気持ちに触れ、あんみつがこんなにも愛されていることを知りました。胸がいっぱいになり、たくさん涙が出ました。
 いつもあんみつの回復を応援してくださり、あんみつも保護者の私達も、心底励まされております。

 最後に心苦しいお願いではありますが、あんみつの治療費にご支援、ご協力をお願いできますでしょうか。

 本プロジェクトの目標金額を上回る支援金が集まった際には、その一部を共同運営者である里親募集型保護猫カフェ「拝啓ねこ様」の活動資金にいたします。

 今後とも宜しくお願いいたします。


  • 2021/03/24 23:31

    あんみっちゃんは本日で無事に寛解を迎えることができました!(長かった!)半年前、10月初旬に突如直面したFIPという緊急性かつ重篤性の高い疾患でした。84日間の投薬期間と84日間の後観察期間、再発することなく無事にこの日を迎えることができました。皆様の応援とご支援のおかげです。本当にありがとう...

  • 2021/01/31 19:09

    遅くなりましたが、リターン品の発送が完了しました!5000円以上のご支援で住所をお知らせ頂いた方へ、気持ち程度の御礼とお手紙のみですが、近々お手元に届きますので、よろしくお願いいたします。シールや付箋をリターン品に選んだ理由として、FIPについて少しでも多くの方にお知らせしたいという願いを込め...

  • 2021/01/25 09:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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