▼はじめに
どうも、草間です。僕と友人の鈴木健太郎くんの二人で作っているMax for Live のサンプラーデバイス “Kinto-wari” についてのプロジェクトを開始しました。
▼Kinto-wariとは?
Ableton Liveで使うことができるサンプラーインストゥルメントデバイスです。
Max for Liveで動作するのでLive9 suite、またはLive9 standard + Max for Liveが必要です。(詳しくはこちら→ Max for Live セットアップ方法 )
読み込んだ音源ファイルを16分音符×数字ボタンでリアルタイムに分割し、PushやMIDIキーボード等で鳴らすことができます。分割は瞬時に行われるので、同じMIDIデータでも全く違うフレーズになったり、元の音からは想像もしなかったようなフレーズを生成することができます。
Maxのパッチにはこういったフレーズの再生成をテーマにしたものが数多く存在しています。そんな中、Kinto-wariはAbleton Liveで使用するために数多くのアイディアを盛り込んでいます。
・リアルタイム操作に特化したインターフェイス
・6音ポリフォニック再生
・サスティンペダルでフォワード/リバース再生切り替え
・LoopBend機能(ピッチベンドでループ長さを可変)
・Shift Oct機能で長時間サンプルにも対応
・パラメーターのオートメーションも可能
・全てのセッティングをLiveセット(曲ファイル)に保存可能
詳しくは上のチュートリアル動画をご覧ください。
▼このプロジェクトで実現したいこと、リターンについて
すでに完成しています(草間も実際の制作で使っています)。
プロジェクト達成後、すぐにKinto-wariをお渡しします。
今後、デザイン等を見直したり、付属サンプルも作る予定です。
これらのアップデートを施したものを製品化しようと思っています。
このアップデート版も無償で配布いたします。
▼作った人たち
草間 敬 ( Kei Kusama )
20年以上に渡って作編曲、プログラミングで数多くのアルバム制作 (THE MAD CAPSULE MARKETS, くるり, エレファントカシマシ, GLAY, RIZE, DefTech, [Alexandros], BIGMAMA, etc…) に参加。レコーディングエンジニアも兼任し、豊富な知識と経験で進める独自の手法は、ミュージシャン達からの信頼も厚い。
また近年はライヴ活動も精力的にこなし、AA=, 金子ノブアキ, SEKAI NO OWARIでマニピュレート等を担当している。
Ableton Liveはver.1からのユーザーで、現在はAbleton 認定トレーナーとしても活動している。数年前「サンプルをREXファイルのようにトランジェントで切り分けるのではなく、BPMによって均等に分割したら面白いかも?」というKinto-wariの基本コンセプトを思いつき、以後、開発を一人でスタート。現在はGUI全般を担当。
鈴木 健太郎 ( Kentaro Suzuki )
元CAPCOMサウンドデザイナー。2017年9月よりチームラボに所属。
Kinto-wariの開発ではMIDIノートからの発音処理、カーソル表示に関する部分を担当。
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