【はじめに・ご挨拶】
はじめまして。株式会社coveの小島直哉です。
私は静岡市でビアバー「クラフトビアステーション」を5年経営しており、現在は「West Coast Brewing」の醸造部門でも働いております。
プロジェクトでパートナーを務める草場達也は、カナダのクラフトビールの輸入会社「BC Beer Trading」を5年と、静岡市でビール専門の酒屋「BEER OWLE」を2年運営しております。私たちは2021年3月、JR静岡駅前にクラフトビールと窯焼きピザ、テイクアウト用のデリ惣菜を扱う飲食店「cove」を開くことにしました。
【coveとは】
店名の「cove」は英語で「入り江」という意味です。
波が穏やかな入り江にある港には、各地からごちそうが運ばれてきます。
ビールと同じくらい、海と釣りが好きな私たちは、静岡の豊かな食材とおいしいビールを気軽に楽しめる場所になるように、お店をcoveと名付けました。
JR静岡駅から徒歩3分、静岡市の繁華街の玄関口にあるcoveは通りに面したわかりやすい路面店です。静岡の街の「入り江」として、ここでみなさんをお出迎えしたいと思います。
ピザをメイン料理にした理由は、どんな食材とも合わせやすく、素材の良さをシンプルに伝えられること。そして世界中で人気のあるピザの上で、静岡の誇る豊かな山と海の幸を表現することで、地元から世界へ静岡の良さを発信したかったからです。
ピザやタパスには、静岡の旬の食材をふんだんに使い、静岡県内やカナダ直輸入のこだわりのクラフトビールと合わせて、1人でも、グループでも楽しめる空間をご用意します。さらに、コロナ禍でもご自宅でお店の味が楽しめるように、お店自慢の料理をお持ち帰りできるデリ(西洋風惣菜のお持ち帰り店)にも対応。お昼時にはランチボックスなども販売します。
私たちはcoveを通して、静岡の「おいしい」「うれしい」を、いつでも、どこでも、みなさんのお手元に届けたいと思っています。
<提供予定 ビール・醸造所のご紹介>
静岡県にはおいしいクラフトビール の醸造所がたくさんあります。
静岡のビール醸造所の数は、国内5位内に入る多さ。ここ数年、県内各地で個性的なブルワリーが立ち上がり、ビール文化が盛り上がりを見せています。coveでは、静岡のおいしいクラフトビールを常時フレッシュな樽生で飲めるようにいたします。中でも次の4つは小島と草場が自信をもっておすすめできる醸造所。みなさんにぜひ飲んでいただきたいクラフトビールです。
・沼津クラフト(沼津市)http://numazucraft.com/
・Repubrew(沼津市)https://www.repubrew.com/
・反射炉ビヤ(伊豆の国市)https://kuraya-narusawa.co.jp/brewing/
・Kakegawa Farm Brewing(掛川市)https://www.facebook.com/KakegawaBeer/
【なぜ会社を立ち上げたのか】
ここで改めて、私と草場との繋がり、会社立ち上げの経緯を紹介させてください。
小島直哉(33歳)
略歴:クラフトビアステーション(2016年1月開業)/West Coast Brewing(醸造士)
株式会社cove(代表取締役)
<クラフトビールとの出会い>
2012年、私は当時勤めていた自動車部品メーカーの研修でカナダのトロントに留学していました。
そのとき初めて飲んだクラフトビールのおいしさ、多様性、そこに集う人々の繋がりに感動して、まだ日本で浸透していなかったクラフトビール文化を静岡で広めたいと考え始めました。
そこでトロント滞在中に「Junction Craft Brewing」というブルワリーで半年間働き、帰国後しばらくして自動車部品メーカーを退職。
2016年1月に「クラフトビアステーション」を開きました。経営が安定した現在はお店をスタッフに任せ、静岡市用宗の「West Coast Brewing」で、醸造士として将来自分のブルワリーを立ち上げるために必要な勉強をしながら働いています。もちろんcoveではWest Coast Brewingのビールも繋ぐ予定です!
<草場との出会い>
クラフトビールを好きになったきっかけでもあるカナダのビールを「クラフトビアステーション」で提供したいと思って探したところ、常連さんから教えてもらったのが草場のビール輸入会社「BC Beer Trading」でした。2020年2月には一緒にカナダ・バンクーバーに視察研修に行き、ともに静岡でビールに携わる仲間として、海外のような地産地消のビール文化を静岡で築いていきたいと考えるようになりました。
<会社の立ち上げ>
coveのある場所には「HugHop」というクラフトビール専門店がありましたが、2020年12月末に多数のファンに惜しまれながら閉店しました。私がその跡地を譲り受けてお店を開こうと決意したとき、これまで以上の事業規模になることからチームで取り組みたいと思い、草場と会社を立ち上げることにしました。
(写真左:草場、右:小島)
【資金の使い道】
ご支援いただいた資金は当面のお店の運転資金(従業員の雇用、店舗の維持費用)に利用させていただきます。コロナ禍でお店を維持しつつ、皆さんが利用しやすいようにテイクアウト体制の強化に努めたいと思います。
【最後に】
静岡にはクラフトビール醸造所がたくさんあるのにもかかわらず、その多くが東京や県外の大都市圏で消費されてきました。現在その取り扱い店の多くが短縮営業を余儀なくされ、消費量の落ち込みに伴ってビールの生産量も減っている状況です。coveで静岡のビールを扱うことで消費を支え、今こそ地元のビールを地元の人が飲むような、トロントやバンクーバーでは日常的な地産地消のクラフトビール文化を築きたいと考えています。
coveを足掛かりとして、将来的には自分のブルワリーを立ち上げ、静岡や日本のクラフトビール文化をより一層盛り上げるのが私たちが描く夢です。大きな夢に向かって歩き出したばかりの私たちですが、みなさんのご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
【酒類販売免許:第3202-20号】
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