はじめに・ご挨拶

数あるプロジェクトの中から私たちのページにお越しくださりありがとうございます。
福島県の猪苗代町という山と湖に囲まれた自然に溢れる町で、夫の武(たけし)と子供たち、両親と共に小さな宿「あるぱいんロッジ」を経営しております。平山美咲と申します。このプロジェクトは、私たち夫婦が両親から受け継いだ「あるぱいんロッジ」を、これまでの宿泊施設という枠を取り払った「自然の中での体験を通して繋がりを作る施設『ALPINE VILLAGE(アルパインビレッジ)』」として生まれ変わらせることで、地元猪苗代を元気にすることを目指すプロジェクトです。

なぜクラウドファンディングなのか
まず初めに、私たち夫婦がクラウドファンディングに挑戦しようと思った理由をお話しします。
①決意表明
ロッジを受け継いでから1年が経ちます。色んな想いがありながらも行動に移せず、両親が作り上げたものに甘える日々に焦りを感じていました。
そこで、「私たちがロッジを受け継ぎました」という皆様へのご報告と、決意表明の場という意味合いも込めてクラウドファンディングに挑戦することにしました。

②仲間探し
私たちのプロジェクトには仲間が必要です。
クラウドファンディングという形で全国のみなさんと私たちの想いを共有し、一緒にワクワクしてくれる仲間を探します。

③異常な雪不足と新型コロナウイルスの流行
冬季シーズンの観光客と夏季シーズンの合宿団体客に支えられていた私たちのロッジは昨シーズンの異常な雪不足に続いた新型コロナウイルスの流行で大きなダメージを受けています。収束の目途が立たず不透明な見通しの今、一時は動くべき時期ではないとも考えましたが、それではまた何も変わらない日々が続いていくだけ。そこで、私たちの想いを形にするためのクラウドファンディングとして、ALPINE VILLAGEを一緒に作って下さる仲間を探すことにしました。


ここからは、舞台となる猪苗代町と私たちについてご紹介します。

福島県猪苗代町

北には会津富士とも呼ばれる標高1816mの磐梯山、南には日本で4番目に広い湖の猪苗代湖という町のシンボルがあります。
ロッジはこの磐梯山の麓にあります。
磐梯山を囲むエリアには9つのスキー場があり、冬はウィンタースポーツを目的に、夏は湖での釣りやマリンスポーツなどを目的に、春秋は花見や紅葉狩りに、四季を通して沢山の観光客が訪れます。

季節ごとに表情を変える磐梯山

あるぱいんロッジについて

あるぱいんロッジは夫、武の両親が立ち上げた民宿です。
父と母は立上げ直後のバブル崩壊から東日本大震災まで、思いがけない幾度もの試練を乗り越え、2019年、私たち夫婦に「応援するからあなたたちがやりたいことをやりなさい」とロッジを引き渡してくれました。
自身でSUP(スタンドアップパドルボード)やスノーボードに関する活動もしている忙しい夫に代わり、私が代表となって夫婦二人三脚で頑張ることになりました。

あるぱいんロッジ外観
生まれ変わるあるぱいん

「私たちらしさ」を考えたときに2人の中で共通していたのは、「猪苗代町の自然の素晴らしさと、自然で遊ぶことの楽しさ、その中で生まれる人との繋がりの大切さを伝えたい。」という想いでした。
そこで、「あるぱいんロッジ」は「自然の中での体験を通して繋がりを作る施設『ALPINE VILLAGE(アルパインビレッジ)』」として生まれ変わることになりました。

ALPINE VILLAGE ロゴALPINE VILLAGE コンセプト図(企画段階の為変更もあります)

この決断には、私たちのこれまでの実体験が関係しています。
少し長くなりますが、お話しさせてください。

私たちが目指すもの~TRIAL BRIGHT(トライアルブライト)の存在~

ロッジを受け継いでからというもの、武とはよく「私たちらしい『あるぱいん』」について話すようになりました。そのなかでいつも心にあったのは、「TRIAL BRIGHT(トライアルブライト)」の存在です。
TRIAL BRIGHTは武と信頼できる仲間が、プレハブ小屋を自分たちの手で改装して作ったスノーボードのレンタル、スクール、ローカールガイドを行うショップです。ここには営業終了の午後4時を過ぎると、山から下りてきた仲間が集まり始めます。

集まる人たちの共通点は「スキー・スノーボードが好き」ということだけ。大の大人が遊ぶことについて熱く語り合い、夜が更ける日もありました。
それまで普通のOLとして働いていた私にとって、その人たちの姿はとても新鮮で、いつも興味深く話を聞いていました。
日常では交わることのない人たちが集い、語り合い、人と人の輪が広がっていく。
そんな様子を間近で見ていた私たちは、「あるぱいんロッジ」もそういう場所にしたいと思うようになりました。TRIALBRIGHTで出会った仲間たちとの誕生日会アウトドア・アクティビティに欠かせない存在~仲間~

スノーボードを通して猪苗代町のファンになった私ですが、その中で欠かせないのは「仲間」です。
スノーボードに限らず、アウトドアやアクティビティを始めるきっかけは「両親に連れられて」という人が多いですが、継続するかどうかは楽しさや喜びを共有する仲間の存在が大きく関係しています。SUPを通して絆が深まる

武は冬になると、猪苗代町のこども達を対象としたスノーボードレッスンを毎週末開催しています。
自分の町の魅力を肌で感じ、愛せるようになって欲しい。スノーボードの楽しさを知り、長く続けるための「仲間」を見つけて欲しい。そんな想いからスタートしたレッスンでした。レッスンの様子

一方で、そもそものきっかけがないためにアクティビティをやってみたいという「想い」で留まっている人も多くいます。
一緒に行く人がいない、道具は何を揃えればいいかわからない、 心配事を相談できる人がいない等の理由が多くあります。
私も最初は同じで、後に応援コメントで登場する、遊びの師匠であり仲間でもある峯岸さん(通称タカちゃん)が相談相手になってくれたおかげでスノーボードデビューを果たせました。写真左:デビューした年に出会った仲間たち
写真右:デビュー後に箕輪スキー場で。(左)美咲(右)タカちゃん
デビューした私は、日常では味わうことのない興奮や快感にどハマりし、毎週末猪苗代へ通いました。その中では沢山の新しい出会いもあり、私の人生は一気に豊かになりました。昨シーズンの箕輪スキー場で。また新しい出会いがありました。

ロッジに見えてきた課題~交流の少なさ~
私たちが目指すものは、人と人の繋がり無くしては成り立ちません。
しかし、現在のロッジではゲスト同士の交流はほぼなく、私たちスタッフにとって唯一の交流チャンスである食事の時間も、調理や配膳、片付け等の業務に追われ、その中でできる会話は満足いくものではありませんでした。食事が済むとそれぞれの客室に帰るゲストたち。
これでは私たちが目指しているロッジにはならない、と次第に強く思うようになりました。

交流チャンスを増やすための解決策~共有スペースを作る~
ゲストが客室で過ごす時間を交流の時間にするためには、客室以外に滞在できる場所が必要です。そこで、現在食堂として利用しているスペースを一部改装し、共有スペースとして開放することにしました。

ゲストと私たちスタッフの交流の場にもなります

共有スペースで目指すもの 

①アウトドア・アクティビティの未経験者や初心者が不安を相談できる場所にする
一人で来た人もグループで来た人も、他のゲストとの会話のきっかけが生まれ、会話が弾むような工夫を凝らした空間を作ります。
時には私たちがゲストの仲介役になり、繋がりを広げます。
その中で不安を抱える人たちが経験者と繋れば、それが興味をアクションに移す原動力になると考えています。

私たちの夢見る未来 ②全国のアウトドア・アクティビティ好きを猪苗代に呼び込む
アウトドアへの世間の関心は近年ますます高まっていて、それに対するこの地域のポテンシャルの高さは他の有名所にも劣りません。この世間の動きは猪苗代町にとってのチャンスです。
1シーズンに限らず四季を通しての遊びの魅力を伝えるため、共有スペースを使ったワークショップなどを定期的に企画し、猪苗代に訪れるきっかけを作ります。
その中でAIPINE VILLAGEとしてのアクティビティ体験や農業体験などを融合させることで、直接自然とも触れ合う仕組みを作り、猪苗代の自然の魅力を肌で感じてもらい、町のファンを増やします。ファームでの農業体験(イメージ)

③地域に暮らす人と訪れる人の交流の場にする
暮らす人と訪れた人との交流を目的に、共有スペースには宿泊者以外も利用できるCafe&Barを併設します。
ゲストから教わることもある町の魅力を伝えたい。
「何もない町だよ」とつい言ってしまう地元の人に、 もっと自信をもって自分の町の魅力を発信できるようになってほしい。
そんな想いから、交流できる場所は必要不可欠で、そこで起きる暮らす人たちの意識の変化は猪苗代町にとって未来に繋がる大切なものになると考えています。町に住む老夫婦とスノーボードに来た若者が語りあう様子(イメージ)さらに、訪れた人にとっては暮らす人との交流から、お食事処や観光スポットの口コミ、ローカルしか知らない通な情報を聞けるようになります。
目的+αができることでVILLAGEの外に出て地域の中で良い連鎖が起きる仕組みを作りを目指します。


資金の使い道
ご支援いただいた資金は、リターンにかかる費用を差し引き、すべて食堂改装費として使わせて頂きます。

実施スケジュール

2020年11月26日 クラウドファンディングページ公開
2020年12月26日 クラウドファンディング終了
2020年1月/2月 改装設計打ち合わせ
2021年3月 ALPINE VILLAGE公式HPの公開(自費にて作成します)
2021年3月~4月 ロッジ改装
2021年5月 ALPINE VILLAGEオープン

*ALPINE VILLAGEの公式HP内では近隣エリアでできるアウトドアやアクティビティの紹介に加え、地域プレイヤーの紹介もしていく予定です。

*リターンの発送はALPINE VILLAGE本オープン後の5月以降を予定しております。詳しくはリターン詳細ページをご確認ください。


私たちから応援して下さる皆様へのメッセージ

平山美咲
これまでの観光の、その先にある「繋がり」を生む場所。遊びや体験を通して自然との関わり方を見つめ直す場所。そんなALPINE VILLAGEを作りたいと思っています。応援よろしくお願いします。

平山武僕の実家である、あるぱいんロッジですが、妻が代表として引き継いでくれることになりました。こんな大役を引き受けてくれた妻にはとても感謝しています。僕はこれからもスノーボードやSUPなど、恵まれた自然環境を活かした遊びを追求、発信していくことでALPINE VILLAGEと猪苗代近隣エリアを盛り上げる力になりたいと思っています。
両親から引き継いだ宿を僕たちらしく沢山の笑顔であふれる宿にできるよう妻と共に努力していきます。
応援よろしくお願い致します。

(左)父:平山眞(中)アンジー(右)母:平山とし子

新型コロナウイルスの流行という、経営者としては頭を悩ませる大きな課題がありますが、それでもアフターコロナに向けて前に進みたいという息子たちの熱い気持ちを応援しています。私たちもできる限りの協力はするので、新しい世代の発想で、ロッジを盛り上げてくれることを願っています。まだまだ未熟な2人ですが、応援よろしくお願いします。

~応援メッセージ~

「共有スペースのリノベーション担当」
わくわくする空間を一緒に考える仲間 
株式会社ライフタイム 渡辺社長猪苗代湖と磐梯山という大自然の中でスポーツやアクティビティー、アウトドアを満喫させてくれる、また楽しみ方を教えてくれるとても素敵な平山夫妻が自分達らしい空間を作りたい!皆さんにも、もっと楽しんで欲しい!とのことですので僕もみんなと一緒に楽しみたいです!楽しみです!!

「ALPINE VILLAGE公式HP制作担当」
ALPINE VILLAGEの窓口を作る仲間 
株式会社プレイノベーション 菅家社長「猪苗代に訪れる人、暮らす人が繋がる場所を作りたい」という想いはもちろん、美咲さんと、武さんのお人柄が最高です! 本プロジェクトの成功に向けて、全力で応援しますので、頑張ってください! 

「チャンネルスクエア 代表」
ふくしまの未来を想う仲間 平さん古くからお世話になっているロッジです。自分も猪苗代スキー場で約10年スノーパークをプロデュースしていました。武の地元の山でもあり、パークで滑る姿をよく見かけていました。練習の成果もあり大会で実績を積み、武が20代の頃、上達に惚れ込み、私が代表を務めるスノーボードショップのライダーとして活躍してもらいました。武は地元の山を愛し、猪苗代湖ではSUPや子ども向けの体験を行っています。福島の自然を活かせる観光体験と実家あるぱいんロッジでのこれからの未来ある関係交流の場を応援しています。

「TRIALBRIGHT生みの親」
猪苗代を愛する仲間 東さん 猪苗代にそびえ立つ磐梯山に惚れた僕。武とは猪苗代スキー場で出会い、スノーボードを通して仲良くなりました。 冬季シーズンの猪苗代を約20年間見てきました。そこで見えてきたのは、冬季シーズンの遊びを楽しむ人の減少。 ならば自分達で人を呼ぼう!と試行錯誤してショップTRIAL BRIGHTを作りました。 冬は、冬で素晴らしい遊びが沢山ありますが、日本には四季という素晴らしい季節の変化があります。冬だけではなく、サップやウエイクボードや釣り、その四季の遊びをALPINE VILLAGEが猪苗代の拠点となり発信できるのであれば沢山の笑顔が生まれるのは間違いないと思っております。 綺麗な山、綺麗な猪苗代湖、是非遊びながら沢山の方々が出会える場所になってほしいと心から願っております。 

「ウェイクボードトーイング&スクールショップ『STOKED』代表」
みんなの遊び仲間 峯岸さん僕と武、美咲は遊びで繋がりました。武はSUP、美咲はアルパイン、僕はウェイクボード・ウェイクサーフィンで猪苗代LIFEを満喫しています。大自然で遊びまくった後、気軽にサイコー美味しいビール、料理で仲間とワイワイ出来る場所が欲しかった!!2人が創る空間なのでユルク、マッタリ、そしてサイコーな場所になるはず!アルパインビレッジで乾杯しましょう!!応援しています。

「知る人ぞ知る猪苗代のローカル宣伝部隊」
猪苗代の魅力を写真で伝える仲間 橋本さん

猪苗代を愛するたくさんの人たちが持っている「もっと猪苗代での楽しみ方を知ってほしい、素晴らしい自然を感じて欲しい」という想いを、平山夫妻がALPINE VILLAGEという新しい形で沢山の人を繋いでくれると思うとワクワクします!このプロジェクトの成功を応援しています!


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトは、東日本大震災からの復興につながるクラウドファンディングをサポートする「復興庁クラウドファンディング支援事業」の対象プロジェクトです。

  • 2021/12/25 23:06

    ご無沙汰しております。あるぱいん平山です。年の瀬も迫る中ではございますが、皆さまにご報告がございます。まず初めにお詫びをさせて下さい。ご支援者の皆様、応援してくださった皆様、今日まで長い時間をお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。ご不安になられた方もいらしたと思います。お待ち頂き、本当に...

  • 2021/02/01 00:53

    私たちのクラウドファンディングが終了し早くも1か月が経ちました。終了と同時にウィンターシーズンがスタートし、ありがたいことに忙しい日々を過ごしております。なかなか頭の整理ができずご挨拶が遅くなってしまい申し訳ございませんでした。支援者152名達成金額2,423,500円という私たちの予想をはる...

  • 2020/12/22 17:43

    こんにちは。あるぱいんロッジ平山です。猪苗代は連日雪が降り、クラウドファンディングを始めた頃とはうって変わって白銀世界になりました。シーズンの出だし好調なこの感じ、ソワソワうずうずしている方も多いのではないでしょうか?私たち家族もソワソワしだしました。さて、私たちのクラウドファンディングも残す...

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