はじめに・ご挨拶
初めまして、倉持幸司と申します。
世界中のリサイクルの手段・方法を変えるため、リサイクル( 有価物として再資源化 )の基準を作る目的の会社として、「 MOTTO 」を創業。
当時、リサイクル活動は、「 廃棄物処理 」でしか選択せきませんでした。そこで、新たに始まった「 3R政策 」に基づき、今までと全く違うリサイクル事業の考え方を「 リサイクル2.0 」として概念にまとめ、ずーっと続けられるリサイクル活動として、提供することを目的にしました。
元々、中国・原油・為替・マテリアルマーケットなど様々な市況の影響を受けやすく、過去( リーマンショック・中国金融混乱 )の状況には、対応して参りました。
しかしながら、今回の「 コロナ感染症 」においては、経済性を用いた「 有価物として再資源化 」事業では、持続可能なリサイクルフローが構築できない、との結論に至り、顧客のための決断として、リサイクル事業の終焉を考えました。
このプロジェクトで実現したいこと
市況に影響されないリサイクル活動構築のため、改めて、「 リサイクル3.0:自己完結 」のリサイクルフローの定義とその実証のため、このプロジェクトに参加致しました。
事業活動において排出されるゴミの削減を目的に、その現場より排出されるリサイクルが可能なアイテムの再生コストを、「 権利・商品、という別の 資産・資本 とする考え 」を実装する「 会員制組織 」の構築です。
少し難しいかもしれませんが、「 持続可能な仕組み 」を運営するためには、続けられる収益構造を持たないとなりません。
経済性だけでは、リサイクル活動を維持できないことを理解しました。そこで、マーケットに影響されな組織の構築とそれに伴う遵法性とのバランスを取る手法を模索し、その検証を致します。
具体的には、
「 事業軸の方向変換:マーケットに左右されない仕組みつくり 」
・他力( 外部要因:海外という意味だけではない )( グローバル循環システム )
↓
・自力( 自己完結:セルフコンテインド )
まず、この組織は、対話をする場として活動致します。内容は、さまざまな種類の廃棄プラスチック類を「 コア企業 」の具体的な課題を元に、仮説を作り、それを実装するリサイクルスキームを作ります。
関係当局( 環境省・経済産業省・各自治体・税関など… )へ打診し、打合せベースの議事録を作成、「 正会員×200社 」へ公式の情報提供を行います。
並行して、意見交換を行い、違法性を確認し、遵法性が高ければ、パイロットプランとして実装できる正会員を集い、「 実装① 」として検証( 実験 )を始めます。
適当な課題が無ければ、今まで「 リサイクル2.0 」でやっていた「 使用済みストレッチフィルムのバラ回収 」でもOKです。
このパイロットプランまでを3ヶ月、プラス検証( 実験 )を3ヶ月、合わせて6ヶ月を1スパンと考え、3年間、仮説・実装・課題の抽出・再プランを繰り返します。
結果、定義化された運営スキームが「 リサイクルの基準 」になることも目標としています。
リサイクル活動を通じて、ごみ処理コストを削減したい「 事業活動においてゴミを排出するすべての事業者 」中で、コストとして計算できる企業及び団体の皆様に向けて…発信いたします。
現在、再生事業者の技術革新により、多少の異物混入「 紙・ラベル・その他プラ 」がある廃プラスチック類であっても再生ペレットの製造が可能になりました。しかし、そこで製造された低グレードアイテムによる再生商品化( リカバリーコストの捻出 )の次の課題として出現します。
この「 リカバリーコストの捻出 」を、一つのゴールとして、影響力のある皆様からの発信により、数多の廃棄物由来のリサイクルフローに影響を与え、廃棄物の削減を目標にしています。
プロジェクトをやろうと思った理由
環境によい、ECOだと思っていた活動が、実際には「 そうでもない… 」という結論に至ることは、よく聞く話です。
具体的には、SDGsから植林・レジ袋・ストローまで、あまり効果がはっきりしない取組みが、メディア露出によってECO活動として取り上げられ、貢献した気持ちになった。しかし、実際には効果のないことを後で知り、環境配慮活動が嫌いになってしまうことが往々にあります。
そこで、各企業の皆様が「 SDGs 」や「 ECO/環境によいこと 」 を取組む前に、検証する手段として、様々な角度から情報を得ることで本当に進めてよい事案か、自分達で判断できるカになりたいと、考えました。
本当に考えなければならない問題に目を向ける、関心を持つ、きっかけになりたいです。
過去の事例でいうと、「 生分解性プラスチック 」「 バイオマスプラスチック 」などリサイクル商品として製造しても、結果、廃棄物としてしか流通しない…話は有名なかもしれません。
最近起こった、分かりやすい例を上げると「 レジ袋の有料化 」…何が問題とされているか
「 化石資源:石油の大量消費 」「 海洋汚染と生態系への影響 」「 大気汚染と地球温暖化への影響 」「 人体や生物への影響 」です。
何を目指しているか「 プラスチックごみを減らす 」
何をしたか「 レジ袋の有料化 」
何が起きたか
「 レジ袋:汎用プラスチック:PE/PP 」の使用量が減り、「 エコバッグ 」というリサイクル商品の販売量が増え、一般的に工業用のエンプラ類の使用量が増えています。
・日本国内で発生するプラスチックごみの廃棄量の内、発生量が2%程度と言われる「 レジ袋 」の廃棄量が減っている、と思われます。
・「 海洋汚染 」として報道されているレジ袋や廃棄物由来のプラスチックは、輸出が出来なくなった中国での管理不足からなる不法投棄は、減っている可能性があります。
・その代わりとして、中国を除く、東アジア・東南アジアへ、管理能力不足:不法投棄:野積み×台風などによって、多くの「 日本語が印字されたプラスチック類 」が、中国から、発生場所を変えて、海洋汚染に繋がっている、と推測します。
・法律施工前は、仕入:△\1.5/枚だったモノが、施工後は、売上:¥3~5/枚ですから、大規模小売店が儲かっています。( 大規模小売店が儲けてはいけない、という意味ではありません。 )
「 ストロー 」と「 レジ袋 」の消滅が、プラスチック類における環境問題は解決になる、と考え、「 レジ袋の有料化 」という対策を始めました。ECOだと信じている活動をして頂く多くの方々に「 リサイクル 」が悪者になってしまった、と実感しています。
すべての参加者( 事業者・エコバッグ購入者… )の皆様が悪意を持って進めた取組みではありません。もちろん、理解します。しかしながら、得た収益を付加価値「 リサイクルができる社会貢献 」と捉えることができれば…と深く憂慮いたします。
このプロジェクトによって、今まで「 リサイクル2.0 」でやってきた方法通り、違法性のないリサイクルスキーム構築とその過程におけるエビデンス確保・情報共有をもたらすことができます。
成果としては、会員制組織が行ったその実装結果や改善項目などの情報を共有することにより、競合の他社よりも先んじた環境配慮活動への取組み可能になることと、また、それがCSRなどの企業PRにもなります。
これまでの活動
創業した2007年当時は、環境配慮活動のブームがあり、同時に各種廃棄物処理に関するリサイクル法が次々にの制定されていきました。
その各種廃棄物処理に関するリサイクル法施行の背景ときちんと明確な回答を持っていない業界の姿があり、廃棄物・再生事業、それぞれの事業者に対し、不信感を持つことになりました。自分たちが進めるリサイクル活動に向け、この胡散臭さを払拭しないと、その課題は解決しない、と考えました。
そのために、廃棄物処理を扱う廃掃法など関係通達などと同等の…いや、それ以上の法的論拠( 明文化 )が必要だと理解し、その基準作りのため「 リサイクル2.0 」を掲げ、 再生事業「 有価取引 」専門のリサイクル会社をスタートいたしました。
立ち上げ当初、上場企業を中心に、回収コストを計算できない静脈物流ではなく、一般の物流事業としてリサイクルスキームを提供し、多くの企業から受け入れられ、順調にスタートしました。有価物リサイクルのブームに火をつけることになったと自負しております。
運悪く、「 リーマンショック 」という世界的な金融混乱と重なり、一時、事業停止( 事実上の倒産 )という危機的状況にまで追い込まれました。
しかし、丁度、その時、活動していた内容
・カーボンオフセットの実行:日本政府へ排出権の購入・CO2排出量算出など
・クローズドマテリアルリサイクルへの訴求内容
・資本政策:ベンチャーキャピタル各社とのNDA
が、そのまま、今回のプロジェクトの素案として利用できるポテンシャルであることが分かり、再スタートする決意しました。
前身会社では、24年間に渡り、物流事業を中心に、様々な事業に携わることができたため、発生する案件に対して、物流目線( 明確な基準:損益分岐点の具現化 )で判断する特技を持てるようになりました。
他の業界からすれば「 コスト:原価・仕入 」である物流会社ですが、こちらの立場では「 習熟度により、利益を出せる事案 」です。その結果、他社とは違う、物流業界にて使用される「 ストレッチフィルム 」の廃棄物:使用済みプラスチックを中国向けに輸出、そこから日本へ再輸入する循環型リサイクルフローを展開しました。
「 航空会社+商社 」、トラック協会、中国向けリサイクル会社など、いくつものリサイクル事業者と称する競合がおりましたが、その活動目的は「 社会貢献・環境によいことをする 」もしくは、「 新規売上 」だったため、長期間続く事業会社はありませんでした。
MOTTOがリサイクルを続けられた理由は、この事業を社会問題解決型のビジネスと捉え、ミッションとして「 持続可能な活動でなければ事業ではない 」との考えに至りました。
そのために、重要なポイントは、経済分析に使われる「 EVA:経済的付加価値分析 」と「 物流目線:損益分岐点の具現化 」、「 混載差益 」の異なった軸を持ち、その3つの軸を特殊な計算方法で掛け合わせていました。
この方法を用いて「 PE 以外のプラスチック資材 」や「 廃スチール:鉄・非鉄 スクラップ 」へ展開し、「 リサイクルを通じた付加価値創造 」として支持されておりました。
多くの取引様に恵まれ、大きな自信をもって進めていたリサイクル事業( 有価物として再資源化 )は、特殊な回収スキームを用いて、220拠点の取引先様( 契約数330件 )により月間約340t( 年商104百万円 )まで成長させて頂きました。
しかしながら、「 コロナ感染症 」では、一番大事な「 売上 」が十分に確保できなくなりました。経済的付加価値だけでは、持続可能なリサイクル事業に成らないことを改めて、認識し、実業ベースのリサイクル事業の終焉と考えました。
そこで、14年に及ぶリサイクル( 有価物・廃棄物 )の経験・知見に基づき、ピンポイントでターゲット先を抽出し、営業同行までする事業支援プログラムである「 NEWPOWERプロジェクト 」への刷新を行います。このため、Webサイトの再構築及び( V-logなど )動画配信用ツールの拡充を予定しております。
資金の使い道
専門的な言葉が多く、文章( 画像 )だけでは、広く周知しにくいカテゴリーのため、動画配信の力を利用させて頂きます。
設 備:90万円( Vlog用機材一式・PC・カメラ含む )
制作費(Web) :140万円
制作費(動画配信):90万円
↓
合 計:320万円
リターンについて
①「 会員 ( コンソーシアム ) 」×200社 ( 60,000/年:5,000円×12ヶ月 )
注:ダイレクトアプローチ( 訪問・リモート・メールなど )OK
メーリングリストⒷ( メーリングリストⒸプラス )
メールによる質疑可能( 2回/月 )
MOTTO化粧箱入り、ストレッチフィルム( 6本一入り )、配布( 1箱 )
MOTTOロゴ付きエコバッグ、配布( 1袋 )
MOTTOロゴステッカー、配布( 1枚 )
➁「 準会員 ( コンソーシアム ) 」×1,000社( 12,000円/年:1,000円×12ヶ月 )
注:メーリングリストⒷ( メーリングリストⒸプラス )
メールによる質疑可能( 1回/月 )
MOTTOロゴ付きエコバッグ、配布( 1袋 )
MOTTOロゴステッカー、配布( 1枚 )
③「 サポーター 」×10,000社 ( 1,200円/年:100円×12ヶ月 )
注:メーリングリストⒸ( 受信のみ )
MOTTOロゴステッカー、配布( 1枚 )
実施スケジュール
実施方法は、コア×5社を元にテーマを決め、正会員・準会員・サポーターを含めてコンソーシアムを運営します。
定期巡回、ZOOM会議、V-log、メールを中心に下記スケジュールで進めて参ります。
年次計画:4月スタート
・1年目:第1四半期( 4・5・6 ) :第1テーマ×抽出
第2四半期( 7・8・9 ) :第1テーマ×実走①→検証①
第3四半期( 10・11・12 ):第1テーマ×実走➁→検証➁
第4四半期( 1・2・3 ) :第1テーマ×実走③→検証③
注:最小( ミニマム )の計画です。
予算に応じて、同時並行でテーマを進めることと
テーマの数を増やすことができます。
最後に
廃棄物・有価物にとらわれず、様々な技術・設備・手法を総合すると、最も効率よく社会へ還元することの期待をできるマテリアルが3種類「 電気・水・エア 」と想定しています
。このマテリアルにたどり着くための持続可能なリサイクルフローの構築も、今回の目標額を越した場合、次のステージとして進めて参りたいと考えております。
コメント
もっと見る