大学生8人がフィリピンに家を建てる!
初めまして!「武蔵大学A't」3年の森下栞です。
私が所属している「武蔵大学A’t」は国際NGO団体「Habitat for Humanity」の学生支部として、春と夏の長期休暇に海外住居建築ボランティアに参加しています。「Habitat for Humanity」は「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」を理念に、劣悪な住居環境で暮らす方々へ住居支援をおこなっている団体です。健康、仕事、教育、プライバシーなどの生活の基盤となる「家」を支援することで貧困の連鎖を断ち切るため活動しています。
今年、2017年夏にもA'tから8人のメンバーが集まり、フィリピンのセブ島で住居建築活動に参加することが決まりました。
しかし、建築活動の際に建築資材費として54万円が必要です。この54万円という金額は、大学生にとってとても大きな金額です。そこで、今回クラウドファンディングを通してこの54万円のうち20万円を集めたいと考えています。
どうか私たちの活動を支援していただけないでしょうか?
セブ島のタリサイ市
私たちが派遣されるのはセブ島のタリサイ市という場所です。
セブ島と聞いて観光地をイメージする方は多いのではないでしょうか?
実は、綺麗な海や賑わう繁華街のすぐ隣に「貧困」という現実があります。フィリピンでは非衛生かつ安全でない環境で暮らしている人が、約400万人います。
政府の働きだけでは住宅不足を解決することはできず、必要な住宅の数は2030年までに6,500万に達すると推定されています。私たちが所属しているHabitat for Humanityは、フィリピンで2013年以降毎年平均25組以上の家族を支援してきました。
今回私たちが携わるのは連続住宅と言われるアパートのようなお家で、完成後は63世帯の家族が入居予定です。
家の完成予定は2017年12月なので、私たちが現地に滞在している間に完成を見ることはできません。しかし、私たち「魁」の小さな力でもお手伝いすることができると信じています。
普通の大学生でも家を建てることができる!
私たちは普段、経済学や人文学などを学んでいる学生です。そのため、建築に関する専門的な知識はありません。
建築を学んだことがないのに家を建てることができるのか疑問に思った方もいると思いますが、もちろん派遣された学生だけで家を建てるわけではありません。
派遣先では現地の大工さんと一緒に建築活動をおこないます!繊細な作業は大工さんが担当し、私たちにできることは最大限お手伝いします。
私が今年の春に経験したインドでの建築活動では、主に家の土台づくりをおこないました。日本の建築現場に比べると効率的とは言えない道具ばかりで、重機や電動の道具はなく、使うのはスコップやバケツでした。土台づくりではセメントをつくり、それを家の土台の枠に流し込む作業を繰り返します。道具を運んだり、セメントを運ぶのもすべて手作業でした。
この手作業を現地の方々だけでやるとなるとどれほどの時間や労働が必要になるのか、作業をしながら何度も考えました。
私たちには少しでも作業のスピードを上げることしかできず、自分の体力の限界を情けなく思うこともありました。しかし同時に、私たちにもできることがあると確かに感じることもできました。
「来てくれてありがとう」と言ってくれる人たちの笑顔が、私たちがインドに行った意味なのではないかと感じています。
世界を変えることはできないかもしれないけど、目の前の誰かを笑顔にすることはできる。
家を建てると言っても、大学生の力は本当にちっぽけなものです。建築の知識もなければ、作業のスピードも速いとは言えません。
しかし、私たちにできることがあります。必要としてくれている人がいます。
清潔な環境で健康に生活するための「家」
家族との団らんを楽しむための「家」
安心して眠り、体を休めるための「家」
大切な家族を守るための「家」
世界中のすべての人が「きちんとした場所で暮らす」権利を持っています。私たちはそんな方々の生活の基盤を作るお手伝いをし、少しでも彼らの未来を明るくすることができたらと考えています。
現地の人と真剣に向き合い、この体が動く限り精一杯尽くしてまいります。
私たちの活動に共感してくださる方、どうかご支援よろしくお願いします!
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