はじめに・ご挨拶
わたしは、長崎県で高校理科教員として40年間、教鞭をとってきたものです。
この間、特に30代からですが高校理科会誌に、多くの記事を書かせていただき
2000年には、それをもとに「ケプラー運動は相対性理論を支配する」、2005年に
「ケプラー型ニュートン力学」初版を自費出版させていただきました。
2つとも絶対空間の検出に固執したため、たち切れになってしまいましたが、研究はつづき
水中実験ならば可能と思って光の光路差計算してたところ、逆に絶対空間検出は不可能なことを自ら導いてしまいました。
ところがこれは、研究が終わったのではなく、特殊相対性理論とまったく同等であることの
証明となったのです。媒体があっても特殊相対性理論は成立する。それを証明した瞬間でした。
その内容は日本物理教育学会九州支部誌「九州の物理」(2018、Vol 4)に掲載させて
いただいています。
特殊相対性理論は 天動説、ケプラー型ニュートン力学は 地動説 なのです。
このプロジェクトで実現したいこと
このことを含め、20世紀はじめから図形としての説明がなにひとつ進歩してない
特殊相対性理論の説明までもやりなおしてみたいと考えた内容をかきだめています。
それをだしてみたいという気持になりました。その内容は、無料のyahooホームページが
あったころ書いた記事が数種、それぞれにおよ8億前後の検索のトップに数ヵ月
でていたこともあります。外国のかたにもおおく興味をもっていただけたようでした。ときに20億を超えたこともありますが
これが第2巻の内容の中心になります。
ところでこうしたなかで、見る人と見られる人の関係をもういちどガリレイ相対性から
立て直すべきだと考え、合わせてわたしが高校で教えた内容もふくめて「力とはなにか」
(ケプラー型ニュートン力学 第0巻)を書き上げました。内容は高校の物理基礎程度で
力の本質に運動量や運動エネルギーが必要なぶんだけは、物理がはいってるかなというところです。
ニュートン力学でも、力の定義は追求するとあいまいで、質量と力が鶏と卵の関係になってい
るような感じをうけてましたが、「重心系における同じ勢い同士の衝突」としてまとめなおして
ややすっきりしたのではないかと考えています。
しかしもともとは、たくさんの方々(初心者の、あるいは生徒達)に、主役脇役と観客という
方法で力の働きかたをわかりやすく考えていただきたいという気もちからはじまったもので、
考えるときの考え方を、しつこくも丁寧に書き上げた本であると思っていただければと存じます。
この第0巻をだすのが2つめの希望です。
ただ順序としては、第0巻、そして 第2巻として考えております。
プロジェクトをやろうと思った理由
私が取り組んでいるテーマは
相対性理論は、変形するニュートン力学を基礎に据えれば絶対空間(媒体)の中でも成立
と言うことです。変形するニュートン力学を私は「ケプラー型ニュートン力学」と名付けましたが、「ケプラー型ニュートン力学」は特殊相対性理論的諸現象を全て、ニュートン力学の範疇で理由を持って説明できます。
両者のもっとも大きな差異をメインの図にまとめておりますが、上段が相対性理論、下段がケプラー型ニュートン力学です。上下段とも光円錐の外形としては相対性理論の外形を保ちます(外形は帯のないサブ2の図が捉えやすいですね)が、帯状の帯の連なり方は全く異なります。この帯を時間帯という言い方をすれば、相対性理論では個々の慣性系に固有の時間帯が存在し、その全てが同等という考え方です。
これに対しケプラー型はある慣性系だけが絶対的時間帯に従って進み(媒体が存在し)、他の慣性系は、自然界がローレンツ座標を選択しているために起きる見かけの事象であると捉えます。
※ メイン図の右側は左をローレンツ変換して描かせたものでその外形はどちらも対称です。しかし時間帯だけは上段特殊相対性が対称なのに対し、下段は全く非対称となります。
自然界がローレンツ座標を選択していることについては、マイケルソン・モーレーの実験が証明しています。この実験は光の不変性を言うときによく用いられますがその真意は、光の受信点と発信点が変化してもしなくても、光の光路差に変化はないということです。
そしてこの関係を満たす唯一の図形が楕円です。楕円の1焦点から楕円軌道上の点を通り別の焦点へいくまでの距離が同じであることが楕円の定義ですから(サブ図1右)。ということでその軌道を時間的に追ってみると、これがローレンツ座標面に綺麗に乗るのです(計算省略)。これを時空的に示すと
ソロバン玉乗の光線 群になり、これを把握空間と名付けています(サブ図1左)。
そして、ここまでは媒体があっても成立する話です。空気の中を通る音で考えてもこれは成立しますから
※ ただし時空図の時間軸を音速をVとしてVt軸としたときで、このとき反射点群が乗る面の傾きはローレンツ空間面に一致します。
そして現在、力(遠隔力)の伝達も全て光速(近接力)と考えられていますから、力線(力のつながり、そろばん玉状を力線空間と仮称)もまた光線と相似に楕円変形するでしょう。すると観測者の観測盤(力線空間で構成)も観測結果(把握空間)も完全に相似形で変形することになります(サブ図3右、これまでのニュートン力学(球型?)は左と中央)。従ってこれをローレンツ変換すれば、この外形は特殊相対性と同じ対称性を示すでしょう(サブ図2、把握空間、力線空間(外形)のローレンツ対称性)。しかしその内部、時間の進行については、メイン図に見られるように全く異なり、絶対時間の存在を据えた非対称性も現実には考えられるのです。
そこで、楕円変形した運動してる観測者から、絶対静止している観測者を見たとき、これがローレンツ空間の中で見かけ上全く対称に見える可能性を追ってみました。
そこには光速で回転する渦、すなわち「光速渦」を持ち込みます。光速が特別な理由は、粒子が光速で回転する渦であるからだと考えるのです。そしてこれをケプラー運動に従って他の慣性系(対光速度β)に送り込むと、楕円変形し、把握空間と全く相似形を構成します。このとき中心力がγ倍(=1/√1-β2 )に増加し(質量の増加に対応)、周期がγ倍に延び(時間の延びに対応)、進行方向にα倍(=1/γ)に縮みます(ローレンツ空間方向には逆にγ倍に伸びます)。長さ時間質量全てが特殊相対性理論の一方と同じ比率で変化するのです。そしてローレンツ座標での変換から、それが見かけ上逆に見えてもおかしくないことも導かれます。さらに最後に形を考えるとこれもうまく説明できるんですね。
それがサブ図4ですが、これは観測者の重心からの距離感と、回転による角度感(角度はケプラー運動に従うとします。面積速度一定です)から錯覚するもので、見かけ上図形がそうなることを示しています。進行する楕円物体が、自分を球体と言い張れば、静止する球体は逆向きに進行する楕円に見えてしまう。そのことを示した図です。
これまでの活動
2000年、「ケプラー運動は相対性理論を支配する」文芸社
2005年、「ケプラー型ニュートン力学」文芸社
2012年、「ピタゴラス数ネット」文芸社
2016年 4次元空間とミンコフスキー時空間の差異 (第2巻の内容の中心) 8億検索のトップ
日本物理教育学会九州支部誌「九州の物理」(Vol 2)
2017年 同率減衰系における非弾性衝突の損失エネルギー(第0巻の内容の1部)
日本物理教育学会九州支部誌「九州の物理」(Vol 3)
2018年 マイケルソン・モーレーの実験 水中での考察(第2巻の内容の中心)
日本物理教育学会九州支部誌「九州の物理」(Vol 4)
2019年 相対論的すれ違い効果=ローレンツ力は電気力= 20億検索のトップ
日本物理教育学会九州支部誌「九州の物理」(Vol 5)
資金の使い道
ケプラー型ニュートン力学第0巻 200万円
ケプラー型ニュートン力学第2巻 250万円
手数料 77万円
計 527万円
リターンについて
ケプラー型ニュートン力学第0巻、
ケプラー型ニュートン力学初刊(第1巻)の提供
ケプラー型ニュートン力学第0巻ケプラー型ニュートン力学第2巻
の先行お買い上げ
先行お買い上げ程度でのご融資をいただければと希望いたします
実施スケジュール
第0巻は、すでに書き上げ、福岡の梓書院で200万とみつもっていただいています
第2巻も、ほぼ書き上げていますが、まだ見積もり等はしていただいておりません。
4月30日 クラウドファンディング終了
5月6日 梓書院(福岡)契約
ケプラー型ニュートン力学第0巻、第2巻
5月 ケプラー型ニュートン力学初版提供分発送
9月 出版、リターン出版書籍0巻、2巻配送
最後に
ケプラー型ニュートン力学 があたらしい物理の幕開けになる可能性は十分に考えられます。
ヒトはそれぞれがそれぞれの慣性系の自分を等方的と決めつけ(それが最も簡単だから)
まわりの空間や相手が変化していると考えてきました。そしてそこから理論を構築してきたのです。しかし個々人が楕円なら、理論形態もまったくかわるでしょう。
また、これまで量子力学でも相対論がネックとなって破綻した理論が多く、それらがもどってくる可能性も高くなるでしょう。たとえばド・ブロイのパイロット波とかです。
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