はじめに

 日野町教育委員会へのオンライン署名を現在実施中です。これを印刷し、日野町教育長に直接渡します。


解決したい社会課題

 日野町教委が各学校に出した指示は労働時間の改ざんにあたります。民間企業に例えれば、本社が各支店の支店長に、従業員の労働時間を短く申告するよう指示したということです。労働時間が短く申告されれば給料に影響が出ますし、万が一過労死してしまった場合、労災認定にも関わってきます。労働基準監督署が知れば、当然、指導や処罰の対象となりうる事案です。

 ところが日野町教委は、「不適切な指示だった」と認めながらも、「統計処理上のミス」と問題を矮小化し、関係者を処分する姿勢を示していません。実際は「違法な指示による労働時間記録の改ざん」であり、関連法令・規則等に従って関係者を厳正に処分すべきです。

 この事件は様々な新聞やテレビでも報道されました。例えば毎日新聞の記事では、教職員給与特別措置法(給特法)の改正に触れながら、文科省の指針で定める「月45時間、年360時間」の上限規制を町教委が逃ようとしていた問題を指摘しています。そのことも当然問題ではありますが、私はそもそもの話として、労働時間記録を正確に記録しなかったことは労働安全衛生法(第66条の8の3)労働基準法(第109条)に触れる問題だと考えています。昨年度末に給特法が改正されたから新たに問題になったのではなく、たとえ給特法の改正前であったとしても問題です。

 このまま何も行動を起こさなければ、誰も処分されずに問題が忘れ去られてしまいます。皆さん、逃げ得を許してもいいと思いますか?そんな世の中であってはならないと、私は皆さんに強く訴えたいと思います。


このプロジェクトで実現したいこと

 現在、オンライン署名を実施しています(署名発信者の「市民労働基準監督官」は私が作成したアカウントです)。署名を郵送すれば簡単に提出できますが、手渡しの方が相手に与える印象も強くなりますし、地元のマスコミに取材してもらえる可能性も高まります。

 署名の提出によってまず期待する変化は、日野町教委が指示の違法性を認め、関係者の処分を行うことです。もう一つは、それが世の中に報じられることで、「行政や権力者であっても、悪いことをしたらきちんと裁かれる」という当たり前の気風を作っていきたいと思います。


資金の使い道

交通費:7,500円
広報費:3,000円(署名サイトで有料広告を実施済み)
印刷・通信費:3,000円(教育長への通知文2回送付・報道機関へのFAX)
手数料:2,000円(14%+税)

※このクラウドファンディングによって収益を上げるつもりは毛頭ありません。もし目標を上回るご支援をいただいた場合は、有料広告を増やすなどして手元に残らないようにしたいと思います。


実施スケジュール

12月上旬 オンライン署名締め切り
12月中旬〜下旬 署名を届ける(先方とのスケジュールはこれから調整します)
12月下旬 リターン発送

 11月20日現在、12社の地元新聞社・テレビ局等に情報提供を行い、ある新聞社の記者の方からは何度かメールで問い合わせを受けました。署名提出が近づいた段階で再度情報提供を行う予定です。また、日野町の教職員、日野町や滋賀県内の各種団体や個人の方々にも署名やこのクラウドファンディングへの協力を呼びかけています。私の身近なところでは、オンライン署名ができないという方のためにリアル署名も集めています。署名に加え、何人かの方からはメッセージも頂いています。印刷して、署名とともに提出するつもりです。


<All-in方式で実施します。>

 本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン

 現地に署名を届けた際の様子をお知らせします。できれば担当者と会い、マスコミでは伝えられていない詳細な部分について確認したいと思っていますので、その回答もお知らせします。署名数にかかわらず必ず現地に届けるつもりでいますので、リターンは確実に実行します。


最後に

 本当は1人100円くらいの支援金額に設定して、より多くの人に、より気軽に支援してもらいたかったのですが、サイトの仕様で500円からとなっていますのでやむなく500円にしました。少し高いなと感じられた場合、ぜひオンライン署名にはご協力ください。


チーム/団体/自己紹介・活動実績など

 あくまで個人としての活動です。ニュースを知り、このまま逃げ得を許すわけにはいかないと思って行動を起こしました。どこかの組織の支援を受けてやっているというわけではなく、何の後ろ盾もない一市民が、義憤に駆られて始めた活動です。悪いことをやったのに、権力を持っていれば罰せられないという世の中の傾向にともかく怒っています。

 これまで、情報公開請求や住民監査請求などを通じ、市民としてできる限りにおいて、行政機関や公務員の不正を追及してきました。成功したこともありますが、権力の壁に阻まれて挫折したことも数知れずあります。今までは一人での戦いがほとんどでしたが、今回は皆さんの力を借りて、ぜひ成功につなげたいと思います。オンライン署名もクラウドファンディングも、私にとって初めての挑戦です。どうか力を貸してください!

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