NPO法人情報ステーションの取り組み

皆さん、こんにちは。情報ステーション代表の木村圭佑です。

我々は16年間「まちづくり」をテーマに様々な活動を行ってきました。

当初は、地域の情報を発信するWEBサイトを作り、特に市の顔である中心市街地の活性化に取り組みました。そして、実際の街なかでは「野菜の直売会」「路上ライブ」「フリーマーケット」など各種イベントを行いました。

その過程において、バーチャルや単発のイベントではなく、いつでも人が集まれる場所の必要性を感じ、「民間図書館」を作るようになりました。民間図書館は、広く皆さんから戴いた寄贈本を、ボランティアのメンバーが交代で店番をしながら無料で貸出しをする民設民営の公共図書館です。みんなで作り、みんなで育てていく事ができますので、自然と地域のコミュニティが生まれます。

識字率がほぼ100%の我が国において、本や図書館は世代や所得を選ばず誰もが参加しやすい取り組みであり、寄贈本やボランティアも既に日本中に存在する資源ですので、お金もかからず誰もが取り組める活動です。

我々は、この民間図書館の仕組みを全国に広げる事で、地域コミュニティやまちづくりに貢献できたらと思っています。

また、このコロナ禍で、活動範囲が狭まる中、地域コミュニティとの関わり合いがより一層、重要になってきていると感じております。


民間図書館での日常の様子

増える民間図書館

情報ステーションでは今年9か所の民間図書館を開設し、延べ110館となりました。世代を選ばず誰もが気軽に利用できる空間を目指し、本の寄贈やボランティアなど様々な形で多くの方にご協力いただき、これだけの図書館を増やせたことはとても嬉しく思います。

しかし、我々の活動は図書館を作って終わりではありません。それぞれの地域で長く利用いただき、日々の交流がより豊かなものになるように、110館総てにおいて定期的な本の入替えを行い、いつ来ても目新しい本が並ぶように工夫をしています。

情報ステーションに寄贈頂いた本は、一つの図書館で役割を終えるのではなく、全国の民間図書館にシェアされることで、多くの利用者の方に読んでいただける機会を得る事ができるのです。

寄贈本と蔵書の流通

情報ステーションでは、民間図書館事業開始以来「リサイクル」「リユース」「シェア」等のキーワードと共に、寄贈本での図書館活動に取り組んできました。本年8月までの1年間で2万冊以上の本を寄贈頂き、そのうち1万8937冊を蔵書登録しました。民間図書館事業は多くの寄贈を受け、またそれらを各地に配架する、大きな本の流れの中で活動しています。

 古くは、東船橋に蔵書の保管庫を置いていましたが、本町、船橋北口、北習志野と蔵書の増加と共に移設し、昨年までは習志野袖ケ浦に書庫を設置しておりました。恵まれた環境とは言えないながらも、日々ボランティアの方が整理して下さり、スチールの本棚にぎっしりと蔵書が並んだ「習志野蔵書センター」でしたが、年々増える蔵書と物流にパンク状態が続き、より大きな場所を求め移設先を探していたのですが...

台風15号で全壊

屋根が吹き飛ばされた「習志野蔵書センター」

2019年9月9日に千葉県全土を直撃した台風15号において、
「習志野蔵書センター」は全壊しました。強風により屋根がすべて飛ばされ、残念ながら所蔵していた12,000冊の蔵書のうち1万冊以上を廃棄せざるを得なくなりました。屋根の骨組みとなる鉄骨ごと強風で飛ばされたことを思えば、怪我をされた方もおらず、近隣の住宅・車輛に被害が及ばなかったことは不幸中の幸いでしたが、多くの方よりお寄せいただいた寄贈の蔵書を大量に廃棄せざるを得なくなったことは断腸の思いです。

以来、1年以上にわたり代わりとなる書庫を探しながら、寄贈本や蔵書は各図書館に分散して保管し、力業で現在までつないできました。

千葉市の空き家を蔵書基地に

方々に声をかけ、書庫となる物件を探し続けて数か月、今年の夏ごろに千葉市内で蔵書保管に使えそうな物件の話を頂きました。実家を相続される息子さんからのご連絡で、千葉市内の平屋一戸建て、駅から距離があるものの、大阪で暮らしているのでもう戻ることは無いとの事から、床や壁などは好きに造作しても良いと仰っていただきました。

時を同じくして、いくつかの候補地が上がりましたが、費用などの面から千葉市に決定し、この10月より改装工事を進めています。

ボランティアの方と手作りで蔵書基地を作っています

本棚を約30個組み立てていきます
千葉市野呂町蔵書基地

習志野では閉架書庫のみだった蔵書センターですが、今回新たに設置する「千葉市野呂町蔵書基地」では、寄贈本の受入れから、蔵書登録、各館への配架、そして最終的な除籍まで民間図書館の本に関わる全ての機能を備えた蔵書基地として整備を進めています。

2万冊規模の閉架書庫のほか、建物の一部は図書館として開放、目の前に庭の広がる旧来のリビングは、蔵書登録などでボランティアの方が活動しやすいように広くスペースを残しています。

地域の空き家が本の施設に生まれ変わると共に、千葉から全国に広がる民間図書館を支える施設として、蔵書基地の開設を進めています。ぜひ皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

資金の使い道・実施スケジュール

11月 空き家の改修&本棚の設置

12月 本の移動と本の配架

1月 千葉市野呂町蔵書基地オープン

■ 蔵書基地にかかる費用

・初期費用:20万円

・家賃:5万円 / 月

・備品の購入 約50万円

※ ご支援いただいた金額は、上記の一部に当てさせていただきます。


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2021/02/20 14:28

    皆様報告が遅れてしまって申し訳ございません。代表の木村です。おかげさまで、15名の方に支援いただき92,000円の資金を集めることができました。誠にありがとうございまいた。いただきました資金に関しましては、スタッフやボランティアの方々が気持ちよく作業していただくための設備を整えるために、エアコ...

  • 2020/12/15 14:12

    冷たい雨が身に沁みる一日でしたが、大学生のボランティアさんが来てくれました。以前応募してくださった方が、同級生を連れて再度参加してくれたのです。スタッフとしてうれしい限りでしたよ。部活も同じとあって、息の合った感じで作業をしてくれました。

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