はじめに・ご挨拶

はじめまして!
鹿児島県でとても希少な島豚を育てている松枝俊顕と申します。

まずは簡単ですが自己紹介をさせてください。

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鹿児島県霧島市生まれ霧島育ちの40歳。

妻と小6の長男、小3の長女と犬と猫3匹とヤギの大家族で暮らしています^^

子どもが生まれてから、妻と一緒に食べ物について学ぶようになりました。

私たちもそうですが、 子どもの口に入るものは体をつくるものです。

「食べることは生きること」「口に入るものはできるだけ安全で安心なものを」

家族が健康で健やかに生きる為に必要なことだと思います。


また、今の地域に住むようになってから、「人のつながり」「地域で次の世代へつなぐ」

ということを大事にするようになりました。


家の裏にある神社で毎年ある五穀豊穣のお祭りは、生きるために必要な農作物が無事に実るよう

願いを込めた祭で、全国各地にも同じような祭があると思います。

昔からずっと守られて伝わった祭事。


そうやって『はるか昔から命をつないできた』 から『今生きること』 ができる。

あたりまえのようで気付かなかったことを改めて教えてもらいました。


横のつながり(仲間、家族、地域社会)と、縦のつながり(歴史、伝統、未来)
どちらもとても大事だと感じていたときに、島豚の継承の話が舞い込んできました。


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クラウドファンディングに挑戦した理由

「幻の島豚」ともいわれる希少品種の生産を未経験から挑戦し、2年がたちました。

生産の難しさ、薬剤を使わない生産への挑戦、新型コロナウィルスによる減収。

今とても厳しい状況になってしまいました。


歴史があり、とっても美味しい島豚ですが、生産するにはたくさんの困難が待ち受けていました。

白豚や黒豚よりも育てる期間が長く、通常の養豚業より多くのコストがかかりました。


頭数が少ないので、分娩の時は1頭でも死産がないように、深夜まで農場にいて分娩の介助をしたり、

山の中の古い豚舎なので、台風の時も大雨や暴風の中農場へ行って補修したり、倒木を片付けたり、

柵から脱走してしまい、山の中を汗だくになりながら追いかけたり、

365日、暑い日も、雪の日も奮闘してきました。

引き継いだ時は数頭しかいなかった島豚も少しづつ、少しづつ増えてきて軌道にのりはじめ、直接飲食店さんへ販売できるように取り組みはじめたところに、

新型コロナウィルスが拡散してしまい、飲食店さんも大変厳しい状況になり見込んでいた売上がなくなりました・・・


希少なだけでなく、「かごしま黒豚の源流」といわれるほど甘みがあって、柔らかくコクのあるとっても美味しい島豚を、これからも守り、たくさんの方々に食べてもらいたい。

歴史ある島豚を後世にもつないでいきたい。


苦しい状況の中、最後の望みをかけて今回クラウドファンディングに挑戦しました。


<島豚のメス にこちゃん> お腹には赤ちゃんがいますよ

毎日対話しながら、愛情をたっぷり注いで育てています。



「島豚について」


<島豚のオス たまちゃん>

「島豚」というと沖縄のアグーを連想するかもしれませんね。

私たちが生産している島豚は、鹿児島県奄美大島に在来していた「島豚」です。


豚肉のトップブランドとして全国に知れ渡る「かごしま黒豚」ですが、明治に輸入されたバークシャー種と、この「島豚」をかけあわせて作られたのが起源といわれています。


島豚の歴史は古く、鹿児島県奄美大島でおよそ400年ほど前から飼育されていたといわれていおり、

江戸時代最後の将軍「徳川慶喜公」や鹿児島の偉人西郷どん」もこの島豚を食べていただろうと言われています。


全身真っ黒耳は垂れて鼻の長いかわいらしい豚です。




「幻の島豚」

おいしい豚肉なのに、なぜたくさん生産されていないのか?

それは生産するのが難しく、生産効率が悪いことが原因です。

通常の白豚は、産まれてから出荷できるまで6か月。

黒豚は8か月といわれていますが、島豚は10か月から12か月ほどかかります。

生れる子数も安定しておらず、養豚経営には向かない品種なのです。


国内で生産してる農家さんは2・3件ほどしかおらず、いずれも小さな小さな農家です。

世の中にはほとんど出回っていないため、「幻の島豚」と言われたりします。




安心で美味しいお肉を目指して

私たち家族は動物好きで、犬や猫、ヤギやアイガモなどなどたくさんの生き物と暮らしてきました。

生き物の命をいただく事

家族で命と向き合うことは子供達にとっても、私たちにとってもたくさんの学びになりました。

出産に立ち会い、愛情いっぱいに育てて、出荷の時は息子が涙しました。


私たちはおひさま島豚たちができるだけ幸せに過ごせるように、できるだけストレスのない飼い方を目指して取り組んでいます。

一般の養豚ではワクチンや抗生剤を投与するところ、無投薬で生産したり、キバやしっぽを切るのを行っていません。

安心でおいしいお肉を作ることが私たちの使命だと思っています。


鹿児島空港から10分ほどの山々にかこまれた農場です。

現在は、この加治木にある『月ノ灯牧場』さんの空き部屋に居候させてもらい生産しています。

自然あふれる農場で美味しい空気と地下水を飲んで健やかに育っています。


最後に日本の食文化・歴史を次の世代へ

たくさんの異国の文化がある現在の日本ですが、日本の食文化の一つとも言える歴史ある島豚をこれからも守っていきたい。

小さな、とても小さな農家だけど、持続可能な農業や社会を目指して。

次の世代へ、未来へつないでいく為に、少しでも多くの方に知っていただき、応援していただけたら本当に嬉しく思います。


生産は少しづつですが、安定してきました。


あと一押し、みなさんの力をいただき、乗り越えたいと思います!


プロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトを通じて、島豚が安定生産でき、

・たくさんの方々に島豚を知っていただくこと

・一人でも多くの方に美味しさと感動をおとどけすること

を目標にしています。



資金の使い道・スケジュール

集まった資金は、リターンの発送、島豚の生産にかかる費用(エサ代、管理費、修繕費等)、

産地直送ができる体制作り、飲食店様への営業費用、クラウドファンディング手数料に

使わせていただきたいと思います。


リターンお届け予定

・お礼のメッセージ・・・プロジェクト終了後

・ステッカー、エコバッグ・・・9月 下旬~10月

・試食会・・・9月 ~10月(応募者人数により調整いたします)

・お肉のセット・・・9月~10月(生産のタイミングによりお届けが前後する場合がります)

・サポーター、スポンサー券・・・9月 ~10月

※上記は予定となりますので、状況により前後する場合がございます。
詳しくはプロジェクト終了後、メールにてご案内させていただきます。


屋号 おひさま放牧農場

〒899-4301 鹿児島県霧島市国分重久1881

農場:鹿児島県姶良市加治木町

<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/07/10 16:01

    昨年はクラウドファンディングへご協力いただきまして本当にありがとうございました。皆さんからたくさんのご支援をいただきまして、建物を改修したり、お母さん豚を増やして安定させるように進めていき、たくさんの飲食店さんへご利用いただけますようお話しもさせていただきました。しかしながら、冬場に赤ちゃん豚...

  • 2021/08/25 21:06

    先日産まれた赤ちゃんも少し大きくなって元気に育っています^^今日は大きくなった子豚ちゃんの離乳をしたり、空き部屋の掃除をしたり、晴れときどき雨の一日でしたが、気持ちのいい夏の日でした^^「 晴れときどき雨」でふと思い出しましたが、小さいころ見た絵本を思い出しました!それは、「はれときどきぶた」...

  • 2021/08/24 23:19

    プロジェクトも、あと25時間となりました!(8/24 23時に書いています)高い目標金額でしたが、想像以上のたくさんの方にご支援いただけて、もう50%にたどり着きそうです!応援していただいた皆様、本当にありがとうございます。さて、本日、YouTube養豚家 で宮崎の延岡で養豚をしながらyout...

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