🔵ご挨拶

はじめましての方も、またの方も、こんにちは(読むあなたの時間に合わせて、おはようございます、こんばんは、も添えて)、菱沼康介と申します。
映画監督をしております。
届けたいメッセージを形にするために、2018年から2020年までに6本の短編映画をつくり、20以上の映画祭に通り、17の賞を受賞しました。

最新作が、短編映画『されど吉祥とする』です。

今作は、ムービンピック2020という映画祭に企画が合格し、制作されることになりました。

内容は、

事故死した恋人イブへの未練を断ち切れないアダチとそれに憑りついたイブの霊と新型コロナにかかり人生に挫け、消えてしまいたいと望んだリリコが出会う。
成仏を望むイブにリリコはある提案する。
「私の体をあげます。代わりに生きてください―――」

命の意味と人の思いを吉祥寺という町、太宰治を通して描き出すハートウォーミング・ストーリー。
吉祥寺、三鷹の太宰治に関連する実際の場所で許可を得て、撮影しています。

 

『されど吉祥とする』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=TGcvlN-D7Tc

スタッフは、監督と脚本が菱沼康介。撮影は湯越慶太、録音は古茂田耕吉など、『かく恋慕』チーム。
主な出演者は、根矢涼香、佐藤睦、黒住尚生です。


●キャストについて

根矢涼香(ネヤリョウカ)=俳優。茨城県東茨城郡茨城町出身
主な出演作品に『根矢涼香、映画監督になる。』『ウルフなシッシー』『シュシュシュの娘』など。
https://neyaryoka.net/

佐藤睦(サトウムツミ)=俳優。岐阜県出身。
短編映画『Vtuber渚』の主演で高評価を得る。主な出演作品に『1人のダンス』など。
https://officerude.com/profile/mutsumi-3/

黒住尚生(クロズミヒサオ)=俳優。大阪府出身。
2019年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞した『されど青春の端くれ』に主演。主な出演作品に『東京バタフライ』 など。
http://r-straight.com/kurozumi.html



🔵プロジェクトをやろうと思った理由

これは、ムービンピックという武蔵野市の映画祭の企画審査に合格し、映画祭で上映するために制作された映画です。
ムービンピックは映画制作競技会という名目の映画祭です。
競技なので、いくつかルールがありました。吉祥寺を舞台にすること、20分未満や制作時のマナーなどを順守、といったことです。
『されど吉祥とする』もルールに沿った作品づくりをしました。
当初2020年5月に撮影予定でした。4月に準備をしていたところ、ご存知の通り、緊急事態宣言の発令によって、進んでいた準備を中止して、撮影は延期になりました。映画祭も延期になりました。
それによって、準備の経費が消えました。

外出制限が解除され、9月に映画祭が行われることになり、7月に準備を開始し、8月に撮影をすることになりましたが、当然、感染予防を徹底的に行いました。感染者は出ず、無事、撮影を終え、映画祭による制作時のマナー点は30点満点で29点を獲得しました。(1点は撮影時間によるものです)

映画祭で、『されど吉祥とする』を上映すると一部の支持は受けましたが満足のできる内容になりませんでした。
理由は分かっています。
5月の春を組み込んだ内容から真夏への変更だけでなく、コロナ禍の日本を取り入れ、コロナ禍での予防を考えた撮影で経費がかさんだこと、急な再開での準備の不足により、あきらめざる得なかった撮影が出たことなどが原因です。
そこで本来の形になるように追加撮影をし、仕上げを完全にやり直すことにしました。経費は、上映のための宣伝などの完成後にかかる経費と、ある企画の費用から捻出しました。

これで、20分の作品は、30分となり、完全版をつくりあげられました。
ただし、それにより用意していた上映用経費は丸々なくなってしまいました。

満足できる内容になった、届けたいメッセージも込めた、楽しんで見てもらえるに足る映画ができました。
見せたい! 見てもらいたい!!
でも、見てもらうのが、困難になってしまいました。


やってしまいました。
でも、止まってしまうわけにはいきません。

そこで、『されど吉祥とする』完全版を見てもらうための支援のクラウドファンディングを立ち上げることにしました。



🔴このプロジェクトで実現したいこと

前述、『されど吉祥とする』の完全版をつくるために、ある企画の経費を投入したと書きました。
その企画とは、菱沼康介特集上映です。
前作『かく恋慕』の高評価から、池袋シネマロサで、菱沼康介特集上映をしていただけることになりました。
実は、菱沼、来年2021年で、PFFでグランプリを獲得し、映画監督と名乗れるようになって、20年になります。その20年で初めての本格的な特集上映です。念願の企画です。
そのための経費を『されど吉祥とする』の完成版にまるまるぶっこんでしまいました。
ええ、やりすぎです。知ってます。でも、目の前の作品一本一本にまっすぐに向き合ってつくり上げてきたからの20年やってこれたんだとも知っています。
でも、そのせいで、徒手空拳です。
上映が大盛況になれば……なんて楽観的な!?

なんとかなるよ、どうにかなるさ。これも、20年やって来れた理由でしょうが。
上映費用まで投入してるくせに。

まずは、決まっている菱沼康介特集上映に『されど吉祥とする』完成版もその一本に加えていただくことにしました。
そこで『されど吉祥とする』を見てもらって、支援したいかどうか判断してもらうことにしました。
もちろん、見てもらえない方もいるでしょうから、その方々の見たい、という気持ちは期待を乞う形で。

ところが、そこに来て、再びのコロナ禍の再燃です。
叫びましたよ、撮影でもやられ、上映でもやられんのかよ! と。
楽観主義者も悲鳴あげました。

もはや、笑うしかない。
でも、止まってはいられません。
笑う門には福来ると言うし。はっはっは。
というわけで、どうやら福が来るんで、出迎えに行くんです。

『されど吉祥とする』は、12月5日から1週間、池袋シネマロサで上映されます。

(菱沼康介特集上映[四角い卵]にて。併映『かく恋慕』)
(特集上映自体は11月28日より連日20:45開始)


菱沼康介特集上映[四角い卵]予告編

https://www.youtube.com/watch?v=J3PCKj6LKK4

これ、一週間、レイトショーで、7回です。
はっきりいって、少ないです。
ゆえに、このプロジェクトで集まった支援で、さらに『されど吉祥とする』を見てもらえるようにします。
見せたいです。キャストやスタッフがつくりあげたものを届けたいんです。

そのために、上映イベントや映画祭への参加を積極的に行っていきます。



🔴支援の使い道

概算

上映用データ制作などの経費 → \50,000
上映イベント用経費 → \160,000
上映のための宣伝経費 → \50,000
DCPの制作 → \150,000

映画祭経費 → \100,000

クラウドファンディング経費 → \120,000
リターングッズ制作費 → ¥70,000

合計=\700,000

※実際に、完全版の追加撮影および仕上げにかかった経費は、約¥500,000です。


●リターンについて

 4コースを用意いたしました。
 

●プロジェクトの実施スケジュール

・2020年
12月:クラウドファンディング開始
    池袋シネマロサにて特集上映にて上映
    映画館公開のための宣伝材料などの作成、および公開交渉を開始。
    映画祭へのエントリーを開始

・2021年
1月:クラウドファンディング終了
   上映ための準備
   映画祭へのエントリー

2・3・4月:映画祭へのエントリー
     上映のための活動
     返礼の開始および準備

5月:さらに返礼開始


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〇募集方式

本プロジェクトは【All-in方式】で実施します。

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターン(ご返礼)をお届けします。

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◆ プロジェクトリーダーについて

菱沼康介(ひしぬまこうすけ)

映画家と称し、映画に関わること全般を行っている。主に、監督・脚本・プロデューサー・企画業。

東京都台東区浅草出身。幼少時から映画に目覚め、『E.T.』と『映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史』で映画監督を目指すようになる。商業監督として10本以上の映画を発表、そのほかにCM、舞台などでも活躍している。主な作品に『はじめての家出』、『くノ一忍法帖 影ノ月』、『ライフ・イズ・デッド』、『フジミ姫 ~あるゾンビ少女の災難~』、『誘拐少女』など。
他に、国内外11冠の『かく恋慕』以外にも、ぴあフィルムフェスティバルにてグランプリ受賞の『つづく』、ムービンピック2018にて銅賞受賞の『一生で一番長い九分』、第5回妙善寺映画祭にて最優秀主催賞受賞の『やっと言えました』、第一回F@nTVショートムビーグランプリにて第三位の『希望の旗』などがある。


最後に

★菱沼康介からのメッセージ

映画『されど吉祥とする』は、このコロナ禍の状況にむけて、自主映画がもつ即時性、娯楽性に取り組んだエンターテインメント映画です。
この暗雲立ち込める時代だからこその、明るさ、人の思いの強さ、甘くない現実の厳しさ、それゆえの優し、を物語ることに取り組みました。だからこそ、こだわりたかった。予算をはみ出してまでも。この暗いものに心まで感染しないように、映画の世界だけでも自粛しないでいきたかった。
そうして作った映画だからこそ、多くの人に、届けたい。見てもらいたい。
そして、今作を、この支援を、あなたの物語にしてもらいたい。

物語が持つ力が、人が人を想う力が、映画の力が、現実にも力を持つことを信じて。

どうぞ、よろしくお願いいたします。          

                     菱沼康介 2021.11/25



  • 2022/01/27 09:42

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2021/09/09 13:27

    門真国際映画祭2021の上映スケジュールが発表されました。公式サイト:https://kadoma-filmfes.com/2021timetable/『されど吉祥とする』は、10月9日(土) 11:05~11:40 (スクリーン1)です。舞台挨拶が何事も無ければ行われます。(授賞式は10...

  • 2021/08/04 09:29

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

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