はじめまして、京都・西山『三鈷寺』の住職、大谷祐潤と申します。

今回、京都西山にある当寺 で【靴の供養】を新しい取り組みとして行いたいと思い、この企画を立ち上げました。

靴は消耗品。いずれは別れの時がきます。
ですが、自分の足を支えてくれた靴との別れは、新しい靴との出会いだと考えています。

今まで愛用していた靴への感謝と健康を願い、人生という【道】を安全に歩んで頂く事をご祈願したく、この【靴供養】を行う事を決心しました。


・靴供養について

 皆様からお預かりした靴は三鈷寺内にて心をこめて一足づつ御祈願いたします。

お寺の名前にもなっている三鈷とは、密教における法具で、三鈷杵(さんこしょう)ともいいます。
密教の修法(ずほう)に用いる仏具の一つ、金剛杵(こんごうしょ)の一種で、両端が三つまたに分かれ、尖った爪のような形状が特徴的な仏具です。

仏前にはこちらの三鈷が鎮座しております。 

仏の教えが煩悩を滅ぼして、悟りを求める心を表す様をインド神話上の武器に例えて法具としたものであり、清めの力を持っています。

今まで皆様が履いてこられた靴を清め、感謝し、心を込めて祈願させて頂きます。

供養当日の様子を写真に収めますので、返礼品として後日、支援者様にお届け致します。
併せて供養完了の証明書 兼 お礼のメッセージカードをお送りさせて頂きます。



・供養後の靴について

皆様よりお送り頂いた供養後の靴の中で、クリーニング可能なものについては洗浄を行った後に、埼玉県に拠点を持つ【NPO法人 SB.Heart Station 様】を通じて、フィリピン、ベトナム、ミャンマーを中心としたアジアの発展途上国へ送らせて頂きます。

今回の靴供養を考えた時に、私は供養した後の靴は単純に破棄するのではなく、何かいい活用方法がないかとずっと考えていました。

そんな時、仏教用語にある【輪廻転生】という言葉が頭をよぎりました。
【輪廻転生】とは、何度も生死を繰り返し、新しい生命に生まれ変わることを意味します。

輪廻は、車輪が回る様子、転生は生まれ変わることを意味しています。
供養後の靴が生まれ変わり、新たに人の役に立つのであればこれほど素晴らしいことはないです。


 

そして、SB.Heart Station理事長の小川 様 に今回の我々の活動をお話しした所、靴供養を後押しして頂けるとのお言葉を頂く事ができました。この場を借りて深く感謝致します。

・SDG's(持続可能な開発目標)
 目標1.貧困をなくそう
 目標12.つくる責任つかう責任


現在は新型コロナウイルス感染症予防対策の為、海外への輸送を中止しているため時期は未定となりますが、再開までは当寺にてお預りした上で再開の時期を見て寄付致します。
(※現在、確定の目途は立っておりませんが、今冬以降を予定しております。)

ぜひ、多くの皆様のご支援を心よりお待ちしております。


・三鈷寺について

三鈷寺は945年の歴史を持ち、京都の西山に位置するお寺です。『西方極楽浄土』という言葉があるのですが、仏教においては西方に極楽浄土があるとされています。

三鈷寺がある場所は京都・西山という名前のとおり、京の都の最も西に位置する寺であり、最も極楽浄土に近い寺とされてきました。また、三鈷寺は最寄りのバス停から徒歩10分上らなければたどり着けず、車が通ることも出来ません。

その為、この西山の地は『歩く』という事と非常に縁と所縁がある地となります。

 三鈷寺は江戸時代に書かれた『都名所図会』という書物に、『二大仏七白俯瞰の地』と記されているほど見晴らしがよく、京都・西山の全景を一望できます。


この靴供養を心から決心したのはトレイルラン中の事でした。私の走ることの歴史はハーフマラソンからスタートして、その後フルマラソンに移行。全国各地の様々なレースに出場させて頂きました。

その後、『せっかく山に住んでいるのだし、この立地を活かさない手はない』と考えて、トレイルランに移行したというスポーツ遍歴があります。

そんな中、西山でトレイルランをしている真っ最中の事でした。知らぬ間に枝か何かがぐっさりと刺さり、大きな穴が開いていました。幸いにも足は無事だったので事なきを得ましたが、この出来事を通し、私は靴に守られていたのだと心の底から思い、目から鱗が落ちました。

この瞬間、シューズが道具から相棒に変わりました。トレイルランをしていなければ、この事に一生気づかなかったと思います。

そして、この出来事から私と同じように、形は違えど履いてきた靴を大切に思っている方たちが沢山いらっしゃることを知りました。

大切な相棒として、文字通り共に歩んできた靴をただ捨てるのではなく、この京都・西山の地で感謝を込めて供養し、そして次の新しい『相棒』との出会いの手助けを祈願したいと願っております。


当寺には「百人一首」生みの親の一人でもあり、下野(しもつけ)=栃木県の宇都宮城主、宇都宮 頼綱(うつのみや よりつな)という偉人の墓が建立されております。

百人一首は皆様もご存じのとおり、世のつれづれを歌ったものが多く収められています。人生をこれほど儚く、力強く、時に迷い苦み、喜び楽しむ・・・。様々な人生のカタチを、様々な歌人が、ありのままに綴ったものは他にないと考えます。

また、西山上人(せいざんじょうじん)と称され、西山四流の始祖である証空(しょうくう)という偉人の墓も建立されております。証空 は多くの優れた弟子を排出しており、『生きて身を はちすの上にやどさずば 念仏まうす 甲斐やなからん』という詩を残しております。

三鈷寺は京都・西山の山上にあり、『天空の寺』として広く認知して頂いております。

天空の寺の名前の通り、最寄りのバス停から徒歩10分上る必要が有り、昔から険しい山道を歩く事が当たり前と思って育ちました。

現在はトレイルラン(別名『山岳マラソン』)と呼ばれている、未舗装の道を走る競技の選手として大会に出場しており、沢山の仲間と靴と共に、この京都・西山で走らせて頂いています。


◇このプロジェクトで実現したいこと◇

・新しい靴との出会いと、道中の安全を祈願し、多くの方の息災を願いたい!

・皆様が大切に履いてきた靴を生まれ変わらせて、発展途上国の人たちを救いたい!

ご希望の方には当寺にて安全祈願した健足お守り(栃木レザー製の靴ベラ)をお送り致します。

使い込むほどに色味が深く増していく健足お守りは、10年、20年と、いつまでも皆様が健康に歩き続けて頂けるようにという願いを込めてつくりました。一つ一つ丁寧にご祈祷させて頂いた上で、皆さまのお手元までお送り致します。

 


 

皆さまからの沢山ご支援、心よりお待ちしております。

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『三鈷寺靴供養』クラウドファンディングチーム/支援チーム

・三鈷寺住職:大谷 祐潤

・株式会社パーシヴァル 代表取締役CEO 川辺友之 様

・株式会社ケイプロモーション 池田 純生 様

・MONKEYCREW(モンクル)オーナー 上野 洋路 様(他、お客様一同) 

・京都西山 トレイルラン京都後援会

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 海外支援ボランティア協力

・NPO法人 SB.Heart Station 理事長 小川 喜功 様
 HP: sbheartstation.com 


資金の使い道

・CAMPFIREの手数料の支払いに使わせて頂きます。

・ボランティア発送時の靴のクリーニング費用に使わせて頂きます。

・写真撮影および印刷費、メッセージカード制作費、郵送料に使わせて頂きます。

・リターン品の靴ベラ『健足お守り』の製作資金、発送費用などに使用させて頂きます。

・当靴供養の広告費(チラシ・ポスター・HP製作整備費)の支払いに使用させて頂きます。

※ご支援頂きました資金運用につきましては本企画の後にご報告させて頂きます。


リターンについて

①靴供養ご希望の方は、プロジェクト終了後にメール記載の住所まで供養したい靴をお送りください。
 ※当寺までの発送費用は支援者様のご負担となりますことをご了承ください。

②お送り頂いた靴は順次、御祈願を執り行います。

③靴供養の様子は写真にて撮影、供養証明書と一緒に送付致します。
 ※健足お守り付きコースも同じくとなります。

 ※供養後の靴に関しましては、NPO法人 SB.Heart Station 様を通じて、
  フィリピンやベトナム、ミャンマーなどのアジア諸国へ直接寄付させて頂きます。
  また、著しく痛みが激しいものに関しましては、環境に配慮した上で業者にて廃棄手続き致します。


三鈷寺にご興味のある方のために、実際の靴供養に同席し参加して頂けるコースもご用意しました。希望の方は、お越し頂けるお日にちをご相談ください。実施は2021年11月下旬の予定となります。

上記コースにつきましては、靴を直接ご持参頂くか、先に郵送でお送りください。
こちらの靴は当日まで責任をもって預からせて頂きます。


実施スケジュール

2021年11月末 クラウドファンディング終了
12月上旬 靴供養
2022月1月 寄附予定
2021年12月上旬 リターン発送


●本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
 目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


■ 特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名:  
   請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:
   請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ● 事業者の住所/所在地:
   請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ● 事業者の電話番号:  
   請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●送料:送料込み
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

  • 2021/11/11 18:30

    皆様、当プロジェクトをご覧頂きありがとうございます。供養後の靴のボランティア先についてですが、今回フィリピン、タイ、カンボジアに送らせて頂く予定になりました。プロジェクトに関わる全ての人たちに喜んで頂ければと思っております。皆様のご支援を心よりお待ちしております!

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください